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第三章
24話 敵
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え、レオンだか村長だか知らないけど、なんてもん村に招き入れてんのっ!?
とりあえずいっそのことここで片付けちゃったほうが後腐れないような気も……。
「ん?」
そんなことを考えたせいで殺気が漏れてしまったのか、リーダー格がドアの方……こちらの方を向く。
「どうしやした?
バカ息子の方も終わりましたか?」
「いや……あいつはまだサカッてるみたいだが……気のせいか」
ふぃ、セーフ。
色々ヤバい経験をしているのか、結構鋭いな。
こういう場馴れ的なものはステータスには出ないから気をつけないと。
一応バレなかったみたいだけど、警戒はされちゃったみたいだから偵察はここまでにしておこう。
最後に女の子の話を聞いてみようと思ってたまり場の水場を探してみるけど……もう帰っちゃったのか姿がない。
うーん……普通のナンパならともかく、あの冒険者崩れの様子を見たからにはちょっと話を聞いておきたいなぁ。
表の方はまだセルダーが女の子といるみたいなので出ていったとしたら裏口のハズ……。
裏口から女の子の痕跡を追って……。
いた。
三人に囲まれていたちょっとくせっ毛な赤毛をした女の子がフラフラと足元がおぼつかない様子で暗がりを歩いている。
服もきちんと着れてなくてあられもない姿になってしまっているし……明らかに様子がおかしい。
慌てて駆け寄ると、こちらの顔を見られる前に構築していた魔法を励起する。
「《催眠》」
魔法の効果を受けた女の子の表情がボーッとしたものになる。
ただ……《催眠》の効果が出る前からだいぶボーっとした様子にも見えたけど……。
《催眠》の魔法は遺失魔法の一つだ。
『遺失魔法』とは今では失われた魔法のことだけど、ゲーム的に言えば要するに『シナリオ上都合のいい魔法』だ。
《催眠》の効果は名前通りのものだけど、自殺させたり、本来の自分ではしないようなことをさせたり出来るほど強力なものではない。
この魔法に慣れていないこともあって僕に出来るのは、僕を『なんでも気軽に話せる友達』だと誤認させる程度だ。
「……大丈夫?調子悪そうだけど……」
「……なんか頭がボーッとするのぉ……」
《催眠》の効果はちゃんと出ているみたいで、突然現れた僕のことはなにも疑っていない。
でも、《催眠》の効果中は《催眠》をかけられている自覚……ボーっとしているような自覚は持てないはずだ。
となるとこの子の言っている「ボーッとする」は催眠に掛かる前からってことになるけど……。
確かに言葉通りかなり意識が曖昧な状態みたいで、近寄ってみたら遠目に見るより酷い格好だった。
短いワンピースかなんかを着ているのかと思っていたら、上着をボタンもとめずに雑に羽織っている以外はなにも身に着けていなくて、丸出しの股の間から冒険者崩れたちが出したものが垂れてきている。
明らかに異常な状態だ。
「…………さっきいたところでなにがあったか覚えてる?」
「……えっとぉ……昨日の夜にぃレオン君に声をかけられてぇついていったらぁ……なんかぁおじさんたちがいてぇ……怖いからぁ帰ろうとしたらぁ……なんか変なニオイのもの嗅がされてぇ……」
そこまで言った女の子の目からポロポロと涙がこぼれ落ちてくる。
「あれぇ……?あたしなんであんな事しちゃったんだろぉ……あたしまだしたことなかったのにぃ……」
その言葉を証明するように女の子の脚には男たちが出したものと一緒に赤いものの跡が残っている。
「なんであんなおじさんたちにぃ……なんでぇ……?なんでぇ?あたしぃ……どうしてぇ?なんでぇ?」
「《誘眠》」
パニック状態になりかけていた女の子を魔法で無理やり寝かせる。
ボーッと……おそらくなんらかの薬の影響でボーっとしていた女の子はなんの抵抗もすることなく眠りについた。
立ったまま寝てしまって倒れかける女の子の体を抱きかかえる。
とりあえずこのまま歩かせるわけには行かないし、かと言ってこの子の家とかも分からないから、ひとまずは孤児院に連れていくことにしよう。
女の子の安らかな寝顔を見て思う。
一つだけ確定した。
奴らは僕の敵だ。
孤児院に帰ってきて……一瞬悩んだあと、こっそりと窓から女の子を僕の部屋に連れ込んだ。
ちょっとみんなにこの子の事をどう説明していいか分からない。
とりあえず女の子をベッドに寝かせて《清浄》をかけて『汚れ』をすべて消し去る。
精液はともかく『生命』については『汚れ』とは認識されないからそこは祈るしか無い。
服は……少し迷うけど、特に汚れてたりはしていないみたいだったから着せたままにしておいた。
そして、女の子を見下ろしながら意識を集中して魔法を構築し励起する。
「《大回復》」
魔法をかけられた女の子の体が数秒間淡く輝き続ける。
今、女の子の体は周囲の魔力を取り込んで体の傷を修復しているはずだ。
まだ今なら『傷』として認識されるかもしれない。
身体については出来る限りのことをしたつもりだけど、心の方は僕にはどうしようもない。
安らかな寝息で眠り続ける女の子に布団をかけてまたこっそりと窓から出ていく。
たまり場にいた他の二人の女の子にも念のため話を聞こうと思ったんだけど、女の子を隠して溜まり場に戻ったときにはレオンやセルダーと一緒にいなくなっていた。
追跡をしてみようとしたんだけど、今度は表から出たらしくて足跡が多すぎて後を追うことが出来なかった。
あっちも酷い話だったりしないと良いんだけど……。
この先のことを考えると……少し気が重い。
窓から出たあとは一度外に出て、なに食わぬ顔で孤児院に帰ってくる。
「あ、せんせえだっ!!」
「先生、おかえりなさーいっ!」
庭で遊び回っていたノゾミちゃんとアリスちゃんが僕の姿を見て駆け寄ってくる。
「せんせえ、お昼には帰ってくるって言ったのにっ!!」
ノゾミちゃんが頬を膨らませて腰に手を当てて、分かりやすく『プンプン』と怒っているのを見せてくる。
今までなかったことで面食らったけど、多分これも『我慢するのをやめた』のだろう。
ちょっと困る気はするけど、変に我慢されるより全然いい。
「言ったのにー」
隣のアリスちゃんもノゾミちゃんに同調する感じで怒って見せてきた。
でもこっちは半笑いで冗談で言っているのが分かりやすい。
「ごめんね、用事が長引いちゃった。
この埋め合わせはいつか絶対するから」
「ダメッ!いつかじゃなくって今するのっ!!」
お、おおう、我慢してないノゾミちゃんは結構厳しい。
「罰として抱っこしなさいっ!」
「抱っこー」
そう言って僕に向かって手を伸ばすノゾミちゃんと、完全に便乗しているアリスちゃん。
こうなってしまっては仕方ない。
寝室に寝かせてる女の子は早く起こしてあげたいけど、申し訳ないけどみんなのほうが優先だ。
先にみんなと遊ばせてもらおう。
「はいはい、お姫様がた。
行くよ?」
「やっ!一人ずつ」
二人一緒に抱っこしようとしたらノゾミちゃんに逃げられた。
確かにいっぺんに済まそうとしたのはいけなかったな。
「ごめん、ノゾミちゃん。
アリスちゃん、ノゾミちゃんからでいい?」
アリスちゃんが頷いてくれたのを確認してからノゾミちゃんを抱き上げる。
抱き上げられたノゾミちゃんはそのまま僕の頬にほっぺたをこすりつけてくる。
「おかえりなさい、せんせえ」
「うん、ただいま。
遅くなってごめんね」
ほっぺたをこすりつけ続けてるノゾミちゃんの頭を揉むように撫でる。
「ううん、お仕事お疲れさまでした。
これで許しますっ!」
厳しいかと思ったらすごい優しかった。
なんか抱っこして元気出てきたし我がままを言われたというより癒やされた気すらする。
ちょっと抱っこされただけで降りようとするノゾミちゃんを少し残念に思いながら下ろすと、今度は手を広げているアリスちゃんを抱き上げる。
「先生、お疲れ様でした」
ぎゅううううっと強く抱きつかれてまた癒やされた。
年長組も寄ってきたし、この際だからみんな抱っこさせてもらおう。
すごい癒やされた。
とりあえずいっそのことここで片付けちゃったほうが後腐れないような気も……。
「ん?」
そんなことを考えたせいで殺気が漏れてしまったのか、リーダー格がドアの方……こちらの方を向く。
「どうしやした?
バカ息子の方も終わりましたか?」
「いや……あいつはまだサカッてるみたいだが……気のせいか」
ふぃ、セーフ。
色々ヤバい経験をしているのか、結構鋭いな。
こういう場馴れ的なものはステータスには出ないから気をつけないと。
一応バレなかったみたいだけど、警戒はされちゃったみたいだから偵察はここまでにしておこう。
最後に女の子の話を聞いてみようと思ってたまり場の水場を探してみるけど……もう帰っちゃったのか姿がない。
うーん……普通のナンパならともかく、あの冒険者崩れの様子を見たからにはちょっと話を聞いておきたいなぁ。
表の方はまだセルダーが女の子といるみたいなので出ていったとしたら裏口のハズ……。
裏口から女の子の痕跡を追って……。
いた。
三人に囲まれていたちょっとくせっ毛な赤毛をした女の子がフラフラと足元がおぼつかない様子で暗がりを歩いている。
服もきちんと着れてなくてあられもない姿になってしまっているし……明らかに様子がおかしい。
慌てて駆け寄ると、こちらの顔を見られる前に構築していた魔法を励起する。
「《催眠》」
魔法の効果を受けた女の子の表情がボーッとしたものになる。
ただ……《催眠》の効果が出る前からだいぶボーっとした様子にも見えたけど……。
《催眠》の魔法は遺失魔法の一つだ。
『遺失魔法』とは今では失われた魔法のことだけど、ゲーム的に言えば要するに『シナリオ上都合のいい魔法』だ。
《催眠》の効果は名前通りのものだけど、自殺させたり、本来の自分ではしないようなことをさせたり出来るほど強力なものではない。
この魔法に慣れていないこともあって僕に出来るのは、僕を『なんでも気軽に話せる友達』だと誤認させる程度だ。
「……大丈夫?調子悪そうだけど……」
「……なんか頭がボーッとするのぉ……」
《催眠》の効果はちゃんと出ているみたいで、突然現れた僕のことはなにも疑っていない。
でも、《催眠》の効果中は《催眠》をかけられている自覚……ボーっとしているような自覚は持てないはずだ。
となるとこの子の言っている「ボーッとする」は催眠に掛かる前からってことになるけど……。
確かに言葉通りかなり意識が曖昧な状態みたいで、近寄ってみたら遠目に見るより酷い格好だった。
短いワンピースかなんかを着ているのかと思っていたら、上着をボタンもとめずに雑に羽織っている以外はなにも身に着けていなくて、丸出しの股の間から冒険者崩れたちが出したものが垂れてきている。
明らかに異常な状態だ。
「…………さっきいたところでなにがあったか覚えてる?」
「……えっとぉ……昨日の夜にぃレオン君に声をかけられてぇついていったらぁ……なんかぁおじさんたちがいてぇ……怖いからぁ帰ろうとしたらぁ……なんか変なニオイのもの嗅がされてぇ……」
そこまで言った女の子の目からポロポロと涙がこぼれ落ちてくる。
「あれぇ……?あたしなんであんな事しちゃったんだろぉ……あたしまだしたことなかったのにぃ……」
その言葉を証明するように女の子の脚には男たちが出したものと一緒に赤いものの跡が残っている。
「なんであんなおじさんたちにぃ……なんでぇ……?なんでぇ?あたしぃ……どうしてぇ?なんでぇ?」
「《誘眠》」
パニック状態になりかけていた女の子を魔法で無理やり寝かせる。
ボーッと……おそらくなんらかの薬の影響でボーっとしていた女の子はなんの抵抗もすることなく眠りについた。
立ったまま寝てしまって倒れかける女の子の体を抱きかかえる。
とりあえずこのまま歩かせるわけには行かないし、かと言ってこの子の家とかも分からないから、ひとまずは孤児院に連れていくことにしよう。
女の子の安らかな寝顔を見て思う。
一つだけ確定した。
奴らは僕の敵だ。
孤児院に帰ってきて……一瞬悩んだあと、こっそりと窓から女の子を僕の部屋に連れ込んだ。
ちょっとみんなにこの子の事をどう説明していいか分からない。
とりあえず女の子をベッドに寝かせて《清浄》をかけて『汚れ』をすべて消し去る。
精液はともかく『生命』については『汚れ』とは認識されないからそこは祈るしか無い。
服は……少し迷うけど、特に汚れてたりはしていないみたいだったから着せたままにしておいた。
そして、女の子を見下ろしながら意識を集中して魔法を構築し励起する。
「《大回復》」
魔法をかけられた女の子の体が数秒間淡く輝き続ける。
今、女の子の体は周囲の魔力を取り込んで体の傷を修復しているはずだ。
まだ今なら『傷』として認識されるかもしれない。
身体については出来る限りのことをしたつもりだけど、心の方は僕にはどうしようもない。
安らかな寝息で眠り続ける女の子に布団をかけてまたこっそりと窓から出ていく。
たまり場にいた他の二人の女の子にも念のため話を聞こうと思ったんだけど、女の子を隠して溜まり場に戻ったときにはレオンやセルダーと一緒にいなくなっていた。
追跡をしてみようとしたんだけど、今度は表から出たらしくて足跡が多すぎて後を追うことが出来なかった。
あっちも酷い話だったりしないと良いんだけど……。
この先のことを考えると……少し気が重い。
窓から出たあとは一度外に出て、なに食わぬ顔で孤児院に帰ってくる。
「あ、せんせえだっ!!」
「先生、おかえりなさーいっ!」
庭で遊び回っていたノゾミちゃんとアリスちゃんが僕の姿を見て駆け寄ってくる。
「せんせえ、お昼には帰ってくるって言ったのにっ!!」
ノゾミちゃんが頬を膨らませて腰に手を当てて、分かりやすく『プンプン』と怒っているのを見せてくる。
今までなかったことで面食らったけど、多分これも『我慢するのをやめた』のだろう。
ちょっと困る気はするけど、変に我慢されるより全然いい。
「言ったのにー」
隣のアリスちゃんもノゾミちゃんに同調する感じで怒って見せてきた。
でもこっちは半笑いで冗談で言っているのが分かりやすい。
「ごめんね、用事が長引いちゃった。
この埋め合わせはいつか絶対するから」
「ダメッ!いつかじゃなくって今するのっ!!」
お、おおう、我慢してないノゾミちゃんは結構厳しい。
「罰として抱っこしなさいっ!」
「抱っこー」
そう言って僕に向かって手を伸ばすノゾミちゃんと、完全に便乗しているアリスちゃん。
こうなってしまっては仕方ない。
寝室に寝かせてる女の子は早く起こしてあげたいけど、申し訳ないけどみんなのほうが優先だ。
先にみんなと遊ばせてもらおう。
「はいはい、お姫様がた。
行くよ?」
「やっ!一人ずつ」
二人一緒に抱っこしようとしたらノゾミちゃんに逃げられた。
確かにいっぺんに済まそうとしたのはいけなかったな。
「ごめん、ノゾミちゃん。
アリスちゃん、ノゾミちゃんからでいい?」
アリスちゃんが頷いてくれたのを確認してからノゾミちゃんを抱き上げる。
抱き上げられたノゾミちゃんはそのまま僕の頬にほっぺたをこすりつけてくる。
「おかえりなさい、せんせえ」
「うん、ただいま。
遅くなってごめんね」
ほっぺたをこすりつけ続けてるノゾミちゃんの頭を揉むように撫でる。
「ううん、お仕事お疲れさまでした。
これで許しますっ!」
厳しいかと思ったらすごい優しかった。
なんか抱っこして元気出てきたし我がままを言われたというより癒やされた気すらする。
ちょっと抱っこされただけで降りようとするノゾミちゃんを少し残念に思いながら下ろすと、今度は手を広げているアリスちゃんを抱き上げる。
「先生、お疲れ様でした」
ぎゅううううっと強く抱きつかれてまた癒やされた。
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