84 / 117
第三章
10話 わがまま
しおりを挟む
昼食を食べ終わって、お勉強の時間。
午前中に市に行って遊んだので、午前午後入れ替えだ。
単に家の中で遊ぶことも多いけど、今日は真面目に勉強の時間。
週の半分くらいはこうやって勉強をしているんだけど、子供たちにとっては勉強すら僕と一緒にやっていると遊び判定になるらしく、すごい楽しそうに僕の話を聞いている。
逆に楽しそうにしすぎてて、教えたことを理解できてるか心配になったことがあったけど、全て完璧に理解していた。
末恐ろしい子たちだ。
と言っても、ノゾミちゃんは主に読み聞かせをして文字に親しんでるところだし、ユーキくんとアリスちゃんも簡単な書き取りと計算くらいだ。
それでも勉強嫌いだった僕からするとすごいと思う。
シャルは僕と一緒にみんなの先生をしてくれている。
みんなは僕に教えてもらいたがるけど、間違いなく僕よりシャルのほうが頭いい。
本を読んでいてみんなから聞かれたことがわからなくて、シャルに教えてもらうなんてこともザラだ。
リンはもっぱら語学の勉強をしている。
一度、文字の方も勉強してみようと――僕も逆に魔物の文字を教わろうと――したことがあるんだけど、お互いまっっっっったく理解できなかった。
どうやら根本的な……理屈というか思考方法というか?から違うらしく、魔物文字は僕には絵にしか見えなかった。
さらに文の読み書きとなると、文字と思われるものが斜めに飛んだり戻ってきたかと思ったら上に行ったり……当然規則性はあるんだろうけど全然理解できなかった。
リンはリンで、「ナゼ ヨコ カク デス?」と僕と同じく『文』という概念から悩んでいる状態だ。
これは……文字の理解については語学の専門家レベルの知識が必要になると思う……。
ということで、話す方の練習がリンの課題になっている。
ちなみに、僕も魔物語……というかゴブリン語を習っているんだけど「ぎゃうぎゃ」と「ぎゃうぎゃ」の差で今は詰まっている。
…………僕そもそもそんなに頭良くないんです……。
お勉強の時間が終わり、お昼寝タイムも過ぎ、晩ごはんも食べ終わって。
お風呂の時間。
幸せな時間ではあるんだけど、色々問題がある時間。
いや、色々問題があるんだけど、幸せすぎてやめようと思えない時間と言ったほうがいいか。
添い寝と同じくこっちも徐々に改善していかなきゃとは思うんだけど、添い寝の方は完全に説得失敗したからなぁ。
むしろあれ以来色々と状況が悪化した気すらする。
実際、お風呂に関しては悪化した……多分。
いつも通り、みんな一緒になってのお風呂。
脱衣所で服を脱いで、洗い場でかけ湯をして軽く体を洗って……。
いつの間にか『布で隠す』という約束は有耶無耶になっていたけど、ここらへんはもういい加減慣れた。
恥ずかしくないと言ったら嘘にはなるけど、恥ずかしくて周りを見ることが出来ないってことはなくなった。
というか、みんな僕の周りによってくるのでちゃんと見て動かないと色々ぶつかって危ない。
ポヨンポヨンプニプニして危ない。
周りを見て動いててもこれなんだから、見てなかったらもっと酷いことになる。
そして悪化点その1。
前まではみんな僕が当たりそうになっても避けないって程度だったのに、脱添い寝交渉以来積極的に当たりに来ている気がする。
今日に至ってはシャルがわざとらしくよろけて抱きついてきた。
「わざとでしょ」と思いつつも、避けるわけにもいかなくて受け止めてる僕をユーキくんが「その手があったかっ!」って顔で見てた。
やめていただきたい。
色々ワチャワチャしていつもより時間がかかったかけ湯をした後、湯船に入る。
湯船の中での位置取りはいつも大体決まっていて、とりあえず僕の右腕にギルゥさんが申し訳無さそうに抱きついている。
まだまだ水は怖いらしく、無理に入ることはないと伝えてはいるんだけど、なんやかんやみんなで一緒に入るのは好きらしい。
そして、僕の左側にはシャルが肩に頬を乗せるようにしてもたれかかっている。
左側についてはシャルの向こうにいるユーキくんと一日交代ってことになっているらしい。
そのユーキくんの向こう側にはアリスちゃんがいて、この二人はいつもセットだ。
リンは洗い場側の湯船のヘリにしがみついている。
ギルゥさんよりマシとは言っても、水はやっぱり怖いらしい。
そして、悪化点……とまで言うのは悪いかもしれないけど、その2。
普段、ノゾミちゃんは泳いだり、頭をヘリに乗せて横になったり、普通にのんびりしたり……まあ、一人でお風呂を満喫してたんだけど……。
ちょっと困惑しながらノゾミちゃんの可愛らしいつむじを眺めてたら、なにかを感じ取ったのか振り向いたノゾミちゃんがニパーっと嬉しそうに笑った。
そして、さっきまで以上に背中を押し付けて寄りかかってくる。
こんな感じで、ノゾミちゃんは昨日から僕の腕の中をお風呂での落ち着き先に決めてしまったようだった。
昨日は「たまにはこういう日もあるのかなー」なんてのんきに考えていたんだけど、今日も一日ここから動く気配がない。
まあノゾミちゃん本人は気持ちよさそうにしているし実害はないんだけど……。
僕がなんとなくソワソワするのと、ノゾミちゃんが寝ちゃいそうになるのが問題と言えば問題だ。
「ほら、ノゾミちゃん、そろそろ体洗うよ」
「……ふぇ?……はーい」
今も僕に体を預けてウツラウツラしていたノゾミちゃんを揺すって起こしてお湯船から上がった。
そして悪化点その3にして一番の問題点。
体を洗う時間だ。
まずは全く問題ない組から。
アリスちゃんは頭から足の先まで完璧に一人で洗える。
全身をアワアワにして洗うのが好きみたいで、楽しそうに泡まみれになっている。
ゴブリン組も問題ない。
体を洗うという習慣がなかったゴブリン組だけど、ギルゥさんが来てからはリンと二人で楽しそうに洗いっこをしている。
石鹸というものにももう馴染んでくれたみたいで、むしろ匂いを含めて結構気に入ってくれてるみたいだ。
そして問題点組。
シャルとユーキくんは僕の体を洗ってくれるんだけど、結局洗い布は採用されなかった。
「肌を痛めるから」と言われてしまっては、そういうことに詳しくない僕としてはもうなにも言い返すことが出来なかった。
実際、シャルは肌が弱い方みたいで、洗い布を使ってみた時は僕が力加減を間違えて肌が赤くなってしまった事があったので、これについては文句はない。
ただ、油断していると隅々まで洗ってこようとするのは流石に困る。
そして、隅々まで洗わせようとしてくるのにもすごい困る。
僕の自制心が試されている。
でも、ここまでは前までと別に変わらない。
色々問題はもりだくさんだけど慣れも諦めもついてきていた。
なのに昨日から……。
「あ、ご、ごめんなさい……」
どこかがプニョンと僕の肩に当たってしまってシャルが恥ずかしそうに謝る。
どこが当たったかは認識しないことにしている。
「はーい、失礼しますねー」
なんでそんな無理な体勢で?という手の伸ばし方をしたユーキくんのどこかが背中のあたりにプニンと当たる。
どこが当たっているのかはやっぱり認識しないことにしている。
こんな感じで昨日から二人の体を洗う時の立ち位置が近い。
そんなに近けりゃそりゃ色々当たるよね?ってところから洗ってくる。
しかも、今まで一日おきに交互に洗ってくれたのに昨日からは二人いっぺんに洗ってくれるようになった。
お陰で僕の方でかわしきれないことも増えてきた。
そして何よりの悪化点……というか変化点。
眼の前で背中を向けて座るノゾミちゃんである。
今までアリスちゃんと同じくほとんど一人で洗えてたノゾミちゃんが、完全に「洗え」という体勢で僕の前に鎮座している。
昨日は湯船での話と同じで「たまにはこういうのもいいなー」とか気楽に考えていたけど、流石に二日続けてとなるとちょっと戸惑う。
「あの……ユーキくん、ノゾミちゃんどうしちゃったのかな?」
ノゾミちゃんの頭をワシャワシャ洗いながら、僕の背中を洗ってくれていたユーキくんに小声で聞いてみた。
「あー……なんといいますか……。
ノゾミ、どうやら我慢しすぎてたと思っちゃったみたいで……」
『我慢しすぎ』。
普通の子供に言われたら苦笑いを浮かべてしまうところだけど、三歳児にして身の回りのことはほとんど全部自分でやって、わがままらしいわがままを殆ど言わないノゾミちゃんが言うと頷くしか無い。
わがままを言わないどころか、僕が用事があるときなんかはなにも文句を言わずに我慢してくれるし、僕が約束をやぶることになっても笑顔で我慢してくれる。
…………頷くどころか、土下座して謝らなきゃいけないレベルだな。
「今までやってほしかったことを我慢しないことにしたみたいなんです……。
ご迷惑なようでしたらやめさせますが……」
ユーキくんとしてもノゾミちゃんがわがまま?を言い出したことには「仕方ない」と思う部分があるらしくて「できればこのままにしてやってほしい」という感じが見て取れる。
「そういうことかー。
いや、これくらい可愛いくらいだから別に全然構わないよ」
そういうことなら、今まで我慢してくれてた分思いっきり甘やかそう。
そう思って、気合を入れ直してノゾミちゃんの体を洗う。
「ユーキくんも、あんまり我慢しなくていいんだからね?」
「…………ありがとうございます」
うちの子たちは良い子すぎるのが悩みどころです。
午前中に市に行って遊んだので、午前午後入れ替えだ。
単に家の中で遊ぶことも多いけど、今日は真面目に勉強の時間。
週の半分くらいはこうやって勉強をしているんだけど、子供たちにとっては勉強すら僕と一緒にやっていると遊び判定になるらしく、すごい楽しそうに僕の話を聞いている。
逆に楽しそうにしすぎてて、教えたことを理解できてるか心配になったことがあったけど、全て完璧に理解していた。
末恐ろしい子たちだ。
と言っても、ノゾミちゃんは主に読み聞かせをして文字に親しんでるところだし、ユーキくんとアリスちゃんも簡単な書き取りと計算くらいだ。
それでも勉強嫌いだった僕からするとすごいと思う。
シャルは僕と一緒にみんなの先生をしてくれている。
みんなは僕に教えてもらいたがるけど、間違いなく僕よりシャルのほうが頭いい。
本を読んでいてみんなから聞かれたことがわからなくて、シャルに教えてもらうなんてこともザラだ。
リンはもっぱら語学の勉強をしている。
一度、文字の方も勉強してみようと――僕も逆に魔物の文字を教わろうと――したことがあるんだけど、お互いまっっっっったく理解できなかった。
どうやら根本的な……理屈というか思考方法というか?から違うらしく、魔物文字は僕には絵にしか見えなかった。
さらに文の読み書きとなると、文字と思われるものが斜めに飛んだり戻ってきたかと思ったら上に行ったり……当然規則性はあるんだろうけど全然理解できなかった。
リンはリンで、「ナゼ ヨコ カク デス?」と僕と同じく『文』という概念から悩んでいる状態だ。
これは……文字の理解については語学の専門家レベルの知識が必要になると思う……。
ということで、話す方の練習がリンの課題になっている。
ちなみに、僕も魔物語……というかゴブリン語を習っているんだけど「ぎゃうぎゃ」と「ぎゃうぎゃ」の差で今は詰まっている。
…………僕そもそもそんなに頭良くないんです……。
お勉強の時間が終わり、お昼寝タイムも過ぎ、晩ごはんも食べ終わって。
お風呂の時間。
幸せな時間ではあるんだけど、色々問題がある時間。
いや、色々問題があるんだけど、幸せすぎてやめようと思えない時間と言ったほうがいいか。
添い寝と同じくこっちも徐々に改善していかなきゃとは思うんだけど、添い寝の方は完全に説得失敗したからなぁ。
むしろあれ以来色々と状況が悪化した気すらする。
実際、お風呂に関しては悪化した……多分。
いつも通り、みんな一緒になってのお風呂。
脱衣所で服を脱いで、洗い場でかけ湯をして軽く体を洗って……。
いつの間にか『布で隠す』という約束は有耶無耶になっていたけど、ここらへんはもういい加減慣れた。
恥ずかしくないと言ったら嘘にはなるけど、恥ずかしくて周りを見ることが出来ないってことはなくなった。
というか、みんな僕の周りによってくるのでちゃんと見て動かないと色々ぶつかって危ない。
ポヨンポヨンプニプニして危ない。
周りを見て動いててもこれなんだから、見てなかったらもっと酷いことになる。
そして悪化点その1。
前まではみんな僕が当たりそうになっても避けないって程度だったのに、脱添い寝交渉以来積極的に当たりに来ている気がする。
今日に至ってはシャルがわざとらしくよろけて抱きついてきた。
「わざとでしょ」と思いつつも、避けるわけにもいかなくて受け止めてる僕をユーキくんが「その手があったかっ!」って顔で見てた。
やめていただきたい。
色々ワチャワチャしていつもより時間がかかったかけ湯をした後、湯船に入る。
湯船の中での位置取りはいつも大体決まっていて、とりあえず僕の右腕にギルゥさんが申し訳無さそうに抱きついている。
まだまだ水は怖いらしく、無理に入ることはないと伝えてはいるんだけど、なんやかんやみんなで一緒に入るのは好きらしい。
そして、僕の左側にはシャルが肩に頬を乗せるようにしてもたれかかっている。
左側についてはシャルの向こうにいるユーキくんと一日交代ってことになっているらしい。
そのユーキくんの向こう側にはアリスちゃんがいて、この二人はいつもセットだ。
リンは洗い場側の湯船のヘリにしがみついている。
ギルゥさんよりマシとは言っても、水はやっぱり怖いらしい。
そして、悪化点……とまで言うのは悪いかもしれないけど、その2。
普段、ノゾミちゃんは泳いだり、頭をヘリに乗せて横になったり、普通にのんびりしたり……まあ、一人でお風呂を満喫してたんだけど……。
ちょっと困惑しながらノゾミちゃんの可愛らしいつむじを眺めてたら、なにかを感じ取ったのか振り向いたノゾミちゃんがニパーっと嬉しそうに笑った。
そして、さっきまで以上に背中を押し付けて寄りかかってくる。
こんな感じで、ノゾミちゃんは昨日から僕の腕の中をお風呂での落ち着き先に決めてしまったようだった。
昨日は「たまにはこういう日もあるのかなー」なんてのんきに考えていたんだけど、今日も一日ここから動く気配がない。
まあノゾミちゃん本人は気持ちよさそうにしているし実害はないんだけど……。
僕がなんとなくソワソワするのと、ノゾミちゃんが寝ちゃいそうになるのが問題と言えば問題だ。
「ほら、ノゾミちゃん、そろそろ体洗うよ」
「……ふぇ?……はーい」
今も僕に体を預けてウツラウツラしていたノゾミちゃんを揺すって起こしてお湯船から上がった。
そして悪化点その3にして一番の問題点。
体を洗う時間だ。
まずは全く問題ない組から。
アリスちゃんは頭から足の先まで完璧に一人で洗える。
全身をアワアワにして洗うのが好きみたいで、楽しそうに泡まみれになっている。
ゴブリン組も問題ない。
体を洗うという習慣がなかったゴブリン組だけど、ギルゥさんが来てからはリンと二人で楽しそうに洗いっこをしている。
石鹸というものにももう馴染んでくれたみたいで、むしろ匂いを含めて結構気に入ってくれてるみたいだ。
そして問題点組。
シャルとユーキくんは僕の体を洗ってくれるんだけど、結局洗い布は採用されなかった。
「肌を痛めるから」と言われてしまっては、そういうことに詳しくない僕としてはもうなにも言い返すことが出来なかった。
実際、シャルは肌が弱い方みたいで、洗い布を使ってみた時は僕が力加減を間違えて肌が赤くなってしまった事があったので、これについては文句はない。
ただ、油断していると隅々まで洗ってこようとするのは流石に困る。
そして、隅々まで洗わせようとしてくるのにもすごい困る。
僕の自制心が試されている。
でも、ここまでは前までと別に変わらない。
色々問題はもりだくさんだけど慣れも諦めもついてきていた。
なのに昨日から……。
「あ、ご、ごめんなさい……」
どこかがプニョンと僕の肩に当たってしまってシャルが恥ずかしそうに謝る。
どこが当たったかは認識しないことにしている。
「はーい、失礼しますねー」
なんでそんな無理な体勢で?という手の伸ばし方をしたユーキくんのどこかが背中のあたりにプニンと当たる。
どこが当たっているのかはやっぱり認識しないことにしている。
こんな感じで昨日から二人の体を洗う時の立ち位置が近い。
そんなに近けりゃそりゃ色々当たるよね?ってところから洗ってくる。
しかも、今まで一日おきに交互に洗ってくれたのに昨日からは二人いっぺんに洗ってくれるようになった。
お陰で僕の方でかわしきれないことも増えてきた。
そして何よりの悪化点……というか変化点。
眼の前で背中を向けて座るノゾミちゃんである。
今までアリスちゃんと同じくほとんど一人で洗えてたノゾミちゃんが、完全に「洗え」という体勢で僕の前に鎮座している。
昨日は湯船での話と同じで「たまにはこういうのもいいなー」とか気楽に考えていたけど、流石に二日続けてとなるとちょっと戸惑う。
「あの……ユーキくん、ノゾミちゃんどうしちゃったのかな?」
ノゾミちゃんの頭をワシャワシャ洗いながら、僕の背中を洗ってくれていたユーキくんに小声で聞いてみた。
「あー……なんといいますか……。
ノゾミ、どうやら我慢しすぎてたと思っちゃったみたいで……」
『我慢しすぎ』。
普通の子供に言われたら苦笑いを浮かべてしまうところだけど、三歳児にして身の回りのことはほとんど全部自分でやって、わがままらしいわがままを殆ど言わないノゾミちゃんが言うと頷くしか無い。
わがままを言わないどころか、僕が用事があるときなんかはなにも文句を言わずに我慢してくれるし、僕が約束をやぶることになっても笑顔で我慢してくれる。
…………頷くどころか、土下座して謝らなきゃいけないレベルだな。
「今までやってほしかったことを我慢しないことにしたみたいなんです……。
ご迷惑なようでしたらやめさせますが……」
ユーキくんとしてもノゾミちゃんがわがまま?を言い出したことには「仕方ない」と思う部分があるらしくて「できればこのままにしてやってほしい」という感じが見て取れる。
「そういうことかー。
いや、これくらい可愛いくらいだから別に全然構わないよ」
そういうことなら、今まで我慢してくれてた分思いっきり甘やかそう。
そう思って、気合を入れ直してノゾミちゃんの体を洗う。
「ユーキくんも、あんまり我慢しなくていいんだからね?」
「…………ありがとうございます」
うちの子たちは良い子すぎるのが悩みどころです。
0
お気に入りに追加
119
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる