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第二章 始めてのクエスト
15話 号泣
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念のため左右の通路を『土人形』で塞いで、正面の道を奥へ進む。
泣いてしまった二人を眠らせようとしたんだけど、二人に拒否されてできなかった。
気分が高ぶってると《誘眠》効かないからなぁ……。
ここで待たせようかとも思ったけど、外に出ている部隊がいないとも限らない。
悩んだ結果、ついてきてもらうことにした。
この先はあんまりひどいもの見せないで済むといいなぁ。
願いが通じたのか、いくら進んでももうゴブリンが現れることはなかった。
一度分かれ道があって食料庫と思われる部屋に続いていたけど、そこにもなにもいなかった。
出来立てとは言えゴブリンの巣にしてはだいぶ狭いけど、一度土砂崩れにあっているし掘り直している途中なのだろう。
シンと物音一つせずに静まり返っているし、もしかしたらもう全滅させられたのかもしれない。
そんな淡い期待をいだきながら進む僕の前に、大きな広間が広がった。
その広間は他の広間にはなかった木の装飾が飾られていて、明らかに他の部屋よりも豪華な雰囲気になっていた。
そして、その部屋の奥側中央に一段高くなっている空間があって、そこに玉座のように一つの椅子が置かれている。
「女の子……?」
思わずといった様子でシャルが漏らした通り、その椅子には背もたれにしがみつくようにして震えながら座る、一人の少女がいた。
体の大きさからして十歳過ぎ……僕と同い年か少しだけ下くらいの女の子だと思うけど……。
ミハイルさん以外にも襲われた被害者がいたのだろうか?
「さらわれた子でしょうか?」
ユーキくんも同じことを考えたようだけど、それにしては捕らえられたような様子もなく玉座?にいるのはどうしてなんだろう?
とりあえず話を聞いてみるしかない。
そう思って近づきながら声をかける。
「安心して、もうゴブリンは倒したから」
そこまで口に出して気づいた。
「二人共、近づかないでっ!!」
慌てて一緒に近づいてこようとしていた二人を止める。
薄暗い洞窟の中にいるせいですぐには気づかなかったけど、少女の肌は人間にはありえない緑がかった浅黒い色をしていた。
よく見ると耳は尖っているし腰のあたりには恐怖で丸まった短い尻尾が見える。
ハーフゴブリンという特殊個体がいる。
人間と交わってできたゴブリンはほとんど人間の形質が消えて生まれるけど、ごくごく稀に人間の形質を強く残して生まれることがある。
ほとんど人間とからわない姿をしたゴブリン。
それが彼女……いや、このゴブリンだ。
【職業:ハーフゴブリン・クイーン
筋力: 6 魔力:5 体力: 7 精神:9 技術: 6 敏捷: 7 幸運:19
魔法適性 火:- 水:C 土:C 風:- 聖:- 邪:C】
ステータスを見てみても間違いない。
と言うか、クイーンなのか……玉座に祭り上げられていた理由も、この巣が巣分けされたての巣にしてはチャンピオンがいるなど戦力が高かった理由も分かった。
キングあるいはクイーンは同じくキングかクイーンの親からしか発生しないので、要するにこの子はゴブリンの王族ということだ。
あまりに人間に近い姿にためらいが生まれるけど仕方ない……。
せめて苦しませずに。
そう思って剣を握る手に力を込めた僕を見たクイーンが飛び上がるように玉座から降りる。
そして、身構える僕の前で尻尾を丸めたまま仰向けになった。
「タスケテ……タスケテ……タスケテ……」
そして涙を流したまま何度も同じ言葉を繰り返す。
「……人の言葉が使えるのか……」
魔物と人間は言葉が通じない。
これは絶対の理だ。
過去、何度か魔物との意思疎通が試みられたことがあったみたいだけど、すべて失敗した。
人間と魔物は根本的に発声器官が違うため、相手に理解できる言葉を発することが出来ないのだ。
いくら賢くてもイヌと会話ができないことと同じ話だ。
だけど……人間に近い形質を持ったハーフゴブリンには人間の言葉を話せる声帯を持ったものがいるかも知れない。
あくまで可能性の話として論じられる空論だと思ってたけど……。
「タスケテ……オネガイ……タスケテ……タスケテ……」
反抗心を一切見せないこの態度からしてもこのゴブリンは意味を分かってこの言葉を使っているのだろう。
魔物と人間は意思疎通が出来ない。
だから絶滅戦争になる。
では、意思疎通が出来てしまったら?
そもそも、死にたくない……生きたいというのは生き物なら誰でも思うことだ。
言葉が通じなくてもそんな事は分かっていた。
…………。
それでも、彼女をここで見逃すことは害にしかならない。
そう心に決めて、仰向けになって泣きながら命乞いをする彼女に剣を振りかぶり……。
「…………せんせえ?なにしてるの?」
ノゾミちゃんの言葉に慌てて剣をおろした。
あまりのことに僕もユーキくんもシャルもみんなクイーン以外の事が頭から抜けていた。
いつの間にやら『石騎士』から降りていたノゾミちゃんがトコトコとこちらに寄ってくる。
ユーキくんとシャルが慌てて追うけど、間に合わない。
「せんせえ、この子どうしたの?」
僕の前で仰向けになるクイーンがノゾミちゃんの目に入ってしまった。
「タスケテ……タスケテ……タスケテ……」
「助けてって言ってるよ?」
「で、でもね、この子……こいつは姿はこんなだけどゴブリンでね」
僕がなにをしているのか分かっていない様子のノゾミちゃんに必死で状況を説明する。
「ほら、ノゾミ、あっち行ってよう?」
「ノゾミちゃん、ここは危ないから、ね?」
ユーキくんもシャルもノゾミちゃんをここから離そうとしてくれる。
「殺すの……?」
ノゾミちゃんの言葉に思わず目をそらしてしまう。
「…………ううん、暴れられないようにして逃がすだけだから大丈夫だよ」
「ダメッ!!」
苦し紛れの嘘をつく僕をノゾミちゃんが怒鳴りつけた。
「この子助けてって言ってるよっ!?」
「……でもね、この子はゴブリンだから危ないんだよ」
「ダメッ!絶対にダメッ!!この子助けてって言ってるもんっ!!」
ノゾミちゃんは大粒の涙を流しながら睨みつけてくる。
「助けてって言ったらせんせえは助けてくれるんだもんっ!!
ノゾミが助けてっ言ったらせんせえいつでも助けてくれたもんっ!!」
ノゾミちゃんが僕に助けてなんて言ったことは一度もないはずだ。
でも、声に出さないだけで何度も助けを求めていたのだろう。
「せんせえは助けてって言ったら助けてくれなきゃダメなのっ!!
ぜったいぜったい助けてくれるのっ!!!」
そんなわけには行くわけがない。
僕はそんなに強くないし、実際、『前』はノゾミちゃんを助けられなかった。
ノゾミちゃんどころか誰も助けられなかった。
「ぜったいなんだもん……ぜったい助けてくれるんだもん…………うあああぁああぁぁぁっ!!!!」
時折「助けてくれるんだもん」とだけいいながら大泣きを始めてしまったノゾミちゃんを見つめながら考える。
…………。
そして、覚悟を決めてノゾミちゃんを抱きしめた。
「ノゾミちゃん聞いて……」
「やだぁ……助けるのっ……せんせえは助けてくれるのっ!」
また興奮しだしてしまったノゾミちゃんの頭を優しく撫でる。
「うん、分かった。
この子は助けよう」
「…………ほんとぉ?」
ノゾミちゃんは大粒の涙を流したまま疑うように僕の目を覗き込んでくる。
「うん。
でもね、ゴブリンは本当に危ないんだ」
「…………でも、せんせえ今助けてくれるって言った……」
「うん、でも、この子が人間に怪我をさせようとするなら助けない。
そうなったら僕でも絶対に助けられない」
「でも……」
「うん。
この子がそんな気を起こさないなら、本当に助かりたいと思っているなら僕はこの子を助けるよ」
「……絶対?」
「うん、絶対」
ノゾミちゃんの目をしっかりと見つめて誓う。
ノゾミちゃんはしばらく僕の目を見つめ返したあと、ゆっくりと僕の胸に顔をうずめた。
「なら許してあげる……」
「ありがと、ノゾミちゃん」
小さくつぶやくノゾミちゃんを強く抱きしめた。
「それじゃ、この子と話をするから。
危ないからノゾミちゃんは離れててね」
「絶対だよ……?」
「うん、絶対」
念を押すノゾミちゃんにうなずき返してシャルにノゾミちゃんを預ける。
離れていくノゾミちゃんたちを見送る僕に横にいたユーキくんが囁きかけてくる。
「本当に大丈夫でしょうか?」
「うーん、こればっかりはこいつ次第だね。
最悪……僕がノゾミちゃんに嫌われるよ」
「…………僕はいつまでもご主人さまをお慕いしてますからね」
…………ユーキくん?ちょっと重くない?
成長したら落ち着いてくれることを祈る。
「ありがとう。
ユーキくんも危ないから離れててね」
ユーキくんは一度僕を抱きしめたあと、みんなに合流した。
アリスちゃんもいつの間にか起きて、わけわからない顔をしたままだけどシャルと一緒にノゾミちゃんを慰めている。
泣き顔のまま僕を見つめ続けるノゾミちゃんと目があったので、笑顔を返す。
さて、ノゾミちゃんに嫌われないように頑張ろう。
泣いてしまった二人を眠らせようとしたんだけど、二人に拒否されてできなかった。
気分が高ぶってると《誘眠》効かないからなぁ……。
ここで待たせようかとも思ったけど、外に出ている部隊がいないとも限らない。
悩んだ結果、ついてきてもらうことにした。
この先はあんまりひどいもの見せないで済むといいなぁ。
願いが通じたのか、いくら進んでももうゴブリンが現れることはなかった。
一度分かれ道があって食料庫と思われる部屋に続いていたけど、そこにもなにもいなかった。
出来立てとは言えゴブリンの巣にしてはだいぶ狭いけど、一度土砂崩れにあっているし掘り直している途中なのだろう。
シンと物音一つせずに静まり返っているし、もしかしたらもう全滅させられたのかもしれない。
そんな淡い期待をいだきながら進む僕の前に、大きな広間が広がった。
その広間は他の広間にはなかった木の装飾が飾られていて、明らかに他の部屋よりも豪華な雰囲気になっていた。
そして、その部屋の奥側中央に一段高くなっている空間があって、そこに玉座のように一つの椅子が置かれている。
「女の子……?」
思わずといった様子でシャルが漏らした通り、その椅子には背もたれにしがみつくようにして震えながら座る、一人の少女がいた。
体の大きさからして十歳過ぎ……僕と同い年か少しだけ下くらいの女の子だと思うけど……。
ミハイルさん以外にも襲われた被害者がいたのだろうか?
「さらわれた子でしょうか?」
ユーキくんも同じことを考えたようだけど、それにしては捕らえられたような様子もなく玉座?にいるのはどうしてなんだろう?
とりあえず話を聞いてみるしかない。
そう思って近づきながら声をかける。
「安心して、もうゴブリンは倒したから」
そこまで口に出して気づいた。
「二人共、近づかないでっ!!」
慌てて一緒に近づいてこようとしていた二人を止める。
薄暗い洞窟の中にいるせいですぐには気づかなかったけど、少女の肌は人間にはありえない緑がかった浅黒い色をしていた。
よく見ると耳は尖っているし腰のあたりには恐怖で丸まった短い尻尾が見える。
ハーフゴブリンという特殊個体がいる。
人間と交わってできたゴブリンはほとんど人間の形質が消えて生まれるけど、ごくごく稀に人間の形質を強く残して生まれることがある。
ほとんど人間とからわない姿をしたゴブリン。
それが彼女……いや、このゴブリンだ。
【職業:ハーフゴブリン・クイーン
筋力: 6 魔力:5 体力: 7 精神:9 技術: 6 敏捷: 7 幸運:19
魔法適性 火:- 水:C 土:C 風:- 聖:- 邪:C】
ステータスを見てみても間違いない。
と言うか、クイーンなのか……玉座に祭り上げられていた理由も、この巣が巣分けされたての巣にしてはチャンピオンがいるなど戦力が高かった理由も分かった。
キングあるいはクイーンは同じくキングかクイーンの親からしか発生しないので、要するにこの子はゴブリンの王族ということだ。
あまりに人間に近い姿にためらいが生まれるけど仕方ない……。
せめて苦しませずに。
そう思って剣を握る手に力を込めた僕を見たクイーンが飛び上がるように玉座から降りる。
そして、身構える僕の前で尻尾を丸めたまま仰向けになった。
「タスケテ……タスケテ……タスケテ……」
そして涙を流したまま何度も同じ言葉を繰り返す。
「……人の言葉が使えるのか……」
魔物と人間は言葉が通じない。
これは絶対の理だ。
過去、何度か魔物との意思疎通が試みられたことがあったみたいだけど、すべて失敗した。
人間と魔物は根本的に発声器官が違うため、相手に理解できる言葉を発することが出来ないのだ。
いくら賢くてもイヌと会話ができないことと同じ話だ。
だけど……人間に近い形質を持ったハーフゴブリンには人間の言葉を話せる声帯を持ったものがいるかも知れない。
あくまで可能性の話として論じられる空論だと思ってたけど……。
「タスケテ……オネガイ……タスケテ……タスケテ……」
反抗心を一切見せないこの態度からしてもこのゴブリンは意味を分かってこの言葉を使っているのだろう。
魔物と人間は意思疎通が出来ない。
だから絶滅戦争になる。
では、意思疎通が出来てしまったら?
そもそも、死にたくない……生きたいというのは生き物なら誰でも思うことだ。
言葉が通じなくてもそんな事は分かっていた。
…………。
それでも、彼女をここで見逃すことは害にしかならない。
そう心に決めて、仰向けになって泣きながら命乞いをする彼女に剣を振りかぶり……。
「…………せんせえ?なにしてるの?」
ノゾミちゃんの言葉に慌てて剣をおろした。
あまりのことに僕もユーキくんもシャルもみんなクイーン以外の事が頭から抜けていた。
いつの間にやら『石騎士』から降りていたノゾミちゃんがトコトコとこちらに寄ってくる。
ユーキくんとシャルが慌てて追うけど、間に合わない。
「せんせえ、この子どうしたの?」
僕の前で仰向けになるクイーンがノゾミちゃんの目に入ってしまった。
「タスケテ……タスケテ……タスケテ……」
「助けてって言ってるよ?」
「で、でもね、この子……こいつは姿はこんなだけどゴブリンでね」
僕がなにをしているのか分かっていない様子のノゾミちゃんに必死で状況を説明する。
「ほら、ノゾミ、あっち行ってよう?」
「ノゾミちゃん、ここは危ないから、ね?」
ユーキくんもシャルもノゾミちゃんをここから離そうとしてくれる。
「殺すの……?」
ノゾミちゃんの言葉に思わず目をそらしてしまう。
「…………ううん、暴れられないようにして逃がすだけだから大丈夫だよ」
「ダメッ!!」
苦し紛れの嘘をつく僕をノゾミちゃんが怒鳴りつけた。
「この子助けてって言ってるよっ!?」
「……でもね、この子はゴブリンだから危ないんだよ」
「ダメッ!絶対にダメッ!!この子助けてって言ってるもんっ!!」
ノゾミちゃんは大粒の涙を流しながら睨みつけてくる。
「助けてって言ったらせんせえは助けてくれるんだもんっ!!
ノゾミが助けてっ言ったらせんせえいつでも助けてくれたもんっ!!」
ノゾミちゃんが僕に助けてなんて言ったことは一度もないはずだ。
でも、声に出さないだけで何度も助けを求めていたのだろう。
「せんせえは助けてって言ったら助けてくれなきゃダメなのっ!!
ぜったいぜったい助けてくれるのっ!!!」
そんなわけには行くわけがない。
僕はそんなに強くないし、実際、『前』はノゾミちゃんを助けられなかった。
ノゾミちゃんどころか誰も助けられなかった。
「ぜったいなんだもん……ぜったい助けてくれるんだもん…………うあああぁああぁぁぁっ!!!!」
時折「助けてくれるんだもん」とだけいいながら大泣きを始めてしまったノゾミちゃんを見つめながら考える。
…………。
そして、覚悟を決めてノゾミちゃんを抱きしめた。
「ノゾミちゃん聞いて……」
「やだぁ……助けるのっ……せんせえは助けてくれるのっ!」
また興奮しだしてしまったノゾミちゃんの頭を優しく撫でる。
「うん、分かった。
この子は助けよう」
「…………ほんとぉ?」
ノゾミちゃんは大粒の涙を流したまま疑うように僕の目を覗き込んでくる。
「うん。
でもね、ゴブリンは本当に危ないんだ」
「…………でも、せんせえ今助けてくれるって言った……」
「うん、でも、この子が人間に怪我をさせようとするなら助けない。
そうなったら僕でも絶対に助けられない」
「でも……」
「うん。
この子がそんな気を起こさないなら、本当に助かりたいと思っているなら僕はこの子を助けるよ」
「……絶対?」
「うん、絶対」
ノゾミちゃんの目をしっかりと見つめて誓う。
ノゾミちゃんはしばらく僕の目を見つめ返したあと、ゆっくりと僕の胸に顔をうずめた。
「なら許してあげる……」
「ありがと、ノゾミちゃん」
小さくつぶやくノゾミちゃんを強く抱きしめた。
「それじゃ、この子と話をするから。
危ないからノゾミちゃんは離れててね」
「絶対だよ……?」
「うん、絶対」
念を押すノゾミちゃんにうなずき返してシャルにノゾミちゃんを預ける。
離れていくノゾミちゃんたちを見送る僕に横にいたユーキくんが囁きかけてくる。
「本当に大丈夫でしょうか?」
「うーん、こればっかりはこいつ次第だね。
最悪……僕がノゾミちゃんに嫌われるよ」
「…………僕はいつまでもご主人さまをお慕いしてますからね」
…………ユーキくん?ちょっと重くない?
成長したら落ち着いてくれることを祈る。
「ありがとう。
ユーキくんも危ないから離れててね」
ユーキくんは一度僕を抱きしめたあと、みんなに合流した。
アリスちゃんもいつの間にか起きて、わけわからない顔をしたままだけどシャルと一緒にノゾミちゃんを慰めている。
泣き顔のまま僕を見つめ続けるノゾミちゃんと目があったので、笑顔を返す。
さて、ノゾミちゃんに嫌われないように頑張ろう。
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