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17歳と18歳
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雲雀が指先を開いたら…、この手を巣立ってしまったら、もう戻って来たくても戻って来られないかも知れない。
せっかく、また隣に雲雀がいるのに。
斗樹は慌てて、雲雀の手を握った。
「どうしたの、トキくん」
急に斗樹が雛よろしく雲雀の丸めた指先をぎゅうっと握りだしたので、掴まれた雲雀の手がピクリと震えた。
「俺…」
なんて言おう。
雲雀が手を振り払わないのをいいことに、握ったままだ。
「彼女…とは、別れて…」
「…そう」
「うん…」
それ以上言葉を繋げず俯いた斗樹に、彼女と別れてショックを受けていると思ったのか。
「トキくんなら、すぐに素敵な人が見つかるよ」
「ちが…っ」
雲雀はそう言って、雲雀が斗樹の手をそっと解こうとする。
「待って、俺…」
だって本当は雲雀のことが好きなのに。まだ一緒にいたい。
「俺はヒバリくんのこと好きなのに……」
「好き…って、俺のこと…?」
「あっ」
雲雀は驚いたような顔をしていた。
やっぱり、昔とは違う。「ヒバリくん、好き」と言ったら、「僕もトキくんが好きだよ」と言ってくれた頃とは違うのだ。
雲雀の好きは、大人になったら言わないほうの好きだったのだ。
(気持ち悪がられる…!)
「トキくん、好きって…?」
今度は雲雀が斗樹の手を握って、確かめるように斗樹と目線を近くする。その目は射抜くように強く感じられて、流れで告白してしまったことを後悔した。ずっと頭にあったことだから、つい、つい言ってしまった。でも、求められていない告白なのはわかっている。斗樹はさっきの言葉をどうにか回収したくて、そんなうまい話があるはずもなく、なさけないことにただテンパっていた。雲雀に、好きは好きだろっ!もー察して!と叫んでやりたい気持ちだが、そんなことを言えるわけがない。今の斗樹は、股の間に尻尾が入ってしまっている状態だ。
「ちがっ…ヒバリくん昔は女のコみたいで可愛かったから…っ」
「…」
「っ!」
”女のコ”って言ったあたりで、雲雀に手を強く握られた。
斗樹が顔をあげると、冷えた表情の雲雀がいて、血の気が引くのを感じた。
(怒らせた!)
「あ、ヒバリくんっ、違うよ」
確かに子どものころの雲雀は天使のように可愛くて、美少女と見紛う程だった。でも、もうそんなことは思っていない。雲雀が女のコと間違われるのが嫌なのを知っていたのに、焦ってひどいことを言ってしまった。いつか謝らなくてはと思っていた。それが今だとわかっているが、テンパっている斗樹は、内心あわあわと顎を揺らしていて、使いものにならない。
こんな状態でどんなフォローが思いつくというのか。
雲雀に握られていた手を引かれ、座ったまま前に倒れ込む。
「わっぷ」
ほっぺたが固くて弾力のあるものにあたって跳ねた。
肩を抱かれて、ようやく斗樹にもわかった。
雲雀の胸が目の前にあって、手を引かれて抱き寄せられたのだ。
耳元から声がする。思ったよりもはっきりと響く声。
「女のコ…って…?」
「えっ、あ…」
「トキくんって、まだ俺のこと女のコだと思ってるの?」
「思ってない、思ってないよっ」
腕から逃げるように、顔を上げる。
離れた体を、許さないとばかりに雲雀に引き寄せられた。
「あっ!ヒバリくんっ」
後ろから手がまわって、バランスを崩した斗樹は、四つん這いになった。雲雀が覆いかぶさってきて、仰向けに引き上げられ、雲雀の上に後ろ向きに座ることとなった。
背中は雲雀の胸にぴったりとくっつき、胡座をかいた上に座っている。双丘の下からのにか固いものがあたっていて、その感触は生々しい。固いものがなにかわかったとたん、斗樹の頬が赤く染まった。
立ち上がろうとしたところを、腹に回った手に引き戻され、余計にお尻を押し付けることになった。
(これ…ヒバリくんの…っ?)
「ね、トキくん、女のコはこんなことにはならないよ」
「あ…っ、わかった、わかったから…ヒバリくぁ…っ」
「本当かな…?」
「ヒバリくん?」
肩越しに振り向いて見た雲雀の顔はうつむいていて、よく見えない。ただ口元は笑っていない。斗樹には、つまらなさそうにみえた。
雲雀に”女のコみたい”は失言だったと後悔しても遅い。わかっていたのに、言ってしまった。
しっかり怒らせている。
もうこんな失言のあとでは、今の雲雀が好きだといっても説得力がないし、伝わるわけがない。雲雀に”そういう”好きだと知られて、距離を置かれるのも嫌だ。
「ご、ごめん、ヒバリくん」
「何を謝るの」
「もうヒバリくんが女のコなんて思ってないよ…」
「そう?」
「うん」
せっかく、また隣に雲雀がいるのに。
斗樹は慌てて、雲雀の手を握った。
「どうしたの、トキくん」
急に斗樹が雛よろしく雲雀の丸めた指先をぎゅうっと握りだしたので、掴まれた雲雀の手がピクリと震えた。
「俺…」
なんて言おう。
雲雀が手を振り払わないのをいいことに、握ったままだ。
「彼女…とは、別れて…」
「…そう」
「うん…」
それ以上言葉を繋げず俯いた斗樹に、彼女と別れてショックを受けていると思ったのか。
「トキくんなら、すぐに素敵な人が見つかるよ」
「ちが…っ」
雲雀はそう言って、雲雀が斗樹の手をそっと解こうとする。
「待って、俺…」
だって本当は雲雀のことが好きなのに。まだ一緒にいたい。
「俺はヒバリくんのこと好きなのに……」
「好き…って、俺のこと…?」
「あっ」
雲雀は驚いたような顔をしていた。
やっぱり、昔とは違う。「ヒバリくん、好き」と言ったら、「僕もトキくんが好きだよ」と言ってくれた頃とは違うのだ。
雲雀の好きは、大人になったら言わないほうの好きだったのだ。
(気持ち悪がられる…!)
「トキくん、好きって…?」
今度は雲雀が斗樹の手を握って、確かめるように斗樹と目線を近くする。その目は射抜くように強く感じられて、流れで告白してしまったことを後悔した。ずっと頭にあったことだから、つい、つい言ってしまった。でも、求められていない告白なのはわかっている。斗樹はさっきの言葉をどうにか回収したくて、そんなうまい話があるはずもなく、なさけないことにただテンパっていた。雲雀に、好きは好きだろっ!もー察して!と叫んでやりたい気持ちだが、そんなことを言えるわけがない。今の斗樹は、股の間に尻尾が入ってしまっている状態だ。
「ちがっ…ヒバリくん昔は女のコみたいで可愛かったから…っ」
「…」
「っ!」
”女のコ”って言ったあたりで、雲雀に手を強く握られた。
斗樹が顔をあげると、冷えた表情の雲雀がいて、血の気が引くのを感じた。
(怒らせた!)
「あ、ヒバリくんっ、違うよ」
確かに子どものころの雲雀は天使のように可愛くて、美少女と見紛う程だった。でも、もうそんなことは思っていない。雲雀が女のコと間違われるのが嫌なのを知っていたのに、焦ってひどいことを言ってしまった。いつか謝らなくてはと思っていた。それが今だとわかっているが、テンパっている斗樹は、内心あわあわと顎を揺らしていて、使いものにならない。
こんな状態でどんなフォローが思いつくというのか。
雲雀に握られていた手を引かれ、座ったまま前に倒れ込む。
「わっぷ」
ほっぺたが固くて弾力のあるものにあたって跳ねた。
肩を抱かれて、ようやく斗樹にもわかった。
雲雀の胸が目の前にあって、手を引かれて抱き寄せられたのだ。
耳元から声がする。思ったよりもはっきりと響く声。
「女のコ…って…?」
「えっ、あ…」
「トキくんって、まだ俺のこと女のコだと思ってるの?」
「思ってない、思ってないよっ」
腕から逃げるように、顔を上げる。
離れた体を、許さないとばかりに雲雀に引き寄せられた。
「あっ!ヒバリくんっ」
後ろから手がまわって、バランスを崩した斗樹は、四つん這いになった。雲雀が覆いかぶさってきて、仰向けに引き上げられ、雲雀の上に後ろ向きに座ることとなった。
背中は雲雀の胸にぴったりとくっつき、胡座をかいた上に座っている。双丘の下からのにか固いものがあたっていて、その感触は生々しい。固いものがなにかわかったとたん、斗樹の頬が赤く染まった。
立ち上がろうとしたところを、腹に回った手に引き戻され、余計にお尻を押し付けることになった。
(これ…ヒバリくんの…っ?)
「ね、トキくん、女のコはこんなことにはならないよ」
「あ…っ、わかった、わかったから…ヒバリくぁ…っ」
「本当かな…?」
「ヒバリくん?」
肩越しに振り向いて見た雲雀の顔はうつむいていて、よく見えない。ただ口元は笑っていない。斗樹には、つまらなさそうにみえた。
雲雀に”女のコみたい”は失言だったと後悔しても遅い。わかっていたのに、言ってしまった。
しっかり怒らせている。
もうこんな失言のあとでは、今の雲雀が好きだといっても説得力がないし、伝わるわけがない。雲雀に”そういう”好きだと知られて、距離を置かれるのも嫌だ。
「ご、ごめん、ヒバリくん」
「何を謝るの」
「もうヒバリくんが女のコなんて思ってないよ…」
「そう?」
「うん」
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