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第20話 緊急事態発生 (生後45日目)
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前回のあらすじ
犬の映画を観て、撃退作戦を思い付きました。そして、人質となっている2人の女の子とも接触しました。でも、夜で目隠しされてるせいで、顔がわかりません。
☆☆☆
3頭の犬逹か、どんな子逹なのかな~、楽しみだ。お、見えてきた。2頭は大型犬でシベリアン・ハスキーがはいった雑種と、多分土佐犬がはいった雑種、残り1頭は中型犬で柴犬がはいった雑種かな。挨拶しておこう。
(こんにちは、パピヨンのラッキーと言います。今は、犯人共を懲らしめるため、カラスに憑依しています。)
まずは、自己紹介からだな。シベリアン・ハスキーの雑種はカイ、土佐犬の雑種はランド、柴犬の雑種はタロウという名前だった。あと、俺の奇妙なこの状況や念話のことを教えておいた。混乱するからね。
すると、カイが話しだした。
(なるほど、生後1ヶ月程の子犬がこれだけのカラスを従え、この作戦を立案したとはな。俄かに信じられんが面白い、我々も協力させてほしい。人間には少なからず恨みがある。その犯人共で憂さ晴らしさせて貰おう。)
(こちらこそ、お願いします。カイ、ランド、タロウに打ってつけの任務があります。その任務が-------というものです。)
任務の話しを聞くと、3頭とも笑いだした。
カイ(確かに殺すより、そちらの方が面白い。)
ランド
(ああ、やろうと思えば首を掻き切ることもできるが、その任務を聞くと、確かに殺すのは温いな。というかお前、本当に生後1ヶ月なのか、実物を見てみたいぜ。これが終わったら、住んでる場所を教えてくれ。)
タロウ
(えげつない作戦を思いつくな。報酬もいいじゃないか、早く試してみたいぜ。)
(あ、試すのはいいんですが、人間には気をつけて下さい。カラスと違って、犬の場合、捕獲者にもよりますが主に3つのケースが発生します。)
1) 保健所に直行。新たな飼い主が見つからない場合、ガスで殺される。
2) 保護され、新たな飼い主が見つかるまで手厚く育てられる。
3) 新たな飼い主が見つけてくれて、そのまま家で手厚く育てられる。
説明するとタロウから猛抗議がきた。
(ちょっと待て。極端すぎるだろ。1)はなんだよ、最悪じゃないか。どうやって見極めるんだよ。)
(こればっかりは、俺もわからないんです。1)と2)は、おそらく車の中に犬用のケージがると思うので、まず車の中をチェックして下さい。あった場合なんですが、そこからはもう自分の運に賭けるしかないです。)
カイは納得したようだ。
(なるほど。私逹の仲間から聞かされた話しを総合すると、それは正しいな。人間の町に行くときは要注意だ。)
(作戦が終了したら、人間の常識を教えますね。)
落ち着いたところで、カラスさんが俺に尋ねてきた。
(話は変わるが、ラッキー、俺に名前を付けてくれないか。どうも、このあたり一帯のボスになるようにみんなから懇願されたんだ。)
(あ、それいいと思いますよ。名前はジェフでどうでしょうか。)
(ジェフか、いいな。今日から俺はジェフだ。)
(ジェフは強い霊力を持ってるから、カラスだけでなく、波長を合わせれば多くの動物と話すことも可能です。)
(なんだと!じゃあ、ラッキーがいなくても、俺を経由して動物と話をすることが可能ということか。)
(ちなみに、カイもできるよ。)
(は、私もか!)
この後、ジェフとカイに念話、索敵の基本方法を教え、俺は一旦遠方憑依を切って身体を休めた。
☆☆☆
早朝、身体は快適なんだけど、精神は夜更かししたからか、微妙に違和感がある。遠方憑依は、やり過ぎないように注意だな。今日の夜中、いよいよ作戦開始だ。さっきジェフに確認したけど、犯人逹は身代金受け渡しの最終確認を今日するみたいだ。予定では明日の夕方だ。だが、予定が狂うのは日常茶飯事だ。最悪、暗くなる前に実行する可能性もある。ジェフには油断しないように言ってあるから大丈夫だろ。
ふと、テーブルを見ると、直哉さんがテレビをつけてくれた。すると、緊急ニュース速報が流れた。テロップを見ると------、はあ!おい、おい、嘘だろ。なんで、昨日起こったばかりなんだぞ。しかも、誘拐事件だぞ。普通、こんなに早くマスコミに公表しないだろ。仮にやったとしても、ある程度、日数経ってからだろ。まずいな、犯人逹が知ったら、錯乱して殺しかねないぞ。
(緊急事態発生、ジェフ、応答願います。)
(ラッキー、どうした、そんなに慌てて。)
(今回の誘拐事件がマスコミに漏れて全国ネットで放送されてます。犯人逹の様子はどうですか?)
(今のところ、目立った変化はないぞ。)
(よかった。犯人逹がテレビに気づいたら、どういう行動をとるかわかりません。最悪、錯乱し人質を殺してから、アジトから逃亡する可能性があります。)
(なんだと、なら今からやるか?)
(まだ、待って下さい。ここで、焦っちゃ駄目です。とりあえず、すぐにでも作戦を開始できるよう臨戦体制をとっておいて下さい。)
(わかった。)
マスコミ、やってくれるね。これが、警察の指示なのか、それともスクープ目当てのタレコミなのかわからないけど、人質の事を考えろよ。どうやら、直哉さん達も怒っているみたいだ。
「マスコミめ、ふざけてやっているのか!」
「どうしたの、お父さん、怒鳴って?」
「ああ、楓、すまん。昨日、山路財閥の2人の娘が誘拐されたそうだ。」
「ええ、また誘拐!この前の誘拐事件が解決したばかりなのに。」
え、あの誘拐事件解決したの!知らんかった。
「でも、なんで怒ってるの?」
「楓、誘拐事件は発生当初なら、普通、マスコミには言わない。犯人を刺激する可能性があるからだ。それに、昨日の今日だから、身代金の受渡しもまだだ。。受渡しは、最も慎重にやらないといけない。受渡し場所にマスコミとかがうろついてたら、まず間違いなく失敗して人質は殺される。これは、山路さん周辺の誰かが、お金欲しさに情報をマスコミに売ったんだ。」
「なにそれ、酷いよ。人質の女の子達が可哀相だよ。」
桜さんも同意見みたいだ。
「今、山路さんのお宅、大混乱しているでしょうね。最悪な結果にならなければいいんだけど。もう警察を信頼するしかないわね。この前の事件も、人質を無傷で救出、犯人も逮捕されたんだから。」
みんなの話を聞いている時、ジェフから念話がはいった。
(ラッキー、犯人達がマスコミに漏れたことを知ったぞ。)
(え、今、どういう状況ですか。)
(犯人達のボスがかなり怒ってるな。子分Aとデブはボスにかなり怯えているぞ。人質の女の子は無事だが、予断を許さない状況だな。)
最悪な展開じゃないか。
どうする?どうやって解決していく。
犬の映画を観て、撃退作戦を思い付きました。そして、人質となっている2人の女の子とも接触しました。でも、夜で目隠しされてるせいで、顔がわかりません。
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3頭の犬逹か、どんな子逹なのかな~、楽しみだ。お、見えてきた。2頭は大型犬でシベリアン・ハスキーがはいった雑種と、多分土佐犬がはいった雑種、残り1頭は中型犬で柴犬がはいった雑種かな。挨拶しておこう。
(こんにちは、パピヨンのラッキーと言います。今は、犯人共を懲らしめるため、カラスに憑依しています。)
まずは、自己紹介からだな。シベリアン・ハスキーの雑種はカイ、土佐犬の雑種はランド、柴犬の雑種はタロウという名前だった。あと、俺の奇妙なこの状況や念話のことを教えておいた。混乱するからね。
すると、カイが話しだした。
(なるほど、生後1ヶ月程の子犬がこれだけのカラスを従え、この作戦を立案したとはな。俄かに信じられんが面白い、我々も協力させてほしい。人間には少なからず恨みがある。その犯人共で憂さ晴らしさせて貰おう。)
(こちらこそ、お願いします。カイ、ランド、タロウに打ってつけの任務があります。その任務が-------というものです。)
任務の話しを聞くと、3頭とも笑いだした。
カイ(確かに殺すより、そちらの方が面白い。)
ランド
(ああ、やろうと思えば首を掻き切ることもできるが、その任務を聞くと、確かに殺すのは温いな。というかお前、本当に生後1ヶ月なのか、実物を見てみたいぜ。これが終わったら、住んでる場所を教えてくれ。)
タロウ
(えげつない作戦を思いつくな。報酬もいいじゃないか、早く試してみたいぜ。)
(あ、試すのはいいんですが、人間には気をつけて下さい。カラスと違って、犬の場合、捕獲者にもよりますが主に3つのケースが発生します。)
1) 保健所に直行。新たな飼い主が見つからない場合、ガスで殺される。
2) 保護され、新たな飼い主が見つかるまで手厚く育てられる。
3) 新たな飼い主が見つけてくれて、そのまま家で手厚く育てられる。
説明するとタロウから猛抗議がきた。
(ちょっと待て。極端すぎるだろ。1)はなんだよ、最悪じゃないか。どうやって見極めるんだよ。)
(こればっかりは、俺もわからないんです。1)と2)は、おそらく車の中に犬用のケージがると思うので、まず車の中をチェックして下さい。あった場合なんですが、そこからはもう自分の運に賭けるしかないです。)
カイは納得したようだ。
(なるほど。私逹の仲間から聞かされた話しを総合すると、それは正しいな。人間の町に行くときは要注意だ。)
(作戦が終了したら、人間の常識を教えますね。)
落ち着いたところで、カラスさんが俺に尋ねてきた。
(話は変わるが、ラッキー、俺に名前を付けてくれないか。どうも、このあたり一帯のボスになるようにみんなから懇願されたんだ。)
(あ、それいいと思いますよ。名前はジェフでどうでしょうか。)
(ジェフか、いいな。今日から俺はジェフだ。)
(ジェフは強い霊力を持ってるから、カラスだけでなく、波長を合わせれば多くの動物と話すことも可能です。)
(なんだと!じゃあ、ラッキーがいなくても、俺を経由して動物と話をすることが可能ということか。)
(ちなみに、カイもできるよ。)
(は、私もか!)
この後、ジェフとカイに念話、索敵の基本方法を教え、俺は一旦遠方憑依を切って身体を休めた。
☆☆☆
早朝、身体は快適なんだけど、精神は夜更かししたからか、微妙に違和感がある。遠方憑依は、やり過ぎないように注意だな。今日の夜中、いよいよ作戦開始だ。さっきジェフに確認したけど、犯人逹は身代金受け渡しの最終確認を今日するみたいだ。予定では明日の夕方だ。だが、予定が狂うのは日常茶飯事だ。最悪、暗くなる前に実行する可能性もある。ジェフには油断しないように言ってあるから大丈夫だろ。
ふと、テーブルを見ると、直哉さんがテレビをつけてくれた。すると、緊急ニュース速報が流れた。テロップを見ると------、はあ!おい、おい、嘘だろ。なんで、昨日起こったばかりなんだぞ。しかも、誘拐事件だぞ。普通、こんなに早くマスコミに公表しないだろ。仮にやったとしても、ある程度、日数経ってからだろ。まずいな、犯人逹が知ったら、錯乱して殺しかねないぞ。
(緊急事態発生、ジェフ、応答願います。)
(ラッキー、どうした、そんなに慌てて。)
(今回の誘拐事件がマスコミに漏れて全国ネットで放送されてます。犯人逹の様子はどうですか?)
(今のところ、目立った変化はないぞ。)
(よかった。犯人逹がテレビに気づいたら、どういう行動をとるかわかりません。最悪、錯乱し人質を殺してから、アジトから逃亡する可能性があります。)
(なんだと、なら今からやるか?)
(まだ、待って下さい。ここで、焦っちゃ駄目です。とりあえず、すぐにでも作戦を開始できるよう臨戦体制をとっておいて下さい。)
(わかった。)
マスコミ、やってくれるね。これが、警察の指示なのか、それともスクープ目当てのタレコミなのかわからないけど、人質の事を考えろよ。どうやら、直哉さん達も怒っているみたいだ。
「マスコミめ、ふざけてやっているのか!」
「どうしたの、お父さん、怒鳴って?」
「ああ、楓、すまん。昨日、山路財閥の2人の娘が誘拐されたそうだ。」
「ええ、また誘拐!この前の誘拐事件が解決したばかりなのに。」
え、あの誘拐事件解決したの!知らんかった。
「でも、なんで怒ってるの?」
「楓、誘拐事件は発生当初なら、普通、マスコミには言わない。犯人を刺激する可能性があるからだ。それに、昨日の今日だから、身代金の受渡しもまだだ。。受渡しは、最も慎重にやらないといけない。受渡し場所にマスコミとかがうろついてたら、まず間違いなく失敗して人質は殺される。これは、山路さん周辺の誰かが、お金欲しさに情報をマスコミに売ったんだ。」
「なにそれ、酷いよ。人質の女の子達が可哀相だよ。」
桜さんも同意見みたいだ。
「今、山路さんのお宅、大混乱しているでしょうね。最悪な結果にならなければいいんだけど。もう警察を信頼するしかないわね。この前の事件も、人質を無傷で救出、犯人も逮捕されたんだから。」
みんなの話を聞いている時、ジェフから念話がはいった。
(ラッキー、犯人達がマスコミに漏れたことを知ったぞ。)
(え、今、どういう状況ですか。)
(犯人達のボスがかなり怒ってるな。子分Aとデブはボスにかなり怯えているぞ。人質の女の子は無事だが、予断を許さない状況だな。)
最悪な展開じゃないか。
どうする?どうやって解決していく。
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