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お仕事?が決定しました

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只今、お膝だっこ続行中の三月です…。

「叔父さんばっかりずるい!私も三月ちゃんをだっこしたい!」

学さんが撫でるのをやめてくれたのは良かったけれど、お腹に腕をまわしたまま、膝から降ろしてくれなくて…そのまま学さんのお膝の上で朝食の続きをとっています。紹介ばかりで慌ただしいけれどまだ・・朝食なんですよねーモグモグ…。

「照美、貴方はまったく食べてないでしょう。朝食は一日の活力です。きちんと食べなさい。」

「野菜は食べたわ!」

「野菜だけじゃなくて、穀物も肉も食べなさい!」

まるっきり思春期の女の子と母親の会話ですねーモグモグ…。
私も前世まえは父が離婚してから父親と弟、妹の食事の面倒をみていたけれど同じ会話していましたねーあーん、パクン。

「お前さんは照美と違って食べるなぁ…。」

当たり前です。神族の食事は一人づつプレートに乗せられて栄養がバランスよく取れるようになっているし、量も子供用に分けて出されているんです。間食などの食べ過ぎに注意して、摂取する順番に注意して、きちんとよく噛んで食べて、運動していれば前世まえのような体型になることはないっ!私はまだ2歳、健康美を保って成長します。

「きちんと食べればおっきくなれるとお母さんが…。」

「そっかー三月ちゃんの成長はこれからなんだねw」

どことは言いませんが身体の一部を見て含みの有る言い方デスネ、全様…。

「三月ちゃんは成長するけど、私はもう十分成長したからい・ら・な・いっ。」

「ダ・メ・で・すっ!食べなさい!」

モグ…モグ…ゴクン。ごちそうさま~。
二人はまだ攻防してますか…もう海お兄さんも大地お兄さんも食べ終わって周囲の神族の方達も近くの席に座っている人同士でおしゃべりを始めています。フム…。

「照美お姉さん、ご飯をしっかり食べないと太っちゃいますよ。」

「「え…?」」


ピタッと振り向いた二人に説明しましょう。

「個人差は有りますが、身体を創る一日の栄養は決まっていると考えられています。きちんと食べれば栄養は足りて体型を維持できます。ところが逆に…片寄った、好きなものばかり食べる食事を続けると…身体を創るのに必要な栄養が無いのでバランスが崩れて体型や体調も崩れてしまう。と、」

あらぁ…説明も途中なのにご飯を食べ始めていますね…。
先程の説明は前世まえのにわか知識からですね。
テレビ番組や雑誌の知識ですから、専門家には到底敵うわけもない知識です。少しでも痩せたかった私が調べたダイエット情報の中で一番気に入ったものでした。まぁ…続かなかったンダケド…。

「へ~三月ちゃん、栄養のことを知っていたんだね~。」

「小さいのに凄いじゃないか…。」

アウゥ…学さん、撫でるのをやめて下さい…。お兄さん達もそんなに誉めないで下さい…。恥ずかしい…。

「ん~よしっ!決~めたっ!三月ちゃん。」

「はひ?」

「君のお仕事、相談役に決定~!」
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