21 / 23
あとがき
しおりを挟む
長いです。興味のないかたは、次ページから『番外編』がありますので、ここは読み飛ばしてください。
番外編は『一応書いたけど本編に入れなかったエピソード』で内容は——
5.5 死者之書
『混沌の森 - 邪神と呼ばれる少女 -』とのリンク。
19.5 ババロア
その後のババロア。
——となっております。
『片腕の聖女』(『暗黒の森 - ロリコン王子と片腕の聖女 -』改題)を読んでいただきありがとうございました。
楽しんでいただけたらさいわいです。
以前書いた『混沌の森 - 邪神と呼ばれる少女 -』が一万文字程度だったので、それくらいでもうひとつ……と思っていたらどんどん長くなってしまいました。
そしてまた、クトゥルフ神話です。
『混沌の森』同様、もともとそんなに詳しいわけではないのに、出しても出さなくてもいいような——しかも、『混沌の森』以上に出す必然性がない——ものを登場させたため、調べものにだいぶ時間を費やしました。
調べものは大変なのになぜこれが楽しいのか考えてみると、「これはつかえそう」とか「こうすればつかえるかも」と材料を工夫してつかうのが楽しいのかもしれません。歴史ものなんかもそうですが、自分が作ったストーリーに史実を矛盾がないように当てはめていくのがパズル感覚でピタッとはまったときが気持ちいいからなんでしょうね。あるいはつみ木を積み上げて作っていく楽しさというか。つみ木ひとつひとつのパーツは自分の創作ではないのでかたちを変えることはできないんだけど、それを合わせて理想のかたちが組み上がると嬉しい、みたいな感覚です。
ただし、クトゥルフものってコズミックホラーと呼ばれる独特の雰囲気が核になっているので、ただ邪神を出せばいいってことではないなあとあらためて思いました。
でも、もう一本くらいは書きたいなあと思ってます。今度こそ短めで。
キャラクターの名前
作中では「学校で付けられたふざけた名前」ということになっていますが、もちろん作者が「短編だからいいや」とテキトーに付けたものです。(こんなに長くなるとは思っていなかったので)
ナタ・デ・ココ(nata de coco)、ブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)ときて、モン・ザ・ババロア(monza bavarois)の「モンザ」とはなんぞや、ということですが、これも作者がテキトーに考えたものでそういうお菓子はありません(ただのババロアならありますが)。「モン・ザ」は「モンザレッド」という色があるのでそれから取りました。ちなみにモンザ(モンツァ)はイタリアの町の名前です。ババロア(バヴァロワ)はフランス語で「バイエルンの」と言う意味。ドイツの南部にあったバイエルン王国のフランス人シェフが貴族のために作ったのが起源らしいです。
登場人物のババロアまでお菓子の名前にすると「この子もお菓子の名前だから実は孤児なのかな」とミスリードを誘ってしまうためよくないかなと思ったのですが、ほかに名前が思いつかなかったのでそのままにしました。
人名にせよ地名にせよ名前を付けるのがとにかく苦手です。
ヴァンバルシア王国はなんかちょっと面白い響きにしようと思って「ばんばるしあ」と付けました。(短編だからいいやと……)
あと、歌手のケイト・ブッシュさん(『嵐が丘』などで有名)の息子さんの名前がアルバートということを先日知りました。本編でもアルバートのお母さんはケイトですが、これはただの偶然です。
クトゥルフ神話について
クトゥグア
クトゥルフ神話に登場する旧支配者に分類される神。
拙著『混沌の森』の「風」のハスターにつづき「火」のクトゥグアの登場です。
クトゥグアはラヴクラフトではなくオーガスト・ダーレスが創作した神です。ダーレスはクトゥルフ神話の諸神格を四元素に分類したのだけど、フランシス・T・レイニーに「火の元素が無いじゃん」と言われて、作り出されたのがクトゥグアだそう。
おなじ旧支配者に「ツァトゥグァ」という似た名前のがいるので、もう少し名前は捻ってほしかったところ。(なんかやっつけ感がある)
ウガイの森
作中の舞台のひとつであるウガイの森はクトゥルフ神話の中では「ンガイの森」として登場します。読みづらいので「ウガイ」としました。架空の土地ですが、場所は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州の北部中央のリック湖周辺の森だそうです。クトゥルフ神話ではわりと有名なナイアーラトテップ(ナイアラトホテップ、ニャルラトホテプなどとも。栗本薫先生の『魔界水滸伝』でクトゥルー神話に触れた筆者としてはナイアルラトホテップという呼び名が馴染み深いです。たしか「ラ」は小文字だったかと。以降「ルラ」は「ラ」と表記)の地球での拠点でしたが、1940年にクトゥグアの部下である炎の精によって焼き払われたそうです。(かわいそう)
這いよる混沌ことナイアラトホテップの拠点ということで、こちらのほうが『混沌の森』というタイトルにふさわしい気がします。
今回登場した龍のような魔物「忌まわしき狩人(または駆り立てる恐怖とも)」はナイアラトホテップの奉仕種族(パシリ)です。
カダス教団
教団は筆者の創作ですが、クトゥルフ神話ではカダスという異世界があってナイアラトホテップの庇護の下、神族が住んでいる場所です。ナイアラトホテップ関係ということで名前を借りました。
召喚呪文
クトゥグアを召喚する呪文内の「こるゔぁず」のところは本来「ほまるはうと」です。クトゥグアは25光年以上離れた南魚(みなみのうお)座のα星フォーマルハウトにいることになっています。フォーマルハウトというのはアラビア語の「大魚の口」ファム・アル・フートが由来となっているのですが、「呪文がアラビア語成立以前からあるのにアラビア語由来なのはおかしい」という意見は前々からあったようです。
コルヴァズはフォーマルハウトの近くの星、あるいは別名という設定なので、今回呪文の一部を入れ替えてみました。
25光年以上離れた場所からいきなり呼び出されたら、腕の一本でも食わせろってなるかな。
ちなみに、おなじ炎の神ヤマンソはクトゥグアと召喚呪文が似ていて、クトゥグア召喚に失敗したとき誤召喚されることがあるそうです。(かわいそう)
ヤマンソ「呼ばれて飛び出て……」
召喚師「あっ、まちがえちゃった!」
ヤマンソ「食事中だったので慌てて食って出てきたんだけど」
召喚師「……スマンソ」
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
またべつのお話でお会いできればさいわいです。
番外編は『一応書いたけど本編に入れなかったエピソード』で内容は——
5.5 死者之書
『混沌の森 - 邪神と呼ばれる少女 -』とのリンク。
19.5 ババロア
その後のババロア。
——となっております。
『片腕の聖女』(『暗黒の森 - ロリコン王子と片腕の聖女 -』改題)を読んでいただきありがとうございました。
楽しんでいただけたらさいわいです。
以前書いた『混沌の森 - 邪神と呼ばれる少女 -』が一万文字程度だったので、それくらいでもうひとつ……と思っていたらどんどん長くなってしまいました。
そしてまた、クトゥルフ神話です。
『混沌の森』同様、もともとそんなに詳しいわけではないのに、出しても出さなくてもいいような——しかも、『混沌の森』以上に出す必然性がない——ものを登場させたため、調べものにだいぶ時間を費やしました。
調べものは大変なのになぜこれが楽しいのか考えてみると、「これはつかえそう」とか「こうすればつかえるかも」と材料を工夫してつかうのが楽しいのかもしれません。歴史ものなんかもそうですが、自分が作ったストーリーに史実を矛盾がないように当てはめていくのがパズル感覚でピタッとはまったときが気持ちいいからなんでしょうね。あるいはつみ木を積み上げて作っていく楽しさというか。つみ木ひとつひとつのパーツは自分の創作ではないのでかたちを変えることはできないんだけど、それを合わせて理想のかたちが組み上がると嬉しい、みたいな感覚です。
ただし、クトゥルフものってコズミックホラーと呼ばれる独特の雰囲気が核になっているので、ただ邪神を出せばいいってことではないなあとあらためて思いました。
でも、もう一本くらいは書きたいなあと思ってます。今度こそ短めで。
キャラクターの名前
作中では「学校で付けられたふざけた名前」ということになっていますが、もちろん作者が「短編だからいいや」とテキトーに付けたものです。(こんなに長くなるとは思っていなかったので)
ナタ・デ・ココ(nata de coco)、ブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)ときて、モン・ザ・ババロア(monza bavarois)の「モンザ」とはなんぞや、ということですが、これも作者がテキトーに考えたものでそういうお菓子はありません(ただのババロアならありますが)。「モン・ザ」は「モンザレッド」という色があるのでそれから取りました。ちなみにモンザ(モンツァ)はイタリアの町の名前です。ババロア(バヴァロワ)はフランス語で「バイエルンの」と言う意味。ドイツの南部にあったバイエルン王国のフランス人シェフが貴族のために作ったのが起源らしいです。
登場人物のババロアまでお菓子の名前にすると「この子もお菓子の名前だから実は孤児なのかな」とミスリードを誘ってしまうためよくないかなと思ったのですが、ほかに名前が思いつかなかったのでそのままにしました。
人名にせよ地名にせよ名前を付けるのがとにかく苦手です。
ヴァンバルシア王国はなんかちょっと面白い響きにしようと思って「ばんばるしあ」と付けました。(短編だからいいやと……)
あと、歌手のケイト・ブッシュさん(『嵐が丘』などで有名)の息子さんの名前がアルバートということを先日知りました。本編でもアルバートのお母さんはケイトですが、これはただの偶然です。
クトゥルフ神話について
クトゥグア
クトゥルフ神話に登場する旧支配者に分類される神。
拙著『混沌の森』の「風」のハスターにつづき「火」のクトゥグアの登場です。
クトゥグアはラヴクラフトではなくオーガスト・ダーレスが創作した神です。ダーレスはクトゥルフ神話の諸神格を四元素に分類したのだけど、フランシス・T・レイニーに「火の元素が無いじゃん」と言われて、作り出されたのがクトゥグアだそう。
おなじ旧支配者に「ツァトゥグァ」という似た名前のがいるので、もう少し名前は捻ってほしかったところ。(なんかやっつけ感がある)
ウガイの森
作中の舞台のひとつであるウガイの森はクトゥルフ神話の中では「ンガイの森」として登場します。読みづらいので「ウガイ」としました。架空の土地ですが、場所は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州の北部中央のリック湖周辺の森だそうです。クトゥルフ神話ではわりと有名なナイアーラトテップ(ナイアラトホテップ、ニャルラトホテプなどとも。栗本薫先生の『魔界水滸伝』でクトゥルー神話に触れた筆者としてはナイアルラトホテップという呼び名が馴染み深いです。たしか「ラ」は小文字だったかと。以降「ルラ」は「ラ」と表記)の地球での拠点でしたが、1940年にクトゥグアの部下である炎の精によって焼き払われたそうです。(かわいそう)
這いよる混沌ことナイアラトホテップの拠点ということで、こちらのほうが『混沌の森』というタイトルにふさわしい気がします。
今回登場した龍のような魔物「忌まわしき狩人(または駆り立てる恐怖とも)」はナイアラトホテップの奉仕種族(パシリ)です。
カダス教団
教団は筆者の創作ですが、クトゥルフ神話ではカダスという異世界があってナイアラトホテップの庇護の下、神族が住んでいる場所です。ナイアラトホテップ関係ということで名前を借りました。
召喚呪文
クトゥグアを召喚する呪文内の「こるゔぁず」のところは本来「ほまるはうと」です。クトゥグアは25光年以上離れた南魚(みなみのうお)座のα星フォーマルハウトにいることになっています。フォーマルハウトというのはアラビア語の「大魚の口」ファム・アル・フートが由来となっているのですが、「呪文がアラビア語成立以前からあるのにアラビア語由来なのはおかしい」という意見は前々からあったようです。
コルヴァズはフォーマルハウトの近くの星、あるいは別名という設定なので、今回呪文の一部を入れ替えてみました。
25光年以上離れた場所からいきなり呼び出されたら、腕の一本でも食わせろってなるかな。
ちなみに、おなじ炎の神ヤマンソはクトゥグアと召喚呪文が似ていて、クトゥグア召喚に失敗したとき誤召喚されることがあるそうです。(かわいそう)
ヤマンソ「呼ばれて飛び出て……」
召喚師「あっ、まちがえちゃった!」
ヤマンソ「食事中だったので慌てて食って出てきたんだけど」
召喚師「……スマンソ」
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
またべつのお話でお会いできればさいわいです。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星河由乃(旧名:星里有乃)
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
王命を忘れた恋
須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』
そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。
強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?
そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。
聖女追放。
友坂 悠
ファンタジー
「わたくしはここに宣言いたします。神の名の下に、このマリアンヌ・フェルミナスに与えられていた聖女の称号を剥奪することを」
この世界には昔から聖女というものが在った。
それはただ聖人の女性版というわけでもなく、魔女と対を成すものでも、ましてやただの聖なる人の母でもなければ癒しを与えるだけの治癒師でもない。
世界の危機に現れるという救世主。
過去、何度も世界を救ったと言われる伝説の少女。
彼女こそ女神の生まれ変わりに違いないと、そう人々から目されたそんな女性。
それが、「聖女」と呼ばれていた存在だった。
皇太子の婚約者でありながら、姉クラウディアにもジーク皇太子にも疎まれた結果、聖女マリアンヌは正教会より聖女位を剥奪され追放された。
喉を潰され魔力を封じられ断罪の場に晒されたマリアンヌ。
そのまま野獣の森に捨てられますが……
野獣に襲われてすんでのところでその魔力を解放した聖女マリアンヌ。
そこで出会ったマキナという少年が実は魔王の生まれ変わりである事を知ります。
神は、欲に塗れた人には恐怖を持って相対す、そういう考えから魔王の復活を目論んでいました。
それに対して異議を唱える聖女マリアンヌ。
なんとかマキナが魔王として覚醒してしまう事を阻止しようとします。
聖都を離れ生活する2人でしたが、マキナが彼女に依存しすぎている事を問題視するマリアンヌ。
それをなんとかする為に、魔物退治のパーティーに参加することに。
自分が人の役にたてば、周りの人から認めてもらえる。
マキナにはそういった経験が必要だとの思いから無理矢理彼を参加させますが。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる