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05 そんなに悪い存在じゃないのかも
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そろそろ日も暮れそうだ。また今夜も野宿だろうか。
「……帰れるのかな」
この山から。
心細くなってウサギをなでていると、不意に耳がぴょこんと立ち上がった。
それからウサギは起き上がり、キューイと高い声を上げた。
ウサギってこんな鳴き声だっけ? ってこの子は魔物か。
そんなことを考えていると、傍の茂みがわさわさ揺れ始めた。
「え、何!?」
慌てて立ち上がる。
茂みの奥から現れたのは、五匹ほどのウサギだった。
「……仲間?」
キュイキュイと鳴きあっていたかと思うと、ウサギたちは次々に温泉に飛び込んだ。
「ええ、なにここは天国なの!?」
ウサギたちがワチャワチャホワホワと温泉に入る光景は……やばい、可愛すぎる。
ひとしきり温泉を堪能したウサギたちが、お湯から上がるとワラワラとこちらに向かってきたので急いで彼らの水気を飛ばした。
温泉のお礼なのか、ウサギたちは私に身体をすりつけてきた。
うう、モフモフまみれ……幸せ。
ほかほかのウサギたちが湯たんぽみたいで、段々眠くなってくる。
「……今日も……野宿かあ」
眠気に耐えられなくなってきた。
それでも片づけなくちゃと思い、すっかりぬるくなったお湯を元の源泉に移動させたところで意識が途切れてしまった。
*****
「うーん……」
何かが顔をペチペチとたたいている。
「まだ眠いよお母さん……」
キュイ! と耳元で声が聞こえてハッとして目を開けた。
「……そうか」
昨日、温泉を片づけようとしている途中で寝落ちしたんだ。
見ると、昨日のウサギだろうか。大きな赤い目が私を見上げている。
「おはよう。ずっとここにいたの?」
頭をなでながら周囲を見渡した。
「え?」
見ると、昨日空にした温泉の周囲に動物たちが集まっていた。
全部で十頭くらいだろうか。
(これ……全部魔物だ)
彼らはみな、ソワソワしたようにこちらと空の温泉を交互に見ている。
「もしかして……温泉に入りたいの?」
どうして知っているの……まさか昨日のウサギが?
「魔物の情報網ってやつ? 待って、今入れるから」
彼らの期待のこもった視線に耐えきれず、立ち上がるとそちらへ向かった。
「えーっと、まずは源泉のお湯を移して……あ、まだ入っちゃダメ!」
お湯を入れた途端飛び込もうとするキツネみたいな魔物を制する。
「熱いから危ないの! 『クリーン』『ヒール』!」
お湯に魔法をかける。水で薄めたら良くないかな……。
「じゃあ湯もみか」
お湯をかき回して温度を下げる。
激しく上がった飛沫が側にいた魔物にかかると、キラキラとその身体が光った。
「おお、効いてるのかなあ」
怪我なのか病気なのか、私の回復魔法なのか温泉の効果なのか分からないけど。
「――よし、大丈夫かな」
手を入れて温度を確かめる。
「じゃあまずはかけ湯からね」
再び飛沫をあげて魔物たちにかける。
朝日とお湯の効果でキラキラとして綺麗だ。
「入ってもいいよー!」
私の声に、魔物は一斉にお湯に飛び込んだ。
「うーん、いい光景だ」
ウサギからクマみたいなのまで、色々な種類の魔物が同じお湯に入って皆気持ちよさそうにしている。
「言葉も分かるみたいだし……仲も良さそうだし。魔物ってそんなに悪い存在じゃないのかも」
人間たちは、魔物を目の敵にしてたけど。
スカートを何かが引っ張るような感触に足元を見ると、一匹のウサギがいた。
「昨日の子かな。あなたはもういいの?」
しゃがみ込んで話しかけると、ポイと何かが目の前に置かれた。
「果物?」
それは木イチゴに見えた。
「もしかして、ご飯持ってきてくれたの? ありがとう」
浄化魔法をかけて口に入れる。
甘酸っぱくて美味しかった。
「本当に、平和だなあ」
山の中の温泉で魔物たちが仲良く温泉に入って。
「……魔物って倒さないとならないのかな」
教会で、魔物は人間に害をなす存在だから見つけたら討伐しないとならないのだと教わった。
魔物にも色々いて、人間そっくりの見た目で言葉を話すものもいるという。
そして一番強い存在が「魔王」と呼ばれる者で、リンちゃんはそれを倒すために召喚されたのだと。
「……倒さないといけないのかなあ」
私の側には果物や木の実が積んである。温泉のお礼だろう、ウサギたちが持ってきてくれたのだ。
ここにいる魔物たちは、私の言葉を理解できるし優しい、いい子ばかりだ。
魔王だって、話してみれば悪いひとじゃないとかなんじゃないかな。
「リンちゃん……無事かなあ」
つらくて泣いてないかな。
温泉には代わる代わる、色々な魔物がやってきた。
お湯がぬるくなったり減ったりすれば源泉から足して、魔法も掛け直して。
そんなことをしている間にまた午後になってしまった。
「うーん……いっそここで湯治宿をやるのもいいかも」
魔物相手の湯治宿。なかなか楽しそうだ。
「でもそれだと私一生この山の中……それはさすがにつらいか」
せめてここがどこか分かって、人間の住む場所が近ければいいんだけど。
そんなことを考えていると、ふいにざわめきが起きて魔物たちが一斉に温泉から飛び出した。
「えっ何!?」
警戒するような声を上げ、皆同じ方向を見ている。
何か来るの……? 彼らが警戒するような、危険な何かが。
身体を強張らせていると、視線の先、木々の間から黒いものがあらわれた。
「……雪男!」
人間のように二本足で歩く、真っ黒い毛むくじゃらの生き物はまさに故郷に伝わる「雪男」だ。
これってまさか討伐対象の魔物……? 危険なの!?
のそり、のそりと雪男はこちらへ近づいてくると、周囲を見渡し、私に視線を止めた。
「――」
何か言っているようだけれど、くぐもっていて聞こえない。
それから雪男は温泉へと視線を移した。
「……あ、あの。それ温泉って言って、怪我や病気が治るの」
こちらに危害は加えなさそうだ。
私は声をかけてみた。
「ぬるくなってきたから……そのまま入っても大丈夫よ」
そろそろ源泉を足そうと思っていたのだ。
言葉が分かったのか、雪男は温泉に近づくと少し迷いながらも一歩踏み入れた。
ドプン、と音を立ててお湯に入る。
一際激しい光が温泉からあふれ出した。
「……帰れるのかな」
この山から。
心細くなってウサギをなでていると、不意に耳がぴょこんと立ち上がった。
それからウサギは起き上がり、キューイと高い声を上げた。
ウサギってこんな鳴き声だっけ? ってこの子は魔物か。
そんなことを考えていると、傍の茂みがわさわさ揺れ始めた。
「え、何!?」
慌てて立ち上がる。
茂みの奥から現れたのは、五匹ほどのウサギだった。
「……仲間?」
キュイキュイと鳴きあっていたかと思うと、ウサギたちは次々に温泉に飛び込んだ。
「ええ、なにここは天国なの!?」
ウサギたちがワチャワチャホワホワと温泉に入る光景は……やばい、可愛すぎる。
ひとしきり温泉を堪能したウサギたちが、お湯から上がるとワラワラとこちらに向かってきたので急いで彼らの水気を飛ばした。
温泉のお礼なのか、ウサギたちは私に身体をすりつけてきた。
うう、モフモフまみれ……幸せ。
ほかほかのウサギたちが湯たんぽみたいで、段々眠くなってくる。
「……今日も……野宿かあ」
眠気に耐えられなくなってきた。
それでも片づけなくちゃと思い、すっかりぬるくなったお湯を元の源泉に移動させたところで意識が途切れてしまった。
*****
「うーん……」
何かが顔をペチペチとたたいている。
「まだ眠いよお母さん……」
キュイ! と耳元で声が聞こえてハッとして目を開けた。
「……そうか」
昨日、温泉を片づけようとしている途中で寝落ちしたんだ。
見ると、昨日のウサギだろうか。大きな赤い目が私を見上げている。
「おはよう。ずっとここにいたの?」
頭をなでながら周囲を見渡した。
「え?」
見ると、昨日空にした温泉の周囲に動物たちが集まっていた。
全部で十頭くらいだろうか。
(これ……全部魔物だ)
彼らはみな、ソワソワしたようにこちらと空の温泉を交互に見ている。
「もしかして……温泉に入りたいの?」
どうして知っているの……まさか昨日のウサギが?
「魔物の情報網ってやつ? 待って、今入れるから」
彼らの期待のこもった視線に耐えきれず、立ち上がるとそちらへ向かった。
「えーっと、まずは源泉のお湯を移して……あ、まだ入っちゃダメ!」
お湯を入れた途端飛び込もうとするキツネみたいな魔物を制する。
「熱いから危ないの! 『クリーン』『ヒール』!」
お湯に魔法をかける。水で薄めたら良くないかな……。
「じゃあ湯もみか」
お湯をかき回して温度を下げる。
激しく上がった飛沫が側にいた魔物にかかると、キラキラとその身体が光った。
「おお、効いてるのかなあ」
怪我なのか病気なのか、私の回復魔法なのか温泉の効果なのか分からないけど。
「――よし、大丈夫かな」
手を入れて温度を確かめる。
「じゃあまずはかけ湯からね」
再び飛沫をあげて魔物たちにかける。
朝日とお湯の効果でキラキラとして綺麗だ。
「入ってもいいよー!」
私の声に、魔物は一斉にお湯に飛び込んだ。
「うーん、いい光景だ」
ウサギからクマみたいなのまで、色々な種類の魔物が同じお湯に入って皆気持ちよさそうにしている。
「言葉も分かるみたいだし……仲も良さそうだし。魔物ってそんなに悪い存在じゃないのかも」
人間たちは、魔物を目の敵にしてたけど。
スカートを何かが引っ張るような感触に足元を見ると、一匹のウサギがいた。
「昨日の子かな。あなたはもういいの?」
しゃがみ込んで話しかけると、ポイと何かが目の前に置かれた。
「果物?」
それは木イチゴに見えた。
「もしかして、ご飯持ってきてくれたの? ありがとう」
浄化魔法をかけて口に入れる。
甘酸っぱくて美味しかった。
「本当に、平和だなあ」
山の中の温泉で魔物たちが仲良く温泉に入って。
「……魔物って倒さないとならないのかな」
教会で、魔物は人間に害をなす存在だから見つけたら討伐しないとならないのだと教わった。
魔物にも色々いて、人間そっくりの見た目で言葉を話すものもいるという。
そして一番強い存在が「魔王」と呼ばれる者で、リンちゃんはそれを倒すために召喚されたのだと。
「……倒さないといけないのかなあ」
私の側には果物や木の実が積んである。温泉のお礼だろう、ウサギたちが持ってきてくれたのだ。
ここにいる魔物たちは、私の言葉を理解できるし優しい、いい子ばかりだ。
魔王だって、話してみれば悪いひとじゃないとかなんじゃないかな。
「リンちゃん……無事かなあ」
つらくて泣いてないかな。
温泉には代わる代わる、色々な魔物がやってきた。
お湯がぬるくなったり減ったりすれば源泉から足して、魔法も掛け直して。
そんなことをしている間にまた午後になってしまった。
「うーん……いっそここで湯治宿をやるのもいいかも」
魔物相手の湯治宿。なかなか楽しそうだ。
「でもそれだと私一生この山の中……それはさすがにつらいか」
せめてここがどこか分かって、人間の住む場所が近ければいいんだけど。
そんなことを考えていると、ふいにざわめきが起きて魔物たちが一斉に温泉から飛び出した。
「えっ何!?」
警戒するような声を上げ、皆同じ方向を見ている。
何か来るの……? 彼らが警戒するような、危険な何かが。
身体を強張らせていると、視線の先、木々の間から黒いものがあらわれた。
「……雪男!」
人間のように二本足で歩く、真っ黒い毛むくじゃらの生き物はまさに故郷に伝わる「雪男」だ。
これってまさか討伐対象の魔物……? 危険なの!?
のそり、のそりと雪男はこちらへ近づいてくると、周囲を見渡し、私に視線を止めた。
「――」
何か言っているようだけれど、くぐもっていて聞こえない。
それから雪男は温泉へと視線を移した。
「……あ、あの。それ温泉って言って、怪我や病気が治るの」
こちらに危害は加えなさそうだ。
私は声をかけてみた。
「ぬるくなってきたから……そのまま入っても大丈夫よ」
そろそろ源泉を足そうと思っていたのだ。
言葉が分かったのか、雪男は温泉に近づくと少し迷いながらも一歩踏み入れた。
ドプン、と音を立ててお湯に入る。
一際激しい光が温泉からあふれ出した。
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