41 / 44
閑話:よく似たふたり
卵・THE・リベンジ
しおりを挟む
部屋の片付けをして、雪丸とたっぷり遊んだあと、台所で天希が包丁を握っていたら――
「今日はなにを作ってくれるんだい?」
「あっ、伊上、おかえり」
待ち人が帰ってきた。
珍しく気配をさせて近づいてきたのは、天希が刃物を握っているからだろう。普段の彼は足音すらしない。
しかし天希が驚くので気を使っているらしく、随分わかりやすいほうだとか。
以前、志築に聞いたらそう言っていた。
「今日は、オムライスだ。卵を巻く特訓してきた」
「へぇ、誰を練習台にしてきたの?」
「父さん。俺はオムライスならいくらでも食べられるぞ、とか言ってたけど。しばらく見たくないって」
「それは尊い犠牲だね」
以前も天希はオムライスにチャレンジしたのだが、卵が上手く巻けずにチキンライスのスクランブルエッグ添えになった。
もちろん不格好なオムライスでも伊上は喜んでくれた。とはいえ、負けず嫌いの天希である。
「ちょっと離れてろ」
「お手並みを拝見」
クスッと小さく笑われたのは気になるものの、天希はフライパンにバターを投入した。
続けて卵液を流し込めば、じゅっという音とともに卵が固まり出す。
だが慌てず、軽く卵を菜箸でかき混ぜてから、そこへチキンライスを載せる。
あとは卵の端っこをライスに被せ、片手に皿を準備。
「よっしゃ!」
「練習の成果が出てるね。さすがあまちゃん」
パチパチと伊上から拍手を受けて、天希は得意気に胸を反らせた。
しかし気合いの入った一回目とは違い、二回目は少々卵が破けた、のはご愛嬌だ。
「ケチャップで隠せば」
「証拠隠滅は完了だね」
「うん。完璧だな」
出来上がった状態だけ見れば、まさに完璧。
卵の破れなど忘れて、天希は並べたオムライスの写真を撮る。そして迷わず、練習台になった父親にメッセージを送った。
これを見たら、毎日のオムライス攻撃を受けた彼も報われるはずだ。
「食おう」
「そうだね」
このキッチンの隣はダイニングになっている。
天希が冷蔵庫に入れていたサラダを取り出しているあいだに、伊上はトレイに乗せたオムライスを運んでいく。
よく天希は伊上のために食事を作るけれど、彼は出来上がると配膳を手伝ってくれた。
黙ってテーブルで待っているような男ではない伊上を、世の男は見習うべきである。
以前の天希も食事は出てきて当然、と思っていた。
しかし伊上の行動を見ているうちに考えが変わった。おかげで最近、母親が喜んでいる。
「いただきます」
二人で向かい合い、同時に両手を合わせると、すくったオムライスを口に頬ばる。
出来て間もないため卵が少しとろっとしていた。いつかはレストランで出てくるような、とろふわオムライスを作りたいと、天希の中で目標ができる。
「前回のもおいしかったけど、今回のはさらにおいしいね」
「伊上は褒め上手だな。でも前回のはなしで」
「あまちゃんって完璧主義なところがあるよね」
「上手くいかねぇとなんか据わりが悪いだろ?」
「あとまで気になっちゃうんだね」
見透かされるのは癪だが、相手は伊上なので良しとする。
時折友人たちに細かいとか、そこまでしなくても、などと言われる天希であろうと彼は寛容だ。
いまもこくんと頷いた天希を見て、小さく笑いつつも黙ってオムライスを食べている。
「できないまま放り投げたら、後悔するかもしれねぇし」
「僕はあまちゃんのそう言うところ好きだよ。コツコツ型の頑張り屋で尊敬する」
「……それ以上褒めてもなにも出ねぇぞ」
完璧に見える伊上に手放しで褒められると、なんだか天希はムズムズして気恥ずかしくなる。
本当は完璧なのではなく、完璧を装うのが上手な人だと知っているから。
伊上こそ、誰よりも努力家だと天希は思っていた。
美しい水鳥は水面下で水かきをしていると言うが、まさにだ。
「そうなの? 少しはご褒美をくれてもいいのに」
「今日は雪丸と寝るから駄目だぞ」
首を小さく傾げて、わざとらしく甘えた視線を向けてくるが、ぐっと天希はこらえる。そんな反応を見た伊上は、目元を和らげまたクスッと笑う。
「それは振りかなにか?」
「なんでだよ!」
「雪丸にバレないようにこっそり、みたいな」
「俺は、変なスリリングなんぞ求めてねぇ! 大体雪丸は寝たら朝まで起きねぇよ。野生をどこかに置いてきたらしいからな」
現在、気を利かせた組員たちのところで、可愛がられているだろう雪丸。
普通ならば、物音に警戒してしかるべき場面でも、へそ天で寝ていたという証言がある。
それだけ周りの人間を信用しているのだろうけれど。
本当になにか起きたとき、大丈夫だろうかと天希は心配していた。
「そうなんだ。あとで試してみようか」
「雪丸を?」
「そう」
ほんの少し意地悪そうな顔をした伊上に、天希は目を丸くする。
もしや雪丸相手に嫉妬でもしているのだろうか。
思えば最近は、天希も就職活動が忙しく伊上に合わせるのが難しかった。
今日はいつぶりだっただろうかと思考を巡らし、十日ぶりくらいかと思い至る。
いま思い返すと、最初の頃に毎晩。アルバイト先へやって来て、送りをしてくれていたのは、かなりレアだったのかもしれない。
彼なりのアピールだと天希は感じていたけれど、実感するとなんだか、いまさら照れくさくなる。
「あまちゃん、どうしたの?」
「へ?」
「顔、赤くなってるよ?」
「別に、なんでもねぇよ」
指摘をされると余計に顔に熱が集中するのだが、わずかに俯き、天希は誤魔化しながらオムライスを頬ばった。
さすがに去年の出来事を思い出して、いまごろ照れているなんて思いもしないだろう。けれど――
「可愛い」
ぽつんと呟かれた言葉で、天希の頬は余計に熱くなるのだった。
いつもいつも、飽きないのかと思うほど呟かれている言葉なのに、いまばかりは天希の胸に突き刺さる。
(自分で思ってるより、俺は好かれてるんだろうな)
伊上紘一という男を称するのに一番的確な言葉は、胡散臭い。
いつもニコニコしていて、人当たりが良さそうに見えるものの、笑顔の仮面を被っているだけだ。
出会って間もない頃は、天希に対してもその仮面だった気がする。
そこに隙が出始めたのはいつなのか。
こればかりは考えてみてもよくわからない。
「伊上は、俺のどういうところが好き?」
「……急な質問だね。んー、そうだね。飾らないところは魅力的かな」
「単純って意味か?」
「ふふっ、端的に言えばそうだけど。いつでも等身大で、真っ正面から人にぶつかれる度胸がある。僕の傍にいても物怖じしないだろうなって」
もっと冗談で躱すかと思った質問に、伊上は真面目に答えてくれた。
口元へ手を当て、少し考え込むような仕草をする彼を見ながら、自分はどうだろうと天希は考える。
(見た目が好み、うん。これは間違いない。胡散臭いって思ったけど、俺に対して向けてくれた優しさに嘘はなかった)
最初は面白半分で、餌を垂らして魚を釣る感覚なのかと疑った。
相手は大人。しかもただ者ではない感満載の裏のある大人だ。疑うなというほうが無理である。
いくら好みの相手であろうと、単純な天希でも警戒はMAXだった。
しかし毛を逆立てる、猫のような天希にものともせず、伊上はぐいぐいと迫ってきたのだ。
(あの頃は、あの頃でいい時期だったな)
無意識に口元が緩んでしまい、ふっと天希の笑いがこぼれた。
「よくわからないけど、あまちゃん、楽しそうだね」
「だ、黙って観察してるなよ!」
「いや、なんだか表情がコロコロ変わって、見てるだけでも可愛いなぁって」
いつの間にか、伊上の皿が空になっていた。
はっとして天希が黙々と食事を再開したら、彼は食後のお茶を淹れてくれる。
「ここの緑茶、うまいよなぁ」
「いいところの茶葉だしね」
「ふぅん」
伊上がいいところ、と言うならば高級茶葉なのだろう。
彼や成治の淹れ方が上手いのもあるけれど、元々が違うのかと天希は納得をする。
「あまちゃんがこのお茶が好きなら、今度取り寄せようか?」
「できるのか?」
「もちろん」
お茶を淹れたついでと席を移動して、隣に座った伊上に天希は前のめりになった。
コーヒーや紅茶、ジュース類も嫌いではないが、天希は緑茶が一番好きだ。
おそらく子供の頃に、よく祖父が淹れてくれたからだろう。
あからさまに喜色を浮かべた天希を見て、伊上もやんわりと笑ってくれた。
「今日はなにを作ってくれるんだい?」
「あっ、伊上、おかえり」
待ち人が帰ってきた。
珍しく気配をさせて近づいてきたのは、天希が刃物を握っているからだろう。普段の彼は足音すらしない。
しかし天希が驚くので気を使っているらしく、随分わかりやすいほうだとか。
以前、志築に聞いたらそう言っていた。
「今日は、オムライスだ。卵を巻く特訓してきた」
「へぇ、誰を練習台にしてきたの?」
「父さん。俺はオムライスならいくらでも食べられるぞ、とか言ってたけど。しばらく見たくないって」
「それは尊い犠牲だね」
以前も天希はオムライスにチャレンジしたのだが、卵が上手く巻けずにチキンライスのスクランブルエッグ添えになった。
もちろん不格好なオムライスでも伊上は喜んでくれた。とはいえ、負けず嫌いの天希である。
「ちょっと離れてろ」
「お手並みを拝見」
クスッと小さく笑われたのは気になるものの、天希はフライパンにバターを投入した。
続けて卵液を流し込めば、じゅっという音とともに卵が固まり出す。
だが慌てず、軽く卵を菜箸でかき混ぜてから、そこへチキンライスを載せる。
あとは卵の端っこをライスに被せ、片手に皿を準備。
「よっしゃ!」
「練習の成果が出てるね。さすがあまちゃん」
パチパチと伊上から拍手を受けて、天希は得意気に胸を反らせた。
しかし気合いの入った一回目とは違い、二回目は少々卵が破けた、のはご愛嬌だ。
「ケチャップで隠せば」
「証拠隠滅は完了だね」
「うん。完璧だな」
出来上がった状態だけ見れば、まさに完璧。
卵の破れなど忘れて、天希は並べたオムライスの写真を撮る。そして迷わず、練習台になった父親にメッセージを送った。
これを見たら、毎日のオムライス攻撃を受けた彼も報われるはずだ。
「食おう」
「そうだね」
このキッチンの隣はダイニングになっている。
天希が冷蔵庫に入れていたサラダを取り出しているあいだに、伊上はトレイに乗せたオムライスを運んでいく。
よく天希は伊上のために食事を作るけれど、彼は出来上がると配膳を手伝ってくれた。
黙ってテーブルで待っているような男ではない伊上を、世の男は見習うべきである。
以前の天希も食事は出てきて当然、と思っていた。
しかし伊上の行動を見ているうちに考えが変わった。おかげで最近、母親が喜んでいる。
「いただきます」
二人で向かい合い、同時に両手を合わせると、すくったオムライスを口に頬ばる。
出来て間もないため卵が少しとろっとしていた。いつかはレストランで出てくるような、とろふわオムライスを作りたいと、天希の中で目標ができる。
「前回のもおいしかったけど、今回のはさらにおいしいね」
「伊上は褒め上手だな。でも前回のはなしで」
「あまちゃんって完璧主義なところがあるよね」
「上手くいかねぇとなんか据わりが悪いだろ?」
「あとまで気になっちゃうんだね」
見透かされるのは癪だが、相手は伊上なので良しとする。
時折友人たちに細かいとか、そこまでしなくても、などと言われる天希であろうと彼は寛容だ。
いまもこくんと頷いた天希を見て、小さく笑いつつも黙ってオムライスを食べている。
「できないまま放り投げたら、後悔するかもしれねぇし」
「僕はあまちゃんのそう言うところ好きだよ。コツコツ型の頑張り屋で尊敬する」
「……それ以上褒めてもなにも出ねぇぞ」
完璧に見える伊上に手放しで褒められると、なんだか天希はムズムズして気恥ずかしくなる。
本当は完璧なのではなく、完璧を装うのが上手な人だと知っているから。
伊上こそ、誰よりも努力家だと天希は思っていた。
美しい水鳥は水面下で水かきをしていると言うが、まさにだ。
「そうなの? 少しはご褒美をくれてもいいのに」
「今日は雪丸と寝るから駄目だぞ」
首を小さく傾げて、わざとらしく甘えた視線を向けてくるが、ぐっと天希はこらえる。そんな反応を見た伊上は、目元を和らげまたクスッと笑う。
「それは振りかなにか?」
「なんでだよ!」
「雪丸にバレないようにこっそり、みたいな」
「俺は、変なスリリングなんぞ求めてねぇ! 大体雪丸は寝たら朝まで起きねぇよ。野生をどこかに置いてきたらしいからな」
現在、気を利かせた組員たちのところで、可愛がられているだろう雪丸。
普通ならば、物音に警戒してしかるべき場面でも、へそ天で寝ていたという証言がある。
それだけ周りの人間を信用しているのだろうけれど。
本当になにか起きたとき、大丈夫だろうかと天希は心配していた。
「そうなんだ。あとで試してみようか」
「雪丸を?」
「そう」
ほんの少し意地悪そうな顔をした伊上に、天希は目を丸くする。
もしや雪丸相手に嫉妬でもしているのだろうか。
思えば最近は、天希も就職活動が忙しく伊上に合わせるのが難しかった。
今日はいつぶりだっただろうかと思考を巡らし、十日ぶりくらいかと思い至る。
いま思い返すと、最初の頃に毎晩。アルバイト先へやって来て、送りをしてくれていたのは、かなりレアだったのかもしれない。
彼なりのアピールだと天希は感じていたけれど、実感するとなんだか、いまさら照れくさくなる。
「あまちゃん、どうしたの?」
「へ?」
「顔、赤くなってるよ?」
「別に、なんでもねぇよ」
指摘をされると余計に顔に熱が集中するのだが、わずかに俯き、天希は誤魔化しながらオムライスを頬ばった。
さすがに去年の出来事を思い出して、いまごろ照れているなんて思いもしないだろう。けれど――
「可愛い」
ぽつんと呟かれた言葉で、天希の頬は余計に熱くなるのだった。
いつもいつも、飽きないのかと思うほど呟かれている言葉なのに、いまばかりは天希の胸に突き刺さる。
(自分で思ってるより、俺は好かれてるんだろうな)
伊上紘一という男を称するのに一番的確な言葉は、胡散臭い。
いつもニコニコしていて、人当たりが良さそうに見えるものの、笑顔の仮面を被っているだけだ。
出会って間もない頃は、天希に対してもその仮面だった気がする。
そこに隙が出始めたのはいつなのか。
こればかりは考えてみてもよくわからない。
「伊上は、俺のどういうところが好き?」
「……急な質問だね。んー、そうだね。飾らないところは魅力的かな」
「単純って意味か?」
「ふふっ、端的に言えばそうだけど。いつでも等身大で、真っ正面から人にぶつかれる度胸がある。僕の傍にいても物怖じしないだろうなって」
もっと冗談で躱すかと思った質問に、伊上は真面目に答えてくれた。
口元へ手を当て、少し考え込むような仕草をする彼を見ながら、自分はどうだろうと天希は考える。
(見た目が好み、うん。これは間違いない。胡散臭いって思ったけど、俺に対して向けてくれた優しさに嘘はなかった)
最初は面白半分で、餌を垂らして魚を釣る感覚なのかと疑った。
相手は大人。しかもただ者ではない感満載の裏のある大人だ。疑うなというほうが無理である。
いくら好みの相手であろうと、単純な天希でも警戒はMAXだった。
しかし毛を逆立てる、猫のような天希にものともせず、伊上はぐいぐいと迫ってきたのだ。
(あの頃は、あの頃でいい時期だったな)
無意識に口元が緩んでしまい、ふっと天希の笑いがこぼれた。
「よくわからないけど、あまちゃん、楽しそうだね」
「だ、黙って観察してるなよ!」
「いや、なんだか表情がコロコロ変わって、見てるだけでも可愛いなぁって」
いつの間にか、伊上の皿が空になっていた。
はっとして天希が黙々と食事を再開したら、彼は食後のお茶を淹れてくれる。
「ここの緑茶、うまいよなぁ」
「いいところの茶葉だしね」
「ふぅん」
伊上がいいところ、と言うならば高級茶葉なのだろう。
彼や成治の淹れ方が上手いのもあるけれど、元々が違うのかと天希は納得をする。
「あまちゃんがこのお茶が好きなら、今度取り寄せようか?」
「できるのか?」
「もちろん」
お茶を淹れたついでと席を移動して、隣に座った伊上に天希は前のめりになった。
コーヒーや紅茶、ジュース類も嫌いではないが、天希は緑茶が一番好きだ。
おそらく子供の頃に、よく祖父が淹れてくれたからだろう。
あからさまに喜色を浮かべた天希を見て、伊上もやんわりと笑ってくれた。
28
お気に入りに追加
474
あなたにおすすめの小説
完結・虐げられオメガ側妃なので敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン溺愛王が甘やかしてくれました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
生粋のオメガ嫌いがオメガになったので隠しながら詰んだ人生を歩んでいる
はかまる
BL
オメガ嫌いのアルファの両親に育てられたオメガの高校生、白雪。そんな白雪に執着する問題児で言動がチャラついている都筑にとある出来事をきっかけにオメガだとバレてしまう話。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
次男は愛される
那野ユーリ
BL
ゴージャス美形の長男×自称平凡な次男
佐奈が小学三年の時に父親の再婚で出来た二人の兄弟。美しすぎる兄弟に挟まれながらも、佐奈は家族に愛され育つ。そんな佐奈が禁断の恋に悩む。
素敵すぎる表紙は〝fum☆様〟から頂きました♡
無断転載は厳禁です。
【タイトル横の※印は性描写が入ります。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。】
12月末にこちらの作品は非公開といたします。ご了承くださいませ。
近況ボードをご覧下さい。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
はじまりの恋
葉月めいこ
BL
生徒×教師/僕らの出逢いはきっと必然だった。
あの日くれた好きという言葉
それがすべてのはじまりだった
好きになるのに理由も時間もいらない
僕たちのはじまりとそれから
高校教師の西岡佐樹は
生徒の藤堂優哉に告白をされる。
突然のことに驚き戸惑う佐樹だが
藤堂の真っ直ぐな想いに
少しずつ心を動かされていく。
どうしてこんなに
彼のことが気になるのだろう。
いままでになかった想いが胸に広がる。
これは二人の出会いと日常
それからを描く純愛ストーリー
優しさばかりではない、切なく苦しい困難がたくさん待ち受けています。
二人は二人の選んだ道を信じて前に進んでいく。
※作中にて視点変更されるシーンが多々あります。
※素敵な表紙、挿絵イラストは朔羽ゆきさんに描いていただきました。
※挿絵「想い03」「邂逅10」「邂逅12」「夏日13」「夏日48」「別離01」「別離34」「始まり06」
【完結】嘘はBLの始まり
紫紺
BL
現在売り出し中の若手俳優、三條伊織。
突然のオファーは、話題のBL小説『最初で最後のボーイズラブ』の主演!しかもW主演の相手役は彼がずっと憧れていたイケメン俳優の越前享祐だった!
衝撃のBLドラマと現実が同時進行!
俳優同士、秘密のBLストーリーが始まった♡
※番外編を追加しました!(1/3)
4話追加しますのでよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる