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極甘彼氏を喜ばせる方法
いつもとは違う眼差し
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普段の伊上は飄々とした、捉えどころのない性格だ。少しずつ慣れてきたけれど、近しい天希でもなにを考えているか、わからないことがある。
それが今日に限って、ひどくわかりやすい顔をしていた。熱っぽい眼差しは雄弁で、見つめられるだけで胸が騒ぐ。
部屋に向かうあいだも、腰に腕を回されたり、すり寄られたりで、鳴り止まない鼓動がうるさくて仕方がなかった。
いまにも心臓がはち切れそうで、天希は視線を合わせないよう、必死で俯いた。しかし向けられる目が、まるで夏の陽射しのようで、首筋がじりじりとする。
「あまちゃん」
部屋の扉が閉まり、オートロックが作動したのとほぼ同時か、後ろから抱き込まれた。予想はしていても、力強い抱擁に容易く胸の音が跳ね上がる。
うなじに唇が触れ、大きな手に身体をまさぐられるだけで、天希は心臓が壊れてしまいそうだった。
「ま、待った。伊上、ここでは、ちょっ、……っ」
ふいに首筋に噛みつかれて、天希の口から上擦った声が漏れる。さらにその声を誘うように、伊上は服の下へ手を忍ばせてきた。
直に触れられると途端に肌が敏感になる。指先が滑らされるだけで熱を持って、じわじわとした心地よさが広がった。
「んっ、伊上、……やだ」
「そんなに嫌?」
「ぁっ、や、……やっぁっ、バカ、揉むなっ」
「あまちゃん、わりと胸が大きいよね」
肌を撫でる手が胸元までたどり着いて、伊上の大きな手のひらにもてあそばれる。それを止めようと腕を掴んだが、指先で胸の尖りをつままれて、天希は膝を震わせた。
崩れ落ちそうになる天希の身体を、抱き寄せた伊上は、一向に悪戯を止める気配がない。
首筋に舌が這うたび、指先が尖りをこね回すたび、肩を跳ね上げてしまい、天希は恥ずかしさに打ち震えた。
「やだ、マジ……で、やっ」
「いやいや言われるのも、なかなかいいね」
「バカ、バカ、マジで馬鹿! ぁっ、触んなっ」
するりと下りた手に股間を掴まれて、天希はとっさに身をよじる。だが力の入らない身体では、大した抵抗にならない。
そのままデニムのファスナーを引き下ろされて、侵入を簡単に許してしまった。
「ぁっ、あっ、やだ、そんなにしたら、出る」
「イクところ見せて」
腰に引っかかっていたデニムがずり落ちて、膝下に溜まる。ますます身動きができなくなった天希の熱が、伊上の手で剥き出しにされ、容赦なく扱かれた。
いきなり与えられた直接的な刺激に、足がガクガクと震え出し、止まらなくなる。
「あぅっ、……んっ」
思わずあられもない声を上げそうになり、天希は必死で自分の指を噛んだ。それでも興奮で上がった息が指先から漏れてくる。
声を殺せば殺すほど、伊上の手は天希を追い詰めて、わざと水音が鳴るように動かされた。その音が耳に響くほどに、羞恥と快感で身体が熱くなっていく。
「い、がみっ、やだ、も、出る」
「いいよ」
「ひぁっ」
その先を促すように先端を指でこじ開けられて、天希は声を抑えられなくなった。立っていることも辛くなり、必死で恋人の腕にしがみつく。
口先からは甘え縋るような声が漏れて、無意識に腰を揺らしていた。
「あ、あっんっ」
ビクンと腰が跳ね、吐き出された体液が勢いよく飛び散る。そしてぱたぱたとこぼれ落ちるものが、艶やかに磨き上げられた床を汚した。
「いっぱい出たね。気持ち良かった?」
肩で息をする天希の耳朶を噛んで、小さく笑った伊上は、きつく首筋に吸いついてくる。痕を残されたことに気づきはしたが、怒る余裕も抵抗する余裕もない。
「もう一回、イケそうだね」
「だ、駄目だっ、まだ、待って」
吐き出して萎えたはずのものが、伊上の手でまた芯を持ち始める。ぬめりを帯びて、先ほどよりも気持ちがいい。気づかぬうちに腰を突き出すようにしていて、天希は顔が熱くなった。
「あまちゃん、横、見てみて。すごくエッチだよ」
「え? ……っ、あっ、やだっ」
ふいに顎を掴まれて、横を向かされたそこには大きな姿見がある。
下半身を剥き出しにして、惚けた顔をしている自分が目に飛び込み、天希はとっさに目を背けた。
だが意地の悪い恋人は、それを許してはくれず、鏡に向かい合わされる。さらには真正面を向かされて、恥ずかしい自分の姿がそこに映し出された。
「いつもこんな可愛い顔して、僕におねだりするんだよ。たまらないよね」
「ふ、……ぁっ、やだ、恥ずかしいから、やだ」
「でも恥ずかしくて気持ち良くなってきた?」
鏡の中で薄く笑う伊上と目が合うと、天希の中にゾクゾクとした快感が湧いてくる。彼の手の内で、自分のものがどんどんと、硬さを取り戻していくのがわかる。
溢れ出してきた蜜がくちゅくちゅと音を立て、たまらず天希は熱い息を吐く。
「気持ちいい? すぐイケそうだね」
「伊上、これや、だ。俺ばっかり気持ちいいの、やだ。……したい」
「ん? あまちゃんはなにがしたいの?」
「うっ、……セックス、あんた、と、……セックスがしたいっ」
「ほんとに、たまらないね」
「んぅっ」
ため息とともに無理矢理に上向かされて、唇を塞がれた。舌をねじ込まれて、口の中で暴れるそれに翻弄される。
そのあいだも昂ぶりへの愛撫は止まず、天希は気持ちの良さに頭がショートしかけた。こぼれたものが太ももを伝う感触にも、興奮を煽られる。
「伊上、はやく」
「可愛いね。だけどそんなにいきなりは入らないよ」
「あっ」
「せめてちゃんとほぐしてあげないと、あまちゃんのここ、怪我するよ」
天希の身体を鏡に押しつけた伊上は、ヌルつくものを掬い、それを孔に塗り込めていく。そのたび少しずつ指が入り込んでくるのを感じ、天希は何度も甘い声を上げて鏡を引っ掻いた。
「すごい、もうヒクついちゃってるね」
「……もっと、奥、足りねぇよ」
「僕も早く入りたいけど、ちょっとだけ我慢して」
「ゆび、指だけ、でイキそ……」
「あまちゃんって、ほんとお尻いじられるの好きだよね」
必死で鏡にしがみついて、尻を突き出しながら腰を揺らしている。そんな自分には気づいていたが、天希の頭の中はそれ以上に、気持ち良さに埋め尽くされていた。
指を増やされて拡げられるだけで、そこがひくんと収縮する。
もっと太くて硬いもので、中を思いきり擦り上げられたい。めちゃくちゃに揺さぶられたい。
浮かぶのはそればかりで、いまどんな声を上げているのかも、わからなかった。
「ごめんね。ゴムとか用意してる余裕、ないな」
「んっ、こ、いちっ、紘一、はやくっ」
「それ、ちょっとずるい。可愛すぎて、困る」
「あぁっ!」
乱雑に腰を鷲掴みされると、一気に奥まで熱いものが入り込んできた。押し広げるように、ねじ込まれる質量で息苦しさを覚えるが、快感にメーターが振り切れる。
身体が跳ねるほど激しく揺さぶられて、天希の口からひっきりなしに嬌声がこぼれた。
「ぁっ、いい、気持ちいいっ……すげぇあつ、いっ」
「あまちゃんの中も、うねってすごく気持ちいいよ」
「んっ、なんか、いつもよりデカい」
「これ、一番奥まで挿れてあげようか?」
「やっ、駄目、あれ、おかしくなる、からっ」
「でも気持ちいいよね?」
「やだっ、当てんなっ」
ぐりぐりと最奥を切っ先で擦られて、天希は慌てて振り返る。押し止めるように伊上の腕を掴んだが、中への刺激をまったく止めようとしない。
それどころか泣きそうに顔を歪めた天希に、笑みを深くした。
「簡単に奥まで、抜けちゃいそうだよね」
「ひ、っ、やだ」
「あまちゃんのえっちな泣き顔を見てると、新しい扉を開きそうになる。お漏らしとか潮吹き、させてみたいよね」
「……ぁ、っ」
いまにも奥を広げて結腸まで入り込みそうな感覚に、天希は歯を食いしばった。鏡を掴む指先は白くなり、じわりと涙が浮かぶ。
「こら、唇を噛んじゃ駄目だよ。ほら、もうしないから声出して。……ほんと可愛くてたまらないな」
「ほんとに、もう、しねぇ?」
「うん、ちゃんと気持ち良くしてあげるから、いっぱい啼いてごらん」
「そ、いう、変態くさいこと、言うな。……や、ぁっ、そんなにしたら、すぐイ、クっ」
「何回でも気持ちよくしてあげるよ」
いつもより熱さを感じるもので、身体の内側を擦られるたびに、快感が込み上がる。遠慮の欠片もなく腰を使われて、天希は髪を振り乱して甘ったるい声を上げた。
気持ち良さで力が抜けると、再び鏡に身体を押しつけられる。
「ふ、ぁっ、……だ、めっ、……こう、いちっ、待って、激しいっ、あっぁっ、気持ち良くて、頭、ばかに、なる」
「こういうの、好きだろう? さっきから中、すごいことになってる」
「いいっ、きもち、いいっ、……ぁっ、やっ、イキそうっ」
「可愛い。いいよ、お尻だけでイってごらん」
うなじに噛みつかれた途端、快感の波がじわじわと押し寄せて、開きっぱなしになった天希の口から唾液がこぼれる。
チカチカと目の前で星が瞬くような感覚に、限界を感じる。それでも腹の奥に吐き出された欲の熱さに、天希は身体を震わせた。
それが今日に限って、ひどくわかりやすい顔をしていた。熱っぽい眼差しは雄弁で、見つめられるだけで胸が騒ぐ。
部屋に向かうあいだも、腰に腕を回されたり、すり寄られたりで、鳴り止まない鼓動がうるさくて仕方がなかった。
いまにも心臓がはち切れそうで、天希は視線を合わせないよう、必死で俯いた。しかし向けられる目が、まるで夏の陽射しのようで、首筋がじりじりとする。
「あまちゃん」
部屋の扉が閉まり、オートロックが作動したのとほぼ同時か、後ろから抱き込まれた。予想はしていても、力強い抱擁に容易く胸の音が跳ね上がる。
うなじに唇が触れ、大きな手に身体をまさぐられるだけで、天希は心臓が壊れてしまいそうだった。
「ま、待った。伊上、ここでは、ちょっ、……っ」
ふいに首筋に噛みつかれて、天希の口から上擦った声が漏れる。さらにその声を誘うように、伊上は服の下へ手を忍ばせてきた。
直に触れられると途端に肌が敏感になる。指先が滑らされるだけで熱を持って、じわじわとした心地よさが広がった。
「んっ、伊上、……やだ」
「そんなに嫌?」
「ぁっ、や、……やっぁっ、バカ、揉むなっ」
「あまちゃん、わりと胸が大きいよね」
肌を撫でる手が胸元までたどり着いて、伊上の大きな手のひらにもてあそばれる。それを止めようと腕を掴んだが、指先で胸の尖りをつままれて、天希は膝を震わせた。
崩れ落ちそうになる天希の身体を、抱き寄せた伊上は、一向に悪戯を止める気配がない。
首筋に舌が這うたび、指先が尖りをこね回すたび、肩を跳ね上げてしまい、天希は恥ずかしさに打ち震えた。
「やだ、マジ……で、やっ」
「いやいや言われるのも、なかなかいいね」
「バカ、バカ、マジで馬鹿! ぁっ、触んなっ」
するりと下りた手に股間を掴まれて、天希はとっさに身をよじる。だが力の入らない身体では、大した抵抗にならない。
そのままデニムのファスナーを引き下ろされて、侵入を簡単に許してしまった。
「ぁっ、あっ、やだ、そんなにしたら、出る」
「イクところ見せて」
腰に引っかかっていたデニムがずり落ちて、膝下に溜まる。ますます身動きができなくなった天希の熱が、伊上の手で剥き出しにされ、容赦なく扱かれた。
いきなり与えられた直接的な刺激に、足がガクガクと震え出し、止まらなくなる。
「あぅっ、……んっ」
思わずあられもない声を上げそうになり、天希は必死で自分の指を噛んだ。それでも興奮で上がった息が指先から漏れてくる。
声を殺せば殺すほど、伊上の手は天希を追い詰めて、わざと水音が鳴るように動かされた。その音が耳に響くほどに、羞恥と快感で身体が熱くなっていく。
「い、がみっ、やだ、も、出る」
「いいよ」
「ひぁっ」
その先を促すように先端を指でこじ開けられて、天希は声を抑えられなくなった。立っていることも辛くなり、必死で恋人の腕にしがみつく。
口先からは甘え縋るような声が漏れて、無意識に腰を揺らしていた。
「あ、あっんっ」
ビクンと腰が跳ね、吐き出された体液が勢いよく飛び散る。そしてぱたぱたとこぼれ落ちるものが、艶やかに磨き上げられた床を汚した。
「いっぱい出たね。気持ち良かった?」
肩で息をする天希の耳朶を噛んで、小さく笑った伊上は、きつく首筋に吸いついてくる。痕を残されたことに気づきはしたが、怒る余裕も抵抗する余裕もない。
「もう一回、イケそうだね」
「だ、駄目だっ、まだ、待って」
吐き出して萎えたはずのものが、伊上の手でまた芯を持ち始める。ぬめりを帯びて、先ほどよりも気持ちがいい。気づかぬうちに腰を突き出すようにしていて、天希は顔が熱くなった。
「あまちゃん、横、見てみて。すごくエッチだよ」
「え? ……っ、あっ、やだっ」
ふいに顎を掴まれて、横を向かされたそこには大きな姿見がある。
下半身を剥き出しにして、惚けた顔をしている自分が目に飛び込み、天希はとっさに目を背けた。
だが意地の悪い恋人は、それを許してはくれず、鏡に向かい合わされる。さらには真正面を向かされて、恥ずかしい自分の姿がそこに映し出された。
「いつもこんな可愛い顔して、僕におねだりするんだよ。たまらないよね」
「ふ、……ぁっ、やだ、恥ずかしいから、やだ」
「でも恥ずかしくて気持ち良くなってきた?」
鏡の中で薄く笑う伊上と目が合うと、天希の中にゾクゾクとした快感が湧いてくる。彼の手の内で、自分のものがどんどんと、硬さを取り戻していくのがわかる。
溢れ出してきた蜜がくちゅくちゅと音を立て、たまらず天希は熱い息を吐く。
「気持ちいい? すぐイケそうだね」
「伊上、これや、だ。俺ばっかり気持ちいいの、やだ。……したい」
「ん? あまちゃんはなにがしたいの?」
「うっ、……セックス、あんた、と、……セックスがしたいっ」
「ほんとに、たまらないね」
「んぅっ」
ため息とともに無理矢理に上向かされて、唇を塞がれた。舌をねじ込まれて、口の中で暴れるそれに翻弄される。
そのあいだも昂ぶりへの愛撫は止まず、天希は気持ちの良さに頭がショートしかけた。こぼれたものが太ももを伝う感触にも、興奮を煽られる。
「伊上、はやく」
「可愛いね。だけどそんなにいきなりは入らないよ」
「あっ」
「せめてちゃんとほぐしてあげないと、あまちゃんのここ、怪我するよ」
天希の身体を鏡に押しつけた伊上は、ヌルつくものを掬い、それを孔に塗り込めていく。そのたび少しずつ指が入り込んでくるのを感じ、天希は何度も甘い声を上げて鏡を引っ掻いた。
「すごい、もうヒクついちゃってるね」
「……もっと、奥、足りねぇよ」
「僕も早く入りたいけど、ちょっとだけ我慢して」
「ゆび、指だけ、でイキそ……」
「あまちゃんって、ほんとお尻いじられるの好きだよね」
必死で鏡にしがみついて、尻を突き出しながら腰を揺らしている。そんな自分には気づいていたが、天希の頭の中はそれ以上に、気持ち良さに埋め尽くされていた。
指を増やされて拡げられるだけで、そこがひくんと収縮する。
もっと太くて硬いもので、中を思いきり擦り上げられたい。めちゃくちゃに揺さぶられたい。
浮かぶのはそればかりで、いまどんな声を上げているのかも、わからなかった。
「ごめんね。ゴムとか用意してる余裕、ないな」
「んっ、こ、いちっ、紘一、はやくっ」
「それ、ちょっとずるい。可愛すぎて、困る」
「あぁっ!」
乱雑に腰を鷲掴みされると、一気に奥まで熱いものが入り込んできた。押し広げるように、ねじ込まれる質量で息苦しさを覚えるが、快感にメーターが振り切れる。
身体が跳ねるほど激しく揺さぶられて、天希の口からひっきりなしに嬌声がこぼれた。
「ぁっ、いい、気持ちいいっ……すげぇあつ、いっ」
「あまちゃんの中も、うねってすごく気持ちいいよ」
「んっ、なんか、いつもよりデカい」
「これ、一番奥まで挿れてあげようか?」
「やっ、駄目、あれ、おかしくなる、からっ」
「でも気持ちいいよね?」
「やだっ、当てんなっ」
ぐりぐりと最奥を切っ先で擦られて、天希は慌てて振り返る。押し止めるように伊上の腕を掴んだが、中への刺激をまったく止めようとしない。
それどころか泣きそうに顔を歪めた天希に、笑みを深くした。
「簡単に奥まで、抜けちゃいそうだよね」
「ひ、っ、やだ」
「あまちゃんのえっちな泣き顔を見てると、新しい扉を開きそうになる。お漏らしとか潮吹き、させてみたいよね」
「……ぁ、っ」
いまにも奥を広げて結腸まで入り込みそうな感覚に、天希は歯を食いしばった。鏡を掴む指先は白くなり、じわりと涙が浮かぶ。
「こら、唇を噛んじゃ駄目だよ。ほら、もうしないから声出して。……ほんと可愛くてたまらないな」
「ほんとに、もう、しねぇ?」
「うん、ちゃんと気持ち良くしてあげるから、いっぱい啼いてごらん」
「そ、いう、変態くさいこと、言うな。……や、ぁっ、そんなにしたら、すぐイ、クっ」
「何回でも気持ちよくしてあげるよ」
いつもより熱さを感じるもので、身体の内側を擦られるたびに、快感が込み上がる。遠慮の欠片もなく腰を使われて、天希は髪を振り乱して甘ったるい声を上げた。
気持ち良さで力が抜けると、再び鏡に身体を押しつけられる。
「ふ、ぁっ、……だ、めっ、……こう、いちっ、待って、激しいっ、あっぁっ、気持ち良くて、頭、ばかに、なる」
「こういうの、好きだろう? さっきから中、すごいことになってる」
「いいっ、きもち、いいっ、……ぁっ、やっ、イキそうっ」
「可愛い。いいよ、お尻だけでイってごらん」
うなじに噛みつかれた途端、快感の波がじわじわと押し寄せて、開きっぱなしになった天希の口から唾液がこぼれる。
チカチカと目の前で星が瞬くような感覚に、限界を感じる。それでも腹の奥に吐き出された欲の熱さに、天希は身体を震わせた。
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