8 / 42
パフューム
01
しおりを挟む
人生にモテ期などなかった自分に、今頃そんな時期がやって来た?
高身長ばかりが目につくそれ以外は、平凡そのもの――はっきり言って奥二重で、ちっとも目元ははっきりしていないし、鼻が高いわけでもなく、パッと見ても印象薄そうで冴えないし。
性格的にも性質的にも、特出した部分はほとんどない俺は、この二十数年、正直モテた試しがない。
広海先輩のことを好きになるまでは、ことごとく玉砕し続け、付き合った数は片手が随分と余るほど、と言うか、たった一人。そして交際期間は一ヶ月。
そんなこの俺にほんと今更だ。なんで急にこんなことになったのか、よくわからないと言えるくらいの奇跡が最近、何度も起きている。
しかしこれで何度目だろうか。いまこられても非常に困るばかりでどうしようもないのに。
職場の休憩室で急に呼び止められた。
こちらはもうすでに、荷物を手にダウンジャケットまで着込んで、帰る用意万端だったと言うのに、勢いに気圧されて立ち止まる羽目になってしまった。
「ごめん、無理なんだ。付き合ってる人いるし、その人以外考えられないから」
「で、でも! 噂に聞くと瑛治くんの彼女ってすごい我が儘で、喧嘩よくしてるって聞くよ」
突然の告白に戸惑いながらそれに返事をすると、俺の言葉に半ばかぶせる勢いで反論が返って来た。
「えっ……噂?」
噂になるほど付き合っている人がいることを、公言しているつもりはないのだけれど、一体どこからそんな話が漏れるんだろうか。
「よく瑛治くん休憩室で電話してるでしょ。ほかの人に聞いたら、かなり前から彼女がいるって」
「あっ、そうなんだ、みんな結構知ってるんだ」
そういえばよく歳上の彼女羨ましいなぁと、同僚に揶揄されることはあった気がする。
しかも歳上の、と限定されているということは、おそらく俺が「広海先輩」と呼んでいるのを聞いているからだろう。
これから電話する時は背後に気をつけなければ、いつどこで誰が聞いているかわからないな。
いまはまだそれが彼女ではなく、本当は彼氏なんだということはバレてはいないようだが、いつか知られてしまうことになるかもしれない。
それにしても――
「知ってるのになんで、俺なの?」
たまにあるが、なんで付き合ってる人がいるのを知っているのに、わざわざ告白してくるんだろうか。
あまり接点がなくて知らなかったらなわかる。実際に付き合っているのは男の人だから、普通に見たら俺の周りは女っ気はまるでない。
でも知っているのになぜ、声をかけるんだろう。いままでこういう場面に遭遇することがなかったから、俺が色々と疎いだけなんだろうか。
「それは、その、付き合ってる人がいるってわかっても、やっぱり好きなの」
それは駄目もとでも、声をかけてその人の視界に入りたいということか。
正直、その気持ちはすごくよくわかる。俺自身もそう思って広海先輩に告白をした人間だから、気持ちは痛いほどわかる、けど。
「ごめん」
「でも! 喧嘩ばっかりしてるって辛くない? 悲しくない? ひどいよそれ」
「……えっと」
どうしても俺の断りの言葉を受け入れたくないのか、またすかさず少し語気の荒い声が返ってくる。でもいくら気持ちはわかっても、こちらはやはりどうしようもできない。
「まあ、確かに喧嘩はよくするし、もちろんへこんだりもするけど、それでもいまは広海先輩しか好きになれないから」
気が強くて気まぐれで、あんまり甘い雰囲気になることは少ないけど――それでもなに気に優しいし、俺のことを少なからず想ってくれるそんな一面をたまに見せてくれる。
それに俺はそんな、ちょっとツンデレな広海先輩が好きなのであって、ベタベタに甘くて素直で可愛い先輩は、そんなに求めてない。
別にマゾなわけじゃないけど、あの広海先輩だから好きなんだ。
「瑛治くん優しいから、いいように扱われたりしてるんじゃない?」
ムッとしたのか、頬を膨らませ僕を見上げる彼女。
多分、世間一般から見ても、彼女は可愛らしい部類なんだと思う。
胸元まで伸びた綺麗にカールした栗色の髪も、整えられた指の先も艶やかで、派手さもなく控えめな感じの装いやメイクも客観的に見ればランクは高い。
でもどこか自分でそれを心得ているような雰囲気が、仕草や口調などから見て取れる――それが若干、俺は苦手だった。
「詩織ならそんなひどいことしないよ」
そしてどこから――自分なら問題ない、というそんな自信が出てくるんだろうかと、正直冷めた目で彼女を見下ろしてしまった。
しかも先ほどからなに気なく発される一言、一言が、かなりカチンとくる。
「申し訳ないけど、先輩のことそんな風に言う人は、人として好きになれない」
いくら俺がお人好しだからと言っても、大事な人のことを悪く言われて、黙って愛想笑いなんてできない。
周りからどんな風に映ろうとも、広海先輩は俺にとってかけがえのない大切な人なんだ。
あんな人はこの先、二度と手に入れられないと思っている。だから絶対に別れる気はない。
きつく睨み返すと、うろたえたように相手は視線を泳がせた。
「悪いけど、もう帰るね」
急に黙ってしまったその子を置いて、俺はその場をあとにした。あのまま話し合っても堂々巡りで、時間を取られるばかりだと思った。
今日は早番でせっかく早く家に帰ることが出来るのだから、こんなところで時間を取られ、先輩との時間が短くなるのはごめんだ。
足早に休憩室を出て俺は家路を急いだ。
「おっせぇよ」
「へ?」
家路を急ぐ――はずだったが、従業員出入り口を抜け、職場であるレストランが入ったホテル前に出たところで、いきなり聞き慣れた声が聞こえた。
一瞬それは幻聴かと耳を疑いたくなったがそうではなく、道路を挟んで向かい側にあるガードレール傍に、いますぐ会いたいと思っていた人が――本当にいた。
暗がりでもひと目でわかるほどのその輝きっぷりに、俺は一気に有頂天になってしまう。
コートの上からでもわかるすらりとした身体つき、きつい印象を与えがちだが、淀みの全くない綺麗な瞳と、色気のある柔らかそうな唇。
少し長めの艶やかな黒髪が風に流れる様は、思わずうっとりしてしまいそうになる。
「広海先輩っ」
――ああ、やっぱりこの人じゃなくちゃ俺は駄目だ。
コートのポケットに両手を突っ込んで、こちらを睨んでいるその人めがけて、俺は無意識に走り出していた。
両腕を広げて抱きつけば「うざい」と言い放たれたが、どことなくひんやりとした身体に気づき、腕にすっぽりと収まる彼を強く抱きしめた。
「身体冷えてますよ?」
「お前がおせぇんだろうが。早番だったんだろ、なにモタモタしてたんだよ」
「待っててくれたとか、なにそれ、幸せ過ぎます」
正直、先ほどのやり取りでモヤモヤしていたけれど、それが一瞬で吹っ飛んだ気がした。初だ、これは初めての出来事だ。
いますぐに祝杯上げたいくらいに、嬉し過ぎて昇天しそう。
仕事終わって、まっすぐここに来てくれたんだろうか。そう思うと顔のにやにやが治まらない。
「俺、明日休みになったんだよ。お前も休みだろ。飲みに行くぞ」
「それはっ、まさに初デートっ」
思いがけない言葉につい声が大きくなってしまった。そうしたら思いきりみぞおちを殴られた。
その痛みと苦しさにめげそうになってしまったが、こんなところでめげている場合ではない。広海先輩と二人っきりで飲み行くとか、出かけるとか初めてだ。
「お前ほんとに鬱陶しいのな」
「いまはなに言われても平気です。奇跡を噛み締めてるんで」
抱きしめた背中でガッツポーズをしていると、呆れを含んだため息混じりの声が聞こえる。だが、いまはそれすらいい。
何年一緒にいるんだと突っ込まれそうだが、飲食業の俺とオフィスワークの広海先輩とでは休みがなかなか合わない。
しかも通しや遅番ばかりで早番が少ない俺は、仕事上がりの彼と一緒に出かけるという、奇跡のようなタイミングに恵まれることは皆無に等しい。
大学時代などは、先輩とそのお友達にくっついて飲みに行くことはあったけれど、お互い仕事をし始めてからは全くだ。
一緒に暮らせているいまを考えれば、これは贅沢過ぎる悩みなのかもしれないが、意外と深刻な気もする。
「邪魔だ、さっさと行くぞ」
「行きます、行きますっ、待ってください」
遠慮なく頭を叩かれて、仕方なしに抱きついた腕を解くと、広海先輩は本当にさっさと歩き出してしまった。そしてその後ろを俺は慌ててついて行く。
この機会を逃したら、いつまた彼がこうして来てくれるかわからない。
浮ついた気持ちを隠さずに、へらへら笑って背中にくっついたら「鬱陶しい」と跳ね除けられた。しかしいまの俺はどんなことがあってもめげる気がしない。
高身長ばかりが目につくそれ以外は、平凡そのもの――はっきり言って奥二重で、ちっとも目元ははっきりしていないし、鼻が高いわけでもなく、パッと見ても印象薄そうで冴えないし。
性格的にも性質的にも、特出した部分はほとんどない俺は、この二十数年、正直モテた試しがない。
広海先輩のことを好きになるまでは、ことごとく玉砕し続け、付き合った数は片手が随分と余るほど、と言うか、たった一人。そして交際期間は一ヶ月。
そんなこの俺にほんと今更だ。なんで急にこんなことになったのか、よくわからないと言えるくらいの奇跡が最近、何度も起きている。
しかしこれで何度目だろうか。いまこられても非常に困るばかりでどうしようもないのに。
職場の休憩室で急に呼び止められた。
こちらはもうすでに、荷物を手にダウンジャケットまで着込んで、帰る用意万端だったと言うのに、勢いに気圧されて立ち止まる羽目になってしまった。
「ごめん、無理なんだ。付き合ってる人いるし、その人以外考えられないから」
「で、でも! 噂に聞くと瑛治くんの彼女ってすごい我が儘で、喧嘩よくしてるって聞くよ」
突然の告白に戸惑いながらそれに返事をすると、俺の言葉に半ばかぶせる勢いで反論が返って来た。
「えっ……噂?」
噂になるほど付き合っている人がいることを、公言しているつもりはないのだけれど、一体どこからそんな話が漏れるんだろうか。
「よく瑛治くん休憩室で電話してるでしょ。ほかの人に聞いたら、かなり前から彼女がいるって」
「あっ、そうなんだ、みんな結構知ってるんだ」
そういえばよく歳上の彼女羨ましいなぁと、同僚に揶揄されることはあった気がする。
しかも歳上の、と限定されているということは、おそらく俺が「広海先輩」と呼んでいるのを聞いているからだろう。
これから電話する時は背後に気をつけなければ、いつどこで誰が聞いているかわからないな。
いまはまだそれが彼女ではなく、本当は彼氏なんだということはバレてはいないようだが、いつか知られてしまうことになるかもしれない。
それにしても――
「知ってるのになんで、俺なの?」
たまにあるが、なんで付き合ってる人がいるのを知っているのに、わざわざ告白してくるんだろうか。
あまり接点がなくて知らなかったらなわかる。実際に付き合っているのは男の人だから、普通に見たら俺の周りは女っ気はまるでない。
でも知っているのになぜ、声をかけるんだろう。いままでこういう場面に遭遇することがなかったから、俺が色々と疎いだけなんだろうか。
「それは、その、付き合ってる人がいるってわかっても、やっぱり好きなの」
それは駄目もとでも、声をかけてその人の視界に入りたいということか。
正直、その気持ちはすごくよくわかる。俺自身もそう思って広海先輩に告白をした人間だから、気持ちは痛いほどわかる、けど。
「ごめん」
「でも! 喧嘩ばっかりしてるって辛くない? 悲しくない? ひどいよそれ」
「……えっと」
どうしても俺の断りの言葉を受け入れたくないのか、またすかさず少し語気の荒い声が返ってくる。でもいくら気持ちはわかっても、こちらはやはりどうしようもできない。
「まあ、確かに喧嘩はよくするし、もちろんへこんだりもするけど、それでもいまは広海先輩しか好きになれないから」
気が強くて気まぐれで、あんまり甘い雰囲気になることは少ないけど――それでもなに気に優しいし、俺のことを少なからず想ってくれるそんな一面をたまに見せてくれる。
それに俺はそんな、ちょっとツンデレな広海先輩が好きなのであって、ベタベタに甘くて素直で可愛い先輩は、そんなに求めてない。
別にマゾなわけじゃないけど、あの広海先輩だから好きなんだ。
「瑛治くん優しいから、いいように扱われたりしてるんじゃない?」
ムッとしたのか、頬を膨らませ僕を見上げる彼女。
多分、世間一般から見ても、彼女は可愛らしい部類なんだと思う。
胸元まで伸びた綺麗にカールした栗色の髪も、整えられた指の先も艶やかで、派手さもなく控えめな感じの装いやメイクも客観的に見ればランクは高い。
でもどこか自分でそれを心得ているような雰囲気が、仕草や口調などから見て取れる――それが若干、俺は苦手だった。
「詩織ならそんなひどいことしないよ」
そしてどこから――自分なら問題ない、というそんな自信が出てくるんだろうかと、正直冷めた目で彼女を見下ろしてしまった。
しかも先ほどからなに気なく発される一言、一言が、かなりカチンとくる。
「申し訳ないけど、先輩のことそんな風に言う人は、人として好きになれない」
いくら俺がお人好しだからと言っても、大事な人のことを悪く言われて、黙って愛想笑いなんてできない。
周りからどんな風に映ろうとも、広海先輩は俺にとってかけがえのない大切な人なんだ。
あんな人はこの先、二度と手に入れられないと思っている。だから絶対に別れる気はない。
きつく睨み返すと、うろたえたように相手は視線を泳がせた。
「悪いけど、もう帰るね」
急に黙ってしまったその子を置いて、俺はその場をあとにした。あのまま話し合っても堂々巡りで、時間を取られるばかりだと思った。
今日は早番でせっかく早く家に帰ることが出来るのだから、こんなところで時間を取られ、先輩との時間が短くなるのはごめんだ。
足早に休憩室を出て俺は家路を急いだ。
「おっせぇよ」
「へ?」
家路を急ぐ――はずだったが、従業員出入り口を抜け、職場であるレストランが入ったホテル前に出たところで、いきなり聞き慣れた声が聞こえた。
一瞬それは幻聴かと耳を疑いたくなったがそうではなく、道路を挟んで向かい側にあるガードレール傍に、いますぐ会いたいと思っていた人が――本当にいた。
暗がりでもひと目でわかるほどのその輝きっぷりに、俺は一気に有頂天になってしまう。
コートの上からでもわかるすらりとした身体つき、きつい印象を与えがちだが、淀みの全くない綺麗な瞳と、色気のある柔らかそうな唇。
少し長めの艶やかな黒髪が風に流れる様は、思わずうっとりしてしまいそうになる。
「広海先輩っ」
――ああ、やっぱりこの人じゃなくちゃ俺は駄目だ。
コートのポケットに両手を突っ込んで、こちらを睨んでいるその人めがけて、俺は無意識に走り出していた。
両腕を広げて抱きつけば「うざい」と言い放たれたが、どことなくひんやりとした身体に気づき、腕にすっぽりと収まる彼を強く抱きしめた。
「身体冷えてますよ?」
「お前がおせぇんだろうが。早番だったんだろ、なにモタモタしてたんだよ」
「待っててくれたとか、なにそれ、幸せ過ぎます」
正直、先ほどのやり取りでモヤモヤしていたけれど、それが一瞬で吹っ飛んだ気がした。初だ、これは初めての出来事だ。
いますぐに祝杯上げたいくらいに、嬉し過ぎて昇天しそう。
仕事終わって、まっすぐここに来てくれたんだろうか。そう思うと顔のにやにやが治まらない。
「俺、明日休みになったんだよ。お前も休みだろ。飲みに行くぞ」
「それはっ、まさに初デートっ」
思いがけない言葉につい声が大きくなってしまった。そうしたら思いきりみぞおちを殴られた。
その痛みと苦しさにめげそうになってしまったが、こんなところでめげている場合ではない。広海先輩と二人っきりで飲み行くとか、出かけるとか初めてだ。
「お前ほんとに鬱陶しいのな」
「いまはなに言われても平気です。奇跡を噛み締めてるんで」
抱きしめた背中でガッツポーズをしていると、呆れを含んだため息混じりの声が聞こえる。だが、いまはそれすらいい。
何年一緒にいるんだと突っ込まれそうだが、飲食業の俺とオフィスワークの広海先輩とでは休みがなかなか合わない。
しかも通しや遅番ばかりで早番が少ない俺は、仕事上がりの彼と一緒に出かけるという、奇跡のようなタイミングに恵まれることは皆無に等しい。
大学時代などは、先輩とそのお友達にくっついて飲みに行くことはあったけれど、お互い仕事をし始めてからは全くだ。
一緒に暮らせているいまを考えれば、これは贅沢過ぎる悩みなのかもしれないが、意外と深刻な気もする。
「邪魔だ、さっさと行くぞ」
「行きます、行きますっ、待ってください」
遠慮なく頭を叩かれて、仕方なしに抱きついた腕を解くと、広海先輩は本当にさっさと歩き出してしまった。そしてその後ろを俺は慌ててついて行く。
この機会を逃したら、いつまた彼がこうして来てくれるかわからない。
浮ついた気持ちを隠さずに、へらへら笑って背中にくっついたら「鬱陶しい」と跳ね除けられた。しかしいまの俺はどんなことがあってもめげる気がしない。
4
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
完結・虐げられオメガ側妃なので敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン溺愛王が甘やかしてくれました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
【完結】もふもふ獣人転生
*
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
ちっちゃなもふもふ獣人と、攻略対象の凛々しい少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。
本編完結しました!
おまけをちょこちょこ更新しています。
第12回BL大賞奨励賞、読んでくださった方、投票してくださった方のおかげです、ほんとうにありがとうございました!
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる