241 / 249
始まり
06
しおりを挟む
こうして優哉を目の前にすると、四年と半年という時間は思っていた以上に長かったのだなと思えた。いつもどこか切なさを感じさせていた瞳はいまでは強い光を含んでいる。まっすぐで淀みないところは変わらないけれど、前よりもきっと心が成長したのかもしれない。
広くなった肩幅。見上げる背丈は、もしかしたら少し前より高くなっているんじゃないだろうか。なんだか思わず抱きつきたくなる包容感がある。
「なあ、優哉」
「なんですか?」
「おかえり」
ずっと言いたかった言葉を口にしたら、なんだか胸が熱くなってきた。慌てて俯いたら込み上がってきたものがあふれて、はらはらとこぼれ落ちてきてしまう。あふれだすものは止まらなくて「ごめん」と謝ったら、大きな手で頬を拭うように撫でられた。そしてしっかりと肩を抱き寄せられる。
「佐樹さん、ただいま」
優しい声で返してくれた返事にほっとした気分になる。待ち焦がれていた再会は思った以上に心を満たした。夢みたいだと思っていたけれど、これは夢なんかじゃない現実だ。ようやく帰ってきたんだ。
こぼれる涙を拭って顔を上げると、僕はいまできる精一杯の笑みを浮かべた。その笑みに優哉もまた至極優しい笑みを返してくれる。
「泣くつもりなかったんだけど、お前の顔を見たら安心した」
あふれるばかりだった涙がやっと止まれば、熱くなった気持ちも少しすっとして落ち着いた。それと同時に周りから感じる視線にも気づいてしまう。大半は僕たちのことなど気にも留めていないが、男二人でいつまでも抱き合っていると余計な人目を引いてしまう。しかし慌てて離れたら、少し優哉は不服そうな顔をした。
「これで我慢しろ」
拗ねた優哉が可愛くて僕は甘やかすように手を取って握りしめた。そうしたら眉間に寄ったしわがほぐれて、満面の笑みが返ってくる。その笑顔がひどく無邪気で、僕まで口元を緩めてしまう。
「指輪、してくれてるんだな」
握った左手の薬指には僕が贈った指輪がはめられていた。それが嬉しくてそっと指先で指輪をなぞったら、空いた片方の手で僕の左手がすくい上げられた。
「佐樹さんも、してくれていて嬉しいです」
「いまはずっと外してないぞ」
「もしかして、学校でも?」
「うん、もう隠さなくてもいいだろ」
「そうなんだ。ありがとう、佐樹さん」
そっと指先に口づけられて胸の鼓動がとくんと音を立てた。久しぶりの感覚に思わず顔がふやけたように緩んでしまう。照れくさくてすぐに俯いたけれど、小さな笑い声が聞こえた。多分きっと耳まで赤くなっているに違いない。
「あ、そうだ。三島たちに連絡しないと」
熱くなった頬を誤魔化すようにわざと話題を変える。そんな僕に気づいているだろう優哉は目を細めて優しく笑った。
「さっき弥彦に電話したら出なかったんですけど、ほかにはあずみですか?」
「ああ、あと峰岸」
「本当にまだ三人繋がっていたんですね」
携帯電話を取り出した僕を見つめて優哉は肩をすくめた。どうやら三人の交流を知っているようだ。三人とも別々に連絡を取り合っていたみたいだけれど、話題にでも上っていたのだろうか。思えばあの三人は僕が知るよりも交流は盛んかもしれない。
「あれ、近くないか?」
三島の携帯電話に発信したら近くから着信メロディが鳴り響いた。注意深く視線を巡らすと、数メートル先の柱の陰に人影が見えた。三島も峰岸も背が高いのですぐに目につく。優哉の手を引いてそちらに向かっていくと、三島が慌てた様子で携帯電話を手にしたのが見えた。
「もしもし、なんで隠れてるんだよ」
「あー、ごめん。邪魔しちゃ悪いかと思って」
「そういうのは恥ずかしいからやめろ」
電話口で聞こえる声が目の前でも聞こえてくる。じとりと目を細めて見れば、三島は少し引きつった笑みを浮かべてこちらに片手を上げた。その両隣でもまた片平と峰岸がひらひらと片手を振って、貼り付けたようなぎこちない笑みを浮かべている。
「相変わらずだな」
三人の様子に大きなため息を吐き出した優哉は肩をすくめた。それに対し「久しぶり」と三人は揃えたように声を上げる。なんだか一緒にいる時間が増えて性格が似てきたんじゃないだろうか。片平や峰岸は昔からこんなだったけど、三島は少し悪影響じゃないかと思えて心配になってくる。小さく息をついて携帯電話を閉じると、僕はそれを上着のポケットにしまった。
「無事に西岡先生と優哉が再会できたところで、ご飯行こう」
「二人して眉間にしわ寄せるなよ」
「お店予約してあるから行こうか」
呆れた視線で見つめる僕と優哉に対し、片平がいち早く逃げ出すように身を翻して歩き始める。そしてその後ろを峰岸と三島がついて行く。足早な後ろ姿にまた思わずため息を吐き出してしまうが、三人なりに気を遣った結果なのだろうと思えば文句を言いようがない。こうしてこの場所に連れてきてくれたのも彼らだし、感謝の気持ちのほうが大きいくらいだ。
「行くか」
「そうですね」
顔を見合わせて繋いだ手を強く握りしめると、僕と優哉は三人の背中を追いかけた。時折こちらを振り返って笑う彼らはいつもに増して元気だ。僕にばかり気を遣っているけれど、なんだかんだで優哉が帰ってきたことがみんな嬉しいのだろう。先ほどのことは大目に見ることにするか。
「先生、早く早く!」
「腹減った。二人とも早く来いよ」
それからまた三島の運転する車に乗って移動をすることになった。車内は行きよりもずっと賑やかな話し声と笑い声が響いて、和やかなものだった。久しぶりに会ったというのに、その時間を感じさせないほど会話が弾んでいる。
「優哉、西岡先生には謝った? もう、肝心なこと忘れるんだから」
「ほんとだぜ、こまめに連絡くれた三島に感謝するんだな」
「わかってる」
「四年経って私たちはあんまり変わっていない気がしたけど。優哉は結構雰囲気が変わったわね。背も伸びた?」
「二、三センチくらいだから、大して変わってないと思うけど」
あれこれと質問攻めにされる優哉はずっと困ったような顔をしている。特に今回のことは三人にいじられっぱなしだ。それでも空気は穏やかで、彼らの学生時代を思い出させる。みんな随分と大人になったけれど、中身のまっすぐさは全く変わらないなと思う。懐かしさを覚えながらしみじみと四人を眺めてしまった。
「あ、もうすぐ着くよ」
「いまから行く店はね、このあいだ初めて連れてきてもらったんだけど。料理は美味しいし、ワインも豊富なの」
三島と片平の声につられ窓の外へ視線を向けると、見えてきたのは落ち着いたブラウンの外壁とダークグリーンの平屋根。小さな佇まいのその店は、華美な装飾もなく周りの住宅に溶け込んでいた。けれど店の前にある手書きの看板と入り口のオレンジ色の照明が、そこがレストランなのだと教えてくれる。
「時間もちょうどいいね。よかった」
二台分ある駐車場の片側にまっすぐと車が収まった。そして車が完全に停車すると僕たちは揃って店へと向かう。思えばこの面子だけで食事をするのは初めてだ。みんなで一緒に弁当を広げて食べたことはあるけれど、こうして全員集まることも卒業以来初めてだし、なんだか嬉しくなった。これからはこんな日が増えるのだろうか。隣に立つ優哉を見上げたら、小さく首を傾げて笑みを返してくれる。それだけでなんだかとても心が浮き立つような気がした。
広くなった肩幅。見上げる背丈は、もしかしたら少し前より高くなっているんじゃないだろうか。なんだか思わず抱きつきたくなる包容感がある。
「なあ、優哉」
「なんですか?」
「おかえり」
ずっと言いたかった言葉を口にしたら、なんだか胸が熱くなってきた。慌てて俯いたら込み上がってきたものがあふれて、はらはらとこぼれ落ちてきてしまう。あふれだすものは止まらなくて「ごめん」と謝ったら、大きな手で頬を拭うように撫でられた。そしてしっかりと肩を抱き寄せられる。
「佐樹さん、ただいま」
優しい声で返してくれた返事にほっとした気分になる。待ち焦がれていた再会は思った以上に心を満たした。夢みたいだと思っていたけれど、これは夢なんかじゃない現実だ。ようやく帰ってきたんだ。
こぼれる涙を拭って顔を上げると、僕はいまできる精一杯の笑みを浮かべた。その笑みに優哉もまた至極優しい笑みを返してくれる。
「泣くつもりなかったんだけど、お前の顔を見たら安心した」
あふれるばかりだった涙がやっと止まれば、熱くなった気持ちも少しすっとして落ち着いた。それと同時に周りから感じる視線にも気づいてしまう。大半は僕たちのことなど気にも留めていないが、男二人でいつまでも抱き合っていると余計な人目を引いてしまう。しかし慌てて離れたら、少し優哉は不服そうな顔をした。
「これで我慢しろ」
拗ねた優哉が可愛くて僕は甘やかすように手を取って握りしめた。そうしたら眉間に寄ったしわがほぐれて、満面の笑みが返ってくる。その笑顔がひどく無邪気で、僕まで口元を緩めてしまう。
「指輪、してくれてるんだな」
握った左手の薬指には僕が贈った指輪がはめられていた。それが嬉しくてそっと指先で指輪をなぞったら、空いた片方の手で僕の左手がすくい上げられた。
「佐樹さんも、してくれていて嬉しいです」
「いまはずっと外してないぞ」
「もしかして、学校でも?」
「うん、もう隠さなくてもいいだろ」
「そうなんだ。ありがとう、佐樹さん」
そっと指先に口づけられて胸の鼓動がとくんと音を立てた。久しぶりの感覚に思わず顔がふやけたように緩んでしまう。照れくさくてすぐに俯いたけれど、小さな笑い声が聞こえた。多分きっと耳まで赤くなっているに違いない。
「あ、そうだ。三島たちに連絡しないと」
熱くなった頬を誤魔化すようにわざと話題を変える。そんな僕に気づいているだろう優哉は目を細めて優しく笑った。
「さっき弥彦に電話したら出なかったんですけど、ほかにはあずみですか?」
「ああ、あと峰岸」
「本当にまだ三人繋がっていたんですね」
携帯電話を取り出した僕を見つめて優哉は肩をすくめた。どうやら三人の交流を知っているようだ。三人とも別々に連絡を取り合っていたみたいだけれど、話題にでも上っていたのだろうか。思えばあの三人は僕が知るよりも交流は盛んかもしれない。
「あれ、近くないか?」
三島の携帯電話に発信したら近くから着信メロディが鳴り響いた。注意深く視線を巡らすと、数メートル先の柱の陰に人影が見えた。三島も峰岸も背が高いのですぐに目につく。優哉の手を引いてそちらに向かっていくと、三島が慌てた様子で携帯電話を手にしたのが見えた。
「もしもし、なんで隠れてるんだよ」
「あー、ごめん。邪魔しちゃ悪いかと思って」
「そういうのは恥ずかしいからやめろ」
電話口で聞こえる声が目の前でも聞こえてくる。じとりと目を細めて見れば、三島は少し引きつった笑みを浮かべてこちらに片手を上げた。その両隣でもまた片平と峰岸がひらひらと片手を振って、貼り付けたようなぎこちない笑みを浮かべている。
「相変わらずだな」
三人の様子に大きなため息を吐き出した優哉は肩をすくめた。それに対し「久しぶり」と三人は揃えたように声を上げる。なんだか一緒にいる時間が増えて性格が似てきたんじゃないだろうか。片平や峰岸は昔からこんなだったけど、三島は少し悪影響じゃないかと思えて心配になってくる。小さく息をついて携帯電話を閉じると、僕はそれを上着のポケットにしまった。
「無事に西岡先生と優哉が再会できたところで、ご飯行こう」
「二人して眉間にしわ寄せるなよ」
「お店予約してあるから行こうか」
呆れた視線で見つめる僕と優哉に対し、片平がいち早く逃げ出すように身を翻して歩き始める。そしてその後ろを峰岸と三島がついて行く。足早な後ろ姿にまた思わずため息を吐き出してしまうが、三人なりに気を遣った結果なのだろうと思えば文句を言いようがない。こうしてこの場所に連れてきてくれたのも彼らだし、感謝の気持ちのほうが大きいくらいだ。
「行くか」
「そうですね」
顔を見合わせて繋いだ手を強く握りしめると、僕と優哉は三人の背中を追いかけた。時折こちらを振り返って笑う彼らはいつもに増して元気だ。僕にばかり気を遣っているけれど、なんだかんだで優哉が帰ってきたことがみんな嬉しいのだろう。先ほどのことは大目に見ることにするか。
「先生、早く早く!」
「腹減った。二人とも早く来いよ」
それからまた三島の運転する車に乗って移動をすることになった。車内は行きよりもずっと賑やかな話し声と笑い声が響いて、和やかなものだった。久しぶりに会ったというのに、その時間を感じさせないほど会話が弾んでいる。
「優哉、西岡先生には謝った? もう、肝心なこと忘れるんだから」
「ほんとだぜ、こまめに連絡くれた三島に感謝するんだな」
「わかってる」
「四年経って私たちはあんまり変わっていない気がしたけど。優哉は結構雰囲気が変わったわね。背も伸びた?」
「二、三センチくらいだから、大して変わってないと思うけど」
あれこれと質問攻めにされる優哉はずっと困ったような顔をしている。特に今回のことは三人にいじられっぱなしだ。それでも空気は穏やかで、彼らの学生時代を思い出させる。みんな随分と大人になったけれど、中身のまっすぐさは全く変わらないなと思う。懐かしさを覚えながらしみじみと四人を眺めてしまった。
「あ、もうすぐ着くよ」
「いまから行く店はね、このあいだ初めて連れてきてもらったんだけど。料理は美味しいし、ワインも豊富なの」
三島と片平の声につられ窓の外へ視線を向けると、見えてきたのは落ち着いたブラウンの外壁とダークグリーンの平屋根。小さな佇まいのその店は、華美な装飾もなく周りの住宅に溶け込んでいた。けれど店の前にある手書きの看板と入り口のオレンジ色の照明が、そこがレストランなのだと教えてくれる。
「時間もちょうどいいね。よかった」
二台分ある駐車場の片側にまっすぐと車が収まった。そして車が完全に停車すると僕たちは揃って店へと向かう。思えばこの面子だけで食事をするのは初めてだ。みんなで一緒に弁当を広げて食べたことはあるけれど、こうして全員集まることも卒業以来初めてだし、なんだか嬉しくなった。これからはこんな日が増えるのだろうか。隣に立つ優哉を見上げたら、小さく首を傾げて笑みを返してくれる。それだけでなんだかとても心が浮き立つような気がした。
0
お気に入りに追加
174
あなたにおすすめの小説
初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
恋のキューピットは歪な愛に招かれる
春於
BL
〈あらすじ〉
ベータの美坂秀斗は、アルファである両親と親友が運命の番に出会った瞬間を目の当たりにしたことで心に深い傷を負った。
それも親友の相手は自分を慕ってくれていた後輩だったこともあり、それからは二人から逃げ、自分の心の傷から目を逸らすように生きてきた。
そして三十路になった今、このまま誰とも恋をせずに死ぬのだろうと思っていたところにかつての親友と遭遇してしまう。
〈キャラクター設定〉
美坂(松雪) 秀斗
・ベータ
・30歳
・会社員(総合商社勤務)
・物静かで穏やか
・仲良くなるまで時間がかかるが、心を許すと依存気味になる
・自分に自信がなく、消極的
・アルファ×アルファの政略結婚をした両親の元に生まれた一人っ子
・両親が目の前で運命の番を見つけ、自分を捨てたことがトラウマになっている
養父と正式に養子縁組を結ぶまでは松雪姓だった
・行方をくらますために一時期留学していたのもあり、語学が堪能
二見 蒼
・アルファ
・30歳
・御曹司(二見不動産)
・明るくて面倒見が良い
・一途
・独占欲が強い
・中学3年生のときに不登校気味で1人でいる秀斗を気遣って接しているうちに好きになっていく
・元々家業を継ぐために学んでいたために優秀だったが、秀斗を迎え入れるために誰からも文句を言われぬように会社を繁栄させようと邁進してる
・日向のことは家族としての好意を持っており、光希のこともちゃんと愛している
・運命の番(日向)に出会ったときは本能によって心が惹かれるのを感じたが、秀斗の姿がないのに気づくと同時に日向に向けていた熱はすぐさま消え去った
二見(筒井) 日向
・オメガ
・28歳
・フリーランスのSE(今は育児休業中)
・人懐っこくて甘え上手
・猪突猛進なところがある
・感情豊かで少し気分の浮き沈みが激しい
・高校一年生のときに困っている自分に声をかけてくれた秀斗に一目惚れし、絶対に秀斗と結婚すると決めていた
・秀斗を迎え入れるために早めに子どもをつくろうと蒼と相談していたため、会社には勤めずにフリーランスとして仕事をしている
・蒼のことは家族としての好意を持っており、光希のこともちゃんと愛している
・運命の番(蒼)に出会ったときは本能によって心が惹かれるのを感じたが、秀斗の姿がないのに気づいた瞬間に絶望をして一時期病んでた
※他サイトにも掲載しています
ビーボーイ創作BL大賞3に応募していた作品です
【BL】声にできない恋
のらねことすていぬ
BL
<年上アルファ×オメガ>
オメガの浅葱(あさぎ)は、アルファである樋沼(ひぬま)の番で共に暮らしている。だけどそれは決して彼に愛されているからではなくて、彼の前の恋人を忘れるために番ったのだ。だけど浅葱は樋沼を好きになってしまっていて……。不器用な両片想いのお話。
寝不足貴族は、翡翠の奴隷に癒される。
うさぎ
BL
市場の片隅で奴隷として売られるゾイは、やつれた貴族風の男に買われる。その日から、ゾイは貴族の使用人として広大な館で働くことに。平凡で何の特技もない自分を買った貴族を訝しむゾイだったが、彼には何か事情があるようで……。
スパダリ訳あり貴族×平凡奴隷の純愛です。作中に暴力の描写があります!該当話数には*をつけてますので、ご確認ください。
R15は保険です…。エロが書けないんだァ…。練習したいです。
書いてる間中、ん?これ面白いんか?と自分で分からなくなってしまいましたが、書き終えたので出します!書き終えることに意味がある!!!!
君がいないと
夏目流羽
BL
【BL】年下イケメン×年上美人
大学生『三上蓮』は同棲中の恋人『瀬野晶』がいても女の子との浮気を繰り返していた。
浮気を黙認する晶にいつしか隠す気もなくなり、その日も晶の目の前でセフレとホテルへ……
それでも笑顔でおかえりと迎える晶に謝ることもなく眠った蓮
翌朝彼のもとに残っていたのは、一通の手紙とーーー
* * * * *
こちらは【恋をしたから終わりにしよう】の姉妹作です。
似通ったキャラ設定で2つの話を思い付いたので……笑
なんとなく(?)似てるけど別のお話として読んで頂ければと思います^ ^
2020.05.29
完結しました!
読んでくださった皆さま、反応くださった皆さま
本当にありがとうございます^ ^
2020.06.27
『SS・ふたりの世界』追加
Twitter↓
@rurunovel
【完結】可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない
天田れおぽん
BL
劣性アルファであるオズワルドは、劣性オメガの幼馴染リアンを伴侶に娶りたいと考えていた。
ある日、仕えている王太子から名前も知らないオメガのうなじを噛んだと告白される。
運命の番と王太子の言う相手が落としていったという髪飾りに、オズワルドは見覚えがあった――――
※他サイトにも掲載中
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
が、レジーナブックスさまより発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
俺のこと、冷遇してるんだから離婚してくれますよね?〜王妃は国王の隠れた溺愛に気付いてない〜
明太子
BL
伯爵令息のエスメラルダは幼い頃から恋心を抱いていたレオンスタリア王国の国王であるキースと結婚し、王妃となった。
しかし、当のキースからは冷遇され、1人寂しく別居生活を送っている。
それでもキースへの想いを捨てきれないエスメラルダ。
だが、その思いも虚しく、エスメラルダはキースが別の令嬢を新しい妃を迎えようとしている場面に遭遇してしまう。
流石に心が折れてしまったエスメラルダは離婚を決意するが…?
エスメラルダの一途な初恋はキースに届くのか?
そして、キースの本当の気持ちは?
分かりづらい伏線とそこそこのどんでん返しありな喜怒哀楽激しめ王妃のシリアス?コメディ?こじらせ初恋BLです!
※R指定は保険です。
クズ彼氏にサヨナラして一途な攻めに告白される話
雨宮里玖
BL
密かに好きだった一条と成り行きで恋人同士になった真下。恋人になったはいいが、一条の態度は冷ややかで、真下は耐えきれずにこのことを塔矢に相談する。真下の事を一途に想っていた塔矢は一条に腹を立て、復讐を開始する——。
塔矢(21)攻。大学生&俳優業。一途に真下が好き。
真下(21)受。大学生。一条と恋人同士になるが早くも後悔。
一条廉(21)大学生。モテる。イケメン。真下のクズ彼氏。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる