21 / 34
二人の……事情
しおりを挟む
下ろされた場所は、至極見覚えのあるベッドの上だった。
今朝ロヴェと目覚めた際、見たばかりなので忘れる間もなかったけれど、自室から一瞬の感覚でリトは状況を理解ができないでいる。
そうこうしているうちに、ロヴェがベッドに乗り上がってきて、まるで押し倒されたかのような体勢になった。
「リトの寝室と俺の寝室は繋がっている。君のほうから鍵もかけられるので、自由にするといい」
「は、い……というか、ロヴェはなぜ怒ったんですか?」
「俺が君以外に欲情する男だと思われたから腹立たしかった」
「ご、ごめんなさい! そんなつもりではなくて! ふっと、何気なく、ちょっと気になっただけなんです!」
眉間のしわを深くして、どこか拗ねた物言いをするロヴェの様子に、リトは慌てふためいた。
男は性欲処理に愛情は関係ないと聞いた覚えがあり、もしかして何度か経験があるのではと思ってしまった自分の失態を悟る。
王族はほかの獣人よりも輪をかけて番主義なのだ。
先ほどの発言はある意味、ロヴェへの侮辱と取られても仕方がない。
「リト以外など無理だ。そもそも使い物にならない」
「なる、ほど、気持ちに直結するって言いますしね。でもいままで一度もそういう気分にならなかったんですか? 僕も性欲は薄かったけど、まったくではなかったし」
「戦闘のあとは気分が昂ぶりがちではある」
なにやらその先は言いにくいのか、いままでまっすぐに自分を見下ろしていた黄金色の瞳が口ごもった途端、そらされた。
ひどく気まずそうな表情から、リトは自身が彼の右手のお供になっていたと察する。
(これは止むを得ないかな? 僕と違ってロヴェはまだ見ぬ僕の存在がずっと大きかったのだろうし、想像してしまうのは、うん。そう考えたらやっぱりロヴェってすごく理性的。こんな状況なのに)
男は時としてケダモノだ――という、村の女性たちの言葉はちっとも当てはまらない。
番のためにすべてを押さえ込んでしまえるロヴェが、リトは改めて愛おしくてならないと思った。
「あの、ロヴェ。僕、最初はロヴェによく似た獅子が生まれたら良いなぁって思ってます。それでうんと可愛がって、ロヴェみたいに立派な王様になれるよう育てたいです」
「……俺は君によく似た子が欲しい」
「じゃあ、二人は確実ですね」
ようやく落ち着いたのか、リトが笑んでみせると覆い被さるように抱きついてきたロヴェが、ゆっくりと長い息を吐き出した。
そっと横顔を盗み見れば、さりげなく押し潰さないよう体勢を変えてから、彼はリトを抱きしめたまま目を閉じている。
「こんなに小さくて、壊してしまったらどうしようか」
「僕は結構丈夫ですよ」
心配してしまうのも無理はない。抱きしめられているいま、リトはロヴェの腕の中にすっぽり収まってしまっている。
体だけでなく手足の太さもまるきり違う。
感情の赴くままに貪られたら大変な結果になりそうであるものの、ロヴェがうっかりでもそんな真似をするのは想像ができず、彼に火を付けるのはきっと自分だと思えた。
触れ合って口づけするだけで、リトの理性は簡単に溶けていくくらい脆弱なのだ。
「リト、俺の可愛い子猫。君が壊れてしまったら俺はどうにかなってしまう」
「僕は貴方に触れられるとどうにかなってしまいそうです」
「相変わらず俺を煽るのが得意だな。性欲は薄いんじゃなかったのか?」
「なぜかロヴェに触れられるとたまらなくなってしまうんです」
「……それは俺も同感だ」
ロヴェの指がさらりとリトの髪を梳いて、後ろへ手が回ると優しく引き寄せられる。
口づけされるとわかった瞬間、胸がドキドキと騒いで嬉しくて、リトはすぐにでも抱きついてしまいたくなった。
それでもぐっとこらえて待てば、柔らかな感触に唇を食まれ、何度も味わうようについばまれる。
たまらない気持ち良さにリトはさらに奥まで来て欲しくなり、ロヴェの胸元を握って引き寄せる仕草をした。
そんなおねだりに気づいたのだろうロヴェは、のし掛かるように体勢を変え、ベッドにリトを押しつけながら口の中を貪り始める。
これまでで一番肉欲的な口づけで、舌が絡み唾液が混ざる音が静かな空間に響いた。
「ロヴェ、ロヴェっ」
「ああ、可愛らしいな。こんなに反応して」
「あっ、ぁ……」
もじもじと腰を揺らすリトの様子に口元を緩めると、ロヴェはためらいもなく下穿きを押し上げ反応を見せる場所を手で触れる。
布越しだというのに自分とは違う大きな手に触れられ、あまりの善さにリトは震える声を漏らした。
「リトはどこもかしこも愛らしいな」
首筋を這う唇、再び不埒にシャツの下に潜り込み胸の尖りを愛でる指先。
下肢の刺激だけでもたまらないというのに、ロヴェの愛撫はまるで麻薬のように頭を馬鹿にする。
「あ、やだっ、僕……もうっ」
あまりにも呆気なく達してしまい、リトの顔は見る間に赤く染まっていく。
自分の快楽への弱さが恥ずかしくて仕方がないというのに、ロヴェは可愛い可愛いと囁いて頬に口づけを降らしてくる。
「ロヴェの意地悪!」
「なぜだ? 愛らしいと、可愛いと言っているだけではないか」
「まだ達したくなかったのに」
「そうか、まだ気持ち良くなっていたかったのだな。それは申し訳ないことをした」
「え? えっ? ちょっとロヴェ! 手際が良すぎです!」
頬に口づけながらリトの下穿きを支える腰紐を解き、いつの間にかロヴェはするっとリトの下半身を裸にしてしまった。
(恥ずかしい、恥ずかしい。なんだかすごく見られてる!)
「ふむ、確かにこれは時間をかけないと傷つけかねないな。リトはこんなところまで小さくて可愛らしいのだな」
「ひゃぁっ」
体を起こし、横たわるリトを見下ろしていたロヴェが突然、指先で尻の奥を撫で始めたので上擦った声が出た。
自分の情けない声に羞恥で震えれば、彼は身を屈めて頬に口づけをくれる。
「夜伽はここを使うと理解しているか?」
「……そ、そっか、同性同士は、そこです、よね」
「そうだ。この小さい孔で俺のものを受け入れるんだ」
「待って、ロヴェ! やっ、そんなに触らないでくださいっ、汚い、汚いから! 湯浴みをさせて!」
すりすりと指の腹で何度も撫でられ、なんとも言えないムラムラとした気分になってしまい、必死で身をよじったリトは身を縮めてロヴェから距離を取ろうとする。
だというのに、ロヴェはそんな姿をやんわりと目を細めて見つめ、餌を目にした獣みたいに舌で唇を湿らせた。
(もしかして興奮状態になってたりしないよね? いつもより瞳の色が濃いような気はするけど。本能で襲いかかられたら絶対に勝ち目がない)
現在の獣人は基本人間寄りではあるけれど、根底の本能は獣である。
本能の強さが性衝動に直結する場合があるため、気持ちを安定させる装身具を身につける獣人もいると今日の授業で習った。
(陛下は非常に理性的ですから大丈夫です、とか嘘じゃないの?)
「リト、いますぐに君を食らいたい」
「えぇっ?」
まさかの本音が飛び出しリトが身を固めて構えると、きゅっと切なそうに眉が寄せられた。
表情から自分の衝動と戦っているだろうロヴェの感情が伝わってきて、触れて良いのか、触れないほうが良いのか、リトはオロオロとする。
「すまない。……今夜も共に過ごしたいが、いまの俺ではリトを傷つけそうだから、少し待っていてくれ。またあとで来る」
片手で顔を覆い、大きく息を吐き出したロヴェはベッドから降りると、そっとリトの体に毛布を掛けて部屋を出て行ってしまった。
表情ははっきりとわからなかったものの、落ち込みがわかるほど獅子の耳がしょんぼりと萎れていたのが見えた。
「大丈夫かな、ロヴェ。……うーん、同じ男として気持ちはわかるんだよな」
これまで行き場のなかった感情が、一気にリトへ集約されてしまったのだ。
いくら常日頃から理性的と言っても、慣れない感情の操作はロヴェとて難しいだろう。
リトでさえロヴェへの衝動の強さに驚いてしまうくらいで、誰よりも獣人らしい彼であればそれは想像以上に強烈に違いない。
「ロヴェにならなにをされてもいい、とか言いたくなるけど。現実的に無理だよね。……ロヴェのあれは思った以上にロヴェだった」
リトの体が興奮して反応を見せたのと同じく、ロヴェもしっかりと反応を見せていた。
ロザハールの衣装は体のラインが出ないゆったりとした作りなのに、昂ぶったロヴェのあれは大層立派で、リトは釘付けになりそうな視線を外すのが大変だったほどだ。
「装身具を取りにいったのかな? 戻るまでに湯浴みを済ませておこう」
ズボンと下着は諦め、とりあえずもそもそと着崩れた衣服を直してからリトが自分の部屋へ戻ると、ミリィとダイトが戻ってきていた。
どうやら外で待機していた彼らに、ロヴェが声をかけてくれたようだ。
そしてやはりと言うべきか、二人にもわかるくらい、非常に珍しくロヴェが落ち込んでいたと聞き心配が募った。
今朝ロヴェと目覚めた際、見たばかりなので忘れる間もなかったけれど、自室から一瞬の感覚でリトは状況を理解ができないでいる。
そうこうしているうちに、ロヴェがベッドに乗り上がってきて、まるで押し倒されたかのような体勢になった。
「リトの寝室と俺の寝室は繋がっている。君のほうから鍵もかけられるので、自由にするといい」
「は、い……というか、ロヴェはなぜ怒ったんですか?」
「俺が君以外に欲情する男だと思われたから腹立たしかった」
「ご、ごめんなさい! そんなつもりではなくて! ふっと、何気なく、ちょっと気になっただけなんです!」
眉間のしわを深くして、どこか拗ねた物言いをするロヴェの様子に、リトは慌てふためいた。
男は性欲処理に愛情は関係ないと聞いた覚えがあり、もしかして何度か経験があるのではと思ってしまった自分の失態を悟る。
王族はほかの獣人よりも輪をかけて番主義なのだ。
先ほどの発言はある意味、ロヴェへの侮辱と取られても仕方がない。
「リト以外など無理だ。そもそも使い物にならない」
「なる、ほど、気持ちに直結するって言いますしね。でもいままで一度もそういう気分にならなかったんですか? 僕も性欲は薄かったけど、まったくではなかったし」
「戦闘のあとは気分が昂ぶりがちではある」
なにやらその先は言いにくいのか、いままでまっすぐに自分を見下ろしていた黄金色の瞳が口ごもった途端、そらされた。
ひどく気まずそうな表情から、リトは自身が彼の右手のお供になっていたと察する。
(これは止むを得ないかな? 僕と違ってロヴェはまだ見ぬ僕の存在がずっと大きかったのだろうし、想像してしまうのは、うん。そう考えたらやっぱりロヴェってすごく理性的。こんな状況なのに)
男は時としてケダモノだ――という、村の女性たちの言葉はちっとも当てはまらない。
番のためにすべてを押さえ込んでしまえるロヴェが、リトは改めて愛おしくてならないと思った。
「あの、ロヴェ。僕、最初はロヴェによく似た獅子が生まれたら良いなぁって思ってます。それでうんと可愛がって、ロヴェみたいに立派な王様になれるよう育てたいです」
「……俺は君によく似た子が欲しい」
「じゃあ、二人は確実ですね」
ようやく落ち着いたのか、リトが笑んでみせると覆い被さるように抱きついてきたロヴェが、ゆっくりと長い息を吐き出した。
そっと横顔を盗み見れば、さりげなく押し潰さないよう体勢を変えてから、彼はリトを抱きしめたまま目を閉じている。
「こんなに小さくて、壊してしまったらどうしようか」
「僕は結構丈夫ですよ」
心配してしまうのも無理はない。抱きしめられているいま、リトはロヴェの腕の中にすっぽり収まってしまっている。
体だけでなく手足の太さもまるきり違う。
感情の赴くままに貪られたら大変な結果になりそうであるものの、ロヴェがうっかりでもそんな真似をするのは想像ができず、彼に火を付けるのはきっと自分だと思えた。
触れ合って口づけするだけで、リトの理性は簡単に溶けていくくらい脆弱なのだ。
「リト、俺の可愛い子猫。君が壊れてしまったら俺はどうにかなってしまう」
「僕は貴方に触れられるとどうにかなってしまいそうです」
「相変わらず俺を煽るのが得意だな。性欲は薄いんじゃなかったのか?」
「なぜかロヴェに触れられるとたまらなくなってしまうんです」
「……それは俺も同感だ」
ロヴェの指がさらりとリトの髪を梳いて、後ろへ手が回ると優しく引き寄せられる。
口づけされるとわかった瞬間、胸がドキドキと騒いで嬉しくて、リトはすぐにでも抱きついてしまいたくなった。
それでもぐっとこらえて待てば、柔らかな感触に唇を食まれ、何度も味わうようについばまれる。
たまらない気持ち良さにリトはさらに奥まで来て欲しくなり、ロヴェの胸元を握って引き寄せる仕草をした。
そんなおねだりに気づいたのだろうロヴェは、のし掛かるように体勢を変え、ベッドにリトを押しつけながら口の中を貪り始める。
これまでで一番肉欲的な口づけで、舌が絡み唾液が混ざる音が静かな空間に響いた。
「ロヴェ、ロヴェっ」
「ああ、可愛らしいな。こんなに反応して」
「あっ、ぁ……」
もじもじと腰を揺らすリトの様子に口元を緩めると、ロヴェはためらいもなく下穿きを押し上げ反応を見せる場所を手で触れる。
布越しだというのに自分とは違う大きな手に触れられ、あまりの善さにリトは震える声を漏らした。
「リトはどこもかしこも愛らしいな」
首筋を這う唇、再び不埒にシャツの下に潜り込み胸の尖りを愛でる指先。
下肢の刺激だけでもたまらないというのに、ロヴェの愛撫はまるで麻薬のように頭を馬鹿にする。
「あ、やだっ、僕……もうっ」
あまりにも呆気なく達してしまい、リトの顔は見る間に赤く染まっていく。
自分の快楽への弱さが恥ずかしくて仕方がないというのに、ロヴェは可愛い可愛いと囁いて頬に口づけを降らしてくる。
「ロヴェの意地悪!」
「なぜだ? 愛らしいと、可愛いと言っているだけではないか」
「まだ達したくなかったのに」
「そうか、まだ気持ち良くなっていたかったのだな。それは申し訳ないことをした」
「え? えっ? ちょっとロヴェ! 手際が良すぎです!」
頬に口づけながらリトの下穿きを支える腰紐を解き、いつの間にかロヴェはするっとリトの下半身を裸にしてしまった。
(恥ずかしい、恥ずかしい。なんだかすごく見られてる!)
「ふむ、確かにこれは時間をかけないと傷つけかねないな。リトはこんなところまで小さくて可愛らしいのだな」
「ひゃぁっ」
体を起こし、横たわるリトを見下ろしていたロヴェが突然、指先で尻の奥を撫で始めたので上擦った声が出た。
自分の情けない声に羞恥で震えれば、彼は身を屈めて頬に口づけをくれる。
「夜伽はここを使うと理解しているか?」
「……そ、そっか、同性同士は、そこです、よね」
「そうだ。この小さい孔で俺のものを受け入れるんだ」
「待って、ロヴェ! やっ、そんなに触らないでくださいっ、汚い、汚いから! 湯浴みをさせて!」
すりすりと指の腹で何度も撫でられ、なんとも言えないムラムラとした気分になってしまい、必死で身をよじったリトは身を縮めてロヴェから距離を取ろうとする。
だというのに、ロヴェはそんな姿をやんわりと目を細めて見つめ、餌を目にした獣みたいに舌で唇を湿らせた。
(もしかして興奮状態になってたりしないよね? いつもより瞳の色が濃いような気はするけど。本能で襲いかかられたら絶対に勝ち目がない)
現在の獣人は基本人間寄りではあるけれど、根底の本能は獣である。
本能の強さが性衝動に直結する場合があるため、気持ちを安定させる装身具を身につける獣人もいると今日の授業で習った。
(陛下は非常に理性的ですから大丈夫です、とか嘘じゃないの?)
「リト、いますぐに君を食らいたい」
「えぇっ?」
まさかの本音が飛び出しリトが身を固めて構えると、きゅっと切なそうに眉が寄せられた。
表情から自分の衝動と戦っているだろうロヴェの感情が伝わってきて、触れて良いのか、触れないほうが良いのか、リトはオロオロとする。
「すまない。……今夜も共に過ごしたいが、いまの俺ではリトを傷つけそうだから、少し待っていてくれ。またあとで来る」
片手で顔を覆い、大きく息を吐き出したロヴェはベッドから降りると、そっとリトの体に毛布を掛けて部屋を出て行ってしまった。
表情ははっきりとわからなかったものの、落ち込みがわかるほど獅子の耳がしょんぼりと萎れていたのが見えた。
「大丈夫かな、ロヴェ。……うーん、同じ男として気持ちはわかるんだよな」
これまで行き場のなかった感情が、一気にリトへ集約されてしまったのだ。
いくら常日頃から理性的と言っても、慣れない感情の操作はロヴェとて難しいだろう。
リトでさえロヴェへの衝動の強さに驚いてしまうくらいで、誰よりも獣人らしい彼であればそれは想像以上に強烈に違いない。
「ロヴェにならなにをされてもいい、とか言いたくなるけど。現実的に無理だよね。……ロヴェのあれは思った以上にロヴェだった」
リトの体が興奮して反応を見せたのと同じく、ロヴェもしっかりと反応を見せていた。
ロザハールの衣装は体のラインが出ないゆったりとした作りなのに、昂ぶったロヴェのあれは大層立派で、リトは釘付けになりそうな視線を外すのが大変だったほどだ。
「装身具を取りにいったのかな? 戻るまでに湯浴みを済ませておこう」
ズボンと下着は諦め、とりあえずもそもそと着崩れた衣服を直してからリトが自分の部屋へ戻ると、ミリィとダイトが戻ってきていた。
どうやら外で待機していた彼らに、ロヴェが声をかけてくれたようだ。
そしてやはりと言うべきか、二人にもわかるくらい、非常に珍しくロヴェが落ち込んでいたと聞き心配が募った。
62
お気に入りに追加
1,357
あなたにおすすめの小説
虐げられ聖女(男)なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました【本編完結】(異世界恋愛オメガバース)
美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!
【完結】白い塔の、小さな世界。〜監禁から自由になったら、溺愛されるなんて聞いてません〜
N2O
BL
溺愛が止まらない騎士団長(虎獣人)×浄化ができる黒髪少年(人間)
ハーレム要素あります。
苦手な方はご注意ください。
※タイトルの ◎ は視点が変わります
※ヒト→獣人、人→人間、で表記してます
※ご都合主義です、あしからず
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?
み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました!
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
【完結】僕の大事な魔王様
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
BL
母竜と眠っていた幼いドラゴンは、なぜか人間が住む都市へ召喚された。意味が分からず本能のままに隠れたが発見され、引きずり出されて兵士に殺されそうになる。
「お母さん、お父さん、助けて! 魔王様!!」
魔族の守護者であった魔王様がいない世界で、神様に縋る人間のように叫ぶ。必死の嘆願は幼ドラゴンの魔力を得て、遠くまで響いた。そう、隣接する別の世界から魔王を召喚するほどに……。
俺様魔王×いたいけな幼ドラゴン――成長するまで見守ると決めた魔王は、徐々に真剣な想いを抱くようになる。彼の想いは幼過ぎる竜に届くのか。ハッピーエンド確定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/11……完結
2023/09/28……カクヨム、週間恋愛 57位
2023/09/23……エブリスタ、トレンドBL 5位
2023/09/23……小説家になろう、日間ファンタジー 39位
2023/09/21……連載開始
転生するにしても、これは無いだろ! ~死ぬ間際に読んでいた小説の悪役に転生しましたが、自分を殺すはずの最強主人公が逃がしてくれません~
槿 資紀
BL
駅のホームでネット小説を読んでいたところ、不慮の事故で電車に撥ねられ、死んでしまった平凡な男子高校生。しかし、二度と目覚めるはずのなかった彼は、死ぬ直前まで読んでいた小説に登場する悪役として再び目覚める。このままでは、自分のことを憎む最強主人公に殺されてしまうため、何とか逃げ出そうとするのだが、当の最強主人公の態度は、小説とはどこか違って――――。
最強スパダリ主人公×薄幸悪役転生者
R‐18展開は今のところ予定しておりません。ご了承ください。
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
Switch!〜僕とイケメンな地獄の裁判官様の溺愛異世界冒険記〜
天咲 琴葉
BL
幼い頃から精霊や神々の姿が見えていた悠理。
彼は美しい神社で、家族や仲間達に愛され、幸せに暮らしていた。
しかし、ある日、『燃える様な真紅の瞳』をした男と出逢ったことで、彼の運命は大きく変化していく。
幾重にも襲い掛かる運命の荒波の果て、悠理は一度解けてしまった絆を結び直せるのか――。
運命に翻弄されても尚、出逢い続ける――宿命と絆の和風ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる