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最終章 決戦、最終戦争 後編

第十一話 総力戦

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「過去の希望の剣よも持っているとはどのような運命が貴様にそれを与える。リアク」

『立てよ。俺』

「あぁすまん…」

『じゃ僕も…』

リアク以後はゼントニーアは腰に着けていたゲンフォーロディアを抜き構える。

「創造、希望、希望…。どうにかなるのか…」

『それは否だなっ!』

ライルが自信満々に言う。

リアク、ゼントニーア、ライル、キルトスによる戦いが始まった。

「ぐっ!」

キルトスは攻撃する術もなく、傷が増える一方。

『その調子だ!俺達!』

「あぁ!」

『行っくぞー!』

3対1でもキルトスは粘る。キルトスは両腕を剣の様に硬くしそれでガードしている。

「今だ…っ!」

リアクの剣がとうとうキルトスの頭を跳ね飛ばした。

「こんなっ…はずじゃ…!」

キルトスの体が段々と消えていく。

「やっと…やったのか?」

『はぁ…はぁ…疲れたわ…流石に─』

ライルとゼントニーアの頭が何故かはねとんだ。

「私を忘れるな…」

「ぐっ…ガイラン…!」

「キルトス。先にいけ。こいつは私がどうにかしとく」

くそっまだ生きているのかあいつは!!

「リアク。お待たせ」

「アシュペナ…!?それとアルガン様…」

「まだ生きておったか…」

その後ろからはまさかの人物が来た。

「っ…いやはや貴様も来るとはな…レヴァーナ」

ま、魔王がこんなところに…!?

「我々の人界を荒らすな。我々の植民地にするための材料を…」

「魔王様。こいつを殺せばいいのですね…」

それに…魔王軍の四天王!?

「キルトス。魔王に四天王…英雄に吸血鬼第2位と第3位…少しきついぞ…」

「いけ…」

魔王の合図に四天王たちが攻撃を始める。

「我々を舐めるな…」

「暗香疎影…陸級…!絶絕熱炎絶イスタイスタイスタイスルイスタ

魔王軍四天王第弐位ゲルガマウニ・リバントフォースが魔法を唱える。

闇魔法の暗香疎影において陸級は最上級。その中でも絶絕熱炎絶イスタイスタイスタイスルイスタは最強の魔法だ。

「ぐっ、動きを確実に封じ血液を燃やす魔法か…」

「闇魔法…暗澹溟濛!捌級!崩壊因子ゼルペクトリビティ!」

四天王第参位グーベント・ロロリアグシンツが魔法を唱える。

「…この崩壊は免れられないな…時間が限られた…」

「闇魔法!幽愁暗恨!陸級!炎炎炎雷ギーストヴェッタ!」

「闇魔法!幽愁暗恨!陸級!氷氷氷雷ギーストヴェルァ!」

四天王第壱位サイガンティ・インフォレクトと第肆位ジェンダズ・アヴェジェルスが同時に魔法を唱える。

大爆発が起きガイランの両腕が消し飛ぶ。

「闇魔法。王。神命吸域バーヴェント

とうとう魔王が魔法を唱えた。
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