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帝国調査編
第四話 大陸の向こうへ
しおりを挟むエリーグの死から1夜開けた1737年6月21日。いつもと変わらない日々…じゃない…エリーグ…大切な友達が死んだのだ…そう平凡に戻る訳でもない。
「リアク~、表にアトラス王国の人がいるぞ~」
教員のフェクトリーが言った。
「アトラス王国?」
「やぁ君がリアク君だね」
「はぁ…」
「私はアトラス王国陸上警備隊第一警備局特務捜査一課レイディオ部隊先行調査官のメザッツ・テンベリス局士長だ」
「メザッツと同じくレイディオ部隊の副部隊長のローグスト二等局兵だ」
警備隊と名乗る人達が2人いる。
「…何の用ですか?」
「先日君は地図上では白紙の部分に行ったよね?」
「あ…はい…」
怒られると思っ他がそんなことではなかった。
「君…俺達と来る気はあるかい?」
メザッツさんが俺に言ってきた。来る気…?どこに…?
「どこにですか…?」
「ワルディニア帝国…の調査だ」
ワルディニア帝国…あそこか…一回も行ったことないなぁ。
リアクは真剣に悩んでいるようだ。
「だが、そのためには別の大陸に行く必要があるんだ」
「別の大陸…?」
「そうゴンバレオット大陸から一番近い大陸、ヘルバットグーブ大陸。リアク君。君がもし来るなら今からでもそこに行かなければならない」
リアクは目をつぶった。数秒たったら目を開けて─
「行きます。行かせてもらいます」
「君なら言うと思ったよ」
ヘルバットグーブ大陸。ゴンバレオット大陸から一番近い大陸であり工業が盛んで技術もものすごく発達している。11の国からなる大陸である。大陸の中心の下にあるレイボレシア特別地域は大陸で一番警備が厳重な地域だ。
翌日。ヘルバットグーブ大陸に着いたのだ。
「ここが…ヘルバットグーブ大陸…」
「でかいし、技術も発達しているだろ?世界では夢の大陸とも言われているぞ、」
「なんです?あのちょっとでかい銃は」
「あぁ、連射銃だよ」
メザッツさんがそう言ったら街の人が─
「おいおい、兄ちゃん。連射銃じゃないぞ?アサルトライフル…それが名前じゃぞ」
おじいさんが言ってくれた。
「アサルトライフル?」
「そう、帝国軍の主力の銃だ、かっけぇーぞ~」
ここの大陸でひとつわかったことがある。街の人達はゴンバレオット大陸の人達よりも優しい…という事かな。
「お、そうだ爺さん。この近くに~うーんなんて言うか、軍隊的な服ないか?」
「あぁ!それなら、メントリアの店がいいな!」
「服も買ったしゴンバレオットに戻すぞ~」
〔また来たいなぁ~〕
そして、リアク達はゴンバレオット大陸に戻った。
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