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バベル戦争編
第九話 終焉の時
しおりを挟む俺の思いは、父さんやおじい様、ひいおじい様。力を借りるよ。
「俺は、お前を止める。そして世界も救う」
「ゲンフォーロディア」
リアクのひいじいちゃんでもある7代目当主ベルザクルが使用していた剣、創造の剣ゲンフォーロディアが現れた。それが現れリアクが手に取った。
「この剣は、ひいおじい様が前の戦争で使用した剣だ。この剣でお前ら悪を全て断ち切る。そしてお前が壊してものを全て治す」
「ほほぉ、そんなもので我を殺せるのか?くっ、無理だろ?」
輪廻総死の後ろに輪ができた。天使の輪のようだ。
「俺はなァ、散々ムカついたぜェ、人間にはよだから全滅させてやる」
輪廻総死の右手には槍が現れた。
「この槍は、破滅の槍《メグセイヌ》お前ら人類を破滅させる槍だ。この槍で大陸の中心魔法石を刺せば大陸という形を保っていたものが崩壊しお前ら人類は直ぐに死ぬ。これで我らの勝ちだな」
「その槍も俺が止める。お前は槍。俺は剣。いいじゃねぇか、上等だよ輪廻総死」
俺は、剣を構えた。それと対になるように輪廻総死は槍を構えた。
「行くぞっ、!」
剣と槍がぶつかりあったその時、地面と時空が消し飛んだ。真っ黒の空間に、俺と輪廻総死しかいない。
「ふ、やはり起きたかァ。超次元移動、次元が耐えきれなくなり俺らだけが超次元に来た。だが3次元で超次元の位置が把握され壊されちまったら我らは死ぬなァ。てか、貴様人間か?」
「何を言ってる。俺は、人間だ」
良かった、あいつはまだ気づいてないようだ。
「超次元は人間が来たら死ぬはずなのになァ、謎だ謎だァ」
「へっ、くそ野郎が!」
俺が剣を振りかざしたら、輪廻総死の槍は俺の心臓を刺していた。
「雑魚がァ…?アァ?」
あいつはどこに行きやがったァ。
「お前言ったよな現実つまり3次元で超次元の位置を把握し壊せば死ぬって」
「貴様!」
「お前が気づかなくてよかったよ。俺はさっき、高魔生前で現実の俺を置いてきて超次元に来た。つまりお前が殺した俺は、偽物の俺だ。超次元に移動したことのある俺は場所を把握出来ている。お前の負けだ。輪廻総死」
超次元の入口、時空の切れ目が球体に変化した。
「そして、俺が持っている創造の剣で新たな超次元を創造する。事実上お前がいる旧超次元は破壊される、つまりお前は死ぬ」
「クソっクソがァァァ!」
俺が球体に向かって剣を刺したら球体が割れた。
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