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バベル戦争編

第三話 神の天災

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「まずリアク君。君は一般魔法を何級まで使えるのかい?」

「えっと、、多分第五級だと思う」

「五級か。それならば君はチャーリーの後ろに着いてくれ。リエはデルタの後ろ、ララはエコーの後ろに、」

「了解」

ザーティックは紙を出してリアク達にみせた。

「これは?」

「これは、私たちが王都を出る前にレン准将から貰ったこの周辺にあ─」

作戦会議をしていた部屋が爆発した。

「大佐!チャーリー、デルタ、大佐を救出!エコーとアルファは近辺に敵がいるか確認だ」

「了解!」

「リエ、ララ。俺らは─」

「油断禁物。闇魔法、幽愁暗恨、豪雷天地メゼガル

俺はその後の記憶がない。

「リアク!」



目の前には椅子に座っている豪華な服を来た者がいる。

「かはぁ…」

声が出ない。なんだこの感覚…。うっ…!ん、?両手両足が鎖に縛られている…。

「リアク・ガルディア」

なんて喋ったんだ?音が…俺の名前しか聞こえなかった。

「はぁはぁ…」

「ここは?山の上か、あそこはさっき俺がいた場所」

リエとララが寝ている。

「何が起きたんだ…」

なんだ…空に穴が…ん?光が─

その瞬間空の穴から出てくる光が弾丸のように地面に叩きつける。光が落下した場所は爆発を繰り返し地面がえぐれる。

「やばい…、リエとララが!」

「くっ…、!」

リアクがリエの方向に走った後リアクが元々居た場所に光が命中して爆発した。

「く…あっぶねー…」

なんなんだよあれ…。あいつらの仕業か?だとしたら終わったな…。

「ヘガルヴィンソン。ちとやりすぎかいな?」

「いいや、これでいいあいつらは醜いのだ。殺して良い」

「兄さん…今…兄さんの力使わせてもらう…!」

地が割れ溶岩が出てくる。そして地面が火の海となった。落雷がリアクを覆う。

「神聖…魔法!太陽の神、!望遠真空炎アゼゴルニア!」

魔法陣がスコープみたいになり空の穴が大きく見えた。そしてリアクの場所から、空の穴までに一直線の線ができ、その線を囲むかのように炎ができ、その火は、音速を超える速度で空の穴に向かう。その直後、音速を超えたためソニックブームが置き周りの木々が揺れ火を消えた。

「なっ、!」

消えちゃ意味無くないか!

リアクは火が消えたら無意味、そう思ったらしい。だが決して意味が無くなった訳では無い。火が消えたわけではなく空の穴まで一直線に続いた線に吸収され圧縮されたのである。それが何回も何回も繰り返され、いつしか線は真っ赤になっていた。

「はっ、!」

兄さんそう言うことか。
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