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第五章 王国への奇襲

第三十三話 新世界軍vsゴンバレオット

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街全体が数秒光った。その後真ん中付近から無数の巨大な石が空に舞った。その石が砕けて破片が街に飛び散る。



「あ、…うぅ…」

なんだ…。何が起きた…何もわからない。右手と、腹が痛い…。少し光が見える。

リアクや街の人々は爆発の影響で街の下、つまり元々下水道があったが爆発で全て吹き飛んだ空間にいた。

「そういえば、リエと…ララは無事か…な、」

リアクは立ち上がり周りを見渡す。

「これは…現実か…、?」

「リアク!」

リエの声がした。

「リエ!と…ララ!無事だったか。とりあえずここは危険だ。だから上に上がろう」

「だね」



「全員に命令する、国王を見つけ次第私に通信魔法を取れ。絶対に殺すな人質とする」

ゼアベルの館内には銃声が鳴り響く。

「それと、バベルティア幹部員達も殺すな」

「部隊長。これでようやくセンメトリー閣下の新世界計画が実行できますね」

「あぁ、閣下の目的まであと少しだ。絶対にこの作戦を失敗させるな」

兵士は「イエッサー」と言ってドアを突破って行った。

「ちっ、11世代ははしゃぐな」

そう言って部隊長、ゼアット・ログスタ大尉は連射銃(現:アサルトライフル)を下に向け撃ち地下にこうかした。

「陛下。ゼアベル館内に何者か、おおよそ敵軍の特殊部隊が潜入しました。今すぐ通信魔法でバベルティア全土の軍ゼアベルに要請しましょう!」

「そうだな」

「とりあえず非常事態専用司令室に向かいましょうそこに向かえば要請できます」

代表官リッチ・アウニーロが言った。リッチは陸軍長官シモルス・テンキーを見てこくりと頷いた。

「さぁ、行きま─」

すると後ろから光の小さな物体がリッチの体を貫通した。リッチは血を吐き倒れた。

「陛下、下がってください!」

国王と幹部員達は通路脇の空間に隠れた。

「ちっ、リッチが殺られた…」

「おいおい、陛下さんと幹部の人達…おめぇーらの命は保証する。こっちに来い」

「俺は新世界軍特殊捜査部隊長ゼアット・ログスタ大尉。あんたらを拘束して閣下に渡す役目を任された兵士だ」



そういえばリナ…理由が兄だからってさ…ゼルフィンもいなかったしこの騒動が終わってからすぐ解決しないとな。

「リエ、ララ行こ」

「うん」

リアク、リエ、ララは上を目指し歩いていた。

「てかリアク、この人誰?」

「あぁ、俺が7歳くらいの時に会ったことあるんだよ。名前はララ・アペニアだよ」

「よろしくララ」

「こちらこそよろしく、…」

リアクは振り向き

「そいつはリエ。リエ・ファーリット」

「よろしくねリエ!」
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