レベルが絶対のゲームで俺は、世界に見捨てられた地で最強になっていた

第一章

第十一話 救出へ

｢今が23:48。1時くらいまでやるか、こっから第三区って少し遠いな、｣

アルメスティアは計9の区で形成されており、現在玲哉がいるのは第二区である現代都市区。区ひとつの直径は130kmもあり、移動には大抵テレポート機能を使用しているが、玲哉の居場所から最も近場のテレポートステーションまで10kmほどもある。

｢って、あとEXP1700でLv.60になるじゃん｣

Lv.60になれば5UPファイブアップスキルが選択できるし、頑張ろ。

レイヤは発展しこった都市を歩く。

こう見ると、現実みたいだな…本当に。所持金は808,200G。そこら辺で贅沢できる程のお金はあるな。ん？

レイヤはあるクエストを目にする。

サブ上級クエスト　推奨Lv.300

クエスト内容
第三区のエリアボス区内ボス、ルーヴァ・コボルト・レイドリーを討伐せよ。

報酬
2,630,000G 
ルーヴァデューダ ☆☆☆☆☆☆☆

200万G！？それに☆7の剣！？報酬はすごく美味しいけど、Lvが会わなすぎる…ここはやっぱフロアボスから討伐かな。



第三区の迷宮区、ハイロトル迷宮区に来たレイヤ。

｢第一層のフロアボスは倒されているのか… 第二層は…バース・ウィンドール。HP7,000か…俺がLv.59でHP6,500か…バトルサポートスキルでどうにかカバーできるかな｣

いやカバーするんだよ！勝てなきゃ意味が無い！頑張るぞ俺。

｢あ…あれは…はぁ…はぁ…Lvが高すぎマジ無理…｣

｢あいつを囮にすんのはなんか気が引けるけどな…｣

囮…！？例えゲームだとしても死んだらもうプレイできないんだぞ！？

アルメスティア。それは1回死んだらもうプレイできないスリルのあるゲーム。現在16.9億人ものプレイ人口がいるものリリース当初は23億人とも言われる。つまりリリースから約3年たった今。約6億人も死にアルメスティアから去っていったのだ。だが、IPアドレス…つまり新しく専用のゲーム機を買えばいいのだが、年に50万個限定。そのため世界規模で行われている抽選で当たることはほぼ0に等しいのだ。つまり1回死んだら『永遠に死』そのことからアルメスティアはOne play gameと呼ばれている。(1年前は年に10億機も販売されていたが、莫大な費用がかかるため生産ラインを減少させた)

さすがに囮はまずいだろ！

レイヤは足に力を入れ地面を強くけった。



｢え…、Lv.60…？私はまだLv.20の始めたて…勝てるわけが無い…せっかく買ってもらったのに…｣

上級モンスターのデスゴブリンの棍棒が少女を襲おうとする。

｢はぁ！｣

走ってきたレイヤは魔剣ズライムを勢いよく降った。