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番外編
お前も巻き込んでやろう ~ネコの日SS~
しおりを挟む「ただいま~。久しぶりの家はやっぱ落ち着く~」
「お、来たか。お帰りライリー、ヴィンセント」
「ご無沙汰しております。お義父様、お義母様」
今日は久しぶりにお義父様達の家へと来ている。
先日、お義父様達は生まれ故郷であるクリステンへと戻っていた。それでお土産もあるから家においでとご招待いただいたのだ。
「お義父様、こちらをどうぞ」
「悪いな。気を遣わなくて良かったのに。ありがとう」
さすがに何も持たずという訳にはいかないと、簡単ではあるが手土産を持参してきた。王都でも有名な菓子店のケーキだ。後で皆さんでお茶の時にでも食べようと思って買って来た。
この家に来るのも随分久しぶりだ。まだ学生時代、ライリーさんと恋人どころか私に感情すらなかった時。しばらくこの家に住まわせていただいていた。期間としてはそんなに長くもないのだが、この家に来てから過ごした時間は濃密で忘れられない大切な時間だ。
私が変わったきっかけでもあり、ライリーさんと恋人になった時でもあり、生きるという事が楽しく素晴らしいものなんだと知ることが出来た、とっても大切な時間。
だからこの家に来るといつも『帰って来た』と思えるし、ほっと心が落ち着く。実家より過ごした時間は短いのに、実家よりも深く濃い時間を過ごした場所だ。
「仕事の方は順調か?」
「はい、お義父様。まだまだ覚えることもありますが、今のところは概ね順調かと思います。ライリーさんもいてくださいますし、楽しく勤めさせていただいています」
この家を出てからはずっと王都に住んでいる。今は宰相様のいる参謀課へと就職し、専属護衛としてライリーさんも一緒だ。
「だけどやっぱりヴィンの目の色のことでとやかく言う奴がいるからね。安心は出来ないけど…」
そう。参謀課の皆さんはとても優しい方ばかりで、私の目の色が違っていてもそれについて特に何も思ってはいないようだ。だけど、学園時代の時のように気味悪がる人もいて、暴言を吐かれたこともある。
でもそんな時はライリーさんが守ってくださるし、今の私は何を言われても悲しいと思う事はない。
そう思えるようになったのも、ライリーさんだけじゃなく、お義父様やお義母様と一緒に過ごしてきたからだろう。本当に感謝してもしきれない。
「ですが、ライリーさんがいつも守ってくださるので私は何も不安なんてありませんよ。大丈夫です」
私の返事を聞いて、お義父様とお義母様も安心した顔をされた。
リビングへと行けば、お義父様達が食事の用意をしてくださっていたようで、とても美味しそうな料理が並んでいた。家の料理人が作ってくれる料理もとても美味しいが、やっぱり私はお義父様たちの料理が一番好きだ。
この家に来た当初の私は料理なんて一つも出来なかったが、沢山教えて貰い1人で作ることが出来るようにもなった。今でも時間があれば時々作ってライリーさんに食べて貰っている。
この家に来ると、あの時の懐かしい思い出が蘇ってきてとても心が温かくなる。だから私はこの家が大好きだ。
それからは懐かしい思い出話や、今の近況などを話しながら食事を楽しんだ。ライリーさんも久し振りの両親の料理に嬉しそうに舌鼓を打っている。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、片づけをしようと思っていた時だ。
「ヴィンセント、ちょっといいか?」
「? はい、なんでしょうお義母様」
テーブルのお皿を下げていた時にお義母様に声を掛けられた。手招きされたのでそのままお義母様に付いていく。
そして招かれたのはお義母様の部屋。一体どうしたんだろうか?
「これ、クリステンのお土産。向こうのお菓子とか雑貨とか色々詰め合わせてあるからライリーと一緒に使ってくれ」
「ありがとうございます。こんなにも沢山……」
お土産だと渡されたのはいくつもの箱。こんなにも沢山のお土産をいただいていいのだろうか…。
「それと本命はコレなんだけど」
と言って、お義母様に渡されたのはまた別の箱。開けて欲しいと言われたので、目の前で箱を開けてみる。
その箱の中にあったのは――
「え? 何ですかコレは…」
「ネコミミと尻尾のセットだ」
「……はい?」
暗赤色の三角形のふさふさなものと、箱の中にくるくると収められている同色の長い物。
確かに動物の耳と尻尾のように見える。それも私の髪色と同じ色の。
「クリステンにいた時にあちこちの店に行ってきたんだ。そしたらこれを偶然見つけて。
実はコレ、俺もアシェルも持ってるんだ。でもヴィンセントは持ってないだろう? それで今回買って来たんだ」
え。お義母様もアシェル様もお持ちだったとは……。
だが、これは一体どうやって使うのだろうか。私には皆目見当がつかない。
「耳はこうして付けて、尻尾はこう……。うん、ばっちりだな」
「あの……え、え?」
「似合ってるぞヴィンセント。可愛い可愛い」
え? これはやっぱり私が身に着けるもの…?
「ヴィンセントはライリーの事が大好きだろう?」
「え!? は、はい。それはもちろん…」
いきなりお義母様にそう言われて赤面してしまう。でもそれに間違いはないからちゃんとそうだと答えた。
だが、それとコレと一体何の関係が…?
「家に帰ったら夜、コレを付けてライリーに見せてみ? きっと大喜びするだろうから」
ライリーさんが大喜び……するのだろうか??
ちょっと想像が出来ないが、お義母様は「絶対喜ぶから」と自信満々だった。
耳と尻尾をまた箱に戻し、先ほどいただいた別のお土産と共に鞄へしまう。
そしてリビングへと戻れば片づけはほぼ終わっていた。
「すみません、何もお手伝いせず…」
「大丈夫だ。エレンに呼ばれたのだろう? ライリーが手伝ってくれたから問題はない。気にするな」
そう言っていただけたが、家にお邪魔し料理を食べるだけ食べて何もしていないのは流石に申し訳ない。今度お義父様達を家にご招待して、ゆっくり過ごしていただこう。
そしてしばらく歓談した後、私とライリーさんは自宅へと戻ることにした。
帰り際お義母様からとあることを教えられた。それをすればより喜ぶから、と。
家に帰って来た私たちは、昼はお義父様達のところで沢山食べたので夕食は軽めに済ませた。そしてお義母様から頂いたお土産のお菓子を軽く摘まんでお茶をしている。
「それにしても母さん、結構な量のお土産くれたんだな」
ライリーさんがそこに並べられている箱を見てそう零した。いろいろな雑貨も含まれていて、明日は早速それを飾ったりしようと思っている。
「ん? この箱は何?」
ふとお土産を見ていたライリーさんが、例のネコミミの入った箱を手に取った。
「あっ! あの、後でそれをお見せしますから今は開けないでください」
「? そう? 気になるけど、ヴィンがそう言うならわかった」
不思議な顔をしてそのまま箱を戻す。お義母様が言うように本当にライリーさんが喜ぶのかはわからないが後で身に着けてみようと思っている。どんな反応をするのか凄く気になって仕方がない。
そして入浴も済ませて寝るだけとなった時。私は意を決してネコミミと尻尾を身に着けてみた。
「……本当に喜んでくれるのだろうか」
ライリーさんが喜んでくれるならどんなことでもするが、今回のことは正直全く予想がつかない。
だってただ私にネコミミと尻尾が付いただけなのだ。これで喜ぶのかどうか、本当にわからない。
でもお義母様が自信満々に仰っていたからそれを信じるだけだ。
どきどきと早鐘を打つ心臓を抑えながら、ライリーさんの待つ寝室へと向かった。
寝室の扉を開ければライリーさんはベッドに腰掛け、私が戻ってくるのを待っていたようだ。
「ヴィン、遅かったね。何して……………」
「あの……えと……」
どうしよう。ライリーさんの瞳孔が開きっぱなしで、そのまま固まってしまっている…。
「あの……どう、ですか? おかしいですか?」
「…………………」
……本当にどうしよう。何も言わないし動かないライリーさん。
やっぱり耐えきれないほどおかしかったのだろう。こんな姿見せるんじゃなかった……。
「す、すみません! お見苦しい物をお見せして! 今すぐ外してきます!」
「待って!!!」
「え…?」
もうライリーさんに見せられないとくるりと背を向けた瞬間、がしりと肩を掴まれた。
ん? 今までライリーさんはベッドにいて、私は部屋の入口扉前にいて。
その距離って直ぐに肩を掴めるほどの近距離、ではないはずなのに…。
一瞬でここへ辿り着いた…? え? どうやって? 人間ってそんなに早く動けるんでしたっけ?
「あの……ライリーさん?」
目に力を込め、こちらを凝視するライリーさん。こんな顔初めて見たかもしれない……。ちょっと怖い。圧が凄い。
「外しちゃダメ。絶対ダメ。絶対絶対ダメだから」
「は、はい! 外しません!」
了承という言葉以外、口にすることが出来ないほどの迫力でライリーさんはネコミミと尻尾を外すことを止めに来た。
ということは、私のこの姿は見苦しくはないという事だろうか…。
「ねぇヴィン。その耳と尻尾はどうしたの?」
「あの…さっき開けずにいた箱の中身です。お義母様のお土産の中の一つの…」
「あの箱の…? ってことは母さんがヴィンに……」
未だ肩を掴まれたまま、そして迫力はそのままのライリーさんを目の前にして、私も動けずにそのままだ。
しかもライリーさんはこれがお義母様からのお土産だと分かると、また微動だにせずにいる。
「母さん…………最っっっ高!! ありがとぉぉぉぉぉ!!」
いきなりライリーさんはガッツぽーつを決めながらそう叫んだ。いきなりの事で私は驚いてしまう。
最高……? 最低、じゃなくて最高…? 嫌じゃない。むしろ、喜んでいる…?
「あの、ライリーさん。コレ、変じゃないですか? 大丈夫ですか?」
「変なわけがない! 何なんだよコレ! ネコミミ!? 尻尾!? ネコなの!? ヴィンはネコなの!? 可愛すぎなんだけど! 待って待って待って! ズルい! これはズルい! 可愛すぎて僕死にそうなんだけど!? 何?! ヴィンは僕を殺しに来てるの?! こんなに可愛いヴィンなら殺されても本望だけど!! ねぇ! 僕をどうしたいの!!」
「………にゃー」
「ぐふぅっ!!」
ライリーさんが崩れ落ちた。え!? ネコの鳴きまねをしただけなのに!?
お義母様から猫の鳴きまねとか、語尾ににゃんを付ければいいと言われたからやってみただけなのに!?
「あの……ライリーさん、大丈夫かにゃん?」
「ぐほぉ! ヴィンがぁ!! 僕のヴィンがぁ!!」
ライリーさんが床を殴りだしている!? え!? 本当に大丈夫ですか!?
「ふー…ふー…ふー…」
息が…息が荒いっ! ど、どうしよう…こんなライリーさんを見るのが初めてでどうしていいかわからないッ!
「…ねぇヴィン。その恰好してるってことは、もう覚悟できてるってことだよね?」
「え……覚悟??」
「……『にゃん』は?」
「はい?」
「『にゃん』は?」
「……覚悟ってなんの覚悟かにゃん?」
多分ライリーさんの言ってることはこういうこと…でいい、はず。
「あああああ! もう最高過ぎて死ぬ! ヴィン! もう僕、今日は止まらないから! ていうか止まれないからね!」
「え? え? え?」
ライリーさんは物凄い勢いで私を抱き上げると、また一瞬にしてベッドへと向かいその上に私を放り投げた。そして勢いよく服を脱ぎだし、というか破り捨て、あっという間に裸になってしまう。
そのまま私の上に覆いかぶさり私の服も破かれた。
「ごめんねヴィン。新しいの買ってあげるから。でも今日はもうちんたら脱がしてられない」
「え…? え? え?」
初めての展開で全く付いていけず、呆然とするしかない。されるがまま私も一糸まとわぬ姿にされてしまった。
「それじゃあ、このまま可愛いヴィンにゃんをいただきます!!」
「っ!? え、あっ…ちょ…んんんー!」
そしてその夜は今までにないくらい、激しく交わった。
私を抱くときのライリーさんは情熱的ではあっても優しさがあるのに、今日に限ってはただただ激しさと勢いがすごかった。キスは噛みつかれるように、抽挿は打ち付けるように。
ライリーさんは何度も私の中で果て、私も何度も吐き出した。吐き出すものがなくなり、かわりに水っぽい物が噴き出してしまった。それを見たライリーさんは喜び、また抽挿が繰り返される。
お陰で私は途中からの記憶がなくなってしまった。それほどまでに激しく濃厚な交わりだった。
翌日も休みで本当に良かった。翌日の私は全く動けなくなり、ベッドの住人と化してしまった。ポーションを飲んでも全回復とならなかったのは初めての事だ…。
「ごめんねヴィン。こんなになるまで抱いてしまって…。でもあんなに可愛いヴィンが悪いんだからね」
「……体は辛いですが、嬉しかったです。あんなに激しいのは毎回は無理ですが、たまになら……」
これが毎回だと体がもたない為、仕事にも影響が出てしまう。そうなってしまっては参謀課の皆さんのご迷惑になってしまうため、それだけは避けなければならない。でも翌日が休みの日ならば……。
お義母様の仰る通り、ライリーさんは喜んでくれた。それも物凄く。
抱かれている時もずっと可愛い可愛いと言われていたし、好きとか愛してるとかそんな言葉もたくさん浴びるようにかけてもらった。
こんなにも喜んでくれるなら、またあのネコミミと尻尾を付けてみよう。今度お義母様にお礼を言わなければ。
「また今度付けてくれる? 似合いすぎて冷静でいられなくなるけど、またあの可愛いヴィンが見たい」
「はい、もちろんです。楽しみにしていてくださいね」
その日はライリーさんも私に付き合って、一日ベッドでごろごろして過ごした。折角の休日にただ寝て過ごすだけというのは勿体ないけど、たまにはこういう日もいい。隣に愛する人がいるならば。
さて。次はいつ付けようか。その日は私も体調が万全の日にしなければ。
そんなことを考えて、今しばらく眠ることにした。
* * * * * * *
ライリー達が帰った後のエレンとライアスの会話
「エレン、本当に渡したんですね」
「当たり前だろ。俺とアシェルも巻き込まれたんだ。ヴィンセントもあの洗礼を受けるがいい」
「……本当は嬉しいくせに」
「んなわけあるか! ……ま、ヴィンセントはライリー信者みたいなことろがあるからな。ライリーがどうなるかはわからないけど、ヴィンセントは嬉しいだろうよ」
「仲が深まるならいいことですよ。さ、エレンも今日は久しぶりに付けますか?」
「………わかったにゃん。今日は特別だにゃん」
「エレン!!」
「待て待て待て待て! 今じゃない! 今じゃない!」
「いいえ、待てません! 今すぐお願いします!」
「うわぁぁぁぁぁぁ! やめろぉぉぉぉぉ! 俺を降ろせぇぇぇぇ!!」
* * * * * * * *
2月22日、猫の日SSでした☆
エレン再び、と考えたんですがアシェルも持ってるしじゃあヴィンセントかな、と今回はこちらで書くことにしました。
ライリー、案の定壊れました(笑)そして私も書きながら「ぐっふ!」と気持ち悪く笑いながら書いてました…。
でもしょうがない。しょうがないんです。だってヴィンセントが可愛いのが悪いんだから。
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またまた本当にありがとうございます😭
そしてあっちこっち、お疲れ様です🙏
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あと欲しいものはなるべく手に入れるという執着も強いので、ローレンス君はあんなことやってます。ただ運に任せてるところもあったので、無理やり引き裂いて泥沼、後味悪いようにしないあたり優しい方かと🤔
久しぶりに読み返しました(ジェフリー編終わりましたし確認でw)
たまにアシェルやライリーが予言めいた事を→アシェルのライリーヴィンの両思い確信や、ヴィン襲われた時のライリーの嫌な予感とか、ですね。
あとはお子の金目を見たヴィンやライアスの未来を予知させるような言葉に神官めいたものを感じたので。ヴィンのはジェフリーの学園での扱いでしたね。そのせいで余計心配性だったり、人に迷惑をかけないように、といい続けてたりなのかなぁ。
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ころころたまご様
いつもありがとうございます😊
あのヴィンにこんな事されたらライリーじゃなくても天を仰ぎたくなります(笑)非常に危険です🤣
アシェルにはライアスが。ヴィンセントにはエレンが。この夫夫、2人揃って何やってんですかね(笑)
可愛い猫の日なのに、私たちの頭の中はいかがわしい猫の日ですね🤣🤣