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48.攫われた聖人
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「そういえば。お前は以前、俺に対してかなり無礼な態度をとってくれたな。その礼がまだだったことを思い出した」
「うぐっ……!」
ジヘルはにやりと笑ってそう言うと、俺の顔を拳で殴りつけた。ヤバい。衝撃が凄すぎて頭がくらくらする。血の味がするから口の中が切れたようだ。
こうやって人を傷つけることを躊躇しないなんて、とんだクズだな。ユリウスと血が繋がっていることが心底不思議でならない。
「俺に盾突くとこうなることを覚えておけ」
誰が言うことを聞くもんか。口が塞がれているから言葉に出せないが、目だけでそう語ってやった。その視線が気に入らないこいつは、俺の腹に一発重い蹴りを入れる。
「ぐえぇっ……おえっ……」
「兄上、あまりいたぶらないでください。死んでしまうかもしれません」
「ああ、そうだった。こいつに死なれるわけにはいかなかったな。だが適度な躾も必要だろう?」
「はぁ……全く。死なない程度にお願いしますよ」
何だこの会話。ジョストン家がどれほど狂っているのかよくわかる。こんな中でユリウスは生きてきたんだ。なのにあれだけの優しさを失わずにいるなんて奇跡だろ。ユリウス。ユリウスに会いたい。抱きしめて欲しい。抱きしめてあげたい。
こんな時なのにユリウスへの気持ちが大きく膨らんでいく。
「さて、聖人としての力を見せてもらうとするか。今代の聖人は体液に力が備わっているはずだったな」
ジヘルは腰からナイフを取り出すと、俺の側へ膝を突いた。床に這いつくばっている俺の髪を掴むと力任せに体を起こす。ぶちぶちと引きちぎられる音と共に、物凄い痛みに襲われる。殴られて蹴られて髪を掴まれて。痛みがないのは足くらいだ。
「早速始めるとしよう」
ジヘルはナイフを俺の首筋へと当てると躊躇することなく横へ引く。切られた痛みに体が震え、ぬるりとしたものが首筋を通る感覚がした。
そこへジヘルは舌を這わせ、流れ出た俺の血液を舐め上げる。余りの不快さに吐き気を催した。
髪を掴まれている痛みと、受けた暴行による衝撃が残っていて抵抗すら出来ない。悔しい。
「これはっ……ははははは! 凄い、凄いぞ! 体中から力が溢れ出てくるようだ!」
俺の血液を摂取したことで、体に起こる変化を感じ取ったジヘルはそれはそれは楽しそうに高笑いをする。
「確か『聖女の血には不老不死の力がある』と伝わっていたな。なるほど。それだけの力があると言われる理由がわかる」
聖女伝説で語られていた内容だ。昔、魔物討伐に向かった王子様は油断したのか、魔物の攻撃によって腹部に大きな穴を空けてしまった。その時に呪いも一緒に付与されてしまい、聖女の治癒魔法が効かなかったらしい。そこで聖女の血を直接飲ませたところ、呪いが解け傷もみるみるうちに塞がり生還したという。
そしてその伝説には、聖女の血を取り込んだ王子様は若返り、他を圧倒する大きな力を得たといわれているそうだ。それが長い年月の間にいろいろと変わり、『聖女の血には不老不死の力がある』と言われるようになったらしい。
だが以前の聖女や俺にはそこまでの力はない。鑑定でも備わっているのは浄化、治癒、解呪と出ていたし、それは聖女も同じだったそう。それに俺の血液を使った治癒の実験で、ランベルトさんからはっきり不老不死の力はなかったと聞いている。
だから不老不死なんてそれこそ伝説の中に勝手に付け加えられた真っ赤な嘘なのだ。
でもそれは一般では知られていないこと。そもそもそれを知っているのはランベルトさんを始め、俺が聖人だと知っている皆だ。
「……ん? 傷が治っただと? まあいい。何度も同じことをするだけだ」
切られた首の傷は聖人だからだろう。あっという間に塞がり血の流れは止まった。殴られた顔と蹴られた腹の痛みも、今はもうない。それはそれでいいのだが、ジヘルは俺の血を舐めようと何度も同じように切りつける。その度に痛みを感じるから精神的苦痛が半端じゃない。
髪は掴まれたまま、首を切られる恐怖と血を舐められる嫌悪感。傷がすぐ治るせいで、繰り返し行われるこれが嫌で嫌でたまらない。
「ちっ。これじゃ埒が明かない」
「なら兄上。こいつの精液を飲めばいいのでは? 精液には魔力がふんだんに含まれているんだから、聖人の力も精液の中に濃く存在するはず」
「そうだな。それが一番手っ取り早く、力を手に入れられそうだ」
なんだって……? 俺の精液を飲む……? じょ、冗談じゃない! それはつまり、こいつらに手コキかフェラをされるってことだろ!? ユリウス以外に見せたくないし触らせたくない!
「んー! んんーー!」
「ちっ! 暴れるな! 大人しくしろ!」
とにかく抵抗したくてジタバタと暴れた。だが手を縛られているからまともに動くことは出来ない。ニックが俺の背後に周り羽交い絞めにする。自由に動くのは足だけだが、その俺の足を抑え間にジヘルが割り込むんだ。そして瞬く間に問答無用で握っていたナイフをズボンに当て、ビリッと引き裂いていく。
無残にも引き裂かれたズボンはジヘルの手によって更に散り散りに破かれる。同じく下着も引き裂かれ、下半身だけが丸出しという情けない姿にされてしまった。
「んんーー!」
力なく垂れる陰茎にジヘルの手が触れる。余りの気持ち悪さに足をジタバタと動かすが、ぎゅっと力強く握られたことで俺の動きは止まる。
そのまま握りつぶされるんじゃないか、ナイフで切り落とされるんじゃないか。そんな恐怖が俺を襲い、ガタガタと体が震えた。
そのおかげなのか、ジヘルがいくら手を上下に動かしても一向に快感が襲うことはない。俺のアソコは硬くなることもなく、ふにゃりとしたままだった。
「くそっ……このままじゃ精液なんぞ出ない。痛めつけられたくなければさっさと出せ!」
いやいやと子供がするように必死に首を横に振る。そんなこと言われたって、気持ちいいどころか恐怖で大きくなるものもなるわけがない。羞恥と嫌悪感で鳥肌だって凄い。こんな状態なのに、快感を拾えるわけがない。
「こうなったら口で直接するしかないな」
「ん゛ん゛ッ!? んー! んんーー!」
「このっ……! 大人しくしろッ!」
「ぐっ……!」
口で、と言われた瞬間、更に鳥肌が立ち俺はまた暴れた。だが俺を後ろから羽交い絞めにするニックに髪を掴まれ、強制的に後ろへ首が傾いた。容赦なく髪を握られ頭皮が痛い。またぶちぶちと音が聞こえ、髪が抜けたのが嫌でもわかる。
「嚙みちぎられたくなければ大人しくしていろよ」
「ッ……!」
もう嫌だ。どうしてこんな目に。怖くて怖くて震えが止まらない。
暴れることが出来ずにいる俺を見て、ジヘルはにやりと笑った。その顔が気持ち悪くて踏みつけてやりたい。
悔しくて悔しくて。情けなくて悲しくて。この状況をどうにもできない歯がゆさに、目から勝手にぼたぼたと涙が零れてきた。
流星に冷たくされたり浮気されたり。そんなことが生ぬるいことだったと思う程、今のこの状況は今まで生きてきた人生の中で最たる悲劇と屈辱だった。
ジヘルの舌が伸ばされる。それが力なく垂れる俺の陰茎に向かっていく。その瞬間を見たくなくて、俺はぎゅっと強く目を瞑った。
きっと口で弄られても俺は勃たせることなんて出来ないだろう。ジヘルはなんとかして精液を出させようと、無理やり口で弄り続けるに決まっている。
そうなったら死のう。俺の体がいつ自由になれるかはわからない。でもこの拘束が解けたら死んでやる。こいつらにこれ以上好きにさせてたまるか。
ユリウスごめん。折角気持ちが通じ合ったのに俺が弱いせいで迷惑かけてる。どうか俺が死んだあと、ユリウスにこれまで以上の幸せが訪れますように。
そう一人で祈った瞬間。
「ハルトッ!!」
もの凄い轟音と共に、大好きな人の声が聞こえた。
「うぐっ……!」
ジヘルはにやりと笑ってそう言うと、俺の顔を拳で殴りつけた。ヤバい。衝撃が凄すぎて頭がくらくらする。血の味がするから口の中が切れたようだ。
こうやって人を傷つけることを躊躇しないなんて、とんだクズだな。ユリウスと血が繋がっていることが心底不思議でならない。
「俺に盾突くとこうなることを覚えておけ」
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「はぁ……全く。死なない程度にお願いしますよ」
何だこの会話。ジョストン家がどれほど狂っているのかよくわかる。こんな中でユリウスは生きてきたんだ。なのにあれだけの優しさを失わずにいるなんて奇跡だろ。ユリウス。ユリウスに会いたい。抱きしめて欲しい。抱きしめてあげたい。
こんな時なのにユリウスへの気持ちが大きく膨らんでいく。
「さて、聖人としての力を見せてもらうとするか。今代の聖人は体液に力が備わっているはずだったな」
ジヘルは腰からナイフを取り出すと、俺の側へ膝を突いた。床に這いつくばっている俺の髪を掴むと力任せに体を起こす。ぶちぶちと引きちぎられる音と共に、物凄い痛みに襲われる。殴られて蹴られて髪を掴まれて。痛みがないのは足くらいだ。
「早速始めるとしよう」
ジヘルはナイフを俺の首筋へと当てると躊躇することなく横へ引く。切られた痛みに体が震え、ぬるりとしたものが首筋を通る感覚がした。
そこへジヘルは舌を這わせ、流れ出た俺の血液を舐め上げる。余りの不快さに吐き気を催した。
髪を掴まれている痛みと、受けた暴行による衝撃が残っていて抵抗すら出来ない。悔しい。
「これはっ……ははははは! 凄い、凄いぞ! 体中から力が溢れ出てくるようだ!」
俺の血液を摂取したことで、体に起こる変化を感じ取ったジヘルはそれはそれは楽しそうに高笑いをする。
「確か『聖女の血には不老不死の力がある』と伝わっていたな。なるほど。それだけの力があると言われる理由がわかる」
聖女伝説で語られていた内容だ。昔、魔物討伐に向かった王子様は油断したのか、魔物の攻撃によって腹部に大きな穴を空けてしまった。その時に呪いも一緒に付与されてしまい、聖女の治癒魔法が効かなかったらしい。そこで聖女の血を直接飲ませたところ、呪いが解け傷もみるみるうちに塞がり生還したという。
そしてその伝説には、聖女の血を取り込んだ王子様は若返り、他を圧倒する大きな力を得たといわれているそうだ。それが長い年月の間にいろいろと変わり、『聖女の血には不老不死の力がある』と言われるようになったらしい。
だが以前の聖女や俺にはそこまでの力はない。鑑定でも備わっているのは浄化、治癒、解呪と出ていたし、それは聖女も同じだったそう。それに俺の血液を使った治癒の実験で、ランベルトさんからはっきり不老不死の力はなかったと聞いている。
だから不老不死なんてそれこそ伝説の中に勝手に付け加えられた真っ赤な嘘なのだ。
でもそれは一般では知られていないこと。そもそもそれを知っているのはランベルトさんを始め、俺が聖人だと知っている皆だ。
「……ん? 傷が治っただと? まあいい。何度も同じことをするだけだ」
切られた首の傷は聖人だからだろう。あっという間に塞がり血の流れは止まった。殴られた顔と蹴られた腹の痛みも、今はもうない。それはそれでいいのだが、ジヘルは俺の血を舐めようと何度も同じように切りつける。その度に痛みを感じるから精神的苦痛が半端じゃない。
髪は掴まれたまま、首を切られる恐怖と血を舐められる嫌悪感。傷がすぐ治るせいで、繰り返し行われるこれが嫌で嫌でたまらない。
「ちっ。これじゃ埒が明かない」
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「そうだな。それが一番手っ取り早く、力を手に入れられそうだ」
なんだって……? 俺の精液を飲む……? じょ、冗談じゃない! それはつまり、こいつらに手コキかフェラをされるってことだろ!? ユリウス以外に見せたくないし触らせたくない!
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とにかく抵抗したくてジタバタと暴れた。だが手を縛られているからまともに動くことは出来ない。ニックが俺の背後に周り羽交い絞めにする。自由に動くのは足だけだが、その俺の足を抑え間にジヘルが割り込むんだ。そして瞬く間に問答無用で握っていたナイフをズボンに当て、ビリッと引き裂いていく。
無残にも引き裂かれたズボンはジヘルの手によって更に散り散りに破かれる。同じく下着も引き裂かれ、下半身だけが丸出しという情けない姿にされてしまった。
「んんーー!」
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そのまま握りつぶされるんじゃないか、ナイフで切り落とされるんじゃないか。そんな恐怖が俺を襲い、ガタガタと体が震えた。
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「くそっ……このままじゃ精液なんぞ出ない。痛めつけられたくなければさっさと出せ!」
いやいやと子供がするように必死に首を横に振る。そんなこと言われたって、気持ちいいどころか恐怖で大きくなるものもなるわけがない。羞恥と嫌悪感で鳥肌だって凄い。こんな状態なのに、快感を拾えるわけがない。
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「嚙みちぎられたくなければ大人しくしていろよ」
「ッ……!」
もう嫌だ。どうしてこんな目に。怖くて怖くて震えが止まらない。
暴れることが出来ずにいる俺を見て、ジヘルはにやりと笑った。その顔が気持ち悪くて踏みつけてやりたい。
悔しくて悔しくて。情けなくて悲しくて。この状況をどうにもできない歯がゆさに、目から勝手にぼたぼたと涙が零れてきた。
流星に冷たくされたり浮気されたり。そんなことが生ぬるいことだったと思う程、今のこの状況は今まで生きてきた人生の中で最たる悲劇と屈辱だった。
ジヘルの舌が伸ばされる。それが力なく垂れる俺の陰茎に向かっていく。その瞬間を見たくなくて、俺はぎゅっと強く目を瞑った。
きっと口で弄られても俺は勃たせることなんて出来ないだろう。ジヘルはなんとかして精液を出させようと、無理やり口で弄り続けるに決まっている。
そうなったら死のう。俺の体がいつ自由になれるかはわからない。でもこの拘束が解けたら死んでやる。こいつらにこれ以上好きにさせてたまるか。
ユリウスごめん。折角気持ちが通じ合ったのに俺が弱いせいで迷惑かけてる。どうか俺が死んだあと、ユリウスにこれまで以上の幸せが訪れますように。
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