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一番、厨二心をくすぐるものは転生です

7.大丈夫か、この子…

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「リン!?」
わー、わーわー!という顔をするリン。
どんな顔なのかという質問は受け付けない。
「あ、アンネ!えーと、これは…!」
浮気現場を見られ、相手に愛想を尽かされたー!というような顔をするリン。
こちらもどんな顔なのかという質問は受け付けない。
「家族になろうと言っただけじゃ」
「っ!?」
「お」
まえ~!確かに、合ってはいる!いるけども!!
「だめっ!」
「アン、ネ?」
「だめだよ!リン!一緒にいよって約束したじゃん!あの時…私を助けてくれた時!!」
「アンネ…!」
…。
…?
…ごめん、そんな約束したっけ。
でも、今の人格が燐だったとしても私にはリンの記憶がある。…と、いう事は
…。
…リンが忘れてるって…事…?
だらだらと嫌な汗を感じるリン。
この子、大丈夫か…?
リンのちょっとした記憶喪失に軽く恐怖を抱く。
あ、そうだ
「サレンさん」
「お父様でいいぞ」
「サレンさんにお願いがあるんですけど…」
「!なんでもいいぞ!あとお父様」
「ありがとうございます!さっそくなんですが、アンネを私と居られるようにして欲しいんです。」
「もちろんじゃ、お父さ」
「やったね!アンネ!」
「!うんっ!」
「おと」
「改めて、ありがとうございます!…お父様!」
サレンが若干涙目になっていたため、さすがにやばいと思ったのかお父様呼びをした。
「っ!!う、うわーん!」
感動で泣き始めたサレン。
どっちにしても泣くんかーい
と、1人ツッコミをするリンに爆弾発言が投下された。
「リン…!私、リンの侍女になりたい!」
「え?」
「ん?」
「リンの役に立って恩返しする!」
………。
…うん。
ごめん、その恩を売った記憶が…リンにはないんよ






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