hate

山猫

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俺はこの街が嫌いだ。
溢れ返る人、キリキリと鳴り止まない信号、無表情な看板...。

全ての物が俺を否定し、罵倒し、哀れんでいるようだ。

なんでここにいるんだろう。

なんでこんな事をしているんだろう。




なんで 何で ナンデ なんデ.....。
________

キもち悪い
何で元から何も無いのに、何かを失った気持ちなんだろう?
何でヨり添う人なんかいないのに、心の中で癒しを求めるのだろう?

何で自分には何も無いのに、他人と比べてありもしない希望が『無くなった』と嘆くんだろう?
夢なんて、自分を自分で縛っているだけなのに。

ウるさい鴉の叫び声が鳴り響いた。
.
.
.
.
オレハ、人が嫌いだ。
他人と比べて自分を高ク見る『ナルシスト』も、
敬えと命令し、身にならない、授業という名前の拘束をする教師という奴も、
電脳世界に巣食って、言葉の暴力を振るい、拡散し、群がり湧く蛆虫も。

ああ、考えるだけで反吐が出る。

ああ、今日は目がサえている。

そうだ、今日にしよう。このくさッタ街から抜け出す日を。


待ち望んでいた事だ。
ヨろこぼうじゃないカ。




俺は、俺が大きラいだ。

この何の考えも産まない脳が。
何も掴む事のデ来ないテが。
何処へもイけない足が。
先を見れない目が。


クるしんでも、逃げ出す事しか出来ない


俺が。



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