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第7章
第?章:ブルローネの新人14(ifルート)
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彩芽ことリリオの初仕事が正式に領主側に追加通知され、期日までの彩芽の処女喪失にも違約金が発生した頃。
イシャーラの普段の人当たりは、誰に対してもマイルドになり、先輩姫達に「シャララ」とか「シャララン」とふざけて、意味も無く呼ばれても、嫌な顔をせず、睨まずに、少しだけ恥ずかしそうする様になった。
それは小さな変化だが、彩芽に対しては違った。
これまでの反動もあるのだろう。
イシャーラは、彩芽の事を妹と言う言葉では説明できないまでに、テストの日以降、溺愛した。
彩芽が来た時とは立場が逆転し、彩芽がどこに行こうともイシャーラが付きまとう様になり、二人きりになると自分の事はシャーラと呼ばせ、彩芽の事はアーニャと呼ぶようになった。
イシャーラの実家でした約束通り。
いや、それ以上にイシャーラは彩芽の望んでいた以上の姉となってくれたのだ。
そんな事になると、イシャーラの姫娼婦としての魅力は、日に日に増していった。
誰に対しても、彩芽に接する様にすれば、相手に対して与える事が出来る。
そうして、誰に対しても与える事のコツを、ようやく掴んだのだ。
初仕事に向けての強化訓練をするにしても、イシャーラはどの先輩姫に相手をして貰うにしても、ここぞと言うとこには彩芽を思い浮かべて、彩芽にする様に接していた。
すると、どの姫達も、元々技術的に高いレベルにあったイシャーラによって、練習中にも関わらず一方的に果てさせられる事さえあった。
そんな報告がアコニーに届くので、本番に向けての心配も無くなり、当日までのカウントダウンをするのみとなっていた。
* * *
束の間の、穏やかな日常。
しかし、二人の夜は激しかった。
イシャーラは、いつもこんな事を考えていた。
初仕事を早く終えて、彩芽の中に入れたいと。
そんな事を考えながら、妹姫を毎日、来る日来る日も愛するのだ。
最後までしたい衝動を抑えるのに必死になりながらも、代わりの様に彩芽のお尻の穴に指を入れて膣壁を腸壁越しに触る事で我慢している。
イシャーラは、彩芽を自分に生えたペニスによって思う存分愛する。
そんな夢まで、見る様にさえなっていた。
そんな目に遭う彩芽は、イシャーラによる金をいくら払ってでも味わいたくなる快感のフルコースを、毎日腹いっぱい味あわせられ、身体の様々な感度がおかしくなっていた。
まず、イシャーラに「アーニャ」と、ただ声をかけられると、それだけで彩芽の中に出来上がった姉に甘えたいスイッチが入り、そうなると昼間は甘やかされ、夜はされるがままになってしまう。
イシャーラに日常的に隠れてセクハラまがいの悪戯をされる様になったのも嬉しく、お尻や脇を指でつつかれたりしては、二人でじゃれ付く様になっていた。
彩芽が期待していた姉妹の「キャッキャウフフ」空間を、遂に手に入れたのであった。
また、それが想像以上に楽しいのだ。
初々しい姉妹の蜜の味を求めて、先輩姫達は練習と称してプレイに混ざろうとしてくる。
イシャーラは、それも全て受け入れ、気が付けばブルローネの男娼も含めた姫達全員を、一方的に満足させる腕前となっていた。
普段は澄ましているのに、一度プレイを始めればどこまでも情熱的。
それなのに、話しかけるとどう反応して良いのか困り、恥ずかしそうに笑顔を返してくれる。
一度追い出された劣等生の見せた、あまりにも華麗な変身に、初仕事後のナンバーワン姫の交代も近いと誰もが思った。
それ以前に初仕事で、そのまま王子様に国まで持ち帰られる可能性が現実的になってきた事で、あのアコニーさえも景気の良い笑顔を見せていた。
だが、そこにトラブルの火種が舞い込む。
初仕事の三日前。
そんなタイミングで、ある人が来店したのだ。
* * *
「今日は休業なんです! 困ります! お客様!」
「客じゃない! 私を知らないの! 私は元姫よ! 娘に会いに来たの! そこをどきなさい!」
キャンキャンうるさい声が聞こえ、姫達はパーティに備えて準備をしていた手を止め、エントランスの方を見た。
「あら、イシャーラを預けに来て以来ね。エスカ」
アコニーが出迎えた客とは、イシャーラの母親、エスカであった。
「これは、ご無沙汰しております」
「今日は何のご用かしら?」
「イシャーラを返して貰いに来ました」
エスカは笑顔とは裏腹に、訳の分からない事を言い出す。
「……エスカ、もうすぐ彼女の初仕事なのは分かっているわよね?」
「ええ。わかってます」
「……事情を話して貰えるかしら?」
エスカによると、イシャーラは親である自分の持ち物なので、違約金を払っても良いからツベコベ言わずに返せと言う話であった。
アコニーの再三の説得にも耳は貸さず、用件だけ告げるとエスカはイシャーラの名前を大声で呼び続けた。
皆に迷惑がかかると、先輩姫達に止められていたイシャーラが出て行く。
「お母様、どういう事ですか」
「いいから来なさい!」
「勝手な事言わないで」
「母親に楯突く気?!」
「お母様に言われてここに来たのに……苦労して戻って……それも、お父様の借金を返す為です! それが急に帰ってこいなんて、お金の用意でも出来たんですか?!」
「いいから、さっさと来なさい!」
アコニーが割って入る。
「エスカ、わたくしとイシャーラには、説明をするのが筋なんじゃなくって?」
「いきなりうちの子を追い出した。そんなあなたを、信頼出来なくなっただけです」
「あら、そう……じゃあ、イシャーラ、あなたが決めなさい」
「何言ってるんですか!? 私の娘ですよ!」
「預けたのはあなただけど、追い出されたのはイシャーラよ。エスカ、あなたじゃない。それに、自分の意思で戻ったからには、足抜けするまではブルローネの姫です。今すぐ借金を返す当てでもあるの? イシャーラ、あなたは家に戻りたいの? それとも、ここに残りたいの?」
「……私は……」
「イシャーラ、私の言う事をききなさい!」
イシャーラの中では、考えるまでも無い。
アコニーに追い出されたのは、自分が悪かったのは分かっている。
それよりも、彩芽がいるブルローネこそが、一番幸せな空間である事実が、最も重要である。
ブルローネを追い出された自分を追い出した母親に対する信頼は、既に地に落ち切っている。
戻る理由など、どこにも無い。
「お母様……私は、ここに残ります」
「いい加減になさい!」
「いい加減にするのは、あなたの方よ、エスカ。悪いけど今日は帰って。あなたが落ち着いている時にでも、もう一度話し合いましょ」
アコニーが言うと、部屋の奥から屈強な男達が現れる。
ブルローネには、トラブルが起きた時の為の用心棒が何人も常駐していた。
エスカは古巣で受けた邪魔者扱いに腹を立てながら、自分の足で店の外に出て行ってしまう。
その目には、イシャーラに「大丈夫だった?」と歩み寄る彩芽の姿が映っていた。
イシャーラがブルローネを追い出された時に、イシャーラを探していた妹姫である。
「あいつね……あいつがいるから……」
* * *
彩芽とイシャーラは、アコニーに連れられて、町の仕立屋に来ていた。
貴族服を専門に扱う、領主様御用達の服屋である。
「これはキング様、ドレスなら出来上がっておりますよ」
店主が店の奥から持ち出してきたのは、初仕事で着る為の、本番用のドレスである。
彩芽のは鮮やかな赤がかったオレンジで、イシャーラのはターコイズブルー。
どちらのドレスも、甲乙つけがたい煌びやかさで、二人は着るのが楽しみであった。
試着をすると、採寸して作ったため、二人共ピッタリ。
その筈であった。
実際、イシャーラはピッタリであった。
だが、もう一人の方。
「アヤメ、あんたまさか……入らないの?」
「どうしよう……」
イシャーラに甘やかされ倒していた為、彩芽はお腹に肉が少しだけついていた。
それなら、腹にだけついていれば良かった。
腹ならば、コルセットを緩めれば入るからだ。
問題は、胸であった。
もともとMカップあった豊満な胸が、肉付きが良くなったことでOカップに膨れていた。
カップ数は、アンダーとトップの差で測られる。
アンダーバストが太くなった上に、トップまで大きくなれば、元々が規格外の胸はドレスのカップに収まりきらない。
この時の彩芽のバストは、細身なのに110cmを超えていた。
「すぐに直せるかしら?」
「測り直して、少しお時間をいただければ当日までには」
「ごめんなさい……」
「良いのよ。おっぱいは女の武器よ。あなたのおっぱいは形も良いし、きっと王子様方もお喜ばれになるわ」
イシャーラの普段の人当たりは、誰に対してもマイルドになり、先輩姫達に「シャララ」とか「シャララン」とふざけて、意味も無く呼ばれても、嫌な顔をせず、睨まずに、少しだけ恥ずかしそうする様になった。
それは小さな変化だが、彩芽に対しては違った。
これまでの反動もあるのだろう。
イシャーラは、彩芽の事を妹と言う言葉では説明できないまでに、テストの日以降、溺愛した。
彩芽が来た時とは立場が逆転し、彩芽がどこに行こうともイシャーラが付きまとう様になり、二人きりになると自分の事はシャーラと呼ばせ、彩芽の事はアーニャと呼ぶようになった。
イシャーラの実家でした約束通り。
いや、それ以上にイシャーラは彩芽の望んでいた以上の姉となってくれたのだ。
そんな事になると、イシャーラの姫娼婦としての魅力は、日に日に増していった。
誰に対しても、彩芽に接する様にすれば、相手に対して与える事が出来る。
そうして、誰に対しても与える事のコツを、ようやく掴んだのだ。
初仕事に向けての強化訓練をするにしても、イシャーラはどの先輩姫に相手をして貰うにしても、ここぞと言うとこには彩芽を思い浮かべて、彩芽にする様に接していた。
すると、どの姫達も、元々技術的に高いレベルにあったイシャーラによって、練習中にも関わらず一方的に果てさせられる事さえあった。
そんな報告がアコニーに届くので、本番に向けての心配も無くなり、当日までのカウントダウンをするのみとなっていた。
* * *
束の間の、穏やかな日常。
しかし、二人の夜は激しかった。
イシャーラは、いつもこんな事を考えていた。
初仕事を早く終えて、彩芽の中に入れたいと。
そんな事を考えながら、妹姫を毎日、来る日来る日も愛するのだ。
最後までしたい衝動を抑えるのに必死になりながらも、代わりの様に彩芽のお尻の穴に指を入れて膣壁を腸壁越しに触る事で我慢している。
イシャーラは、彩芽を自分に生えたペニスによって思う存分愛する。
そんな夢まで、見る様にさえなっていた。
そんな目に遭う彩芽は、イシャーラによる金をいくら払ってでも味わいたくなる快感のフルコースを、毎日腹いっぱい味あわせられ、身体の様々な感度がおかしくなっていた。
まず、イシャーラに「アーニャ」と、ただ声をかけられると、それだけで彩芽の中に出来上がった姉に甘えたいスイッチが入り、そうなると昼間は甘やかされ、夜はされるがままになってしまう。
イシャーラに日常的に隠れてセクハラまがいの悪戯をされる様になったのも嬉しく、お尻や脇を指でつつかれたりしては、二人でじゃれ付く様になっていた。
彩芽が期待していた姉妹の「キャッキャウフフ」空間を、遂に手に入れたのであった。
また、それが想像以上に楽しいのだ。
初々しい姉妹の蜜の味を求めて、先輩姫達は練習と称してプレイに混ざろうとしてくる。
イシャーラは、それも全て受け入れ、気が付けばブルローネの男娼も含めた姫達全員を、一方的に満足させる腕前となっていた。
普段は澄ましているのに、一度プレイを始めればどこまでも情熱的。
それなのに、話しかけるとどう反応して良いのか困り、恥ずかしそうに笑顔を返してくれる。
一度追い出された劣等生の見せた、あまりにも華麗な変身に、初仕事後のナンバーワン姫の交代も近いと誰もが思った。
それ以前に初仕事で、そのまま王子様に国まで持ち帰られる可能性が現実的になってきた事で、あのアコニーさえも景気の良い笑顔を見せていた。
だが、そこにトラブルの火種が舞い込む。
初仕事の三日前。
そんなタイミングで、ある人が来店したのだ。
* * *
「今日は休業なんです! 困ります! お客様!」
「客じゃない! 私を知らないの! 私は元姫よ! 娘に会いに来たの! そこをどきなさい!」
キャンキャンうるさい声が聞こえ、姫達はパーティに備えて準備をしていた手を止め、エントランスの方を見た。
「あら、イシャーラを預けに来て以来ね。エスカ」
アコニーが出迎えた客とは、イシャーラの母親、エスカであった。
「これは、ご無沙汰しております」
「今日は何のご用かしら?」
「イシャーラを返して貰いに来ました」
エスカは笑顔とは裏腹に、訳の分からない事を言い出す。
「……エスカ、もうすぐ彼女の初仕事なのは分かっているわよね?」
「ええ。わかってます」
「……事情を話して貰えるかしら?」
エスカによると、イシャーラは親である自分の持ち物なので、違約金を払っても良いからツベコベ言わずに返せと言う話であった。
アコニーの再三の説得にも耳は貸さず、用件だけ告げるとエスカはイシャーラの名前を大声で呼び続けた。
皆に迷惑がかかると、先輩姫達に止められていたイシャーラが出て行く。
「お母様、どういう事ですか」
「いいから来なさい!」
「勝手な事言わないで」
「母親に楯突く気?!」
「お母様に言われてここに来たのに……苦労して戻って……それも、お父様の借金を返す為です! それが急に帰ってこいなんて、お金の用意でも出来たんですか?!」
「いいから、さっさと来なさい!」
アコニーが割って入る。
「エスカ、わたくしとイシャーラには、説明をするのが筋なんじゃなくって?」
「いきなりうちの子を追い出した。そんなあなたを、信頼出来なくなっただけです」
「あら、そう……じゃあ、イシャーラ、あなたが決めなさい」
「何言ってるんですか!? 私の娘ですよ!」
「預けたのはあなただけど、追い出されたのはイシャーラよ。エスカ、あなたじゃない。それに、自分の意思で戻ったからには、足抜けするまではブルローネの姫です。今すぐ借金を返す当てでもあるの? イシャーラ、あなたは家に戻りたいの? それとも、ここに残りたいの?」
「……私は……」
「イシャーラ、私の言う事をききなさい!」
イシャーラの中では、考えるまでも無い。
アコニーに追い出されたのは、自分が悪かったのは分かっている。
それよりも、彩芽がいるブルローネこそが、一番幸せな空間である事実が、最も重要である。
ブルローネを追い出された自分を追い出した母親に対する信頼は、既に地に落ち切っている。
戻る理由など、どこにも無い。
「お母様……私は、ここに残ります」
「いい加減になさい!」
「いい加減にするのは、あなたの方よ、エスカ。悪いけど今日は帰って。あなたが落ち着いている時にでも、もう一度話し合いましょ」
アコニーが言うと、部屋の奥から屈強な男達が現れる。
ブルローネには、トラブルが起きた時の為の用心棒が何人も常駐していた。
エスカは古巣で受けた邪魔者扱いに腹を立てながら、自分の足で店の外に出て行ってしまう。
その目には、イシャーラに「大丈夫だった?」と歩み寄る彩芽の姿が映っていた。
イシャーラがブルローネを追い出された時に、イシャーラを探していた妹姫である。
「あいつね……あいつがいるから……」
* * *
彩芽とイシャーラは、アコニーに連れられて、町の仕立屋に来ていた。
貴族服を専門に扱う、領主様御用達の服屋である。
「これはキング様、ドレスなら出来上がっておりますよ」
店主が店の奥から持ち出してきたのは、初仕事で着る為の、本番用のドレスである。
彩芽のは鮮やかな赤がかったオレンジで、イシャーラのはターコイズブルー。
どちらのドレスも、甲乙つけがたい煌びやかさで、二人は着るのが楽しみであった。
試着をすると、採寸して作ったため、二人共ピッタリ。
その筈であった。
実際、イシャーラはピッタリであった。
だが、もう一人の方。
「アヤメ、あんたまさか……入らないの?」
「どうしよう……」
イシャーラに甘やかされ倒していた為、彩芽はお腹に肉が少しだけついていた。
それなら、腹にだけついていれば良かった。
腹ならば、コルセットを緩めれば入るからだ。
問題は、胸であった。
もともとMカップあった豊満な胸が、肉付きが良くなったことでOカップに膨れていた。
カップ数は、アンダーとトップの差で測られる。
アンダーバストが太くなった上に、トップまで大きくなれば、元々が規格外の胸はドレスのカップに収まりきらない。
この時の彩芽のバストは、細身なのに110cmを超えていた。
「すぐに直せるかしら?」
「測り直して、少しお時間をいただければ当日までには」
「ごめんなさい……」
「良いのよ。おっぱいは女の武器よ。あなたのおっぱいは形も良いし、きっと王子様方もお喜ばれになるわ」
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