54 / 57
三章 学園!
アーリー皇子!!
しおりを挟む
「父上。この公務についてなのですが、、、」
えっ?!なんかジーッと私とルナの方見てくるんだけど、、、
「ってその方々は?!その魔力!普通の獣人じゃないですよね?!えっ?!そこにいる精霊は明らかに下位でも中位でもない、、、はず!まさか、上位精霊ですか?!誰が召喚したのですか?!ああ!もう、公務のことなんかどうでも良いです!そんなことより今は研究が大事!!そうでしょう?!ヴィダルさん!!」
いや、どう考えても公務が大事でしょ。宰相さんも絶対にそう言う。
「いえ、残念ながらアーリー皇子。公務の方が大事ですね。」
やっぱりね、、、でも、そう言われたのにもかかわらず、アーリー皇子の目の輝きはそのまんま。
「それと、この方々は、、、」
「獣人ではないのですよね?!」
アーリーが身を乗り出して言う。その食いつき方に普段表情を表に出さないヴィダルが困ったような顔をしてシーフ達をみる。アーリーに言ってもいいか、シーフ達の意思を確認するためだ。
コソコソ
「ねぇ、どうする?私はアーリー皇子に言ってもいいと思うけど。」
「俺もそう思っているが、、、言ったら絶対に面倒な事になる。、、、質問攻めとか」
「あー~。確かに、、、でも、言わなくても面倒くさそうじゃない?、、、隅々まで調べられそう。で、結局バレる」
「あー~ー。確かにな。じゃあ、いっそ言うか。」
「そうしよっか。」
と、話し合った結果アーリー皇子に言う事にしたので、宰相さんの方を見て首を縦にふる。私達の、言ってもいいと言う合図を受け取った宰相さんはアーリー皇子に話し始める。
「ええ。皇子の予想通り、シーフさん達はただの獣人ではないです。」
「では!彼女たちの種族は「その話をする前に、座りましょう。」しかし!「しかしもなにもありません。落ち着いて話をするためにも皆さん一度座りましょう。」」
「、、、はい。分かりました。」
宰相は強し!ヴィダルにそう言われ、少し頭が冷めたのか大人しく近くの椅子に座る。冷めたといっても、まだまだアーリーの研究意欲は燃え上がっている。アーリーが座った後、ヴィダルも座りその流れで全員が椅子に座っていく。
「皆さん着席しましたね?それでは皇子、シーフさん達のことをお話しします。」
光った、、、今絶対アーリー皇子の目が光った!そんなに気になる?私達の種族のこと。もう、だいたいアーリー皇子の研究内容が分かっちゃった、、、大方、伝説についてとかそんな感じだと思う。ヴェントにも反応してたし、、、
「ただし、今から話すことは絶対に秘密ですよ?」
「はい!約束します!」
「いいでしょう。まず、シーフさんとルナさんは、、、神人と神獣です。」
「、、、、、、、、、」
案の定、フリーズした。氷の中にいるみたいだな。って言うか息してる?!大丈夫?!
「、、、、、、はっ!」
ふぅ、良かった!息するようになって!ん?なんかダンスをし始めた?
スー、クルン、タンタン、スタッ、スッ
「それで、神に連なる方々が何用でこちらに?」
スタッの部分で右膝を床につけて座り、スッの部分で右手を胸に当て頭を下げた。その動作が流れるように続いていて、思わず見惚れちゃったよ!流石皇子様!
でも、皇子スキルの無駄遣い!そして、さっきまでと本当に同一人物?!って、疑っちゃうくらい落ち着いている声!華麗な仕草!キリッとした顔!何で変わったの?!
「取り敢えず、頭を上げて、それと立ってくれ。」
「はい!神獣様のお心のままに!」
なんとか宗教の酔狂な信者みたい、、、アーリー皇子はルナに指示されたのに嬉しそうに目をキラキラさせてる、、、多分、私が言ってもこうなるんだろうなぁ。
「はぁ。で、俺たちがなんでいるかだが、、、」
ルナは、第一皇子にされた事について全て話した。すると、まぁ当然怒るわけで、、、
感想よろしくお願いします!!
えっ?!なんかジーッと私とルナの方見てくるんだけど、、、
「ってその方々は?!その魔力!普通の獣人じゃないですよね?!えっ?!そこにいる精霊は明らかに下位でも中位でもない、、、はず!まさか、上位精霊ですか?!誰が召喚したのですか?!ああ!もう、公務のことなんかどうでも良いです!そんなことより今は研究が大事!!そうでしょう?!ヴィダルさん!!」
いや、どう考えても公務が大事でしょ。宰相さんも絶対にそう言う。
「いえ、残念ながらアーリー皇子。公務の方が大事ですね。」
やっぱりね、、、でも、そう言われたのにもかかわらず、アーリー皇子の目の輝きはそのまんま。
「それと、この方々は、、、」
「獣人ではないのですよね?!」
アーリーが身を乗り出して言う。その食いつき方に普段表情を表に出さないヴィダルが困ったような顔をしてシーフ達をみる。アーリーに言ってもいいか、シーフ達の意思を確認するためだ。
コソコソ
「ねぇ、どうする?私はアーリー皇子に言ってもいいと思うけど。」
「俺もそう思っているが、、、言ったら絶対に面倒な事になる。、、、質問攻めとか」
「あー~。確かに、、、でも、言わなくても面倒くさそうじゃない?、、、隅々まで調べられそう。で、結局バレる」
「あー~ー。確かにな。じゃあ、いっそ言うか。」
「そうしよっか。」
と、話し合った結果アーリー皇子に言う事にしたので、宰相さんの方を見て首を縦にふる。私達の、言ってもいいと言う合図を受け取った宰相さんはアーリー皇子に話し始める。
「ええ。皇子の予想通り、シーフさん達はただの獣人ではないです。」
「では!彼女たちの種族は「その話をする前に、座りましょう。」しかし!「しかしもなにもありません。落ち着いて話をするためにも皆さん一度座りましょう。」」
「、、、はい。分かりました。」
宰相は強し!ヴィダルにそう言われ、少し頭が冷めたのか大人しく近くの椅子に座る。冷めたといっても、まだまだアーリーの研究意欲は燃え上がっている。アーリーが座った後、ヴィダルも座りその流れで全員が椅子に座っていく。
「皆さん着席しましたね?それでは皇子、シーフさん達のことをお話しします。」
光った、、、今絶対アーリー皇子の目が光った!そんなに気になる?私達の種族のこと。もう、だいたいアーリー皇子の研究内容が分かっちゃった、、、大方、伝説についてとかそんな感じだと思う。ヴェントにも反応してたし、、、
「ただし、今から話すことは絶対に秘密ですよ?」
「はい!約束します!」
「いいでしょう。まず、シーフさんとルナさんは、、、神人と神獣です。」
「、、、、、、、、、」
案の定、フリーズした。氷の中にいるみたいだな。って言うか息してる?!大丈夫?!
「、、、、、、はっ!」
ふぅ、良かった!息するようになって!ん?なんかダンスをし始めた?
スー、クルン、タンタン、スタッ、スッ
「それで、神に連なる方々が何用でこちらに?」
スタッの部分で右膝を床につけて座り、スッの部分で右手を胸に当て頭を下げた。その動作が流れるように続いていて、思わず見惚れちゃったよ!流石皇子様!
でも、皇子スキルの無駄遣い!そして、さっきまでと本当に同一人物?!って、疑っちゃうくらい落ち着いている声!華麗な仕草!キリッとした顔!何で変わったの?!
「取り敢えず、頭を上げて、それと立ってくれ。」
「はい!神獣様のお心のままに!」
なんとか宗教の酔狂な信者みたい、、、アーリー皇子はルナに指示されたのに嬉しそうに目をキラキラさせてる、、、多分、私が言ってもこうなるんだろうなぁ。
「はぁ。で、俺たちがなんでいるかだが、、、」
ルナは、第一皇子にされた事について全て話した。すると、まぁ当然怒るわけで、、、
感想よろしくお願いします!!
1
お気に入りに追加
258
あなたにおすすめの小説
半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
マスターズ・リーグ ~傭兵王シリルの剣~
ふりたけ(振木岳人)
ファンタジー
「……あの子を、シリルの事を頼めるか? ……」
騎士王ボードワンが天使の凶刃に倒れた際、彼は実の息子である王子たちの行く末を案じたのではなく、その後の人類に憂いて、精霊王に「いわくつきの子」を託した。
その名はシリル、名前だけで苗字の無い子。そして騎士王が密かに育てようとしていた子。再び天使が地上人絶滅を目的に攻めて来た際に、彼が生きとし生ける者全ての希望の光となるようにと。
この物語は、剣技にも魔術にもまるで秀でていない「どん底シリル」が、栄光の剣を持って地上に光を与える英雄物語である。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
異世界隠密冒険記
リュース
ファンタジー
ごく普通の人間だと自認している高校生の少年、御影黒斗。
人と違うところといえばほんの少し影が薄いことと、頭の回転が少し速いことくらい。
ある日、唐突に真っ白な空間に飛ばされる。そこにいた老人の管理者が言うには、この空間は世界の狭間であり、元の世界に戻るための路は、すでに閉じているとのこと。
黒斗は老人から色々説明を受けた後、現在開いている路から続いている世界へ旅立つことを決める。
その世界はステータスというものが存在しており、黒斗は自らのステータスを確認するのだが、そこには、とんでもない隠密系の才能が表示されており・・・。
冷静沈着で中性的な容姿を持つ主人公の、バトルあり、恋愛ありの、気ままな異世界隠密生活が、今、始まる。
現在、1日に2回は投稿します。それ以外の投稿は適当に。
改稿を始めました。
以前より読みやすくなっているはずです。
第一部完結しました。第二部完結しました。
わたくし、お飾り聖女じゃありません!
友坂 悠
ファンタジー
「この私、レムレス・ド・アルメルセデスの名において、アナスターシア・スタンフォード侯爵令嬢との間に結ばれた婚約を破棄することをここに宣言する!」
その声は、よりにもよってこの年に一度の神事、国家の祭祀のうちでもこの国で最も重要とされる聖緑祭の会場で、諸外国からの特使、大勢の来賓客が見守る中、長官不在の聖女宮を預かるレムレス・ド・アルメルセデス王太子によって発せられた。
ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。
その聖都アルメリアの中央に位置する聖女宮広場には、荘厳な祭壇と神楽舞台が設置され。
その祭壇の目の前に立つ王太子に向かって、わたくしは真意を正すように詰め寄った。
「理由を。せめて理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「君が下級貴族の令嬢に対していじめ、嫌がらせを行なっていたという悪行は、全て露見しているのだ!」
「何かのお間違いでは? わたくしには全く身に覚えがございませんが……」
いったい全体どういうことでしょう?
殿下の仰っていることが、わたくしにはまったく理解ができなくて。
♢♢♢
この世界を『剣と魔法のヴァルキュリア』のシナリオ通りに進行させようとしたカナリヤ。
そのせいで、わたくしが『悪役令嬢』として断罪されようとしていた、ですって?
それに、わたくしの事を『お飾り聖女』と呼んで蔑んだレムレス王太子。
いいです。百歩譲って婚約破棄されたことは許しましょう。
でもです。
お飾り聖女呼ばわりだけは、許せません!
絶対に許容できません!
聖女を解任されたわたくしは、殿下に一言文句を言って帰ろうと、幼馴染で初恋の人、第二王子のナリス様と共にレムレス様のお部屋に向かうのでした。
でも。
事態はもっと深刻で。
え? 禁忌の魔法陣?
世界を滅ぼすあの危険な魔法陣ですか!?
※アナスターシアはお飾り妻のシルフィーナの娘です。あちらで頂いた感想の中に、シルフィーナの秘密、魔法陣の話、そういたものを気にされていた方が居たのですが、あの話では書ききれなかった部分をこちらで書いたため、けっこうファンタジー寄りなお話になりました。
※楽しんでいただけると嬉しいです。
召喚されたリビングメイルは女騎士のものでした
think
ファンタジー
ざっくり紹介
バトル!
いちゃいちゃラブコメ!
ちょっとむふふ!
真面目に紹介
召喚獣を繰り出し闘わせる闘技場が盛んな国。
そして召喚師を育てる学園に入学したカイ・グラン。
ある日念願の召喚の儀式をクラスですることになった。
皆が、高ランクの召喚獣を選択していくなか、カイの召喚から出て来たのは
リビングメイルだった。
薄汚れた女性用の鎧で、ランクもDという微妙なものだったので契約をせずに、聖霊界に戻そうとしたが
マモリタイ、コンドコソ、オネガイ
という言葉が聞こえた。
カイは迷ったが契約をする。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
異世界営生物語
田島久護
ファンタジー
相良仁は高卒でおもちゃ会社に就職し営業部一筋一五年。
ある日出勤すべく向かっていた途中で事故に遭う。
目覚めた先の森から始まる異世界生活。
戸惑いながらも仁は異世界で生き延びる為に営生していきます。
出会う人々と絆を紡いでいく幸せへの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる