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第5話 中堅戦 麗紅のキック女王 詩緒里 vs 美闘の黒豹 琴美
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先鋒の闘いは、美闘レディースが先勝。
1試合目の興奮も冷めやらぬうちに、2試合目の出場者が前に出る。
もう負けられない麗紅レディースからは詩緒里。
盛り上がる美闘レディースからは琴美。
2人は、少し距離をとって睨み合う。
詩緒里は、色白のすらっとした長身で、モデルのような体型だが、ただ痩せているだけでなくしっかりと筋肉がついている。切れ長の細い目を持ち、逆三角形のすっきりしたクールビューティーな顔立ち。ピンクの特攻服が良く似合う。
一方の琴美は、詩緒里よりは少しふっくらとしているが平均的な体型で、髪はポニーテールで、愛嬌があり、顔が整った美女だ。褐色の張りのある体は、野性的な魅力があり、紫の特攻服が迫力を倍加させる。
琴美「紗枝より強いあたしに、あんたが勝てるわけないわよ。やる前に負けを認めなさいよ」
腰に手を当てて余裕の表情を見せる琴美に、詩緒里は、怒りの声を上げる。
詩緒里「うるせぇんだよ。まだ闘ってもないのに、調子に乗ってるんじゃねえよ」
琴美「ふふ、生意気なしゃべり方ね。口で脅しをかけても、そんな体じゃ迫力がないわよ」
詩緒里「あーん、あたしよりチビのくせに、偉そうにするんじゃねえよ」
琴美「あーん、あんたこそ、ごぼうみたいに細くて貧弱じゃねえか。その色の白さ、どっか悪いんじゃねえの」
琴美が挑発すると、詩緒里も負けじと挑発し返す。
詩緒里「あんたこそ、日サロの行きすぎだろ。似合ってねぇんだよ」
琴美「あたしの強さの象徴を馬鹿にするんじゃねえよ。夏の海で焼いたんだよ」
詩緒里「そりゃ失礼。でも、弱さを隠すために黒くしても、あたし相手じゃ効果ないわよ。あんたなんて、一蹴りで倒せるわ」
琴美「あら、強気ね。そんなに肩を怒らせても、怖く見えないわよ」
詩緒里「怒り肩なだけだよ。あたしは、気が短いのよ。怒らせない方がいいわよ」
琴美「怒らせる前に倒してやるよ」
その言葉と共に琴美が詩緒里に突進し、詩緒里の髪の毛をつかんで、引き倒そうとする。
詩緒里は、踏ん張って防ぎ、逆に琴美を押し倒そうとする。そして、押し込んだ詩緒里は、右脚を琴美の左脚にかけて、琴美の体勢を崩そうとする、だが、琴美も必死に踏ん張る。
琴美「あたしを倒そうなんてまた10年早いのよ」
琴美は、右手で詩緒里の髪を持ちながら左拳で詩緒里をパンチする。詩緒里も、同じように琴美の髪を右手でつかんで左拳でパンチして返す。
2人の表情がゆがむ。
詩緒里「今も10年後も私の方が強いわよ」
詩緒里は、琴美の腹に強烈な膝蹴りを入れる。琴美は、顔をしかめ、腰を引く。
琴美「痛えんだよ」
琴美も、同じように詩緒里の腹に膝蹴りを入れる。両者が膝蹴りで互いを攻撃し合う。詩緒里の蹴りがあまりにも強烈なので、琴美は、口からよだれをたらす。琴美の蹴りも、次第に勢いが失せてくる。
琴美「あんた、細いくせに脚の力だけはあるのね…」
詩緒里「陸上部だったのよ。脚力じゃ校内敵なしだったわ」
琴美「へえ。ま、山奥育ちじゃ生徒もほとんどいないもんね」
詩緒里「馬鹿にすんなよ。大して変わらねえだろ。あたしは、キック女王と恐れられているのよ」
詩緒里の膝の連打に耐えかねた琴美は、クリンチで逃れる。そして、詩緒里を抱えて投げ飛ばそうとする。しかし、詩緒里も、必死に踏ん張る。
詩緒里は、体勢を立て直して、首投げで琴美を投げようとする。琴美も、必死に踏ん張ったものの、詩緒里は、琴美の内股に上手く脚をかけて、琴美を押し倒すように投げた。
詩緒里は、投げた後、フェイスロックで絞め上げる。
琴美「調子に乗るんじゃねえよ」
琴美は、下から詩緒里のボディーにパンチを入れる。
それでも詩緒里が放さないので、琴美は、詩緒里の特攻服の襟を両手でつかんで、絞め上げる。
詩緒里「うぐっ…何すんのよ…」
詩緒里は、右手で琴美をフェイスロックしたまま、左拳で琴美の顔面にパンチを入れる。
琴美「うぶっ…。苦しかったら落ちる前にギブアップしなさいよ」
詩緒里「うるさいわね…」
詩緒里は、またパンチを落としていく。
琴美は、さすがに痛みに耐えきれず、右手を放して、詩緒里のパンチを防御する。
詩緒里は、左右の拳でパンチを振り落とし、琴美は、左手も放した。
詩緒里は、立ち上がって距離を取り、息を整える。首の両側には特攻服で絞められた跡が赤く残っている。
詩緒里「てめぇ、特攻服で絞めるんじゃねえよ。げほっ、げほっ」
琴美「惜しかったわ。もう少しで落とせたのに…」
琴美の顔は、詩緒里のパンチで赤く腫れあがっている。
詩緒里「そろそろ、実力の違いを見せつけてあげるわ」
詩緒里は、ピンクの特攻服の上着を脱いで、上半身はサラシ1枚の姿になる。色白で引き締まって色気もある肉体に、美闘レディース側からどよめきが起きる。
1試合目の興奮も冷めやらぬうちに、2試合目の出場者が前に出る。
もう負けられない麗紅レディースからは詩緒里。
盛り上がる美闘レディースからは琴美。
2人は、少し距離をとって睨み合う。
詩緒里は、色白のすらっとした長身で、モデルのような体型だが、ただ痩せているだけでなくしっかりと筋肉がついている。切れ長の細い目を持ち、逆三角形のすっきりしたクールビューティーな顔立ち。ピンクの特攻服が良く似合う。
一方の琴美は、詩緒里よりは少しふっくらとしているが平均的な体型で、髪はポニーテールで、愛嬌があり、顔が整った美女だ。褐色の張りのある体は、野性的な魅力があり、紫の特攻服が迫力を倍加させる。
琴美「紗枝より強いあたしに、あんたが勝てるわけないわよ。やる前に負けを認めなさいよ」
腰に手を当てて余裕の表情を見せる琴美に、詩緒里は、怒りの声を上げる。
詩緒里「うるせぇんだよ。まだ闘ってもないのに、調子に乗ってるんじゃねえよ」
琴美「ふふ、生意気なしゃべり方ね。口で脅しをかけても、そんな体じゃ迫力がないわよ」
詩緒里「あーん、あたしよりチビのくせに、偉そうにするんじゃねえよ」
琴美「あーん、あんたこそ、ごぼうみたいに細くて貧弱じゃねえか。その色の白さ、どっか悪いんじゃねえの」
琴美が挑発すると、詩緒里も負けじと挑発し返す。
詩緒里「あんたこそ、日サロの行きすぎだろ。似合ってねぇんだよ」
琴美「あたしの強さの象徴を馬鹿にするんじゃねえよ。夏の海で焼いたんだよ」
詩緒里「そりゃ失礼。でも、弱さを隠すために黒くしても、あたし相手じゃ効果ないわよ。あんたなんて、一蹴りで倒せるわ」
琴美「あら、強気ね。そんなに肩を怒らせても、怖く見えないわよ」
詩緒里「怒り肩なだけだよ。あたしは、気が短いのよ。怒らせない方がいいわよ」
琴美「怒らせる前に倒してやるよ」
その言葉と共に琴美が詩緒里に突進し、詩緒里の髪の毛をつかんで、引き倒そうとする。
詩緒里は、踏ん張って防ぎ、逆に琴美を押し倒そうとする。そして、押し込んだ詩緒里は、右脚を琴美の左脚にかけて、琴美の体勢を崩そうとする、だが、琴美も必死に踏ん張る。
琴美「あたしを倒そうなんてまた10年早いのよ」
琴美は、右手で詩緒里の髪を持ちながら左拳で詩緒里をパンチする。詩緒里も、同じように琴美の髪を右手でつかんで左拳でパンチして返す。
2人の表情がゆがむ。
詩緒里「今も10年後も私の方が強いわよ」
詩緒里は、琴美の腹に強烈な膝蹴りを入れる。琴美は、顔をしかめ、腰を引く。
琴美「痛えんだよ」
琴美も、同じように詩緒里の腹に膝蹴りを入れる。両者が膝蹴りで互いを攻撃し合う。詩緒里の蹴りがあまりにも強烈なので、琴美は、口からよだれをたらす。琴美の蹴りも、次第に勢いが失せてくる。
琴美「あんた、細いくせに脚の力だけはあるのね…」
詩緒里「陸上部だったのよ。脚力じゃ校内敵なしだったわ」
琴美「へえ。ま、山奥育ちじゃ生徒もほとんどいないもんね」
詩緒里「馬鹿にすんなよ。大して変わらねえだろ。あたしは、キック女王と恐れられているのよ」
詩緒里の膝の連打に耐えかねた琴美は、クリンチで逃れる。そして、詩緒里を抱えて投げ飛ばそうとする。しかし、詩緒里も、必死に踏ん張る。
詩緒里は、体勢を立て直して、首投げで琴美を投げようとする。琴美も、必死に踏ん張ったものの、詩緒里は、琴美の内股に上手く脚をかけて、琴美を押し倒すように投げた。
詩緒里は、投げた後、フェイスロックで絞め上げる。
琴美「調子に乗るんじゃねえよ」
琴美は、下から詩緒里のボディーにパンチを入れる。
それでも詩緒里が放さないので、琴美は、詩緒里の特攻服の襟を両手でつかんで、絞め上げる。
詩緒里「うぐっ…何すんのよ…」
詩緒里は、右手で琴美をフェイスロックしたまま、左拳で琴美の顔面にパンチを入れる。
琴美「うぶっ…。苦しかったら落ちる前にギブアップしなさいよ」
詩緒里「うるさいわね…」
詩緒里は、またパンチを落としていく。
琴美は、さすがに痛みに耐えきれず、右手を放して、詩緒里のパンチを防御する。
詩緒里は、左右の拳でパンチを振り落とし、琴美は、左手も放した。
詩緒里は、立ち上がって距離を取り、息を整える。首の両側には特攻服で絞められた跡が赤く残っている。
詩緒里「てめぇ、特攻服で絞めるんじゃねえよ。げほっ、げほっ」
琴美「惜しかったわ。もう少しで落とせたのに…」
琴美の顔は、詩緒里のパンチで赤く腫れあがっている。
詩緒里「そろそろ、実力の違いを見せつけてあげるわ」
詩緒里は、ピンクの特攻服の上着を脱いで、上半身はサラシ1枚の姿になる。色白で引き締まって色気もある肉体に、美闘レディース側からどよめきが起きる。
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