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第3章 ライバル宣言!
3ー7 ヤバイ?
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3ー7 ヤバイ?
振り向くと、背の高い金髪に青い目の少年と、少年とよく似た雰囲気をした巻き毛の美少女が立っていた。
「あまりにも親しく接しすぎるとカイラ嬢も困惑されますよ」
「フレデリクか。それにアイリスも」
セツ様が微笑んだ。
「お前たちもこれから6年間よろしく頼む」
「はい、もちろんでござます、セツラウス様」
アイリス様が微笑んだ。
けれど、目が笑っていない?
わたしは、アイリス様たちに礼をとるが、セツ様がわたしを手で制した。
「この学園では、みな平等だ。そのような堅苦しいことはしなくてもよい」
はい?
わたしは、ちらっとアイリス様とフレデリック様の方をうかがった。
困惑した様子のフレデリク様に対してアイリス様は、わたしを睨み付けていた。
こわっ!
「フレデリクは、騎士科だったな。アイリスは、魔法科か?」
「はい、セツラウス様」
アイリス様がしとやかに頷かれる。
「そちらの方は?」
アイリス様がちらっとわたしの方を指す。
セツ様は、さらりと答える。
「カイラは、私と同じ騎士科だ」
「まあ!」
アイリス様が驚きに目を見開く。
「では、この方が聖女様の騎士となられる平民の方ですの?」
アイリス様の言葉にセツ様が眉をよせてアイリス様を見た。
「カイラは、もう平民ではない。カイラは、辺境伯の養女となったんだからな」
「失礼しました」
アイリス様がほほっと笑った。
「よろしくね、カイラ」
「こちらこそ、よろしくお願い致します」
わたしは、ぺこりんと頭を下げる。
フレデリク様がセツ様を促す。
「そろそろ騎士科の教室へ向かわれた方がよろしいのでは?」
「ああ、行こう、カイラ」
セツ様は、わたしに声をかけると歩き出した。
いやいやいや!
わたしは、ちらっとアイリス様の方を振り向くとお辞儀をして歩き出した。
一人残されてアイリス様は、ぎりぎりと歯軋りが聞こえてきそうなぐらい不愉快そうな表情でわたしを睨み付けていた。
ヤバイんじゃない?
わたしは、セツ様とフレデリク様の後を追いながら思っていた。
これ、絶対、ヤバイやつだよ!
振り向くと、背の高い金髪に青い目の少年と、少年とよく似た雰囲気をした巻き毛の美少女が立っていた。
「あまりにも親しく接しすぎるとカイラ嬢も困惑されますよ」
「フレデリクか。それにアイリスも」
セツ様が微笑んだ。
「お前たちもこれから6年間よろしく頼む」
「はい、もちろんでござます、セツラウス様」
アイリス様が微笑んだ。
けれど、目が笑っていない?
わたしは、アイリス様たちに礼をとるが、セツ様がわたしを手で制した。
「この学園では、みな平等だ。そのような堅苦しいことはしなくてもよい」
はい?
わたしは、ちらっとアイリス様とフレデリック様の方をうかがった。
困惑した様子のフレデリク様に対してアイリス様は、わたしを睨み付けていた。
こわっ!
「フレデリクは、騎士科だったな。アイリスは、魔法科か?」
「はい、セツラウス様」
アイリス様がしとやかに頷かれる。
「そちらの方は?」
アイリス様がちらっとわたしの方を指す。
セツ様は、さらりと答える。
「カイラは、私と同じ騎士科だ」
「まあ!」
アイリス様が驚きに目を見開く。
「では、この方が聖女様の騎士となられる平民の方ですの?」
アイリス様の言葉にセツ様が眉をよせてアイリス様を見た。
「カイラは、もう平民ではない。カイラは、辺境伯の養女となったんだからな」
「失礼しました」
アイリス様がほほっと笑った。
「よろしくね、カイラ」
「こちらこそ、よろしくお願い致します」
わたしは、ぺこりんと頭を下げる。
フレデリク様がセツ様を促す。
「そろそろ騎士科の教室へ向かわれた方がよろしいのでは?」
「ああ、行こう、カイラ」
セツ様は、わたしに声をかけると歩き出した。
いやいやいや!
わたしは、ちらっとアイリス様の方を振り向くとお辞儀をして歩き出した。
一人残されてアイリス様は、ぎりぎりと歯軋りが聞こえてきそうなぐらい不愉快そうな表情でわたしを睨み付けていた。
ヤバイんじゃない?
わたしは、セツ様とフレデリク様の後を追いながら思っていた。
これ、絶対、ヤバイやつだよ!
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