悪役令息物語～呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる～

3 望まぬ妊娠

3ー5 淫売

　３ー５　淫売

　相手？
　僕は、霞がかってきている頭で考えていた。
　なんのことだ？
　ヤマトは、僕の顎を掴んで自分の方を向かせるときいた。
　「嘘をつくな、ラムダ。この体に刻まれた淫紋。それに、何よりお前の体。中に何を飼っている？」
　何を飼っている？
　僕の脳裡にふとソドルにいたづらされたときのことが思い出された。
　あのとき。
　ソドルは、僕の中にスライムの種を植えつけた。
　それは、もう、出ていったはずだけど、もしかして？
　「心当たりがあるんだな？ラムダ」
　ヤマトが僕の口にはめられた口枷をはずした。
　「言え！どこの誰に体を許したんだ？ラムダ！」
　「誰にも、許してなんて、ない」
　僕が答えるとヤマトは、僕の胸の尖りをぎゅっと摘まんだ。
　「あぅっ！」
　痛みに僕が声をあげるとヤマトは、その瞳に残忍な光を浮かべた。
　「言え！誰に抱かれたんだ？ラムダ」
　「だから、誰にも抱かれてなんて、ないっ！」
　僕が言うとヤマトは、ふん、と鼻を鳴らした。
　「とぼけるな、ラムダ。こんな体にされて・・誰にも抱かれてないなどとよくほざけるもんだな！この淫乱が！」
　「ひぅっ！」
　両方の頂を摘ままれ、揉み潰されて僕は、悲鳴をあげた。
　「あぁっ！・・本当に誰ともしてない・・し、も、やめっ・・・」
　「嘘をつくな！」
　ヤマトは、僕の縛られていた両腕を解放すると僕をうつ向かせて腰を高く上げさせた。
　「こんな淫乱な体にされて！なんてことだ！私の愛するラムダがこんな体に！」
　そういいながらヤマトは、背後から僕に覆い被さっていきた。
　「あぅっ！」
　ヤマトは、さっきまでとはうって変わって乱暴に僕の尻タブを押し開いてそこに熱い屹立を押し当てた。
　「ちが、違うんだ！僕はっ！」
　「黙れ！」
　いきなりヤマトの熱くて固い楔が僕の体に打ち込まれた。
　その熱と質量に僕は、体を固くしていた。
　「あっ・・あぁっ・・・」
　僕は、ヤマトに貫かれて目を見開いたまま涙を流していた。
　痛みと、それととんでもない異物感。
　僕は、呼吸を喘がせる。
　「や、まと・・・」
　「私の名を口にするな！この汚れた淫売が！」