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9 されど愛しき日々
9ー7 救出
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9ー7 救出
「そうなのか?」
ゼノンは、興味もなさそうに応じた。彼は、もう、現実から目をそらしているように俺には思われた。ゼノンは、俺の体を突きながら前に差し込まれた淫具をぐりゅっと中で回した。
「ひぁっ!」
俺は、体が跳ねるのを堪えられない。何度も極めて俺の頭の中は、真っ白に蕩けていた。
カルゼの背後から数人の足音が響いてきた。
「ルシウス!」
「ルシウス、無事か?」
そこには、シャルとスミルナ様の姿があった。
「もう、諦めろ!ゼノン」
スミルナ様がゼノンに向かって叫ぶ。
「城は、もう我々の手に落ちた。大人しくルシウスを返してもらおうか」
「ふっ。こいつにろう絡された連中が揃ったってところか」
ゼノンが不適に笑った。
「どいつもこいつも、この男娼のために大騒ぎして。愚かなことだ」
「はやく、ルシウスを離せ!」
シャルに言われてゼノンが俺を一層深く突き俺の中へと精を吐いた。腹の中に熱いものが拡がっていき俺は、気持ちよさに喘いだ。
「も、やめっ・・!」
「いかせてやる!ルシウス」
ゼノンが笑いながら淫具をゆっくりと引き抜いた。俺は、堪えていたものが沸き上がってきて堪えきれずに白濁を吹き上げた。
「ああーっ!」
俺は、精を吐き出しながら、何度もいっていた。そして、終いに俺は、失禁までしていた。
「あっ・・見ないでっ・・」
俺は、そのまま意識を手放していた。
うっすらと白んだ空間を俺は、漂っていた。
とっても眠くて。
俺は、目を開けることができなくて。
「眠っていなさい」
誰かが俺にそう言った。
優しい声だった。
「あなたは、私に縛られることなく自由に生きて、ルシウス」
その声の主は、俺に囁いた。
「でも、彼のことは、忘れないで」
俺には、彼というのがカルゼのことだとわかった。
じゃあ、あなたは・・
俺は、なんとか目を開こうとした。けど、誰かの暖かい手のひらで目を覆われてその声の主を見ることはできなかった。
「眠りなさい、ルシウス」
声の主は、俺に優しく告げた。
「目覚めたら、今度こそ幸せになって」
「そうなのか?」
ゼノンは、興味もなさそうに応じた。彼は、もう、現実から目をそらしているように俺には思われた。ゼノンは、俺の体を突きながら前に差し込まれた淫具をぐりゅっと中で回した。
「ひぁっ!」
俺は、体が跳ねるのを堪えられない。何度も極めて俺の頭の中は、真っ白に蕩けていた。
カルゼの背後から数人の足音が響いてきた。
「ルシウス!」
「ルシウス、無事か?」
そこには、シャルとスミルナ様の姿があった。
「もう、諦めろ!ゼノン」
スミルナ様がゼノンに向かって叫ぶ。
「城は、もう我々の手に落ちた。大人しくルシウスを返してもらおうか」
「ふっ。こいつにろう絡された連中が揃ったってところか」
ゼノンが不適に笑った。
「どいつもこいつも、この男娼のために大騒ぎして。愚かなことだ」
「はやく、ルシウスを離せ!」
シャルに言われてゼノンが俺を一層深く突き俺の中へと精を吐いた。腹の中に熱いものが拡がっていき俺は、気持ちよさに喘いだ。
「も、やめっ・・!」
「いかせてやる!ルシウス」
ゼノンが笑いながら淫具をゆっくりと引き抜いた。俺は、堪えていたものが沸き上がってきて堪えきれずに白濁を吹き上げた。
「ああーっ!」
俺は、精を吐き出しながら、何度もいっていた。そして、終いに俺は、失禁までしていた。
「あっ・・見ないでっ・・」
俺は、そのまま意識を手放していた。
うっすらと白んだ空間を俺は、漂っていた。
とっても眠くて。
俺は、目を開けることができなくて。
「眠っていなさい」
誰かが俺にそう言った。
優しい声だった。
「あなたは、私に縛られることなく自由に生きて、ルシウス」
その声の主は、俺に囁いた。
「でも、彼のことは、忘れないで」
俺には、彼というのがカルゼのことだとわかった。
じゃあ、あなたは・・
俺は、なんとか目を開こうとした。けど、誰かの暖かい手のひらで目を覆われてその声の主を見ることはできなかった。
「眠りなさい、ルシウス」
声の主は、俺に優しく告げた。
「目覚めたら、今度こそ幸せになって」
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