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6 夜も昼も

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    目が覚めると、僕は、普通にベットで横になっていた。
   両手と両足を戒めていたネクタイや紐は、なくなっていた。
    服も、パジャマを着ていたので、一瞬、全て、夢だったのかと思った。
   ベットの横の床の上で眠っている高田くんに気づくまでは。
   高田くん。
   こうしてみると、天使みたいに綺麗な子だな。
   きっと。
   昨日、僕が意識を手放してから、帰ってきた高田くんが、僕の体を拭いて、ベットも片付けて、僕を横たわらせてくれたのに違いなかった。
    僕は、昨夜のことを思い出して、赤面してしまった。
   僕は。
   あんなふうにして、身動きもとれなくされて、一人、放置された。
   何時間も、一人で。
   だけど、ローターの責めは、容赦なく僕を追い詰めて、僕は、何度もいかされた。
   声も出せなくて、暗闇の中で、僕は、高田くんの帰りを待ち続けていた。
   何時間たったろう。
   僕は、尿意を感じてしまった。
   ああ。
   きっと、高田くんが、もうすぐに帰ってきてくれる。
   そう思って、辛抱してたけど。
   高田くんは、何時間たっても、戻ってこなかった。  
   僕は、切迫した尿意と、ローターの責めで、限界を迎えていた。
    そして。
   僕は、我慢しきれずに、失禁してしまった。
   情けなくて、涙が出た。
   でも。
   ローターの責めは、途切れなく続き、僕は、いかされ続けた。
   ついに。
   僕は、意識を手放してしまった。
       あれが。
   夢でなかったなら、きっと、高田くんが帰ってきて、気を失った僕を清め、着替えさせて、ベットを片付けてくれたのに、違いなかった。
   僕は、恥ずかしさで、今すぐ、逃げ出したくなっていた。
   「雪先生、起きたの?」
    高田くんが、眠そうに、欠伸をしながら、僕に言った。
     「た、高田くん」
    「体、大丈夫?」
    高田くんは、ベットの上でわたわたしている僕のことを捕まえて、顔を寄せてきた。
   僕は、赤くなりながら、言った。
   「だ、大丈夫、だよ」
    「そっか」
    高田くんは、ふいっと僕から離れていった。
   あれ?
   いつもなら、ここで、何かされるのに、どうしたんだろう?
   僕は、ほっとしたような、不安なような、複雑な気持ちになってしまった。
   僕は、ベットから下りようとした。
   「雪先生は、そこに居て」
    高田くんが、僕を止めた。
   僕は、抗議した。
   「でも、急がないと、学校に遅刻する」
   「雪先生は、今日は、お休みだから」
       「えっ?」
   「もう、学校には、連絡しといたから」
   「ええっ!」
    僕は、驚いて、きいた。
   「なんで、そんな、勝手なこと」
   「昨日」
    高田くんが言った。
   「雪先生を一人にしちゃったから、今日は、たっぷり、かわいがってあげるよ」
    「はい?」
    僕は、信じられないことを言ってる、高田くんを睨み付けて言った。
   「いらないよ、そんな気遣い」
   「本当に?」
    高田くんがUSBメモリーと、小型のカメラを手にして、僕に言った。
    「昨日の雪先生、すごく感じてたみたいだし、きっと、あそこに俺のこと、欲しいんじゃないかと思ったんだけど」
     「えっ?」
     僕は、しばらく、高田くんが何をいっているのか、わからなかった。
   少し、考えて、やっと、高田くんの言ってることが理解できた僕は、顔が熱くなるのを感じた。
   「な、なに、言って」
      「雪先生、ローターで何度もいかされて、しかも、お漏らしまでして」
   高田くんが言った。
   「すげぇ、かわいかった」
    「た、高田くん」
    僕は、もう、いたたまれなかった。
   けど。
   とにかく、あのUSBメモリーを取り返さないと。
   僕は、高田くんの方に手を伸ばした。
   高田くんは、僕の手からそれを遠ざけると、僕のことをベットに押し戻した。
   「雪先生、ベットから下りないで。許可なく下りたら、お仕置き、だよ」
   「えっ?」
    僕は、どきっとして、動きを止めた。
       お仕置きって。
   今度は、何をされるのかと思うと、僕は、なぜか、体が熱くなってくるのを感じた。
   そんな。
   こんなこと、嫌なのに。
  僕の、前が、少し、反応しているのを、僕は、そっと手で隠した。
    だけど。
   高田くんは、気づいていた。
  「あれ、雪先生、もう、感じてる?」
    「そんなわけ、ないだろ」
   僕は、言った。
   こんなの、嘘、だ。
   高田くんが、ベットにのってきた。
   スプリングの軋む音がした。
   僕は、高田くんを避けるために、後ろずさったが、すぐに、壁に追いやられてしまった。
   「雪先生は、本当に、かわいいな」
  高田くんが、僕を壁に押し付けて、キスしてきた。
   僕は、拒もうとしたけど、僕の口の中に、高田くんの舌が侵入してきた。
    「んっ」
    僕は、小さく声をもらしてしまった。
   高田くんは、舌で僕の中をかき回して、僕の舌を舐め、吸ってきた。
   「ふっ、う、んっ」
   僕は、口の端から、唾液を垂らしながら、いつしか、彼のキスに応じていた。
   高田くんが、少し、体を離す。
   「雪先生、かわいすぎだぜ」
    高田くんは、僕の両足を抱えて、僕のズボンと下着を脱がそうとした。
   僕は、抵抗した。
    「ん、いやっ、だめ」
    だけど、高田くんは、すばやく、僕の下半身を裸にして、僕の立ち上がりかけているものを、つかんで、言った。
   「もう、こんなに濡らして。雪先生は、淫乱、だな」
    「あぅっ、やぁっ」
   僕は、両手で高田くんを突き飛ばそうとしたけど、逆に、手を捕まれて、両手を頭上で押さえつけられてしまった。
   「や、やめて、高田くん」
    「雪先生のここは、そんなこと、言ってないよ」
   高田くんの手の中で、僕のものは、立ち上がって、先走りを漏らしていた。
   僕は、頬が赤らんだ。
   僕は、なんとか、足を閉じて、隠そうとしたけど、高田くんに阻まれて、叶わなかった。
   「た、高田く」
    高田くんは、僕に、再び、キスした。  
   「んんっ」
    僕は、思わず、声を漏らす。
       高田くんは、貪欲に、僕を奪っていく。
   舌で、手で。
   僕の目尻に涙が滲んだ。
   「何」
    高田くんが、言った。
   「雪先生、こんなので、もう、泣いちゃったの?」
    「うるさい」
    僕は、泣きながら言った。
   高田くんは、口づけで、僕の涙を受け止めた。
   「言っただろ?」
    高田くんは、僕の耳元で囁いた。
   「忘れられなくしてやるって」
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