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18 人生はさんまの味
18ー2 アイアンハートだからな!
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18ー2 アイアンハートだからな!
「なんでわたしが聖女なんだよ?」
わたしは力説した。
「わたしは、聖女なんかじゃないし、『教団』にも入ったりしませんから!」
「ええーっ!」
カティがわかりやすくがっくりと肩を落としてふてくされた顔になった。
カティの横に座っている赤毛の少年がにやっと笑った。
「だから言ったじゃねぇか、カティ。こんなとこに聖女様が来るわけがないだろってさ」
こんなところって。
わたしは、にやっと笑った。
「君」
「はい?」
赤毛の少年がわたしをじろりと睨んだ。
生意気そうなガキだな!
わたしは、負けずに告げた。
「次は、君ね」
「ああ?」
わたしに指名されてその少年は、嫌そうに顔をしかめた。
が、しぶしぶ立ち上がるとその少年はふん、とそっぽを向いた。
「俺は、ジミー・フォン・ケンタリウス。親父は、この国の宰相をしているアスタロト・フォン・ケンタリウスだ。ちなみに姉貴のリリーは、王太子殿下の側妃だ」
どやぁというそのガキの顔をみてわたしは、ムカつきをおぼえた。
こういうガキは、その天狗の鼻を折っておくに限る。
「あっそ」
わたしは、ジミー少年に指摘した。
「わたしは、君の家族の話を聞いてないし。君のこと話してくれないのかな?ジミー君」
「なんだと?」
ジミー少年がかぁっと頬を赤らめた。
「この俺に命令する気か?学園の教師ごときが」
「別に命令なんてしてないし」
わたしは、教卓に肘をつくとジミー少年をじっとみつめた。
「これは、あくまでお願いだよ、ジミー君。ただし、わたしの気持ち次第では選択科目の点数がよくなるかもしれないし、悪くなるかもしれない」
「脅迫かよ!」
ジミー少年が睨んでくるのでわたしは、にやりと笑った。
「さあね」
「ちっ!」
ジミー少年が舌打ちしやがった。
「俺は、将来王太子殿下の臣下となる男だ。正直、こんな勉強なんてどうでもいいんだよ!だから、一番楽そうな科目を選んだんだよ!」
マジですか?
だが、わたしは、こんなことではへこたれない。
自分で言うのもなんだがアイアンハートだからな!
わたしは、にっこりと微笑みを浮かべた。
「正直でいいと思います。次は、君ね」
わたしは、みんなから少し離れた場所に座っている灰色の髪のメガネの少年に声をかけた。
「なんでわたしが聖女なんだよ?」
わたしは力説した。
「わたしは、聖女なんかじゃないし、『教団』にも入ったりしませんから!」
「ええーっ!」
カティがわかりやすくがっくりと肩を落としてふてくされた顔になった。
カティの横に座っている赤毛の少年がにやっと笑った。
「だから言ったじゃねぇか、カティ。こんなとこに聖女様が来るわけがないだろってさ」
こんなところって。
わたしは、にやっと笑った。
「君」
「はい?」
赤毛の少年がわたしをじろりと睨んだ。
生意気そうなガキだな!
わたしは、負けずに告げた。
「次は、君ね」
「ああ?」
わたしに指名されてその少年は、嫌そうに顔をしかめた。
が、しぶしぶ立ち上がるとその少年はふん、とそっぽを向いた。
「俺は、ジミー・フォン・ケンタリウス。親父は、この国の宰相をしているアスタロト・フォン・ケンタリウスだ。ちなみに姉貴のリリーは、王太子殿下の側妃だ」
どやぁというそのガキの顔をみてわたしは、ムカつきをおぼえた。
こういうガキは、その天狗の鼻を折っておくに限る。
「あっそ」
わたしは、ジミー少年に指摘した。
「わたしは、君の家族の話を聞いてないし。君のこと話してくれないのかな?ジミー君」
「なんだと?」
ジミー少年がかぁっと頬を赤らめた。
「この俺に命令する気か?学園の教師ごときが」
「別に命令なんてしてないし」
わたしは、教卓に肘をつくとジミー少年をじっとみつめた。
「これは、あくまでお願いだよ、ジミー君。ただし、わたしの気持ち次第では選択科目の点数がよくなるかもしれないし、悪くなるかもしれない」
「脅迫かよ!」
ジミー少年が睨んでくるのでわたしは、にやりと笑った。
「さあね」
「ちっ!」
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「俺は、将来王太子殿下の臣下となる男だ。正直、こんな勉強なんてどうでもいいんだよ!だから、一番楽そうな科目を選んだんだよ!」
マジですか?
だが、わたしは、こんなことではへこたれない。
自分で言うのもなんだがアイアンハートだからな!
わたしは、にっこりと微笑みを浮かべた。
「正直でいいと思います。次は、君ね」
わたしは、みんなから少し離れた場所に座っている灰色の髪のメガネの少年に声をかけた。
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