283 / 491
7―2
282.旅人への感情と模造品?〜エヴィンside
しおりを挟む
「あの魔力の圧はやはり····」
グレインビル兄弟に言われた通り寝室の中には入っていない。
だがどうにも落ち着かなくなって為にドアの前で突っ立って腕組みをしちまってる。
そんな俺の隣に立ってんのは、同じく落ち着かないらしいアドライド国の第2王子だ。
そいつがぽつりと洩らす。
やっぱり突然乱入してきたのは外まで例の魔力が漏れたせいか。
あの旅人と交代して愛しの化け物が再び帰って来たんだろう。
その証拠に行きと同様、帰りもズン、と重くのしかかるような濃縮され圧倒的に存在感のある魔力が、今度は寝室を中心に狭い範囲で圧となって体を襲ったからな。
もちろんソファで特に何を話すわけでもなく並んでだらる兄弟は何の反応も示さねえ。
義理とはいえ、確かにあの愛しの化け物の兄に違いねえな。
どっちも俺より年下だってのに、肝が据わり過ぎだろう。
愛しの化け物は無事なのかはもちろん心配だ。
それにあの旅人と呼ばれた男があまりにも愛しの化け物に似ているのも気になっている。
もちろん外見は似ても似つかねえけどな。
優しげで儚げで、しかもどこか艶のある雰囲気は共通している。
旅人はあの外見だ。
年相応にそういう類いの経験はありそうだし、愛しの化け物は成長と共に出てきた色気だろう。
しかし血の繋がりが無いのは一目瞭然だ。
そういうのではなく、ふとした表情や物の考え方が、まるで本人じゃないのかと錯覚する程に似てやがる。
終いにゃ俺に明確な苦言と嫌味を言う旅人があいつに見えて、俺に全く興味がない発言をされた時には胸を抉られたように感じた。
それはそれでショックだ。
俺は男にはその手の興味はなかったはずだ。
それに俺が心底惚れてんのはあの化け物だ。
なのに不愉快発言された直後に別れの宣言をされて何も言えなくなるとか、何事だよ?!
俺だって若い頃にはそれなりに出会いも別れも経験してんのに、腑に落ちねえ!
「終わったよー」
しばらくしてから再びガチャリとドアが開いて、ハッと現実に戻る。
赤髪の男が爽やかに丸めたブランケットを片手に抱えて出てきて、そのまま俺達の間を素通りする。
一応国王と王子だが、こいつは歯牙にもかけない。
まあ予想通りだが、旅人とは違って何の感情も起こらない。
愛しの化け物の様子を聞こうとしたが、すれ違うときにブランケットで包んだ白い塊が見えて黙って後に続いた。
王子も気づいたようだ。
男は塊を一撫でしてからソファに座る義兄達に差し出してソファの背に回って後ろからのぞいている。
随分と優しげな眼差しだが、それが愛しの化け物に注がれているのは些か面白くはない。
俺達は二手に兄弟を挟む形で見下ろしている。
意識は無さそうだし、呼吸が早いのか?
ブランケットが微かにだが速く上下しているな。
長兄はブランケットごと腕に抱き、ブランケットがのぞかせたイタチの顔を確かめてから得意の氷の魔法で体を冷やし始めた。
次兄はいつものような喧嘩をふっかける事もなく、兄の隣からそっと体を撫でてる。
愛しの化け物は今は白いイタチになったらしい。
毛には艶がなく、ここ最近では1番パサついているように見えた。
熱を逃す為か?
長兄が体全体を包むブランケットは手足や下半身あたりだけを覆うように包み直す。
その時首に引っ掛けた変身用のペンダントの他に、胸に何かを抱えていたのが見えた。
割れた石と····懐中時計?
イタチ姿のこいつはその2つを守るようにして細長い胴を丸めて眠っていた。
緑色の石はかなりくすんでいて、大きく縦に割れているが、小さな欠片も落とすまいとしているようにも見える。
「これは····あの時の懐中時計とその石ではないのか?」
王子が眉を潜め、イタチを起こさないように小さな声で問う。
「模造品だよ。
とりあえず座ったら?」
「あの時とは?」
次兄に質問しながら俺と王子はそれぞれ1人掛けのソファに揃って腰を下ろす。
赤髪の男はそのまま動く気配はない。
俺と王子は白いイタチを窺うように前のめりだ。
「俺達が拐われた時にシル、護衛していた者を若返らせた魔具だ。
レイ、何故それをアリー嬢が?」
「だから模造品だって。
僕の可愛いアリーに頼まれて作ったんだ」
王子は予想外の状況だったのか頭痛を覚えたかのようにこめかみを押さえているぞ。
絶対嘘だな。
若返らせる魔具って何だよ。
と心でつっこんでいたが、ふと手術について初めて聞いた時の言葉を思い出した。
『言い忘れていたけれど、何もしなくてもあの子は遠からず消える事が避けられない。
それからあの子は人ではないから死の概念からは厳密に言えば外れている。
ずっと人殺しの道具として使われてきた子だ。
最後に誰かを救う為に力を使えるのなら、あの子としては本望らしいよ』
割れた石と懐中時計を守るように抱える姿に、あの魔具の事だったのかと思い当たる。
まさか魔具に意思が宿るとか、あるのか?
「今回旅人さんを呼び出すのに使ったんだけど、やっぱり石は割れたみたいだね」
「いや、重要な証拠品····」
「ルド、しつこい。
模造品だよ」
「····そ、そう、か?」
「そう」
「····そうか」
俺の心中の戸惑いは気づかれる事なく会話は続くが····。
おい、結局押し切られんのかよ、王子。
いいのか?!
まあ俺はいい。
元々拐われたのは俺じゃねえし。
お陰で旅人が召喚できてラスティンに生きる希望ができた。
よし、聞かなかった事にしよう。
「グレインビル嬢は大丈夫なのか?」
「兄上」
気を取り直して愛しのイタチの様子を尋ねれば、次兄も様子は気になっていたようだ。
この兄弟がいつものような妹の取り合いをせずに長兄が当然のように面倒を見るのなら、熱が相当高いという事だろう。
王子もかなり心配そうな様子で、何なら腰もいくらか浮かして覗きこんでいる。
どうでもいいが、いや、良くはないが、まさかこいつも愛しの化け物に惚れてる口か?
殺すぞ。
「熱が高いが咳も出ていない。
疲れたんだろう。
ニーア」
「こちらに」
いつの間に?!
俺の後から回って来たけど気配は無かったぞ?!
王子もビクッとしたからな?!
愛しの化け物の言うところのできる専属侍女は硝子製のあいつがストローと呼んでいる細長い管と氷水の入ったコップを盆に乗せて背もたれ側から長兄に差し出す。
旅人がいなくなってからすぐに侍女用の控室に引っこんだと思ったら、それを用意していたらしい。
長兄はストローを握ると上の部分を親指で押さえてイタチの小さな口に先を持って行く。
ほぼ無意識だろうが、ストローの中に留まっていた水が僅かに嚥下された。
それをイタチの顔がもういらないとばかりに背けられるまで何度か繰り返してから最後に口元をできる専属侍女が差し出したハンカチでちょんちょんと拭ってやる。
「補水液は飲めたし、数日は寝込むだろうが心配はいらん」
どうやら水は普通の水ではなかったらしい。
「そうか。
ラスティンが心配なんだが部屋をのぞいてもいいか?」
「こちらへ。
洗浄魔法と浄化魔法をご自分にかけてからお入り下さい。
お嬢様より自発的に目覚めるまではそっとしておくよう言伝てがございます」
その言葉に少しほっとする。
やはり顔を見られなかったのは落ち着かなかったんだ。
「そうか」
そう言ってできる専属侍女の後について部屋に入った。
もちろん洗浄魔法も浄化魔法も全身にかけた。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
カクヨムをはじめいくつかのサイトにて先行投稿していたお話と、加筆修正して投稿していたこちらのお話が追いついてしまいました。
次回からは同時投稿になるので誤字脱字がババッと増えるかもしれません。
教えて下さると有り難いです。
毎日更新が難しくなってくるかと思いますが、比較的更新頻度は多めで1日に複数投稿してたりもします。
また昨日から新作を投稿しています。
こちらは最近カクヨム、なろうにてノリと勢いで投稿し始めた為、設定等が甘めです。
今のところはこれまでの作品の中でも評価が高い気がします。
加筆修正が終わり次第順次投稿していく予定です。
タイトルは【稀代の悪女と呼ばれた天才魔法師は天才と魔法を淑女の微笑みでひた隠す~だって無才無能の方が何かとお得でしょ?】です。
しばらくは毎日複数話投稿していきます。
よろしければご覧下さい。
グレインビル兄弟に言われた通り寝室の中には入っていない。
だがどうにも落ち着かなくなって為にドアの前で突っ立って腕組みをしちまってる。
そんな俺の隣に立ってんのは、同じく落ち着かないらしいアドライド国の第2王子だ。
そいつがぽつりと洩らす。
やっぱり突然乱入してきたのは外まで例の魔力が漏れたせいか。
あの旅人と交代して愛しの化け物が再び帰って来たんだろう。
その証拠に行きと同様、帰りもズン、と重くのしかかるような濃縮され圧倒的に存在感のある魔力が、今度は寝室を中心に狭い範囲で圧となって体を襲ったからな。
もちろんソファで特に何を話すわけでもなく並んでだらる兄弟は何の反応も示さねえ。
義理とはいえ、確かにあの愛しの化け物の兄に違いねえな。
どっちも俺より年下だってのに、肝が据わり過ぎだろう。
愛しの化け物は無事なのかはもちろん心配だ。
それにあの旅人と呼ばれた男があまりにも愛しの化け物に似ているのも気になっている。
もちろん外見は似ても似つかねえけどな。
優しげで儚げで、しかもどこか艶のある雰囲気は共通している。
旅人はあの外見だ。
年相応にそういう類いの経験はありそうだし、愛しの化け物は成長と共に出てきた色気だろう。
しかし血の繋がりが無いのは一目瞭然だ。
そういうのではなく、ふとした表情や物の考え方が、まるで本人じゃないのかと錯覚する程に似てやがる。
終いにゃ俺に明確な苦言と嫌味を言う旅人があいつに見えて、俺に全く興味がない発言をされた時には胸を抉られたように感じた。
それはそれでショックだ。
俺は男にはその手の興味はなかったはずだ。
それに俺が心底惚れてんのはあの化け物だ。
なのに不愉快発言された直後に別れの宣言をされて何も言えなくなるとか、何事だよ?!
俺だって若い頃にはそれなりに出会いも別れも経験してんのに、腑に落ちねえ!
「終わったよー」
しばらくしてから再びガチャリとドアが開いて、ハッと現実に戻る。
赤髪の男が爽やかに丸めたブランケットを片手に抱えて出てきて、そのまま俺達の間を素通りする。
一応国王と王子だが、こいつは歯牙にもかけない。
まあ予想通りだが、旅人とは違って何の感情も起こらない。
愛しの化け物の様子を聞こうとしたが、すれ違うときにブランケットで包んだ白い塊が見えて黙って後に続いた。
王子も気づいたようだ。
男は塊を一撫でしてからソファに座る義兄達に差し出してソファの背に回って後ろからのぞいている。
随分と優しげな眼差しだが、それが愛しの化け物に注がれているのは些か面白くはない。
俺達は二手に兄弟を挟む形で見下ろしている。
意識は無さそうだし、呼吸が早いのか?
ブランケットが微かにだが速く上下しているな。
長兄はブランケットごと腕に抱き、ブランケットがのぞかせたイタチの顔を確かめてから得意の氷の魔法で体を冷やし始めた。
次兄はいつものような喧嘩をふっかける事もなく、兄の隣からそっと体を撫でてる。
愛しの化け物は今は白いイタチになったらしい。
毛には艶がなく、ここ最近では1番パサついているように見えた。
熱を逃す為か?
長兄が体全体を包むブランケットは手足や下半身あたりだけを覆うように包み直す。
その時首に引っ掛けた変身用のペンダントの他に、胸に何かを抱えていたのが見えた。
割れた石と····懐中時計?
イタチ姿のこいつはその2つを守るようにして細長い胴を丸めて眠っていた。
緑色の石はかなりくすんでいて、大きく縦に割れているが、小さな欠片も落とすまいとしているようにも見える。
「これは····あの時の懐中時計とその石ではないのか?」
王子が眉を潜め、イタチを起こさないように小さな声で問う。
「模造品だよ。
とりあえず座ったら?」
「あの時とは?」
次兄に質問しながら俺と王子はそれぞれ1人掛けのソファに揃って腰を下ろす。
赤髪の男はそのまま動く気配はない。
俺と王子は白いイタチを窺うように前のめりだ。
「俺達が拐われた時にシル、護衛していた者を若返らせた魔具だ。
レイ、何故それをアリー嬢が?」
「だから模造品だって。
僕の可愛いアリーに頼まれて作ったんだ」
王子は予想外の状況だったのか頭痛を覚えたかのようにこめかみを押さえているぞ。
絶対嘘だな。
若返らせる魔具って何だよ。
と心でつっこんでいたが、ふと手術について初めて聞いた時の言葉を思い出した。
『言い忘れていたけれど、何もしなくてもあの子は遠からず消える事が避けられない。
それからあの子は人ではないから死の概念からは厳密に言えば外れている。
ずっと人殺しの道具として使われてきた子だ。
最後に誰かを救う為に力を使えるのなら、あの子としては本望らしいよ』
割れた石と懐中時計を守るように抱える姿に、あの魔具の事だったのかと思い当たる。
まさか魔具に意思が宿るとか、あるのか?
「今回旅人さんを呼び出すのに使ったんだけど、やっぱり石は割れたみたいだね」
「いや、重要な証拠品····」
「ルド、しつこい。
模造品だよ」
「····そ、そう、か?」
「そう」
「····そうか」
俺の心中の戸惑いは気づかれる事なく会話は続くが····。
おい、結局押し切られんのかよ、王子。
いいのか?!
まあ俺はいい。
元々拐われたのは俺じゃねえし。
お陰で旅人が召喚できてラスティンに生きる希望ができた。
よし、聞かなかった事にしよう。
「グレインビル嬢は大丈夫なのか?」
「兄上」
気を取り直して愛しのイタチの様子を尋ねれば、次兄も様子は気になっていたようだ。
この兄弟がいつものような妹の取り合いをせずに長兄が当然のように面倒を見るのなら、熱が相当高いという事だろう。
王子もかなり心配そうな様子で、何なら腰もいくらか浮かして覗きこんでいる。
どうでもいいが、いや、良くはないが、まさかこいつも愛しの化け物に惚れてる口か?
殺すぞ。
「熱が高いが咳も出ていない。
疲れたんだろう。
ニーア」
「こちらに」
いつの間に?!
俺の後から回って来たけど気配は無かったぞ?!
王子もビクッとしたからな?!
愛しの化け物の言うところのできる専属侍女は硝子製のあいつがストローと呼んでいる細長い管と氷水の入ったコップを盆に乗せて背もたれ側から長兄に差し出す。
旅人がいなくなってからすぐに侍女用の控室に引っこんだと思ったら、それを用意していたらしい。
長兄はストローを握ると上の部分を親指で押さえてイタチの小さな口に先を持って行く。
ほぼ無意識だろうが、ストローの中に留まっていた水が僅かに嚥下された。
それをイタチの顔がもういらないとばかりに背けられるまで何度か繰り返してから最後に口元をできる専属侍女が差し出したハンカチでちょんちょんと拭ってやる。
「補水液は飲めたし、数日は寝込むだろうが心配はいらん」
どうやら水は普通の水ではなかったらしい。
「そうか。
ラスティンが心配なんだが部屋をのぞいてもいいか?」
「こちらへ。
洗浄魔法と浄化魔法をご自分にかけてからお入り下さい。
お嬢様より自発的に目覚めるまではそっとしておくよう言伝てがございます」
その言葉に少しほっとする。
やはり顔を見られなかったのは落ち着かなかったんだ。
「そうか」
そう言ってできる専属侍女の後について部屋に入った。
もちろん洗浄魔法も浄化魔法も全身にかけた。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
カクヨムをはじめいくつかのサイトにて先行投稿していたお話と、加筆修正して投稿していたこちらのお話が追いついてしまいました。
次回からは同時投稿になるので誤字脱字がババッと増えるかもしれません。
教えて下さると有り難いです。
毎日更新が難しくなってくるかと思いますが、比較的更新頻度は多めで1日に複数投稿してたりもします。
また昨日から新作を投稿しています。
こちらは最近カクヨム、なろうにてノリと勢いで投稿し始めた為、設定等が甘めです。
今のところはこれまでの作品の中でも評価が高い気がします。
加筆修正が終わり次第順次投稿していく予定です。
タイトルは【稀代の悪女と呼ばれた天才魔法師は天才と魔法を淑女の微笑みでひた隠す~だって無才無能の方が何かとお得でしょ?】です。
しばらくは毎日複数話投稿していきます。
よろしければご覧下さい。
0
お気に入りに追加
410
あなたにおすすめの小説
賢者の幼馴染との中を引き裂かれた無職の少年、真の力をひた隠し、スローライフ? を楽しみます!
織侍紗(@'ω'@)ん?
ファンタジー
ルーチェ村に住む少年アインス。幼い頃両親を亡くしたアインスは幼馴染の少女プラムやその家族たちと仲良く過ごしていた。そして今年で十二歳になるアインスはプラムと共に近くの町にある学園へと通うことになる。
そこではまず初めにこの世界に生きる全ての存在が持つ職位というものを調べるのだが、そこでアインスはこの世界に存在するはずのない無職であるということがわかる。またプラムは賢者だということがわかったため、王都の学園へと離れ離れになってしまう。
その夜、アインスは自身に前世があることを思い出す。アインスは前世で嫌な上司に手柄を奪われ、リストラされたあげく無職となって死んだところを、女神のノリと嫌がらせで無職にさせられた転生者だった。
そして妖精と呼ばれる存在より、自身のことを聞かされる。それは、無職と言うのはこの世界に存在しない職位の為、この世界がアインスに気づくことが出来ない。だから、転生者に対しての調整機構が働かない、という状況だった。
アインスは聞き流す程度でしか話を聞いていなかったが、その力は軽く天災級の魔法を繰り出し、時の流れが遅くなってしまうくらいの亜光速で動き回り、貴重な魔導具を呼吸をするように簡単に創り出すことが出来るほどであった。ただ、争いやその力の希少性が公になることを極端に嫌ったアインスは、そのチート過ぎる能力を全力にバレない方向に使うのである。
これはそんな彼が前世の知識と無職の圧倒的な力を使いながら、仲間たちとスローライフを楽しむ物語である。
以前、掲載していた作品をリメイクしての再掲載です。ちょっと書きたくなったのでちまちま書いていきます。
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
エルティモエルフォ ―最後のエルフ―
ポリ 外丸
ファンタジー
普通の高校生、松田啓18歳が、夏休みに海で溺れていた少年を救って命を落としてしまう。
海の底に沈んで死んだはずの啓が、次に意識を取り戻した時には小さな少年に転生していた。
その少年の記憶を呼び起こすと、どうやらここは異世界のようだ。
もう一度もらった命。
啓は生き抜くことを第一に考え、今いる地で1人生活を始めた。
前世の知識を持った生き残りエルフの気まぐれ人生物語り。
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバ、ツギクルにも載せています
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
テイマーは死霊術師じゃありませんっ!
さんごさん
ファンタジー
異世界に転生することになった。
なんか「徳ポイント」的なのが貯まったらしい。
ついては好きなチートスキルがもらえるというので、もふもふに憧れて「テイム」のスキルをもらうことにした。
転生と言っても赤ちゃんになるわけではなく、神様が創った新しい肉体をもらうことに。いざ転生してみると、真っ暗な場所に歩く骸骨が!
ひぃぃい!「テイム!テイム!テイム!」
なんで骸骨ばっかり!「テイム!テイムテイム!」
私は歩く。カタカタカタ。
振り返ると五十体のスケルトンが私に従ってついてくる。
どうしてこうなった!?
6/26一章完結しました
この作品は、『三上珊瑚』名義で小説家になろうにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる