209 / 491
7―1
208.国王陛下と不毛な会話
しおりを挟む
「何だ?」
部屋に入って僕と目が合った瞬間、そう言って距離を取られる。
青みがかった黒髪をした精悍な顔と体格の彼はレモンの果肉みたいな黄色の目でこちらを窺ってきた。
「どうされました?」
「いや、笑ってるが怒ってる、つうか、むしろ殺気立ってる?
あ、口調は好きにしろよ」
「よくわかってるね」
相変わらず君の勘は冴えているみたいだね。
お言葉に甘えて取り繕うのはやめるよ。
「え、俺あの時以外で何かしたか?」
やめてくれないかな。
顎に手を当てて目を泳がせるの見ると、むしろ何かやらかされたのかと僕の方が疑っちゃうんだけど。
「別に?
あの時以外ではつまらない婚約の打診以外は特に何も?
ただ、今の専属侍女が寂しがっているようだと聞かされたからね」
「ああ、思い出し殺意か」
「そうだね」
何でもない事のようにさらっと言うから同意してあげる。
「いや、国王捕まえて殺意とか言うなよ」
呆れた目で見られても····。
「言ったのは君ね。
仕方ないよ。
何をどうやっても君達を許すつもりも、その必要性も感じてないんだから。
君もそれくらい聞き流す度量は持ち合わせてるでしょ。
そもそも今、君を殺してもまた面倒な事になるだけなんだし、今は、殺すうまみもないから安心して」
「酷えな。
やたら今を強調してくれんなよ。
全然安心できねえだろ。
まあな。
こっちはこれでもお前に望みを叶えて貰ったんだ。
聞き流すくらいはするけどな。
つうか面倒だから殺さないのかよ」
自分でノリツッコミしてるけど、別に面白くはない。
「そこまで君に興味ないとも言えるね。
それで何の用?
今は不毛な会話を君としたい気分じゃないんだけど?」
今は僕を宥める義兄様も眠ってるだろうから、消えてくれないかな。
目の前のこの存在が不愉快だ。
「まあそんなピリピリすんなって。
なあ、まだ薬を作る気にならねえ?」
いきなり本題振る癖やめて欲しいな。
「不毛だね。
消えてくれないかな。
なるかならないかなら、一生ならない。
あの時グレインビルの邸で倒れた彼に残っていた薬を与えただけでも有り難いと思ってよ」
ほんと、しつこくて不愉快。
「僕からすれば、僕の侍女を殺した責任があるのは君や君の側近だけじゃないんだ。
そもそも彼はそれこそ、ずっとこの城にいたんだから。
それでも彼の無事は確保してあげたでしょ。
別に邸でだって見捨てても良かったけど、そうしなかったんだし。
それにあの薬は君の大事な彼に与えても、根本的な解決はしない。
結局はある日突然ぽくっと逝くんだから」
「いや、言い方。
お前の国の王子を招いたのに?」
苛々する。
恩着せがましいな。
「僕に関係あるなんてふざけた事思ってないよね?
そもそもそれは君にもこの国にも利があっての行動じゃない。
嫌なら今すぐ追い返しなよ。
外交問題になっていいならね」
あまりにも冷たく突き放したからか、少したじろいだ。
「根本的な所をはき違えてないかな。
僕にとっての最優先事項の中に国や王族は入っていないし、君は僕の大事なものを奪った。
そんな君の大事なものがどう死んでも僕の良心は痛まない」
「····悪かった。
話の持って行き方を誤った。
ならどうやったらアイツは助かる?」
「助からない」
すげなく言い切る。
「それは仮にお前の家族がそうなってもお前は助からないと諦める類いのものか?」
「そうなるだろうね」
即答する。
けれどこの男はやっぱり諦めないんだよね。
彼は僕を真っ直ぐ見つめる。
「違うな。
お前は足掻くし、諦めない」
まあそれは僕もか。
僕は家族に対してだけは何も諦めないと決めている。
「最終的に諦めざるをえなくなるってだけだろう?
お前ならどうやれば助かるかを考えて、助かるように行動する。
結果はその後の話だ。
その行動内容を教えてくれ」
黄色の目は既に覚悟を決めている。
「····教えたら何をしてくれるのかな?
けれど君に教えたとしても助からないよ?」
「それでも教えてくれ。
アイツを喪いたくない」
『お前が医者で良かったよ。
リスクは理解した。
それでも頼む。
娘を助けてくれ』
遠い昔の幼馴染みの姿が頭を過る。
あの時の彼も君と同じ目をしていたんだった。
はあ、とため息が出る。
どうしてこんなタイミングで思い出すかな。
そしてふと思う。
義母様を助ける為に初めて義兄様達に喃語で話しかけた時、僕はどんな目をしていたんだろうか。
少しは人間味のある目をしていたのかな。
「····3年前のアデライド国王族誘拐事件の主犯3人の裏に誰がいる?
言っておくけど、明確な答えしか受けつけない」
「いきなりそれかよ。
難題すぎねえ?」
「それくらいの難題を君は今突きつけてる。
嫌なら断ればいい」
「時間をくれ。
もう1度精査して再調査したい」
もう1度、か。
1度つついて蛇でも出たのかな?
「1週間」
「15日」
「10日。
その代わり、今あっちの学園にいる王女の身辺調査もして」
「····ハードル上がったじゃねえか。
わかった」
どうせ既にいくらか調査はしてるでしょ。
昔も今も僕が君の命にナイフをあてがってるって自覚はしてるはずだ。
だからこそ死に物狂いで腹芸ができるように僕から学んだんだから。
「それで、表向きは何の用だったの?」
「ああ、晩餐の誘い。
お前の国の王子とも昼間挨拶したし、一応アデライド国との親善外交だろ?」
「····何で直接?」
普通は誰かしら通してまずは知らせるものだよ?
「俺の愛しの化け物の顔を拝んで疲れを癒やしたかったんだよ。
お前、顔だけは美少女だろ」
ニカッと笑う。
素直だけど、失礼。
まあ確かに僕の顔は美少女だ。
過大評価はしないけど、過小評価もしないよ。
「確かに」
「謙遜なしかよ」
素直に同意しただけなのに。
「着替えた方がいい?」
「いや、内々の晩餐だからそのままでいい。
雪国だからな。
実際王子がいつ到着するかはその時にならねえとわからなかっただろ?
この国がいつ雪深くなるかなんてなかなかよめねえからな。
帰国する時までにちゃんとした晩餐会は開くさ」
「ま、天候だけは仕方ないね」
やはり一月後に帰国するのは無理っぽいよ、王子様。
「兄君はお疲れみたいだし、マーサには様子見てこっちに食事を運ぶよう言っておいた」
マーサはあの侍女さん。
彼と従弟の乳母だった人の娘さんにあたるんだ。
「そういうところは顔に似合わず気が利くよね」
「顔に似合ってて気が利くだろ」
「····」
差し出された手を無言で取って部屋を出た。
後ろからは廊下に控えていた彼の側近もついてきてるから、彼も混ざるんだろうね。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
同時進行していた長編小説があと1話で完結します。
タイトルは「【溺愛中】秘密だらけの俺の番は可愛いけどやることしれっとえげつない~チートな番を伴侶にするまでの奔走物語」です。
そちらを完結させましたら、明後日から次回作の投稿を開始する予定です。
よろしければそちらもご覧下さいm(_ _)m
部屋に入って僕と目が合った瞬間、そう言って距離を取られる。
青みがかった黒髪をした精悍な顔と体格の彼はレモンの果肉みたいな黄色の目でこちらを窺ってきた。
「どうされました?」
「いや、笑ってるが怒ってる、つうか、むしろ殺気立ってる?
あ、口調は好きにしろよ」
「よくわかってるね」
相変わらず君の勘は冴えているみたいだね。
お言葉に甘えて取り繕うのはやめるよ。
「え、俺あの時以外で何かしたか?」
やめてくれないかな。
顎に手を当てて目を泳がせるの見ると、むしろ何かやらかされたのかと僕の方が疑っちゃうんだけど。
「別に?
あの時以外ではつまらない婚約の打診以外は特に何も?
ただ、今の専属侍女が寂しがっているようだと聞かされたからね」
「ああ、思い出し殺意か」
「そうだね」
何でもない事のようにさらっと言うから同意してあげる。
「いや、国王捕まえて殺意とか言うなよ」
呆れた目で見られても····。
「言ったのは君ね。
仕方ないよ。
何をどうやっても君達を許すつもりも、その必要性も感じてないんだから。
君もそれくらい聞き流す度量は持ち合わせてるでしょ。
そもそも今、君を殺してもまた面倒な事になるだけなんだし、今は、殺すうまみもないから安心して」
「酷えな。
やたら今を強調してくれんなよ。
全然安心できねえだろ。
まあな。
こっちはこれでもお前に望みを叶えて貰ったんだ。
聞き流すくらいはするけどな。
つうか面倒だから殺さないのかよ」
自分でノリツッコミしてるけど、別に面白くはない。
「そこまで君に興味ないとも言えるね。
それで何の用?
今は不毛な会話を君としたい気分じゃないんだけど?」
今は僕を宥める義兄様も眠ってるだろうから、消えてくれないかな。
目の前のこの存在が不愉快だ。
「まあそんなピリピリすんなって。
なあ、まだ薬を作る気にならねえ?」
いきなり本題振る癖やめて欲しいな。
「不毛だね。
消えてくれないかな。
なるかならないかなら、一生ならない。
あの時グレインビルの邸で倒れた彼に残っていた薬を与えただけでも有り難いと思ってよ」
ほんと、しつこくて不愉快。
「僕からすれば、僕の侍女を殺した責任があるのは君や君の側近だけじゃないんだ。
そもそも彼はそれこそ、ずっとこの城にいたんだから。
それでも彼の無事は確保してあげたでしょ。
別に邸でだって見捨てても良かったけど、そうしなかったんだし。
それにあの薬は君の大事な彼に与えても、根本的な解決はしない。
結局はある日突然ぽくっと逝くんだから」
「いや、言い方。
お前の国の王子を招いたのに?」
苛々する。
恩着せがましいな。
「僕に関係あるなんてふざけた事思ってないよね?
そもそもそれは君にもこの国にも利があっての行動じゃない。
嫌なら今すぐ追い返しなよ。
外交問題になっていいならね」
あまりにも冷たく突き放したからか、少したじろいだ。
「根本的な所をはき違えてないかな。
僕にとっての最優先事項の中に国や王族は入っていないし、君は僕の大事なものを奪った。
そんな君の大事なものがどう死んでも僕の良心は痛まない」
「····悪かった。
話の持って行き方を誤った。
ならどうやったらアイツは助かる?」
「助からない」
すげなく言い切る。
「それは仮にお前の家族がそうなってもお前は助からないと諦める類いのものか?」
「そうなるだろうね」
即答する。
けれどこの男はやっぱり諦めないんだよね。
彼は僕を真っ直ぐ見つめる。
「違うな。
お前は足掻くし、諦めない」
まあそれは僕もか。
僕は家族に対してだけは何も諦めないと決めている。
「最終的に諦めざるをえなくなるってだけだろう?
お前ならどうやれば助かるかを考えて、助かるように行動する。
結果はその後の話だ。
その行動内容を教えてくれ」
黄色の目は既に覚悟を決めている。
「····教えたら何をしてくれるのかな?
けれど君に教えたとしても助からないよ?」
「それでも教えてくれ。
アイツを喪いたくない」
『お前が医者で良かったよ。
リスクは理解した。
それでも頼む。
娘を助けてくれ』
遠い昔の幼馴染みの姿が頭を過る。
あの時の彼も君と同じ目をしていたんだった。
はあ、とため息が出る。
どうしてこんなタイミングで思い出すかな。
そしてふと思う。
義母様を助ける為に初めて義兄様達に喃語で話しかけた時、僕はどんな目をしていたんだろうか。
少しは人間味のある目をしていたのかな。
「····3年前のアデライド国王族誘拐事件の主犯3人の裏に誰がいる?
言っておくけど、明確な答えしか受けつけない」
「いきなりそれかよ。
難題すぎねえ?」
「それくらいの難題を君は今突きつけてる。
嫌なら断ればいい」
「時間をくれ。
もう1度精査して再調査したい」
もう1度、か。
1度つついて蛇でも出たのかな?
「1週間」
「15日」
「10日。
その代わり、今あっちの学園にいる王女の身辺調査もして」
「····ハードル上がったじゃねえか。
わかった」
どうせ既にいくらか調査はしてるでしょ。
昔も今も僕が君の命にナイフをあてがってるって自覚はしてるはずだ。
だからこそ死に物狂いで腹芸ができるように僕から学んだんだから。
「それで、表向きは何の用だったの?」
「ああ、晩餐の誘い。
お前の国の王子とも昼間挨拶したし、一応アデライド国との親善外交だろ?」
「····何で直接?」
普通は誰かしら通してまずは知らせるものだよ?
「俺の愛しの化け物の顔を拝んで疲れを癒やしたかったんだよ。
お前、顔だけは美少女だろ」
ニカッと笑う。
素直だけど、失礼。
まあ確かに僕の顔は美少女だ。
過大評価はしないけど、過小評価もしないよ。
「確かに」
「謙遜なしかよ」
素直に同意しただけなのに。
「着替えた方がいい?」
「いや、内々の晩餐だからそのままでいい。
雪国だからな。
実際王子がいつ到着するかはその時にならねえとわからなかっただろ?
この国がいつ雪深くなるかなんてなかなかよめねえからな。
帰国する時までにちゃんとした晩餐会は開くさ」
「ま、天候だけは仕方ないね」
やはり一月後に帰国するのは無理っぽいよ、王子様。
「兄君はお疲れみたいだし、マーサには様子見てこっちに食事を運ぶよう言っておいた」
マーサはあの侍女さん。
彼と従弟の乳母だった人の娘さんにあたるんだ。
「そういうところは顔に似合わず気が利くよね」
「顔に似合ってて気が利くだろ」
「····」
差し出された手を無言で取って部屋を出た。
後ろからは廊下に控えていた彼の側近もついてきてるから、彼も混ざるんだろうね。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
同時進行していた長編小説があと1話で完結します。
タイトルは「【溺愛中】秘密だらけの俺の番は可愛いけどやることしれっとえげつない~チートな番を伴侶にするまでの奔走物語」です。
そちらを完結させましたら、明後日から次回作の投稿を開始する予定です。
よろしければそちらもご覧下さいm(_ _)m
0
お気に入りに追加
417
あなたにおすすめの小説

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!


グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~
愛山雄町
ファンタジー
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、主人公が出てくる戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも掲載しております。

このやってられない世界で
みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。
悪役令嬢・キーラになったらしいけど、
そのフラグは初っ端に折れてしまった。
主人公のヒロインをそっちのけの、
よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、
王子様に捕まってしまったキーラは
楽しく生き残ることができるのか。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
皇帝の番~2度目の人生謳歌します!~
saku
恋愛
竜人族が治める国で、生まれたルミエールは前世の記憶を持っていた。
前世では、一国の姫として生まれた。両親に愛されずに育った。
国が戦で負けた後、敵だった竜人に自分の番だと言われ。遠く離れたこの国へと連れてこられ、婚約したのだ……。
自分に優しく接してくれる婚約者を、直ぐに大好きになった。その婚約者は、竜人族が治めている帝国の皇帝だった。
幸せな日々が続くと思っていたある日、婚約者である皇帝と一人の令嬢との密会を噂で知ってしまい、裏切られた悲しさでどんどんと痩せ細り死んでしまった……。
自分が死んでしまった後、婚約者である皇帝は何十年もの間深い眠りについていると知った。
前世の記憶を持っているルミエールが、皇帝が眠っている王都に足を踏み入れた時、止まっていた歯車が動き出す……。
※小説家になろう様でも公開しています

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる