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二章〜未来〜
【第四話】ヘルクVSビルマ
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やっぱり奇異な目で見られる、そりゃそうだ、私はアンドロイドなのに、【魔法連合】の領土にいるんだもの、そりゃそうだ、だが、それ以上に民衆の目線を集めたのは【主人】だった、私はパッと見ただけならそこまで機械の部分は目立たないが、マスターは左手の義腕を全く隠そうとしない
「【主人】?大丈夫なんですか?」
私はさりげなく聞いてみたそしたら
「なんの事だ?」
となんでもないかのように聞き返してきた
「いや、その腕、目立つから隠した方がよろしいのではないでしょうか?」
すると、【主人】は自分の左腕を見ながら
「別に気にすることじゃねぇだろ、どうせこいつらにはなんにもできねぇさ」
と、ほんとに気にしない感じだった…ほんとに大丈夫なのだろうか
「おい、余計なおしゃべりしてんじゃねぇぞぉ目立つからなぁ」
「そう思うなら迎えの何か用意してくれればいいのに…」
私がそうボソッと呟くとやつが後ろを振り向きながら
「なんか言ったかぁ?」
と返してきた、私は何もなかったかのように知らんぷりした
「ついたぜぇ、ここが目的地だぁ」
と、指を刺した方には大きな城があった
「ここは、貴様の城なのか?」
と、聞いたら
「いやぁ違ぇよぉ、ここは研究所、魔法陣の開発が日夜行われている場所だぁ」
ふと、思わず聞きたくなったので聞いてみた
「魔法陣…とは?」
私が聞くと
「なんだ知らねぇのかぁ?魔法陣ってのはなぁ」
「魔導士でなくとも、その陣を描くことで魔導と同じようなことができるものだ、例を挙げると大砲の球なんかに爆裂魔法陣を描くことで爆発する球を科学の力無しで撃てたり、擬似的に火炎放射器を作ったりと色々だな」
「…俺が説明しようとしてたんだがぁ?」
「あぁすまないな」
魔法陣…それがあれば私も魔法が使えるのだろうか…?
「おい、こんなとこで油売ってる場合じゃねぇんだよぉ、早く行くぜぇ」
「着いたぜぇ」
そう言ったその場所は、やけにだだっ広い大広間のような場所だった
「さぁて、今回お前に来てもらったのは他でもねぇ、俺と1発戦ってほしいだけだ」
私は思わず聞いてしまった
「今日は殴り込みに行くのでは?」
そういうとやつはため息をつきながら
「あんなもん、嘘にきまってんだろうがよぉ、まぁそのうち殴り込みはするけどなぁ」
どっちなんだよと私は思った
「いいぜ、やろう、別に退屈しのぎになるならなんでもいいからな」
「お、いいねぇ…んじゃま俺から行かせて貰うわっとぉ!」
と言うと、やつは【部屋】を瞬時に起動させた
「さぁて、お手並み拝見といくかぁ…」
「…【焔】」
奴はほいっと言いながら魔導をいとも容易く消してみせた
「どうしたぁ?そんなもんじゃねぇよなぁ?」
「当たり前だ…【刃】【装備】」
【主人】は拳に【刃】を纏わせて突っ込んだが、またすぐに魔導が消されてしまった
「なんだなんだ全然張り合いがねぇよなぁっぶねぇなぁ!」
【主人】が急激に突っ込んでそのまま普通に殴ろうとしたが、間一髪で避けられたが
「…【消滅】」
【主人】がその魔導をを唱えた瞬間、周りにあったはずの【部屋】が消えていた、というより【主人】が消したように感じた
「【氷槍】」
そのまま間髪入れずに、次の魔導を唱えた、これは見事命中し、やつは倒れ込んだ
「…っ参った参ったぁ~あ~しんどいねぇ~」
と、倒れ込みながらやつが呟いた
「おっけーおっけーだいたいおめぇのことはわかったぜぇ」
「…今ので何がわかるってのよ」
思わず口に出ていた、なんでこんなことを聞いたのか自分でもわからなかった
「…今の一連の流れは本気で命を取りにきてる攻撃ばかりだったからなぁ、おめぇは足でまといにに感じればその隣にいるアンドロイドすらも問答無用でぶっ壊すだろうなぁ、そういうとこが気に入ったぁ、本気で命のやり取りをした相手ってのは信用できるからよぉ」
その通りである、私もやつのことは好きではないというかむしろ嫌いだが、その方がかえって信頼できる、なんせお互いに銃口を向けあっているのだから
「さぁて、そろそろ俺はお暇するかねぇ」
「もういいのか…?」
「あぁ、別に殺し合いしに来た訳じゃねぇからなぁ、また連絡するからよぉ」
そういうとやつは手をヒラヒラさせながら去って行った…何時になったら作戦を始めるのか…
「…帰るぞ」
「は、はい!」
「やっぱり無理かねぇ…」
帰り道、スタスタと歩きながら呟いてみた、やつに貫かれた傷が痛む
「っ…あの野郎ガチでやってきやがった、少しは手加減しろってんだ…」
本気で命を取りにきたとは言ったがああいう決闘には暗黙の了解としてある程度のルールってもんがある、あそこまでガチでやるやつはいねぇ、あのまま続けてたら…俺は死んでただろうなぁ
「つくづくおもしれぇ野郎だなぁ…ハッハってぇなぁ…」
やっぱり狂ってやがるなぁ…あの人の息子とは思えねぇ…皮肉にもそういうとこは父親に似ちまったってことかねぇ…
「これから…楽しませて貰うぜぇ…」
「【主人】?大丈夫なんですか?」
私はさりげなく聞いてみたそしたら
「なんの事だ?」
となんでもないかのように聞き返してきた
「いや、その腕、目立つから隠した方がよろしいのではないでしょうか?」
すると、【主人】は自分の左腕を見ながら
「別に気にすることじゃねぇだろ、どうせこいつらにはなんにもできねぇさ」
と、ほんとに気にしない感じだった…ほんとに大丈夫なのだろうか
「おい、余計なおしゃべりしてんじゃねぇぞぉ目立つからなぁ」
「そう思うなら迎えの何か用意してくれればいいのに…」
私がそうボソッと呟くとやつが後ろを振り向きながら
「なんか言ったかぁ?」
と返してきた、私は何もなかったかのように知らんぷりした
「ついたぜぇ、ここが目的地だぁ」
と、指を刺した方には大きな城があった
「ここは、貴様の城なのか?」
と、聞いたら
「いやぁ違ぇよぉ、ここは研究所、魔法陣の開発が日夜行われている場所だぁ」
ふと、思わず聞きたくなったので聞いてみた
「魔法陣…とは?」
私が聞くと
「なんだ知らねぇのかぁ?魔法陣ってのはなぁ」
「魔導士でなくとも、その陣を描くことで魔導と同じようなことができるものだ、例を挙げると大砲の球なんかに爆裂魔法陣を描くことで爆発する球を科学の力無しで撃てたり、擬似的に火炎放射器を作ったりと色々だな」
「…俺が説明しようとしてたんだがぁ?」
「あぁすまないな」
魔法陣…それがあれば私も魔法が使えるのだろうか…?
「おい、こんなとこで油売ってる場合じゃねぇんだよぉ、早く行くぜぇ」
「着いたぜぇ」
そう言ったその場所は、やけにだだっ広い大広間のような場所だった
「さぁて、今回お前に来てもらったのは他でもねぇ、俺と1発戦ってほしいだけだ」
私は思わず聞いてしまった
「今日は殴り込みに行くのでは?」
そういうとやつはため息をつきながら
「あんなもん、嘘にきまってんだろうがよぉ、まぁそのうち殴り込みはするけどなぁ」
どっちなんだよと私は思った
「いいぜ、やろう、別に退屈しのぎになるならなんでもいいからな」
「お、いいねぇ…んじゃま俺から行かせて貰うわっとぉ!」
と言うと、やつは【部屋】を瞬時に起動させた
「さぁて、お手並み拝見といくかぁ…」
「…【焔】」
奴はほいっと言いながら魔導をいとも容易く消してみせた
「どうしたぁ?そんなもんじゃねぇよなぁ?」
「当たり前だ…【刃】【装備】」
【主人】は拳に【刃】を纏わせて突っ込んだが、またすぐに魔導が消されてしまった
「なんだなんだ全然張り合いがねぇよなぁっぶねぇなぁ!」
【主人】が急激に突っ込んでそのまま普通に殴ろうとしたが、間一髪で避けられたが
「…【消滅】」
【主人】がその魔導をを唱えた瞬間、周りにあったはずの【部屋】が消えていた、というより【主人】が消したように感じた
「【氷槍】」
そのまま間髪入れずに、次の魔導を唱えた、これは見事命中し、やつは倒れ込んだ
「…っ参った参ったぁ~あ~しんどいねぇ~」
と、倒れ込みながらやつが呟いた
「おっけーおっけーだいたいおめぇのことはわかったぜぇ」
「…今ので何がわかるってのよ」
思わず口に出ていた、なんでこんなことを聞いたのか自分でもわからなかった
「…今の一連の流れは本気で命を取りにきてる攻撃ばかりだったからなぁ、おめぇは足でまといにに感じればその隣にいるアンドロイドすらも問答無用でぶっ壊すだろうなぁ、そういうとこが気に入ったぁ、本気で命のやり取りをした相手ってのは信用できるからよぉ」
その通りである、私もやつのことは好きではないというかむしろ嫌いだが、その方がかえって信頼できる、なんせお互いに銃口を向けあっているのだから
「さぁて、そろそろ俺はお暇するかねぇ」
「もういいのか…?」
「あぁ、別に殺し合いしに来た訳じゃねぇからなぁ、また連絡するからよぉ」
そういうとやつは手をヒラヒラさせながら去って行った…何時になったら作戦を始めるのか…
「…帰るぞ」
「は、はい!」
「やっぱり無理かねぇ…」
帰り道、スタスタと歩きながら呟いてみた、やつに貫かれた傷が痛む
「っ…あの野郎ガチでやってきやがった、少しは手加減しろってんだ…」
本気で命を取りにきたとは言ったがああいう決闘には暗黙の了解としてある程度のルールってもんがある、あそこまでガチでやるやつはいねぇ、あのまま続けてたら…俺は死んでただろうなぁ
「つくづくおもしれぇ野郎だなぁ…ハッハってぇなぁ…」
やっぱり狂ってやがるなぁ…あの人の息子とは思えねぇ…皮肉にもそういうとこは父親に似ちまったってことかねぇ…
「これから…楽しませて貰うぜぇ…」
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