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一章〜復讐〜
【第三話】突撃
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事は数日前まで遡る、
「おい、お前たちいい情報が飛び込んで来おったぞ、近々連合会議が行われるらしい」
「なんだ、それ」
「解、連合会議とは【魔法連合】の連合国のトップが一同総勢で集まって半年に一度行なわれる、いわば定例会議のようなものでございます」
リィズが淡々と説明するとヘルクは
「なんでお前は【魔法連合】の事まで詳しいんだよ」
と、睨むような顔でリィズを見つめる、そうすると今度はルズリグルが
「わしが持っとる全てのデータがそいつにイップットされとるからな、その程度の情報ならいくらでも集められる」
「そうかよ、で?それがあるからなんだよ」
「【主人】もう少し理解力を見に付けて下さい」
と、多少呆れながらリィズはこちらを見る、アンドロイドは機械じゃなかったのか
「まぁまぁ、少し二人とも落ち着け、茶でも飲むか?」
「いらねぇ、それにそれは茶じゃねぇ、珈琲だ」
そう言うと、首を傾げながらルズリグルは
「え?あぁそうかそうだったか、まあいい本題に入る、えーとどこまで話したかな?」
俺は呆れため息をつきながら
「連合会議が開かれるってとこまでだ」
俺がそう言うとルズリグルは
「おぉ、ありがとう、それでじゃ、そこにはあの【ロメルス卿】も出席するそうじゃ、数年ぶりにな」
俺はそれを聞いた時どんな顔をしていたであろう、きずいたときにはルズリグルの胸ぐらを掴みながら
「言え!!!その会議は何時だ!!!俺が直接乗り込む!!!」
怒鳴る俺をリィズが咄嗟に
「【主人】!!!落ち着いて下さい!!!」
となだめられていた、俺はそこで落ち着き
「、、、、おう、すまん」
とクッション性のある椅子に座りながら謝罪をする
「あぁ、気にするな、こうなることはわかっておった、それに何かあったら2人がかりで止めるわい」
俺は頭を掻きむしる、おろおろするリィズに向かって
「リィズ、お前もごめんな、ちょっと取り乱し過ぎた」
「いえ、私の仕事は【主人】を止めるのが私の仕事でございますから」
と淡々と説明する、あぁやっぱりこいつも生きてねぇんだな、そう思った俺は少し寂しくなった、がそんなこと気にしてられない、一刻も早くその会議がある日を突き止めなくては、そう思った瞬間
「あぁ、その点に関しては、心配いらん既に検討はついておる、じゃなきゃお前に報告なんてせんわい」
なんで俺の思ったことが分かるんだよ、老いぼれボケじじいが
「老いぼれボケじじいで悪かったな」
聞こえてるし、学習しねぇな俺
「、、、、で?何時なんだよその会議?」
「三日後じゃ」
「、、、、もっと早く言って欲しかったね、そしたらもっと準備が出来たと思うがな」
ため息を吐きながら俺がそう言うと、ルズリグルは
「お前さんには準備なんざ要らんじゃろ、なんせ今回は、わしら2人いや、1人と1機も作戦に加わるんじゃからな」
俺は驚きながら
「お前らも来るのか!?なんで!?」
疑問を投げかけると、2人は当然のような顔で
「当たり前じゃろう、一応取引相手に死なれちゃ困るんじゃ、それに」
そう言うとルズリグルはリィズに目をやりながら
「こいつが悲しむんじゃ、悲しみの感情のデータは取れたこいつはもう悲しむ必要がないやつじゃ」
少し照れた様子でリィズは俯く、本当にアンドロイドか?とやっぱり疑いたくなる
「、、、、そうか、まぁ勝手にしろ」
そう言いながら俺は部屋を後にした
「わからないです」
私は気づいたらそう口に出ていた
「何が、わからんのじゃ」
博士が私にそう聞く、私は俯きながら
「【主人】は考えてる事が全て同じなんです」
博士は頷きながら
「ほう、ではなんと考えているのだ?」
私は顔を上げて話し始めた
「【主人】はいつもこう、なんというかその、なんか辛そうなんです!!!」
自分でも何言ってるのかわからなかった、私はアンドロイドだぞ?こんなあやふやな回答、全然アンドロイドっぽくない、
「そんなの見ればわかる、感情読み取れるのになんでそんなあやふやなんじゃ」
胸に何か突き刺さるような苦しみが襲ってきた、その拍子に間抜けにも変な声が出てしまう
「確かに見ればわかる、だがリィズ苦しみを取ってやれるのはお前しかおらん」
私は顔を上げる
「わしとあやつでは無理じゃ、お前だからいい、」
私は首を傾げながら
「私だからいい?」
そう聞き返すと、博士は
「そうお前だからいい、人間のエゴによって作られたお前ら二人だからいい、あやつにとっては初めての理解者なんだ、ちゃんとサポートしてやってくれ」
そう言われてもわからないものはわからない、だがこんな私でも力になれるなら喜んでなろう、この身は、【主人】の為に
「はい、リィズ了解致しました」
「ここじゃな、相変わらず無駄にでかいのぉ」
ふと俺はルズリグルに
「そういえばなんでここを知ってる、ここは【魔法連合】の総本山だぞ」
そう聞くと、ルズリグルは得意げに
「昔ここにスパイとして潜り込んだことがあっての、その時に間取りは全て覚えておる」
と、よほどそれが自慢なんだろう、終始満面の笑みで話す、と言うかそれより警備体制の方が問題な気がする、一番重要なとこならスパイ入れさせんなよと、思ってしまった
「で、どうするどうやって入るかだが」
とルズリグルが言った、俺はそれに対して
「何言ってんだ、全部ぶっ壊しゃいいだろ」
「同感です、いくら敵の城とはいえ、コソコソ行くのは我々の性に合いません、正面突破がよろしいかと」
「そうだな、コソコソするのは面倒じゃ」
全員の意見がまとまる、この先にあいつがいる、あいつを殺して、母さんとジャックの仇を、
落ち着け、逆上して勝てる相手じゃない、俺はゆっくりと目を開ける
「行くぞ、突撃だ」
最後の戦が始まる
「おい、お前たちいい情報が飛び込んで来おったぞ、近々連合会議が行われるらしい」
「なんだ、それ」
「解、連合会議とは【魔法連合】の連合国のトップが一同総勢で集まって半年に一度行なわれる、いわば定例会議のようなものでございます」
リィズが淡々と説明するとヘルクは
「なんでお前は【魔法連合】の事まで詳しいんだよ」
と、睨むような顔でリィズを見つめる、そうすると今度はルズリグルが
「わしが持っとる全てのデータがそいつにイップットされとるからな、その程度の情報ならいくらでも集められる」
「そうかよ、で?それがあるからなんだよ」
「【主人】もう少し理解力を見に付けて下さい」
と、多少呆れながらリィズはこちらを見る、アンドロイドは機械じゃなかったのか
「まぁまぁ、少し二人とも落ち着け、茶でも飲むか?」
「いらねぇ、それにそれは茶じゃねぇ、珈琲だ」
そう言うと、首を傾げながらルズリグルは
「え?あぁそうかそうだったか、まあいい本題に入る、えーとどこまで話したかな?」
俺は呆れため息をつきながら
「連合会議が開かれるってとこまでだ」
俺がそう言うとルズリグルは
「おぉ、ありがとう、それでじゃ、そこにはあの【ロメルス卿】も出席するそうじゃ、数年ぶりにな」
俺はそれを聞いた時どんな顔をしていたであろう、きずいたときにはルズリグルの胸ぐらを掴みながら
「言え!!!その会議は何時だ!!!俺が直接乗り込む!!!」
怒鳴る俺をリィズが咄嗟に
「【主人】!!!落ち着いて下さい!!!」
となだめられていた、俺はそこで落ち着き
「、、、、おう、すまん」
とクッション性のある椅子に座りながら謝罪をする
「あぁ、気にするな、こうなることはわかっておった、それに何かあったら2人がかりで止めるわい」
俺は頭を掻きむしる、おろおろするリィズに向かって
「リィズ、お前もごめんな、ちょっと取り乱し過ぎた」
「いえ、私の仕事は【主人】を止めるのが私の仕事でございますから」
と淡々と説明する、あぁやっぱりこいつも生きてねぇんだな、そう思った俺は少し寂しくなった、がそんなこと気にしてられない、一刻も早くその会議がある日を突き止めなくては、そう思った瞬間
「あぁ、その点に関しては、心配いらん既に検討はついておる、じゃなきゃお前に報告なんてせんわい」
なんで俺の思ったことが分かるんだよ、老いぼれボケじじいが
「老いぼれボケじじいで悪かったな」
聞こえてるし、学習しねぇな俺
「、、、、で?何時なんだよその会議?」
「三日後じゃ」
「、、、、もっと早く言って欲しかったね、そしたらもっと準備が出来たと思うがな」
ため息を吐きながら俺がそう言うと、ルズリグルは
「お前さんには準備なんざ要らんじゃろ、なんせ今回は、わしら2人いや、1人と1機も作戦に加わるんじゃからな」
俺は驚きながら
「お前らも来るのか!?なんで!?」
疑問を投げかけると、2人は当然のような顔で
「当たり前じゃろう、一応取引相手に死なれちゃ困るんじゃ、それに」
そう言うとルズリグルはリィズに目をやりながら
「こいつが悲しむんじゃ、悲しみの感情のデータは取れたこいつはもう悲しむ必要がないやつじゃ」
少し照れた様子でリィズは俯く、本当にアンドロイドか?とやっぱり疑いたくなる
「、、、、そうか、まぁ勝手にしろ」
そう言いながら俺は部屋を後にした
「わからないです」
私は気づいたらそう口に出ていた
「何が、わからんのじゃ」
博士が私にそう聞く、私は俯きながら
「【主人】は考えてる事が全て同じなんです」
博士は頷きながら
「ほう、ではなんと考えているのだ?」
私は顔を上げて話し始めた
「【主人】はいつもこう、なんというかその、なんか辛そうなんです!!!」
自分でも何言ってるのかわからなかった、私はアンドロイドだぞ?こんなあやふやな回答、全然アンドロイドっぽくない、
「そんなの見ればわかる、感情読み取れるのになんでそんなあやふやなんじゃ」
胸に何か突き刺さるような苦しみが襲ってきた、その拍子に間抜けにも変な声が出てしまう
「確かに見ればわかる、だがリィズ苦しみを取ってやれるのはお前しかおらん」
私は顔を上げる
「わしとあやつでは無理じゃ、お前だからいい、」
私は首を傾げながら
「私だからいい?」
そう聞き返すと、博士は
「そうお前だからいい、人間のエゴによって作られたお前ら二人だからいい、あやつにとっては初めての理解者なんだ、ちゃんとサポートしてやってくれ」
そう言われてもわからないものはわからない、だがこんな私でも力になれるなら喜んでなろう、この身は、【主人】の為に
「はい、リィズ了解致しました」
「ここじゃな、相変わらず無駄にでかいのぉ」
ふと俺はルズリグルに
「そういえばなんでここを知ってる、ここは【魔法連合】の総本山だぞ」
そう聞くと、ルズリグルは得意げに
「昔ここにスパイとして潜り込んだことがあっての、その時に間取りは全て覚えておる」
と、よほどそれが自慢なんだろう、終始満面の笑みで話す、と言うかそれより警備体制の方が問題な気がする、一番重要なとこならスパイ入れさせんなよと、思ってしまった
「で、どうするどうやって入るかだが」
とルズリグルが言った、俺はそれに対して
「何言ってんだ、全部ぶっ壊しゃいいだろ」
「同感です、いくら敵の城とはいえ、コソコソ行くのは我々の性に合いません、正面突破がよろしいかと」
「そうだな、コソコソするのは面倒じゃ」
全員の意見がまとまる、この先にあいつがいる、あいつを殺して、母さんとジャックの仇を、
落ち着け、逆上して勝てる相手じゃない、俺はゆっくりと目を開ける
「行くぞ、突撃だ」
最後の戦が始まる
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