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序章〜終わり、そして始まり〜
【第一話】マリア=ニーナという女
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「ふー、慣れない仕事をやると疲れるわねー、」
そう愚痴をこぼしながら私は、背伸びをして、よいしょという掛け声を発しながら【小麦】でいっぱいになった籠を背負い村長の元へ歩いて行った。
「ぉーい、マリア様ぁ、」
住民の声がする方へ私は首を向けながら、
「どーもー、いつもご苦労さまですー」
と声をかける、
ここに来てからというもの、前に比べて私はとても充実していた、昔私は【中央都市ギルム】の近衛兵の隊長をしていた、そこで見たのは汚い人間同士の醜い争いだけだった、子供達の目からは光が消え得をしているのは自分の立場にのさばってふんぞり返っている【魔法連合】のお偉い様方だけだ、私はそんなことに嫌気が差して、この遠く離れた【ノーヴァリア】に引越してきたのだった
「そーんちょー、ここ置いとくね~」
「あぁ、マリア様すみませんこんな仕事まで引き受けて下さって、ありがとうございます。」
そう言いながら、大量の髭をはやしT字の杖を持ちながら、椅子に座る70代後半くらいのおじいちゃんが、わざわざ座っていた椅子から立ち上がってお辞儀をしようとしたので
「いーよいーよ、気にしないで、ギルムから追放されたあたしをわざわざ拾ってくれたんだから、これくらい大したことないって~頭上げてよ~」
「いやぁ、仮にもこの【魔法連合】を救って頂いた英雄でございますから、こんな雑用みたいなことさせてはバチが当たるというもんですわ」
と、村長はまた頭を下げお辞儀をする
「よしてよ、そんな立派なもんじゃないって、あたし別に平和のためにやったわけじゃないんだし、それにあれは元あった物を勝手に直しただけだから、誰でもできるようなもんだから、そんなにかしこまられてもこっちが調子くるっちゃうよ。」
と、私が言うと村長が訝しげに顔を上げながら
「…前から思ってはいたのですが、なぜ【マジック】を創られたので?」
と、聞いてきた私が目線を逸らそうとするとさらに距離を詰めてくる
「やっぱ、気になる?」
「気になりますな。」
「あんま言いたくないんだけどね、
単に呆れただけだって言っても信じてくれないんでしょ。」
「そりゃそうでしょうな、呆れただけならあんなもの作らんでこっちに逃げて来ればいいですからな。」
(これは冗談言っても通せなさそうだな…しゃーない言うか…)
「つまんないよ?」
と、置いてあった椅子に座り背もたれに寄りかかりながらそう言った
「別に構いませぬ、わしゃあマリア様の過去が知りたいだけでございますからのぉ、自身の昔話なぞつまらないものですじゃ、最初から面白いなどとは期待しておりませぬよ」
「…それもどうかと思うけど」
「ほっほっほ、確かにそうですな」
「はぁ…わかったよ、でもほんとにつまんないからね?」
ため息まじりに私は昔のことを話始めた…
「昔さ、あたし信用出来る人ってのがいなかったのさ、両親は金のためだーとか言ってまだ五つのあたし捨てて、、、、拾ってくれた人にもそりゃあさ最初は感謝したさ、でもすぐにあたしを毎日毎日殴る蹴るの暴力三昧さ、それでも人並みに世間は見てきてるからかっこいいって思うものもあって憧れってのもがあってそれが近衛兵でそれになりたいって思って訓練所に入って真面目に訓練してたわけよ、そしたら生意気だーとか言って虐められるしさそんときは自分何のために生きてんだろって思ってた時期もあったわけよ、でもあたしむちゃくちゃ負けず嫌いでさこの世界に腹が立ったわけよ、絶対歴史に名を残して見返してやるって、そう思ってた、でも地位が上になっても結局は同じ汚い大人の手足ってわけ、でそれにも腹が立ってこんな世界変えてやるって思って創ったのが【魔法核】ってわけ、これで満足?」
「、、、、え、それだけ?」
「そうだけど」
「、、、、えと、つまり要は気に食わなかったから全部変えてやるってことですよね」
私は黙って首を縦に降った
そうしたら村長が急に声を荒らげて笑いだした。
「な、なによ」
「いやぁ、すみませんそんなガキ大将みたいな理由だとは思わずつい、、、、」
そう言いながらまた笑いだした、
「いや、そんな笑うかぁふつー」
「いやぁすみません、まあでも今日は畑仕事して疲れたでしょうひとまず今日は帰りんさい」
(、、、、このやろう、わざとらしく話題変えやがって、、、、まぁでも疲れたのは事実だし今日の所はお暇しますか、)
そう思いながら席をたちそれじゃ、と言いながら不服そうに愚痴をたれしながら自宅へ歩いて行った。
自宅に着きベッドに寝転がり改めてここに来てからのことを思い出すと前までの日々が嘘のように幸せだった、
(このまま幸せが続けばいいなぁ)
そう思いながら私は瞼を閉じ静かに眠った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『目標を確認これから突入するボスに連絡をオーバー』
『了解、今すぐ向かう』
『こっこれは!!ボス!!すみません、予定通りこれから奴の捕獲及び村人の抹さ』
『その必要はないこの俺直々に出向いてやるそのまま待機だ』
『はっ!!失礼します!!ボス!!』
『、、、、待っていろ、、、、マリア=ニーナよ』
そう愚痴をこぼしながら私は、背伸びをして、よいしょという掛け声を発しながら【小麦】でいっぱいになった籠を背負い村長の元へ歩いて行った。
「ぉーい、マリア様ぁ、」
住民の声がする方へ私は首を向けながら、
「どーもー、いつもご苦労さまですー」
と声をかける、
ここに来てからというもの、前に比べて私はとても充実していた、昔私は【中央都市ギルム】の近衛兵の隊長をしていた、そこで見たのは汚い人間同士の醜い争いだけだった、子供達の目からは光が消え得をしているのは自分の立場にのさばってふんぞり返っている【魔法連合】のお偉い様方だけだ、私はそんなことに嫌気が差して、この遠く離れた【ノーヴァリア】に引越してきたのだった
「そーんちょー、ここ置いとくね~」
「あぁ、マリア様すみませんこんな仕事まで引き受けて下さって、ありがとうございます。」
そう言いながら、大量の髭をはやしT字の杖を持ちながら、椅子に座る70代後半くらいのおじいちゃんが、わざわざ座っていた椅子から立ち上がってお辞儀をしようとしたので
「いーよいーよ、気にしないで、ギルムから追放されたあたしをわざわざ拾ってくれたんだから、これくらい大したことないって~頭上げてよ~」
「いやぁ、仮にもこの【魔法連合】を救って頂いた英雄でございますから、こんな雑用みたいなことさせてはバチが当たるというもんですわ」
と、村長はまた頭を下げお辞儀をする
「よしてよ、そんな立派なもんじゃないって、あたし別に平和のためにやったわけじゃないんだし、それにあれは元あった物を勝手に直しただけだから、誰でもできるようなもんだから、そんなにかしこまられてもこっちが調子くるっちゃうよ。」
と、私が言うと村長が訝しげに顔を上げながら
「…前から思ってはいたのですが、なぜ【マジック】を創られたので?」
と、聞いてきた私が目線を逸らそうとするとさらに距離を詰めてくる
「やっぱ、気になる?」
「気になりますな。」
「あんま言いたくないんだけどね、
単に呆れただけだって言っても信じてくれないんでしょ。」
「そりゃそうでしょうな、呆れただけならあんなもの作らんでこっちに逃げて来ればいいですからな。」
(これは冗談言っても通せなさそうだな…しゃーない言うか…)
「つまんないよ?」
と、置いてあった椅子に座り背もたれに寄りかかりながらそう言った
「別に構いませぬ、わしゃあマリア様の過去が知りたいだけでございますからのぉ、自身の昔話なぞつまらないものですじゃ、最初から面白いなどとは期待しておりませぬよ」
「…それもどうかと思うけど」
「ほっほっほ、確かにそうですな」
「はぁ…わかったよ、でもほんとにつまんないからね?」
ため息まじりに私は昔のことを話始めた…
「昔さ、あたし信用出来る人ってのがいなかったのさ、両親は金のためだーとか言ってまだ五つのあたし捨てて、、、、拾ってくれた人にもそりゃあさ最初は感謝したさ、でもすぐにあたしを毎日毎日殴る蹴るの暴力三昧さ、それでも人並みに世間は見てきてるからかっこいいって思うものもあって憧れってのもがあってそれが近衛兵でそれになりたいって思って訓練所に入って真面目に訓練してたわけよ、そしたら生意気だーとか言って虐められるしさそんときは自分何のために生きてんだろって思ってた時期もあったわけよ、でもあたしむちゃくちゃ負けず嫌いでさこの世界に腹が立ったわけよ、絶対歴史に名を残して見返してやるって、そう思ってた、でも地位が上になっても結局は同じ汚い大人の手足ってわけ、でそれにも腹が立ってこんな世界変えてやるって思って創ったのが【魔法核】ってわけ、これで満足?」
「、、、、え、それだけ?」
「そうだけど」
「、、、、えと、つまり要は気に食わなかったから全部変えてやるってことですよね」
私は黙って首を縦に降った
そうしたら村長が急に声を荒らげて笑いだした。
「な、なによ」
「いやぁ、すみませんそんなガキ大将みたいな理由だとは思わずつい、、、、」
そう言いながらまた笑いだした、
「いや、そんな笑うかぁふつー」
「いやぁすみません、まあでも今日は畑仕事して疲れたでしょうひとまず今日は帰りんさい」
(、、、、このやろう、わざとらしく話題変えやがって、、、、まぁでも疲れたのは事実だし今日の所はお暇しますか、)
そう思いながら席をたちそれじゃ、と言いながら不服そうに愚痴をたれしながら自宅へ歩いて行った。
自宅に着きベッドに寝転がり改めてここに来てからのことを思い出すと前までの日々が嘘のように幸せだった、
(このまま幸せが続けばいいなぁ)
そう思いながら私は瞼を閉じ静かに眠った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『目標を確認これから突入するボスに連絡をオーバー』
『了解、今すぐ向かう』
『こっこれは!!ボス!!すみません、予定通りこれから奴の捕獲及び村人の抹さ』
『その必要はないこの俺直々に出向いてやるそのまま待機だ』
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