41 / 133
41.手土産
しおりを挟む
41.手土産
「いつもの麻婆豆腐グループさんが、何かの討伐に成功したからパーティーに来ない?って」
「行ったら良いのではないでしょうか?」
「まあそうだよね。王都西側って書いてるけど、その近くに行くことってできる?」
「出来ますよ。日時は……3日後ですね。クランの場所までは分かりませんので詳細を聞いておくことをお勧めします」
「OK! 聞いておくよ。あと、スピカちゃんも行くよって言っとかないとね」
この世界に来てから初めて人間に会うんだ。楽しみ。
「普通、こういうパーティーとか行く時って手土産持って行くよね?」
「持って行くこともあるでしょうね」
「若干期待されてる気がしない?」
「……アカリさまは料理が得意だと知れ渡っているでしょうから、何かあるかも、とは思われているかもしれませんね」
「と、いうことで~、パーティーに持って行く料理を考えようのコーナー!
実は何をしているのかちゃんと知らないけど、戦闘職クランだってことは分かってる。つまり、多分ガテン系お兄さんの集まりだと思う」
「不確定な情報ばかりですね」
「仕方ないよ。特に聞く気も必要も無かったから。
ガテン系お兄さんが好きそうなものと言えば、肉。そして、揚げ物。この辺だと思う。私の偏見だけど。
作るものは、トンカツか串カツか唐揚げ、この辺かな? ……やっぱり串カツはめんどくさいからやめよ」
「どれも聞いた事のない食べ物ですね」
「あれ、揚げ物って無いの?」
「素材と油で揚げ物にはなりますが、カツと言うものはありませんね」
「なるほど、素揚げしかないのね。じゃあ作ってみよう~!」
充実した冷蔵庫の中にはカツに要る物全部揃ってた。ベガさんありがとう。
そして、必要そうなものを良い感じの量ずつ入れてスキル発動!
そうして出来た完成品がこちら。
《トンカツ》★★★
効果:吹き飛ばし耐性+19
素材:豚肉★、卵★、油★、小麦粉★、パン粉★、塩★、胡椒★
道具:フライパン、フライヤー
スキル:料理
「めっちゃ美味しそう~! 効果も付いたし★★★だし、良い感じだよね」
「そうですね」
「じゃあ、次は鶏の唐揚げだね」
《鶏の唐揚げ》★★★
効果:飛行特攻+14
素材:鶏もも★、片栗粉★、薄力粉★、卵★、油★、にんにく★、しょうが★、酒★、醤油★
「よしよし、効果も付いたし、いいんじゃない?」
「いつもの麻婆豆腐グループさんが、何かの討伐に成功したからパーティーに来ない?って」
「行ったら良いのではないでしょうか?」
「まあそうだよね。王都西側って書いてるけど、その近くに行くことってできる?」
「出来ますよ。日時は……3日後ですね。クランの場所までは分かりませんので詳細を聞いておくことをお勧めします」
「OK! 聞いておくよ。あと、スピカちゃんも行くよって言っとかないとね」
この世界に来てから初めて人間に会うんだ。楽しみ。
「普通、こういうパーティーとか行く時って手土産持って行くよね?」
「持って行くこともあるでしょうね」
「若干期待されてる気がしない?」
「……アカリさまは料理が得意だと知れ渡っているでしょうから、何かあるかも、とは思われているかもしれませんね」
「と、いうことで~、パーティーに持って行く料理を考えようのコーナー!
実は何をしているのかちゃんと知らないけど、戦闘職クランだってことは分かってる。つまり、多分ガテン系お兄さんの集まりだと思う」
「不確定な情報ばかりですね」
「仕方ないよ。特に聞く気も必要も無かったから。
ガテン系お兄さんが好きそうなものと言えば、肉。そして、揚げ物。この辺だと思う。私の偏見だけど。
作るものは、トンカツか串カツか唐揚げ、この辺かな? ……やっぱり串カツはめんどくさいからやめよ」
「どれも聞いた事のない食べ物ですね」
「あれ、揚げ物って無いの?」
「素材と油で揚げ物にはなりますが、カツと言うものはありませんね」
「なるほど、素揚げしかないのね。じゃあ作ってみよう~!」
充実した冷蔵庫の中にはカツに要る物全部揃ってた。ベガさんありがとう。
そして、必要そうなものを良い感じの量ずつ入れてスキル発動!
そうして出来た完成品がこちら。
《トンカツ》★★★
効果:吹き飛ばし耐性+19
素材:豚肉★、卵★、油★、小麦粉★、パン粉★、塩★、胡椒★
道具:フライパン、フライヤー
スキル:料理
「めっちゃ美味しそう~! 効果も付いたし★★★だし、良い感じだよね」
「そうですね」
「じゃあ、次は鶏の唐揚げだね」
《鶏の唐揚げ》★★★
効果:飛行特攻+14
素材:鶏もも★、片栗粉★、薄力粉★、卵★、油★、にんにく★、しょうが★、酒★、醤油★
「よしよし、効果も付いたし、いいんじゃない?」
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ダンジョンが現れてからジョブが『死神』になって無双状態 ~視線だけで人は殺せます~
十本スイ
ファンタジー
現実世界が突然ダンジョン化した。大型ショッピングモールにいた主人公――鈴町太羽(すずまちたいは)の目の前には、ファンタジーにしか棲息していないはずのドラゴンが現れる。次々と人が殺されていく中、追い詰められた太羽は、ドラゴンを視線だけで殺してしまう。そして気づく。この世界は突如変貌し、ステータスを持った人種が現れたことを。太羽もまた、ユニークなジョブである『死神』を有していた。そのスキル――《死眼》は、視線だけで対象物を死滅させる能力を持っていたのである。しかし太羽は、世界を救うつもりも、変えるつもりもなく、もらったスキルや〝ショップ機能〟などを駆使して楽しく過ごしていくつもりだ。ただそんな中、通っていた大学に足を延ばした際に、ぼっち同士で気が合った先輩――愛葉(あいば)こまちが図書館で生活しているところに出くわす。そこから彼女と一緒にギルドを作り、パーティで活動していくことになる。だがそこへ、高校時代に出会った後輩である姫宮小色(ひめみやこいろ)とも遭遇し、太羽の生活は一気に賑やかになっていく。ただそれでも太羽の信念は変わらない。世界が、環境が、どのように変わったところで、自分はのんびりスローライフをエンジョイするために行動する。そして気が向けば、まったりと旅をするのもいい。この変わり果てた世界で、太羽はいつか叶える夢のために今を奔走していくのである。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる