24 / 40
青年時代
18
しおりを挟む
ヴァンは、王都セピアの大通りにあるレストランの料理人として働いてる男だった。
──どうしてそんな男を監視するのか?
とシオンは思った。
「お嬢様は戦力になるといったが、彼はただの料理人だぞ?」
レストラン街の路地裏で、シオンは独りごちる。
窓の外から厨房をのぞいていた。ヴァンが鍋を片手に鍋を振るっている。火のかかる鍋を見つめたシオンは、ふと過去のことを思いだす。
火は、焚き火を連想させるのだ。
静寂な闇のなか、深い山奥で焚かれる温かい炎……。
それは修行時代、シオンは山のなかで暮らしていた。師匠が建てた古屋、ゆれる焚き火、焼ける獣の肉、もくもくと立ち昇る煙がきらめく星々と溶け合って眠りにつき……。
朝陽を迎える。
少年シオンは、繁みに隠れて魔物に狙いをつけていた。
そして、一発で狩る。
そんなことばかりをしていた幼少期だった。
両親を失ったシオンは執事としてアルティーク家に迎えられたが、まだ八歳の子ども。できる仕事は掃除することしかなかったのだが、そんなある日、アイゼン伯爵から山で修行するように命じられた。
連れていってくれたのは見知らぬ老人。最初は怖い人物だと思った。いや、今でも怒ると怖い。
そんな老人は、じつは剣の達人で、シオンの師匠となった。
そしてシオンは徹底的に鍛えられた。片腕のない少年は、谷に突き飛ばされたり、魔物に囲まれたりと、地獄を味わうことになるが、両親を亡くしている彼の心は逆境になればなるほど、熱く燃え上がった。その心は紅蓮の炎のように、業火に焼くように。
──もう二度と、大切な人が殺される光景は見たくない。
「いつかドラゴンを倒したいです、師匠」
片腕の少年の声に対して、白い髭を触る老人は、うむ、と頷いた。
「では武器がいるな、片腕でも扱える武器が……」
そう老人はいうと一振りのレイピアをシオンに渡した。とても軽くて細い剣だと少年は率直に思った。訝しんで、こんなもので強い魔物が倒せるのかよ、とも。
老人は笑いながら、お手本を見せた。
草場の繁みに身を隠し、わざと口笛を吹いた。その音はまるで小動物の泣く声。すると、ぴくりと反応した魔物が誘いだされる。ゆっくりと歩み寄って来て、そして……。
グスッ!
細長い金属、レイピアが魔物の胸を突いていた。
つまり、そこには心臓があるわけで、一瞬でレイピアを抜くと、つぅー、と魔物の胸から鮮血が滴る。恐ろしく鋭い殺傷に、死神が降りてきて笑う。
魔物はオークと呼ばれる邪鬼で、その牙を王都の一番に持っていって売れば、庶民一月分ほどの稼ぎになる。そこまで老人は説明すると、さあ、やってみろ、と銀色に輝くレイピアを少年シオンに渡すのだった。そのときの老人の笑顔を、青年になったシオンは今でも忘れない。いや、忘れることなどできやしない。
「師匠、あなたの教えは、いま、すごく役にたっていますよ」
しばらくすると、ヴァンの仕事が終わった。
お疲れ様でした、といった料理人は帽子をとり、白衣を脱ぐと店をでた。とぼとぼと歩くその姿は、いつものみすぼらしい彼に戻っていた。悲しみに満ちた丸くなった背中、絶望感を漂わせ、往来する人々のなかで歩くカップルをにらみつける。
他人の幸せが、妬ましいのだろう。
ふいにヴァンは店先の窓ガラスに映る自分の姿を見つめた。
穴の空いたズボン、ぺらぺらのポケットが半分取れた黒いジャケットを着ている男。幸せという運命に見捨てられた不幸な男。そんな彼の姿は何だか笑っているカラスのように、シオンには見えた。
「クククク……」
とヴァンは自嘲気味に笑った。
癖のある赤毛の頭を掻きむしると歩きだす。向かう先は王都のなかの居住区。外壁の角に隠れるシオンは顔を出しながら、彼を追跡していた。
時刻は夕方。
頭上からカラスの歌が聞こえ、ヴァンは茜空を仰ぐ。
人気のない路地裏、街の中心にある背の高い時計塔が鐘が鳴り、ゴーンゴーンと日没を告げている。沈むように溶けていく夕日の光り、のっぽの時計塔から落とされた黒い影がヴァンを覆う。
すると、そのとき。
ぞろぞろと聖騎士たちが現れ、ヴァンを取り囲んだ。
「なんだ……あんたら?」
そう質問するヴァンはひどく狼狽えた。
先日、王宮を襲撃したばかり。騎士たちは自分を罰を与えるため現れたに決まっている。血相を変えたヴァンは腰を低くすると、一気に駆けだした。
しかし、聖騎士の鋭い剣が彼の目の前に振り下ろされ、一瞬にしてヴァンは膝から崩れ落ちる。とっさにジャケットの内側に入れた手には財布しか握れない。ブロンズダガーは家に置いてきてしまっていた。
くそ、なんでこんなときに限って……と、彼は後悔している様子だったが、もはやそんなことを憂うべきではない。それよりも死を覚悟するほどの戦慄を抱くべきだった。やがて彼は、これから自分の身に起きることが、殺戮に満ちた死と直結するようなことが起きるのではないか? と、うすうすと感じられ、身が震え、ただ立ちすくんだ。
これが俺の運命なのか?
ヴァンは、そう言わんばかりの悲愴にくれた顔を浮かべ、残酷な運命からあがらう逃走本能から、とっさに口を滑らせる。
「だれかっ! 助けてくれーーー!
ヴァンの魂の叫びを聞いた聖騎士たちは、ふふ、と苦笑した。
わざわざ人気のない路地裏で待ち伏せをしていたので周辺には猫一匹いない。それに何よりもヴァンは勘違いをしている。助けを求めること自体が間違っている。
聖騎士こそが正義なのだ。
第三者から見れば、悪人はヴァンなのである。
じっさいは違うが、これが現実だ。
騎士団長ギルバードは、眉間に皺を寄せながら、
「連れていくぞ……」
と、渋い声で部下を命令した。
ヴァンはあっけなく身体を縄にかけられ連行されていく、その足取りは重く、まるで大きな亀を引っ張っているようだ。
その光景をシオンは外壁の角から、ちらと顔だけ出して見ていた。
と同時に、助けようかな、と思っていたが、自分の判断で動くのは、お嬢様から禁止されているので頭を悩ませていた。
「……くそっ、とにかくお嬢様に報告をしよう」
シオンは夕焼けが燃える王都セピアを駆けていく。
馬鹿馬鹿しいが、どうしようもなく笑いが込みあげる。
また、お嬢様とともに行動ができるぞ……。
そんなことを考えながら、風のように疾走していた。
──どうしてそんな男を監視するのか?
とシオンは思った。
「お嬢様は戦力になるといったが、彼はただの料理人だぞ?」
レストラン街の路地裏で、シオンは独りごちる。
窓の外から厨房をのぞいていた。ヴァンが鍋を片手に鍋を振るっている。火のかかる鍋を見つめたシオンは、ふと過去のことを思いだす。
火は、焚き火を連想させるのだ。
静寂な闇のなか、深い山奥で焚かれる温かい炎……。
それは修行時代、シオンは山のなかで暮らしていた。師匠が建てた古屋、ゆれる焚き火、焼ける獣の肉、もくもくと立ち昇る煙がきらめく星々と溶け合って眠りにつき……。
朝陽を迎える。
少年シオンは、繁みに隠れて魔物に狙いをつけていた。
そして、一発で狩る。
そんなことばかりをしていた幼少期だった。
両親を失ったシオンは執事としてアルティーク家に迎えられたが、まだ八歳の子ども。できる仕事は掃除することしかなかったのだが、そんなある日、アイゼン伯爵から山で修行するように命じられた。
連れていってくれたのは見知らぬ老人。最初は怖い人物だと思った。いや、今でも怒ると怖い。
そんな老人は、じつは剣の達人で、シオンの師匠となった。
そしてシオンは徹底的に鍛えられた。片腕のない少年は、谷に突き飛ばされたり、魔物に囲まれたりと、地獄を味わうことになるが、両親を亡くしている彼の心は逆境になればなるほど、熱く燃え上がった。その心は紅蓮の炎のように、業火に焼くように。
──もう二度と、大切な人が殺される光景は見たくない。
「いつかドラゴンを倒したいです、師匠」
片腕の少年の声に対して、白い髭を触る老人は、うむ、と頷いた。
「では武器がいるな、片腕でも扱える武器が……」
そう老人はいうと一振りのレイピアをシオンに渡した。とても軽くて細い剣だと少年は率直に思った。訝しんで、こんなもので強い魔物が倒せるのかよ、とも。
老人は笑いながら、お手本を見せた。
草場の繁みに身を隠し、わざと口笛を吹いた。その音はまるで小動物の泣く声。すると、ぴくりと反応した魔物が誘いだされる。ゆっくりと歩み寄って来て、そして……。
グスッ!
細長い金属、レイピアが魔物の胸を突いていた。
つまり、そこには心臓があるわけで、一瞬でレイピアを抜くと、つぅー、と魔物の胸から鮮血が滴る。恐ろしく鋭い殺傷に、死神が降りてきて笑う。
魔物はオークと呼ばれる邪鬼で、その牙を王都の一番に持っていって売れば、庶民一月分ほどの稼ぎになる。そこまで老人は説明すると、さあ、やってみろ、と銀色に輝くレイピアを少年シオンに渡すのだった。そのときの老人の笑顔を、青年になったシオンは今でも忘れない。いや、忘れることなどできやしない。
「師匠、あなたの教えは、いま、すごく役にたっていますよ」
しばらくすると、ヴァンの仕事が終わった。
お疲れ様でした、といった料理人は帽子をとり、白衣を脱ぐと店をでた。とぼとぼと歩くその姿は、いつものみすぼらしい彼に戻っていた。悲しみに満ちた丸くなった背中、絶望感を漂わせ、往来する人々のなかで歩くカップルをにらみつける。
他人の幸せが、妬ましいのだろう。
ふいにヴァンは店先の窓ガラスに映る自分の姿を見つめた。
穴の空いたズボン、ぺらぺらのポケットが半分取れた黒いジャケットを着ている男。幸せという運命に見捨てられた不幸な男。そんな彼の姿は何だか笑っているカラスのように、シオンには見えた。
「クククク……」
とヴァンは自嘲気味に笑った。
癖のある赤毛の頭を掻きむしると歩きだす。向かう先は王都のなかの居住区。外壁の角に隠れるシオンは顔を出しながら、彼を追跡していた。
時刻は夕方。
頭上からカラスの歌が聞こえ、ヴァンは茜空を仰ぐ。
人気のない路地裏、街の中心にある背の高い時計塔が鐘が鳴り、ゴーンゴーンと日没を告げている。沈むように溶けていく夕日の光り、のっぽの時計塔から落とされた黒い影がヴァンを覆う。
すると、そのとき。
ぞろぞろと聖騎士たちが現れ、ヴァンを取り囲んだ。
「なんだ……あんたら?」
そう質問するヴァンはひどく狼狽えた。
先日、王宮を襲撃したばかり。騎士たちは自分を罰を与えるため現れたに決まっている。血相を変えたヴァンは腰を低くすると、一気に駆けだした。
しかし、聖騎士の鋭い剣が彼の目の前に振り下ろされ、一瞬にしてヴァンは膝から崩れ落ちる。とっさにジャケットの内側に入れた手には財布しか握れない。ブロンズダガーは家に置いてきてしまっていた。
くそ、なんでこんなときに限って……と、彼は後悔している様子だったが、もはやそんなことを憂うべきではない。それよりも死を覚悟するほどの戦慄を抱くべきだった。やがて彼は、これから自分の身に起きることが、殺戮に満ちた死と直結するようなことが起きるのではないか? と、うすうすと感じられ、身が震え、ただ立ちすくんだ。
これが俺の運命なのか?
ヴァンは、そう言わんばかりの悲愴にくれた顔を浮かべ、残酷な運命からあがらう逃走本能から、とっさに口を滑らせる。
「だれかっ! 助けてくれーーー!
ヴァンの魂の叫びを聞いた聖騎士たちは、ふふ、と苦笑した。
わざわざ人気のない路地裏で待ち伏せをしていたので周辺には猫一匹いない。それに何よりもヴァンは勘違いをしている。助けを求めること自体が間違っている。
聖騎士こそが正義なのだ。
第三者から見れば、悪人はヴァンなのである。
じっさいは違うが、これが現実だ。
騎士団長ギルバードは、眉間に皺を寄せながら、
「連れていくぞ……」
と、渋い声で部下を命令した。
ヴァンはあっけなく身体を縄にかけられ連行されていく、その足取りは重く、まるで大きな亀を引っ張っているようだ。
その光景をシオンは外壁の角から、ちらと顔だけ出して見ていた。
と同時に、助けようかな、と思っていたが、自分の判断で動くのは、お嬢様から禁止されているので頭を悩ませていた。
「……くそっ、とにかくお嬢様に報告をしよう」
シオンは夕焼けが燃える王都セピアを駆けていく。
馬鹿馬鹿しいが、どうしようもなく笑いが込みあげる。
また、お嬢様とともに行動ができるぞ……。
そんなことを考えながら、風のように疾走していた。
1
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
【完結】お義父様と義弟の溺愛が凄すぎる件
百合蝶
恋愛
お母様の再婚でロバーニ・サクチュアリ伯爵の義娘になったアリサ(8歳)。
そこには2歳年下のアレク(6歳)がいた。
いつもツンツンしていて、愛想が悪いが(実話・・・アリサをーーー。)
それに引き替え、ロバーニ義父様はとても、いや異常にアリサに構いたがる!
いいんだけど触りすぎ。
お母様も呆れからの憎しみも・・・
溺愛義父様とツンツンアレクに愛されるアリサ。
デビュタントからアリサを気になる、アイザック殿下が現れーーーーー。
アリサはの気持ちは・・・。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【R18】婚約破棄に失敗したら王子が夜這いにやってきました
ミチル
恋愛
婚約者である第一王子ルイスとの婚約破棄に晴れて失敗してしまったリリー。しばらく王宮で過ごすことになり夜眠っているリリーは、ふと違和感を覚えた。(なにかしら……何かふわふわしてて気持ちいい……) 次第に浮上する意識に、ベッドの中に誰かがいることに気づいて叫ぼうとしたけれど、口を塞がれてしまった。
リリーのベッドに忍び込んでいたのは婚約破棄しそこなったばかりのルイスだった。そしてルイスはとんでもないこと言い出す。『夜這いに来ただけさ』
R15で連載している『婚約破棄の条件は王子付きの騎士で側から離してもらえません』の【R18】番外になります。3~5話くらいで簡潔予定です。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
腹黒王子は、食べ頃を待っている
月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる