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下巻

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ヤバイ!

と、思った私だけど、なぜかフェラをやめられない。
頭がぼうっとして冷静な判断ができない。
不思議だけど、一度ちんこを咥えると、本当に体が思うように動かなかった。
なつきもフクさんの金玉をずっと吸い続けている。
すると、チラッと先輩と私は目が合った。
怒られる……。
と、思ったが、その目は優しかった。
先輩には嫉妬というものがないのだろうか。
タオルをソファの隅に置いた先輩は、

「ゆうこちゃん……」

と小さな声で話かける。
私はやっと我に返って、ちんこを咥えるのをやめた。
口からよだれが垂れてくる。
それほどまでにフェラをしていたのだ。
私は目を閉じて泣きそうになる。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
先輩と付き合っているのに、違う男のちんこをフェラするなんて……。
普通に許されることじゃない。
しかし、先輩は私の頭を優しく撫でてくれた。
そして、変わらない優しい口調で、びっくりするような質問をしてきた。

「どう?  フェラできるようになった?」
「え!?」
「実は、フクさんにお願いしていたんだ」
「?……どういうこと?」
「フェラ……俺じゃあ、上手く教えられないから」
「せんぱい……だからって、いいの?  フクさんの……フェラしても?」
「うん、なんか上手く言えないけど、大丈夫……ゆうこちゃんがフェラ上手くなるならその方がいいかなって」
「せんぱい……」

私は先輩に抱きついた。

「わっ、ゆうこちゃん!」
「せんぱい、ごめんなさい、私がフェラ下手なばっかりに……」
「いいよ、俺が上手く教えられない方が悪いんだから」
「せんぱい……優しすぎます……」

私は先輩のスラックスのベルトを外しにかかった。

「え、え……」
「しゃぶらせてください、先輩のちんこ……」

私は先輩のスラックスとパンツを両方とも一気にずり下げる。
ぶらん、と先輩のちんこが顔を出す。
私は躊躇することなくちんこを舐めまくる。
舌を長くだして、ぺろぺろと味わう。
柔らかいちんこを優しくシコる。
そして、鬼頭やら、根本やら、金玉やら、ありとあらゆる局部を舐め回す。
すると、みるみるうちに先輩のちんこが勃起してきた。
私は先輩の素直な反応が嬉しかった。

「わ、すご~い……ゆうこ、フェラうますぎ」

なつきが横からのぞいて声をかける。
フクさんも見てくる。
私はギャラリーがいた方が燃えるタイプのようだ。
さっき教えてもらったフェラを先輩にもしてあげよう。

ちゅぱん!  

とちんこが私の唇から飛び出す。

「わぁ!」
「気持ちいいですか、せんぱい?  いっぱいやってあげますね……じゅぼ、ちゅぱん!」
「ひゃあ、ぁあぁあ、それ……ヤバイ……ダメ……」
「え?  気持ちいいのにダメなんですか?」
「いや、ああ、ダメっていうか……意識が飛んじゃうっていうか……」
「うふふ、じゃあ、もっとやってあげますね」
「うわぁあぁ、ちょっと!  フクさん!  ゆうこちゃんに何を教えたんですか?」

フクさんは不敵な笑みを浮かべて言った。

「ん?  裏筋舐めと、バキュームからのチュパ音だ」
「うあぁあぁ、いきなり教えすぎですよ~!  わぁあぁあ」

先輩は困惑と歓喜が混じったような声を上げた。
私はもう嬉しくてしかたがない。
調子にのって、ぐっぼ、ぐっぽとフェラをする。
先輩の顔が火照ってきた。
すると、フクさんが私の肩を叩いた。

「おい、ゆうこちゃん、それ以上やると逝っちゃうぞ」
「ちゅぱん、ふぇ?  そうなんですか?」
「だって見てみろよ、サカのやつ」
「あ……大丈夫ですか?  せんぱい?」

なつきが先輩の顔をのぞく。

「ちょ……せんぱい、顔が真っ赤ですよ、わぁ……女の子みたい」

フクさんが腕を組んで微笑んでいる。

「やばいな……男から見ても可愛いいぜ……」

美少年の恍惚とした表情は、なんとも言えない可愛らしさがあった。
先輩はぴくぴくと痙攣している。
危なかった……もうちょっとで逝く寸前だったのだろう。
すると、フクさんはなんとも当たり前のように言い切った。

「よし、サカは休憩してろ」
「……あい」

先輩の気の抜けた返事を聞いたフクさんは、タオルをソファにかけた。

「じゃあ、なつきちゃんはこっち、ゆうこちゃんはここに座って」
「……」
「……」

私となつきは顔を合わせてどぎまぎする。
え!?  何が始まるの?  と言った表情を浮かべならがら、恐る恐るソファに座る。
フクさんは私たちの前で片膝をついて、うやうやしく言った。

「よ~し、おまんこトロトロにするか~」
「ふぇ!?」

と私は驚いた。
なつきはフクさんに食いつくように質問攻め。

「ちょ……フクさん……私とゆうこ、一緒にやるの?」
「ああ、そうだよ」
「まじ?  え!  まじ?」
「ああ、大丈夫だ、サカが入れやすいようにしてやるだけだ」
「……いいの?  ゆうこ?」

私は唇を噛み締めた。
考えてみたが、今までの先輩の前戯を振り返ってみても、このままスムーズに私のまんこに先輩のちんこが入るとは思えない。
当然ながら、私は処女だ。
最初はめちゃくちゃ痛いということは予習している。
しかし、優しい先輩がその痛みという壁を強引に突き破ることが果たしてできるだろうか。
答えは、ちょっと無理そうじゃないかと思う。
それなら、フクさんに最初だけ手伝ってもらってもいいのではないかと思えてきた。
うん、最初だけ、最初だけだ……。
まんこをトロトロにしてもらうだけだ。
心の奥底では期待しかしてないが、それは内緒にしておこう。

「……うん、フクさん……お願いします」
「おう、まかせろ、指でほぐすだけだ、安心しろ」
「はい……じゃあ、どうしたらいいですか?」
「そうだな、スカートは履いたままでいいからパンツぬいで」

私はフクさんの指示通り動く。
パンツに指をひっかけて、ぬぎぬぎと腰をくねらす。
なつきもパンツをぬいだ。

「そうしたら、ソファで足広げて」
「……はい」

と小さな声になる私は正直びびっていた。

「きゃはは、なんかスースーする」

なつきは相変わらずマイペースだ。
私たちはノーパンでソファに座ると、ぱかーと足を開いた。
スカートを履いていたので、そんなに恥ずかしさはなかった。
すると、フクさんの手がなつきと私の股間に滑り込んでくる。
あっと言う間だった。
私の体はビクンっと反応したかと思うと、じわじわと熱くなってきた。
のみならず、まんこは秒でぐちゃぐちゃに濡れはじめた。
フクさんの指の動きはなんとも滑らかで、私がするオナニーよりも全然違う、どこか慈しみあるクリのいじり方で、もっと強くてもいいのにって思った次の瞬間には、望み通りに、ああん♡  そこそこと快感を強めに与えてくれる。
やばい……普通に……気持ちい♡

「あん、あん、あぁっぁあんん」

私は喘ぎまくった。
横にいるなつきもまったく同じ心境だろう。
目を閉じて、あんあん喘いでメスの顔になっている。
あ……ということは、私もメスの顔になっているのだろうか。
すると、フクさんは笑いながら次の指示を出した。

「あはは、すごいね二人とも……そしたら、今度は足を上げて股広げろ」
「……」ぼうっとする私。
「……足を……どうするの?」となつき。
「なつきちゃん、こうだよ」
「え?  きゃあ!」

フクさんはなつきの足を持ち上げてソファに乗せた。
なつきは股を全開にされた。
これはさすがに恥ずかしいようで顔を手で隠した。

「じゃあ、ゆうこちゃんも」

と言って足を持ち上げくれた。
私は思い切って股を開く。
もうそれだけでも快感だった。
男の前で淫らになることが、こんなにも興奮するなんて知らなかった。
スカートがめくれ上がる。
白い太ももが丸ごと晒され。
桃のような股間の割れ目が、くぱぁ、と開く。
私となつきのまんこはフクさんの指でぐちょぐちょにされる。

「ひゃあぁぁぁ、ぃぃっぃい」

なつきの喘ぎ方は尋常じゃないくらい激しい。

「あん、あん、あぁぁぁ、すごいです、すごい気持ちいです」

私は自分でやるオナニーよりも気持ちがよくて驚嘆する。
オナニーなんかよりも数百倍の快楽物質が頭の神経回路を駆け巡っている。
これは、ヤバイ……頭が真っ白になってきた。
勝手に腰がくねる。
うわぁ、逝く、これは気をぬくとすぐ逝く……。
すると、なつきに異変があらわれた。

「あっ、あっ、なんかっ、きて!  ああ、なんかきてるうぅっぅぅ」

フクさんの手がなつきに集中する。
クリを指の腹でしゅしゅしゅっと撫でている。
なつきにとって、クリで逝くのは初めてのことだろう。
いつもガールズトークで「逝くまでやったことがない」と言っていたからだ。
よかったね、なつき、女の喜びを味わえるよ。

なつきは眉根を寄せてフクさんの腕に捕まる。
歯を食いしばって今にも逝きそうだ。

「なつきちゃん、いいぞ、逝ってもいいぞ!」
「あぁあぁん!  いぃっ、いっく!  いっく!」

なつきが暴れ馬のように身悶える。
私を指マンしていたフクさんの手は、気づけばなつきの体を抱いていた。
そして、フクさんはなつきにキスをした。
デリカシーのカケラもないフクさんだけど、こういう最後の優しさだけは抜群に秀逸だった。
先輩は困った人だけど。
フクさんという男は、本当にズルイ人だと思った。
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