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第一章
宣言
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アグラウはユシルを連れて全員が見える二階の踊り場に立った。
「みなに紹介しよう。この子はユシル。我が息子であり、17年前に無くした実の息子だ」
ざわめきがどよめきに変わった。
イグナスは腕を組んで二階への階段の近くで壁に寄っている。だがその目はずっとユシルを見つめていた。
唯一、アレストだけ実の息子という言葉に心臓がドクリと打たれたような感覚がした。
「知っての通り、過去私には生まれたばかりの息子が妻とともに崖から転落し、ずっと行方がわからなかった。しかし、その後フェルサジア辺境伯によって助けられ、10年間フェルサジア領で暮らしていた。つい3年前、辺境伯がユシルの出自を知り、手紙でユシルの存在を教えてくれた」
3年前…アレストがアグラウの態度におかしさを感じた時期と近い。同時にカナトと出会った時期でもある。
「それを知って私はどれほど感動したか。手紙のやりとりをしてきたが、まだ直接会ったことはない」
アグラウがユシルを見つめた。
「今日会えてうれしいよ。私の息子」
「私もです」
3年間も手紙のやりとりをしてきて会ったことがないのは、ひとえにイグナスが会わせることを拒否していたからである。独占欲の強い男だということは知っていた。だからカナトはその3年という期間に反応し、ちらっとイグナスを見る。
あちらが気づきカナトを見返した。少し見つめ合ってあちらがニコッと笑って目線を外す。そしてふたたびユシルを見つめた。
その行動にカナトが心臓を押さえてもだえそうになる。
推しと目が合った!笑いかけられた!尊い!!
だがすぐにハッとする。
そうだった……思い出した。確かーー
「そしてユシルは今年我が領地での飢餓を救うために辺境伯からの協力を得ることができた。おもに東からの輸入品の関税を少なくし、それに加えて国外から取り寄せた冬でもよく育つ野菜の種を各領地に配ると言ってくれた」
小さな拍手と歓声が湧き起こる。
「こんなに聡明で思いやりのある子に育ってくれて私はうれしい。だから決めた。ユシルを私が直々に育てる」
その言葉にずっと柔らかい笑みを浮かばせていたユシルがパッとアグラウを振り向いた。初めて聞くというようにその顔は驚きに満ちている。
はっきりと言葉にしないものの、原作では、アグラウはユシルを後継者にしたくて自ら育てると口にした。今の情景とまったく同じである。
そして場内はざわめき、チラチラと控えめな視線をアレストに送った。
アレストは震えそうな唇をギュッ噛み締めてから小さく息を整える。まるで冷水を頭から被せられたような、そんな血の気が引いていくような青白い顔をしていた。しかしなんとか無理やり笑顔を作ってよき息子の姿を呈する。
アグラウはユシルを連れて一階に降りて来た。
アレストは友達に一回断ってから率先して迎えにいく。だが、それよりも先にイグナスが近づいてユシルに手を差し伸べた。
ユシルは一瞬戸惑ってからその手を取り、残りの2段を降り切る。
小説の中に出て来た情景の再現を目の当たりにし、感動のあまりカナトはガクンとひざを折ってしまった。
し、しっかりしろ!
なんとかひざに手をついて立ち上がるとマカロンを2つつかんで近づいていく。
階段の下でアレストはユシルに笑いかけた。
「僕はアレスト。歳でいえばきみの兄だ」
ユシルはどこかぎこちない態度で笑いかけた。
「はい……兄、さん?」
まるで試すような慎重な声にアレストは爽やかに笑い返した。
「はは!好きに呼んてくれ!僕もずっときみのことを知っていた」
そう言ってアグラウを見る。満足げな顔を見てアレストは視線を戻した。
「それに領地の問題も解決して、さらに各地の食糧難にひと力入れたんだ。本当にすごいな!僕はずっと独りっ子だったから兄弟が欲しかったんだ。これからよろしく!」
そう言って手を差し伸べた。イグナスはその手を見てスッと目を細める。
ユシルはそんなイグナスを目で制してアレストに向かって笑顔を見せた。手を握って、
「私の努力というより、イグナ……フェルサジア辺境伯の協力あってこその結果です。こちらこそ、まだわからないところが多いので教えを乞うかもしれませんが、これからよろしくお願いします」
今名前直接呼ぼうとした!!完璧な回答だ!
カナトは尊さにまたもひざが崩れそうになる。
なんとか体制を持ち直して近づく。
「アレスト!」
その呼びかけにずっと機嫌よさそうにしていたアグラウが眉をひそめた。
「カナト!お前は使用人だ!人前で主人の名前を呼び捨てにするんじゃない!立場をわきまえろ!」
「なっ!」
「衣服と言葉遣いは大目にみてやったんだ。せめて人前では使用人らしくしなさい」
アレストはスッと一歩前に出た。
「父様、ユシルは他人じゃないですよ。辺境伯とはこの後も協力する可能性があります。そういう意味ではカナトの態度はわざわざ改めても意味がないでしょう。カナトの性格ですと、いずれはボロが出ますよ」
テメェ!かばってねぇだろ!
「だとしてもだ。ここには大勢の人がいる。ある程度の使用人らしさは出してくれ」
意外と折れやすいジジィだな。もしかしてアレストへの罪悪感で俺を自由にさせているわけじゃないよな?
「ユシルに免じてわがままを許しているんだ。わかっているな?」
どうにもそうらしいな。
アレストは、わかっています、と返してカナトを見た。
「どうしたんだ?」
「あ、いやその……」
とっさに近づいたが逆に聞かれると何を言えばいいのかわからなかった。すぐにマカロンを持っていることを思い出して片方を差し出す。
「これ!美味しかったからやる!ます!」
が、差し出したのはチョコレートのようなココア色のマカロンだ。もう一つはクリームのように白いマカロンである。
その対比がまるでアレストの今後を表しているかのように感じ、カナトは慌てて手を下げようとした。しかし、ふとこちらを不思議そうに見ていたユシルと目が合う。
綺麗な顔立ちだなぁ……俺より背が低いのか。
見惚れているあいだにチョコマカロンはとられた。
「うん!確かにおいしいな!」
「あっ」
「え?」
「あ、いやっ…オイシイヨナァ……」
「ありがとう、カナト」
「べ、別に……」
そして視線はふたたびユシルを見る。目が合って、カナトは震える手でもう一つのマカロンを差し出した。
「あ、あの……よかったらこれ、ッ…!?」
マカロンを差し出した途端に思い切り手首をつかまれた。しかも火傷したばかりの手である。
見ると、イグナスが冷たい表情でカナトを見て……いや、にらんでいた。
すぐに頭で、独占欲か!?とわかっていてもつかまれた手首が痛く、マカロンが落ちてしまった。
「イグナス!この人はただ食べ物を分けてくれようとしただけだ!」
「ユシル、つい1か月前にあったことを忘れたのか?」
声音は優しく押さえられているが、そこには有無を言わさない圧力があった。ほぼ含まれている圧力はカナトに向けられているが。
1か月ほど前のことなのかどうかカナトは覚えていないが、確かユシルがヴォルテローノ家へ出発する前に毒薬を飲まされていた。それはイグナスを慕っているメイドの仕業だが、なんとか事なきを得たユシルは衰弱し、数日は流動食しか食べられなかった。
独占欲の強いイグナスのことなので、メイドのその後はわざわざいうまでもない。
だがそのメイドに向けられている敵意を自分に向けられるのはまた別の話である。
しかし、思わず、あっ!とトキメいてしまった自分に頬うちをしたくなる。カナトが痛みと推しへのトキメキのあいだで反復横跳びをしていると誰かの腕に抱き込まれた。
白い袖とゴツゴツした男らしい手がイグナスの手首をつかんだ。
「離せ」
カナトが聞いたことないような冷たい声が後ろから響き、アレストなのか?と疑いながら振り返る。
ドキリとした。
なんの感情も含まない冷めた目が同じように冷めた目をしているイグナスと対峙している。
闇堕ちした?そう思わずにいられないほどいつもの姿からは絶対に想像できない目だった。
「みなに紹介しよう。この子はユシル。我が息子であり、17年前に無くした実の息子だ」
ざわめきがどよめきに変わった。
イグナスは腕を組んで二階への階段の近くで壁に寄っている。だがその目はずっとユシルを見つめていた。
唯一、アレストだけ実の息子という言葉に心臓がドクリと打たれたような感覚がした。
「知っての通り、過去私には生まれたばかりの息子が妻とともに崖から転落し、ずっと行方がわからなかった。しかし、その後フェルサジア辺境伯によって助けられ、10年間フェルサジア領で暮らしていた。つい3年前、辺境伯がユシルの出自を知り、手紙でユシルの存在を教えてくれた」
3年前…アレストがアグラウの態度におかしさを感じた時期と近い。同時にカナトと出会った時期でもある。
「それを知って私はどれほど感動したか。手紙のやりとりをしてきたが、まだ直接会ったことはない」
アグラウがユシルを見つめた。
「今日会えてうれしいよ。私の息子」
「私もです」
3年間も手紙のやりとりをしてきて会ったことがないのは、ひとえにイグナスが会わせることを拒否していたからである。独占欲の強い男だということは知っていた。だからカナトはその3年という期間に反応し、ちらっとイグナスを見る。
あちらが気づきカナトを見返した。少し見つめ合ってあちらがニコッと笑って目線を外す。そしてふたたびユシルを見つめた。
その行動にカナトが心臓を押さえてもだえそうになる。
推しと目が合った!笑いかけられた!尊い!!
だがすぐにハッとする。
そうだった……思い出した。確かーー
「そしてユシルは今年我が領地での飢餓を救うために辺境伯からの協力を得ることができた。おもに東からの輸入品の関税を少なくし、それに加えて国外から取り寄せた冬でもよく育つ野菜の種を各領地に配ると言ってくれた」
小さな拍手と歓声が湧き起こる。
「こんなに聡明で思いやりのある子に育ってくれて私はうれしい。だから決めた。ユシルを私が直々に育てる」
その言葉にずっと柔らかい笑みを浮かばせていたユシルがパッとアグラウを振り向いた。初めて聞くというようにその顔は驚きに満ちている。
はっきりと言葉にしないものの、原作では、アグラウはユシルを後継者にしたくて自ら育てると口にした。今の情景とまったく同じである。
そして場内はざわめき、チラチラと控えめな視線をアレストに送った。
アレストは震えそうな唇をギュッ噛み締めてから小さく息を整える。まるで冷水を頭から被せられたような、そんな血の気が引いていくような青白い顔をしていた。しかしなんとか無理やり笑顔を作ってよき息子の姿を呈する。
アグラウはユシルを連れて一階に降りて来た。
アレストは友達に一回断ってから率先して迎えにいく。だが、それよりも先にイグナスが近づいてユシルに手を差し伸べた。
ユシルは一瞬戸惑ってからその手を取り、残りの2段を降り切る。
小説の中に出て来た情景の再現を目の当たりにし、感動のあまりカナトはガクンとひざを折ってしまった。
し、しっかりしろ!
なんとかひざに手をついて立ち上がるとマカロンを2つつかんで近づいていく。
階段の下でアレストはユシルに笑いかけた。
「僕はアレスト。歳でいえばきみの兄だ」
ユシルはどこかぎこちない態度で笑いかけた。
「はい……兄、さん?」
まるで試すような慎重な声にアレストは爽やかに笑い返した。
「はは!好きに呼んてくれ!僕もずっときみのことを知っていた」
そう言ってアグラウを見る。満足げな顔を見てアレストは視線を戻した。
「それに領地の問題も解決して、さらに各地の食糧難にひと力入れたんだ。本当にすごいな!僕はずっと独りっ子だったから兄弟が欲しかったんだ。これからよろしく!」
そう言って手を差し伸べた。イグナスはその手を見てスッと目を細める。
ユシルはそんなイグナスを目で制してアレストに向かって笑顔を見せた。手を握って、
「私の努力というより、イグナ……フェルサジア辺境伯の協力あってこその結果です。こちらこそ、まだわからないところが多いので教えを乞うかもしれませんが、これからよろしくお願いします」
今名前直接呼ぼうとした!!完璧な回答だ!
カナトは尊さにまたもひざが崩れそうになる。
なんとか体制を持ち直して近づく。
「アレスト!」
その呼びかけにずっと機嫌よさそうにしていたアグラウが眉をひそめた。
「カナト!お前は使用人だ!人前で主人の名前を呼び捨てにするんじゃない!立場をわきまえろ!」
「なっ!」
「衣服と言葉遣いは大目にみてやったんだ。せめて人前では使用人らしくしなさい」
アレストはスッと一歩前に出た。
「父様、ユシルは他人じゃないですよ。辺境伯とはこの後も協力する可能性があります。そういう意味ではカナトの態度はわざわざ改めても意味がないでしょう。カナトの性格ですと、いずれはボロが出ますよ」
テメェ!かばってねぇだろ!
「だとしてもだ。ここには大勢の人がいる。ある程度の使用人らしさは出してくれ」
意外と折れやすいジジィだな。もしかしてアレストへの罪悪感で俺を自由にさせているわけじゃないよな?
「ユシルに免じてわがままを許しているんだ。わかっているな?」
どうにもそうらしいな。
アレストは、わかっています、と返してカナトを見た。
「どうしたんだ?」
「あ、いやその……」
とっさに近づいたが逆に聞かれると何を言えばいいのかわからなかった。すぐにマカロンを持っていることを思い出して片方を差し出す。
「これ!美味しかったからやる!ます!」
が、差し出したのはチョコレートのようなココア色のマカロンだ。もう一つはクリームのように白いマカロンである。
その対比がまるでアレストの今後を表しているかのように感じ、カナトは慌てて手を下げようとした。しかし、ふとこちらを不思議そうに見ていたユシルと目が合う。
綺麗な顔立ちだなぁ……俺より背が低いのか。
見惚れているあいだにチョコマカロンはとられた。
「うん!確かにおいしいな!」
「あっ」
「え?」
「あ、いやっ…オイシイヨナァ……」
「ありがとう、カナト」
「べ、別に……」
そして視線はふたたびユシルを見る。目が合って、カナトは震える手でもう一つのマカロンを差し出した。
「あ、あの……よかったらこれ、ッ…!?」
マカロンを差し出した途端に思い切り手首をつかまれた。しかも火傷したばかりの手である。
見ると、イグナスが冷たい表情でカナトを見て……いや、にらんでいた。
すぐに頭で、独占欲か!?とわかっていてもつかまれた手首が痛く、マカロンが落ちてしまった。
「イグナス!この人はただ食べ物を分けてくれようとしただけだ!」
「ユシル、つい1か月前にあったことを忘れたのか?」
声音は優しく押さえられているが、そこには有無を言わさない圧力があった。ほぼ含まれている圧力はカナトに向けられているが。
1か月ほど前のことなのかどうかカナトは覚えていないが、確かユシルがヴォルテローノ家へ出発する前に毒薬を飲まされていた。それはイグナスを慕っているメイドの仕業だが、なんとか事なきを得たユシルは衰弱し、数日は流動食しか食べられなかった。
独占欲の強いイグナスのことなので、メイドのその後はわざわざいうまでもない。
だがそのメイドに向けられている敵意を自分に向けられるのはまた別の話である。
しかし、思わず、あっ!とトキメいてしまった自分に頬うちをしたくなる。カナトが痛みと推しへのトキメキのあいだで反復横跳びをしていると誰かの腕に抱き込まれた。
白い袖とゴツゴツした男らしい手がイグナスの手首をつかんだ。
「離せ」
カナトが聞いたことないような冷たい声が後ろから響き、アレストなのか?と疑いながら振り返る。
ドキリとした。
なんの感情も含まない冷めた目が同じように冷めた目をしているイグナスと対峙している。
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