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浮遊城の水盆
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みんながおなかいっぱいと言い出してから、冬弥と三郎と周太郎で片付けをするというので、先に広間に戻り、夏樹さんの持ってきた辞書を見るが全くと言っていいほどわからない。
「航平ちゃん分かる?」
「多分だけど、イギリスとかフランスとかの昔使われてた文字かな?ほら、ここにスコップみたいなの書いてあるでしょ?その横に数字の1みたいなのがあるの見たことがあるような……あ、ここに『あいうえお表』がある。これで照らし合わせてみたら?」
「そうだね。こっちは日本のだよ?鳥になる前みたいな文字とか僕見た事あるけど、これには『あいうえお表』書いてないよ?」
「他の本にはないのか?」
二人で見ていくと、表ではないが、読み方と解説。今の文字が書いてあったので、いくつかに栞を挟んでいく。
横から見ていた夏樹と四郎も直ぐに覚え、同じ作業をしてくれるので、辞書に栞を挟んでいくのはなんとかなったが、島のお爺さんから貰った本を机の真ん中に置き、祖父母や那智に栞も集まり、早く開けと急かされる。
「航平ちゃん分かる?」
「多分だけど、イギリスとかフランスとかの昔使われてた文字かな?ほら、ここにスコップみたいなの書いてあるでしょ?その横に数字の1みたいなのがあるの見たことがあるような……あ、ここに『あいうえお表』がある。これで照らし合わせてみたら?」
「そうだね。こっちは日本のだよ?鳥になる前みたいな文字とか僕見た事あるけど、これには『あいうえお表』書いてないよ?」
「他の本にはないのか?」
二人で見ていくと、表ではないが、読み方と解説。今の文字が書いてあったので、いくつかに栞を挟んでいく。
横から見ていた夏樹と四郎も直ぐに覚え、同じ作業をしてくれるので、辞書に栞を挟んでいくのはなんとかなったが、島のお爺さんから貰った本を机の真ん中に置き、祖父母や那智に栞も集まり、早く開けと急かされる。
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