下宿屋 東風荘 8

南での三日間

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「周太郎さん……僕の首見てくれない？」


ズキズキとするので、こっそりと周太郎に見てもらうと赤い線でくっきりと星のマークが出ているとのことで心配されたが、事情も何も話してなかったので、掻きすぎたかな？と誤魔化していると、パーンと始まりの音がしたので舞台に目をやる。

前は小太鼓を持ったうさぎだったが、今度はピエロによく似た格好の人が、一輪車に乗り進行を務めるようで、それはそれで楽しみではあったが、どんどんと熱くなる首に、流石に汗も出てきたので祖父母と夏樹に観念して首の後ろのことを話す。



「もっと早くに言えよ！」
「あらあらあら、冷やした方がいいのかしら？」
「とにかく医者だ！」


そう騒ぐことじゃないからと言い、三郎にハンカチを濡らしてきてもらい、後ろの首に当てる。


「いつからだ？」


夏樹に聞かれたので、たまにあったことだけを話したが、嘘ではない。