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修学旅行
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テストの結果は前と同じ一位。
今回は992点だったが、二位とかなりの差がついていたので、すぐに冬弥と栞に報告し、勉強を見てくれたみんなにも報告をして、修学旅行の準備に入る。
「雪翔!なぜ俺に報告がないんだ?」
那智が来たと思ったら、いきなり言われたので、素直に「忘れてた!」と答えてしまった。
「ごめんね、点数もよかったし嬉しくて。少し前より下がったけど……また漢字間違えちゃって」
「落ち着いてやれば満点だろう?」
「そうは言っても見直す時間が無くって……僕、テストの時緊張しちゃうんだ」
「で、修学旅行とやらは一人で大丈夫なのか?何なら俺の狐をつけてもいいんだぞ?」
「大丈夫だよ。みんな優しいし、分かってくれてるから。それに、見た目は不良に見える子達も色々手伝ってくれるんだ!クラスの人ともだいぶ仲良くなったんだよ?」
「それはいい事だが、飛行機で行くんだろう?」
「うん。飛行機初めてだからドキドキしてる」
「そうじゃなくてだな……」
みんな心配しすぎだよと言って、荷物を詰めていく。
「那智さんは北海道って行ったことある?」
「一度だけな。雪のひどい時期で、近くの社から出られなくなった事がある」
「どうやって出たの?」
「埋まってない壁を壊した!」
「それダメなことだよ?」
「ちゃんと直してきたからいいだろう?まぁ、今の時期なら涼しいかもしれんな」
「うん。雨とか降らないといいんだけどなぁ」
「天気予報は見てないのか?」
「見たけど、最近降ることが多いから気になっちゃって」
「暫くは降らないだろ。行く時に学校までついて行くから忘れ物の無いようにしろよ?薬は入れたのか?」
「入れたよ。他にも湿布とかテーピングとか、いりそうなものは入れておいた。あとは鞄におこずかい入れるだけだよ」
「いくらだ?」
「三万円。もう財布に入れたから。お土産買ってくるね」
「やっぱり狐を……」
「要らないってば!もう、みんな心配性なんだから!」
「何を騒いでるんです?わらび餅貰ったんで食べませんか?」
「食べる!」「あいっ!」
「なんで翡翠が手あげてるの?おやつになると出てくるんだから」
「たくさん頂いたのでいいですけど、旅行の時翡翠どうします?」
「それなんだけど、冬弥さん預かって……出てこられたら僕困るし……金や銀は言う事聞いてくれるからいいんだけど……」
「分かりまし……」「やー!いくのー!」
「ダメなの!翡翠はお留守番だよ?」
「むむむー!」
「翡翠、漆たちが遊んでくれますから……わらび餅も二つあげます!ほら、機嫌直してください」
翡翠を捕まえてリビングに行き、下宿に来た子の親から頂いたというわらび餅を食べる。
「美味しい。どの子から貰ったの?」
「京都から来た子です。親御さんがこちらに様子を見に来ましてねぇ。それで頂いたんです」
「あ、学ランの……」
「ええ。あまり話さないのでちょっと気になってますけど、時間やルールは守ってますから何も言えないんですよねぇ」
今回は992点だったが、二位とかなりの差がついていたので、すぐに冬弥と栞に報告し、勉強を見てくれたみんなにも報告をして、修学旅行の準備に入る。
「雪翔!なぜ俺に報告がないんだ?」
那智が来たと思ったら、いきなり言われたので、素直に「忘れてた!」と答えてしまった。
「ごめんね、点数もよかったし嬉しくて。少し前より下がったけど……また漢字間違えちゃって」
「落ち着いてやれば満点だろう?」
「そうは言っても見直す時間が無くって……僕、テストの時緊張しちゃうんだ」
「で、修学旅行とやらは一人で大丈夫なのか?何なら俺の狐をつけてもいいんだぞ?」
「大丈夫だよ。みんな優しいし、分かってくれてるから。それに、見た目は不良に見える子達も色々手伝ってくれるんだ!クラスの人ともだいぶ仲良くなったんだよ?」
「それはいい事だが、飛行機で行くんだろう?」
「うん。飛行機初めてだからドキドキしてる」
「そうじゃなくてだな……」
みんな心配しすぎだよと言って、荷物を詰めていく。
「那智さんは北海道って行ったことある?」
「一度だけな。雪のひどい時期で、近くの社から出られなくなった事がある」
「どうやって出たの?」
「埋まってない壁を壊した!」
「それダメなことだよ?」
「ちゃんと直してきたからいいだろう?まぁ、今の時期なら涼しいかもしれんな」
「うん。雨とか降らないといいんだけどなぁ」
「天気予報は見てないのか?」
「見たけど、最近降ることが多いから気になっちゃって」
「暫くは降らないだろ。行く時に学校までついて行くから忘れ物の無いようにしろよ?薬は入れたのか?」
「入れたよ。他にも湿布とかテーピングとか、いりそうなものは入れておいた。あとは鞄におこずかい入れるだけだよ」
「いくらだ?」
「三万円。もう財布に入れたから。お土産買ってくるね」
「やっぱり狐を……」
「要らないってば!もう、みんな心配性なんだから!」
「何を騒いでるんです?わらび餅貰ったんで食べませんか?」
「食べる!」「あいっ!」
「なんで翡翠が手あげてるの?おやつになると出てくるんだから」
「たくさん頂いたのでいいですけど、旅行の時翡翠どうします?」
「それなんだけど、冬弥さん預かって……出てこられたら僕困るし……金や銀は言う事聞いてくれるからいいんだけど……」
「分かりまし……」「やー!いくのー!」
「ダメなの!翡翠はお留守番だよ?」
「むむむー!」
「翡翠、漆たちが遊んでくれますから……わらび餅も二つあげます!ほら、機嫌直してください」
翡翠を捕まえてリビングに行き、下宿に来た子の親から頂いたというわらび餅を食べる。
「美味しい。どの子から貰ったの?」
「京都から来た子です。親御さんがこちらに様子を見に来ましてねぇ。それで頂いたんです」
「あ、学ランの……」
「ええ。あまり話さないのでちょっと気になってますけど、時間やルールは守ってますから何も言えないんですよねぇ」
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