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反抗期
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「部屋が散らかってるところと片付いてる所とあるのは、好きなところはする。面倒なところは後で後でと先送りにしている証拠……さて、片付いたのでやりましょうか」
「航平ちゃん、手際いいね?」
「うん?今まで自分でしてたから……かな?で、どこから?」
「範囲はここからここまで。雪翔にテキスト借りたんだ」と航平に渡すと、シャーペンでいくつか丸を振っている。
「ここからここまでがテスト範囲。丸の振ってあるところはやった方がいい。教科書は、こことここね?で、どこから分からない?」
「単語は覚えれるんだけど、長文を訳すのに時間がかかって……」
「あ、僕もそう!途中でおかしな訳になっちゃうんだ」
そこを中心にしようとの事になり、海都には航平から学校指定の問題集から宿題が出され、「雪翔も予習分間違えてる」とテキストから宿題を出され、明後日答え合わせするということになった。
「おーい、いるか?」
片付けていたら堀内が海都の部屋に来て一言「なんでこんなに部屋が綺麗なんだ?」
「いや、航平さんがさ、部屋が汚いと勉強も雑になるって。それで片付けから始まったんだよ」
「間違いないな。机が整理されてるだけでも違うと思うよ?もう勉強会は終わった?」
「はい、さっき宿題だしました」
「やるね、海都にはいい機会だ!ほら、この前の科学の宿題の答え」
「おお、丸がいっぱい!」
「間違えたところ直しておくんだぞ?」
「はーい。堀内さん、テスト範囲の化学の問題なんだけど、雪翔から借りたテキストもやった方がいい?」
「その範囲やって、テキストと学校の問題集やれば70点は取れるはずだよ?」
「よし!」
「後で隆弘君も来るって。下であったからもう来ると思うけど」
「あ、国語だ……」
「海都君、いくつ教えてもらってるの?」
「ううっ!ほぼ全部……社会系はいいんだよ!他が……」
そう項垂れていると、「普段からやらないからだ!」と隆弘がやってきて、堀内と同じことを言う。
「海都の部屋が綺麗だ!熱でもあるのか?」
「無いよ!」
航平という綺麗好きの家庭教師がいれば安心だと太鼓判を押され、もう消灯だからと航平が家まで送ってくれた。
「航平ちゃん、僕、次に学校行くの少し怖いよ……」
「テストで一番だったこと?」
「うん、前もそうだったからやっぱり……」
「そう思うかもしれないけど、行かないと始まらないよ?」
「そうだよね、ごめんね、変な事言って。おやすみ!」
家に帰ると、冬弥から撫で回されぎゅっとハグされ、「何?」と聞くと、栞にスープを作ったことが嬉しかったと言われ、また抱きしめられる。
「もう、僕だって出来ることあるから!」
「私がしなければならなかったんですけど、下宿の支度にいけと言われましてねぇ」
「声かけてくれたら良かったのに」
「邪魔したらいけないと思いまして。そうそう、温かいスープで栞さん元気になりましたよ?」
「本当に?よかった!」
「航平ちゃん、手際いいね?」
「うん?今まで自分でしてたから……かな?で、どこから?」
「範囲はここからここまで。雪翔にテキスト借りたんだ」と航平に渡すと、シャーペンでいくつか丸を振っている。
「ここからここまでがテスト範囲。丸の振ってあるところはやった方がいい。教科書は、こことここね?で、どこから分からない?」
「単語は覚えれるんだけど、長文を訳すのに時間がかかって……」
「あ、僕もそう!途中でおかしな訳になっちゃうんだ」
そこを中心にしようとの事になり、海都には航平から学校指定の問題集から宿題が出され、「雪翔も予習分間違えてる」とテキストから宿題を出され、明後日答え合わせするということになった。
「おーい、いるか?」
片付けていたら堀内が海都の部屋に来て一言「なんでこんなに部屋が綺麗なんだ?」
「いや、航平さんがさ、部屋が汚いと勉強も雑になるって。それで片付けから始まったんだよ」
「間違いないな。机が整理されてるだけでも違うと思うよ?もう勉強会は終わった?」
「はい、さっき宿題だしました」
「やるね、海都にはいい機会だ!ほら、この前の科学の宿題の答え」
「おお、丸がいっぱい!」
「間違えたところ直しておくんだぞ?」
「はーい。堀内さん、テスト範囲の化学の問題なんだけど、雪翔から借りたテキストもやった方がいい?」
「その範囲やって、テキストと学校の問題集やれば70点は取れるはずだよ?」
「よし!」
「後で隆弘君も来るって。下であったからもう来ると思うけど」
「あ、国語だ……」
「海都君、いくつ教えてもらってるの?」
「ううっ!ほぼ全部……社会系はいいんだよ!他が……」
そう項垂れていると、「普段からやらないからだ!」と隆弘がやってきて、堀内と同じことを言う。
「海都の部屋が綺麗だ!熱でもあるのか?」
「無いよ!」
航平という綺麗好きの家庭教師がいれば安心だと太鼓判を押され、もう消灯だからと航平が家まで送ってくれた。
「航平ちゃん、僕、次に学校行くの少し怖いよ……」
「テストで一番だったこと?」
「うん、前もそうだったからやっぱり……」
「そう思うかもしれないけど、行かないと始まらないよ?」
「そうだよね、ごめんね、変な事言って。おやすみ!」
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「もう、僕だって出来ることあるから!」
「私がしなければならなかったんですけど、下宿の支度にいけと言われましてねぇ」
「声かけてくれたら良かったのに」
「邪魔したらいけないと思いまして。そうそう、温かいスープで栞さん元気になりましたよ?」
「本当に?よかった!」
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