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水の神
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リビングに行くと春が栗花落と電話をしていて、スピーカーにしてくれる。
『姫、疲れなどありませんか?』
「無いけど」
『私はまだ帰れないんです。今日は春とどこかで食事してきてください。春はお酒禁止で』
「分かってる。森はどうだ?」
『全く連絡がつきません。調べてますからすぐ分かると思ったんですが』
「そうか。電車の件は話した通りだ。後から疲れが出る場合もあるから近くで飯は食うが……初デートだな」
『それは許しま……』
ツーッツーッ
「意地悪」
「栗花落の反応が面白い」
どこに行きたいか聞かれたが、また着替えるのも嫌なので、「ファミレスとかないの?」と聞く。
「ちょっと待ってくれよ」
地図を出してマンション付近を見ると、ファミレスが二軒。
近い方で良いかと歩いて行ったが、電車のこともあり着いた時にはちょうど夕食に来ている家族連れも多い。
「懐かしい!ドリンクバーとサラダバーがあるー」
「それは付けるとして、何にする?」
「悩むなぁ。このチーズハンバーグセットにする」
注文を済ませてドリンクとサラダを取りに行き、チーズハンバーグも堪能する。
「たまにはいいかも。葉子さん達にもたまには休んでもらってみんな出来たらいいんじゃない?」
「そうだな。それにしてもこんなに連絡つかないってのが俺は気になるんだが」
「うん、いつも時間通りなのに……」
食後のドリンクにコーヒーではなくコーラを持ってきて、春に今日のことを聞いてみる。
「あの水なんだけど、川の水があんなに沢山来てたって事は、川が干上がったりしてないかな」
「無い無い。多少俺の力を加えてたとはいえ、あれは姫愛の力だ。水神、龍の化身と言われてる瀬織津姫ならば川の水程度は風呂桶みたいに扱えるだろ」
「風呂桶……」
「そのペンダントの石のおかげだな」
「そうだね。まだ信じられないけど」
あまり考え込むなと言われ、会計をしてのんびりと歩いていると春に着信が入る。
「もしもし」
こちらをチラチラと見ていたが、直ぐに「今から向かう」と言ってマンションの葉子さんの家に行く。
『姫、疲れなどありませんか?』
「無いけど」
『私はまだ帰れないんです。今日は春とどこかで食事してきてください。春はお酒禁止で』
「分かってる。森はどうだ?」
『全く連絡がつきません。調べてますからすぐ分かると思ったんですが』
「そうか。電車の件は話した通りだ。後から疲れが出る場合もあるから近くで飯は食うが……初デートだな」
『それは許しま……』
ツーッツーッ
「意地悪」
「栗花落の反応が面白い」
どこに行きたいか聞かれたが、また着替えるのも嫌なので、「ファミレスとかないの?」と聞く。
「ちょっと待ってくれよ」
地図を出してマンション付近を見ると、ファミレスが二軒。
近い方で良いかと歩いて行ったが、電車のこともあり着いた時にはちょうど夕食に来ている家族連れも多い。
「懐かしい!ドリンクバーとサラダバーがあるー」
「それは付けるとして、何にする?」
「悩むなぁ。このチーズハンバーグセットにする」
注文を済ませてドリンクとサラダを取りに行き、チーズハンバーグも堪能する。
「たまにはいいかも。葉子さん達にもたまには休んでもらってみんな出来たらいいんじゃない?」
「そうだな。それにしてもこんなに連絡つかないってのが俺は気になるんだが」
「うん、いつも時間通りなのに……」
食後のドリンクにコーヒーではなくコーラを持ってきて、春に今日のことを聞いてみる。
「あの水なんだけど、川の水があんなに沢山来てたって事は、川が干上がったりしてないかな」
「無い無い。多少俺の力を加えてたとはいえ、あれは姫愛の力だ。水神、龍の化身と言われてる瀬織津姫ならば川の水程度は風呂桶みたいに扱えるだろ」
「風呂桶……」
「そのペンダントの石のおかげだな」
「そうだね。まだ信じられないけど」
あまり考え込むなと言われ、会計をしてのんびりと歩いていると春に着信が入る。
「もしもし」
こちらをチラチラと見ていたが、直ぐに「今から向かう」と言ってマンションの葉子さんの家に行く。
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