56 / 215
新しい生活
.
しおりを挟む
「これ、スイートピーかな?花言葉は永遠の喜びって言うんだよ」
「そうなのですね。ではこれにしましょう!私達も姫愛様にお会いできてとても喜びましたから」
「なんか照れるなぁ」
そのあとも、持ってきたようで忘れていたものを思い出してはカゴに入れ、お会計でお財布を出そうとしたら、「必要なものを買う用のカードを渡されてますから」と言われたので甘えておく。
他に買い忘れはないかと聞かれたので、ついでに文房具も買っておきたいと言って寄ってもらう。
そのあとスーパーで野菜やお肉などをカゴに入れ、目当ての魚屋さんには大きな魚がそのまま置かれていた。
「大きい……」
「好きな魚はありますか?」
「鮭とか鯖も好きだけど、ホッケも好きだし……あの大きいのは?」
「ブリですね。お刺身にしてもらいましょうか?」
「ほんと!」
喜んでいると、受け付け口でいくつか注文しているので、捌いて貰っている間に調味料なども見て回る。
「ラーメンとか栗花落食べなさそう」
「お食べになられますよ。先日ラーメンどんぶりが流しにゴミと一緒に置いてありましたし」
「うそ!」
意外だなぁと思いながらも、お目当ての塩を見つけてカゴに。
「ゆず塩?」
「美味しいの。葉子さんも味見してみてね。私は天ぷらにつけるのも、お肉につけるのも好きだから塩分の摂りすぎってお母さんによく怒られてたけど」
「でしたら、塩は私も気をつけますね」
「お姉さんみたいなのにお母さんみたい」
「健康管理も任されてますから」
大量に買い込み、連絡をして森さんに運んでもらう。
「そうなのですね。ではこれにしましょう!私達も姫愛様にお会いできてとても喜びましたから」
「なんか照れるなぁ」
そのあとも、持ってきたようで忘れていたものを思い出してはカゴに入れ、お会計でお財布を出そうとしたら、「必要なものを買う用のカードを渡されてますから」と言われたので甘えておく。
他に買い忘れはないかと聞かれたので、ついでに文房具も買っておきたいと言って寄ってもらう。
そのあとスーパーで野菜やお肉などをカゴに入れ、目当ての魚屋さんには大きな魚がそのまま置かれていた。
「大きい……」
「好きな魚はありますか?」
「鮭とか鯖も好きだけど、ホッケも好きだし……あの大きいのは?」
「ブリですね。お刺身にしてもらいましょうか?」
「ほんと!」
喜んでいると、受け付け口でいくつか注文しているので、捌いて貰っている間に調味料なども見て回る。
「ラーメンとか栗花落食べなさそう」
「お食べになられますよ。先日ラーメンどんぶりが流しにゴミと一緒に置いてありましたし」
「うそ!」
意外だなぁと思いながらも、お目当ての塩を見つけてカゴに。
「ゆず塩?」
「美味しいの。葉子さんも味見してみてね。私は天ぷらにつけるのも、お肉につけるのも好きだから塩分の摂りすぎってお母さんによく怒られてたけど」
「でしたら、塩は私も気をつけますね」
「お姉さんみたいなのにお母さんみたい」
「健康管理も任されてますから」
大量に買い込み、連絡をして森さんに運んでもらう。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
京都式神様のおでん屋さん
西門 檀
キャラ文芸
旧題:京都式神様のおでん屋さん ~巡るご縁の物語~
ここは京都——
空が留紺色に染まりきった頃、路地奥の店に暖簾がかけられて、ポッと提灯が灯る。
『おでん料理 結(むすび)』
イケメン2体(?)と看板猫がお出迎えします。
今夜の『予約席』にはどんなお客様が来られるのか。乞うご期待。
平安時代の陰陽師・安倍晴明が生前、未来を案じ2体の思業式神(木陰と日向)をこの世に残した。転生した白猫姿の安倍晴明が式神たちと令和にお送りする、心温まるストーリー。
※2022年12月24日より連載スタート 毎日仕事と両立しながら更新中!
立派な王太子妃~妃の幸せは誰が考えるのか~
矢野りと
恋愛
ある日王太子妃は夫である王太子の不貞の現場を目撃してしまう。愛している夫の裏切りに傷つきながらも、やり直したいと周りに助言を求めるが‥‥。
隠れて不貞を続ける夫を見続けていくうちに壊れていく妻。
周りが気づいた時は何もかも手遅れだった…。
※設定はゆるいです。
下っ端妃は逃げ出したい
都茉莉
キャラ文芸
新皇帝の即位、それは妃狩りの始まりーー
庶民がそれを逃れるすべなど、さっさと結婚してしまう以外なく、出遅れた少女は後宮で下っ端妃として過ごすことになる。
そんな鈍臭い妃の一人たる私は、偶然後宮から逃げ出す手がかりを発見する。その手がかりは府庫にあるらしいと知って、調べること数日。脱走用と思われる地図を発見した。
しかし、気が緩んだのか、年下の少女に見つかってしまう。そして、少女を見張るために共に過ごすことになったのだが、この少女、何か隠し事があるようで……
忙しい男
菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。
「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」
「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」
すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。
※ハッピーエンドです
かなりやきもきさせてしまうと思います。
どうか温かい目でみてやってくださいね。
※本編完結しました(2019/07/15)
スピンオフ &番外編
【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19)
改稿 (2020/01/01)
本編のみカクヨムさんでも公開しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる