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破壊
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「そういえば学校はどうなってるんだろう?」
「あの辺りではないですか?木造ですが平屋建ての建物があります」
地図を確認して遊ぶ広場もあるはずだと見に行くと、木の柵で囲った中に校舎と遊ぶための広場が作られており、中に入るとちゃんと黒板もつけられている。
「良く持ち込めたね……黒板」
「分解はしたと思いますが、王子の指示となるので手に入りにくいものから仕入れてるとは思います」
「なんだか悪い感じがするけど」
「それで、教員はどうされるのですか?」
「それなんだよ。あの小さい方が6才ぐらいまでの子用で、今いるここが7歳から15歳ぐらいまでの子の勉強の場にしたかったんだけど、どれだけ集まるかもわからないし、通えるのならば他の町の子も受け入れたいけど半日は遠いしね」
「各町にあれば良いのですが……」
「そうだ、身寄りのない子の施設も作ったから」
「図面にはありませんでしたが」
「ほらここ。空いてる場所があったからここに来る前に王にお願いしておいたんだ」
「そこにも人が要ります。そんなに街に入れるでしょうか」
「なんの為の街だと思ってるの?町じゃなくて街だよ?ほらあの奥見て」
「あれは……」
細長い建物に見えるが、一つ一つは強度を優先に作ってもらってある。人間界で言うマンションのような建物のアパートタイプだから、部屋数もあれば間取りも様々ある。その事をノアに伝えて、三つ作る予定だと言い、水などの供給も向こうから機材を持ち込んでこちらの技師に作ってもらっていることも補足する。
「こちらの技術では無理なのでは?幻界にもありませんし」
「それが出来るんだって。鉄の技術はあるんでしょって言ったら成る程って……そのあとは無言で取り組んでたけど」
「いつの間にされたのですか?」
「夜中にこっそりと。暇だったし、会社で設計図を水道局からちょっと拝借して現物は工事のためって言って会社に搬入されたものを兵に持っていってもらって大変だったんだから」
「それだとかなりの大都市になりますね」
「天王の方でも街の修復で作るっていってたよ?」
「天界も広いですからね。その割に人はあまり見かけませんが……」
「何だったかな……前に結月さんに聞いたことがあるんだけど思い出せない……妖精とか多いって言うのは聞いてて、なかなか姿を見せないとか。でも人も見ないもんね」
「私達はこの辺りしかまだ知りませんから、ほかの土地に行けばまた違うのかも知れませんね」
「一度回ってみたいね。長期休暇の時にでも」
「私も興味あります。ですがまず、この城ができたらまたお披露目式だそうですよ?」
「ゲッ!あのベストみたいなのまた着るの?あれだけはやだな……」
「私も嫌です。意外と重いんですよね……生地が重なり合ってますから」
そろそろ戻ろうという話になり、馬で合流先まで駆けていく。途中スフィと会ったがやはり走らせるとかなり早く、馬で全力で駆けてもスフィにはかなわない。
「あー!お尻が痛いっ……なんで平気なの?」
「慣れですよ。奏太様しがみついてるからじゃないですか?」
「分かっててもつい」
「王子!天幕へ」
「サムさん、待ってお尻が……」
「馬ですか?」
「そう。で、何かあった?」
「あの辺りではないですか?木造ですが平屋建ての建物があります」
地図を確認して遊ぶ広場もあるはずだと見に行くと、木の柵で囲った中に校舎と遊ぶための広場が作られており、中に入るとちゃんと黒板もつけられている。
「良く持ち込めたね……黒板」
「分解はしたと思いますが、王子の指示となるので手に入りにくいものから仕入れてるとは思います」
「なんだか悪い感じがするけど」
「それで、教員はどうされるのですか?」
「それなんだよ。あの小さい方が6才ぐらいまでの子用で、今いるここが7歳から15歳ぐらいまでの子の勉強の場にしたかったんだけど、どれだけ集まるかもわからないし、通えるのならば他の町の子も受け入れたいけど半日は遠いしね」
「各町にあれば良いのですが……」
「そうだ、身寄りのない子の施設も作ったから」
「図面にはありませんでしたが」
「ほらここ。空いてる場所があったからここに来る前に王にお願いしておいたんだ」
「そこにも人が要ります。そんなに街に入れるでしょうか」
「なんの為の街だと思ってるの?町じゃなくて街だよ?ほらあの奥見て」
「あれは……」
細長い建物に見えるが、一つ一つは強度を優先に作ってもらってある。人間界で言うマンションのような建物のアパートタイプだから、部屋数もあれば間取りも様々ある。その事をノアに伝えて、三つ作る予定だと言い、水などの供給も向こうから機材を持ち込んでこちらの技師に作ってもらっていることも補足する。
「こちらの技術では無理なのでは?幻界にもありませんし」
「それが出来るんだって。鉄の技術はあるんでしょって言ったら成る程って……そのあとは無言で取り組んでたけど」
「いつの間にされたのですか?」
「夜中にこっそりと。暇だったし、会社で設計図を水道局からちょっと拝借して現物は工事のためって言って会社に搬入されたものを兵に持っていってもらって大変だったんだから」
「それだとかなりの大都市になりますね」
「天王の方でも街の修復で作るっていってたよ?」
「天界も広いですからね。その割に人はあまり見かけませんが……」
「何だったかな……前に結月さんに聞いたことがあるんだけど思い出せない……妖精とか多いって言うのは聞いてて、なかなか姿を見せないとか。でも人も見ないもんね」
「私達はこの辺りしかまだ知りませんから、ほかの土地に行けばまた違うのかも知れませんね」
「一度回ってみたいね。長期休暇の時にでも」
「私も興味あります。ですがまず、この城ができたらまたお披露目式だそうですよ?」
「ゲッ!あのベストみたいなのまた着るの?あれだけはやだな……」
「私も嫌です。意外と重いんですよね……生地が重なり合ってますから」
そろそろ戻ろうという話になり、馬で合流先まで駆けていく。途中スフィと会ったがやはり走らせるとかなり早く、馬で全力で駆けてもスフィにはかなわない。
「あー!お尻が痛いっ……なんで平気なの?」
「慣れですよ。奏太様しがみついてるからじゃないですか?」
「分かっててもつい」
「王子!天幕へ」
「サムさん、待ってお尻が……」
「馬ですか?」
「そう。で、何かあった?」
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