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#6 死神界へ

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複雑なんだなと言うと、「色々とあるんだよ。それより、焦げ臭くないか?」

「あ、ホントだ。何作ってるんだろ」

こっそりと台所を見ると、丸焼きの肉をバーナーで炙っている所だった。

「おいおい、火事にするつもりかよ!」

「だぁーいじょうぶですってぇー。僕、少しこんがりした方のが好きなんですよねぇ」

好きにやってくれと言いながらも、やはり気になるのは肉の種類。

「……この肉って何の肉?」

ニヤリと笑ったのはアギルだけでなく、テオも一緒になって笑っている。
そんなにおかしなことを聞いたか?

「悠一、楽しみにしておけ。俺の予想が正しければ、今日は肉祭りだ!」

「まぁ、食えたらいいけど」

とりあえず部屋に行っていろと言うので、服の整理でもしようと備え付けのクローゼットを開けて服をかけて行く。

「そんな小さいカバンによくこんなに服が入るな」

「これはそういう仕様のカバンなんだ。この赤いシャツ……掛けたくねーなー」

「俺も持って帰るのが嫌だよ」

服をかけると全て黒。

面白がって赤いシャツを真ん中にかけると、仕切りのようでちょっと微妙。

「あれ?一着だけ白いスーツ?」

「それは……明日わかる」

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