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陰陽の守り神
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「貰ってやるよ。また買いに行けばいいだろ?」
「そうそう、うちら、ここ動いたら誰かに取られるしねー」
「俺たこ焼きな!」
「えー、私ジュース飲みたぁーい」
早くここから逃げないと。その思いでいっぱいだったが、「早乙女何か飲み物買ってきて」との言葉に、「嫌だ。そのたこ焼きもフランクフルトも君たちに買ってきたんじゃない。買い直して返して!」と大きな声で言えた。
「ビビって学校やめたくせに何言ってんの?」
「やだー。ちょっと面白いかも!」
「もうこいつニートだし?適当にやっちゃっていいんじゃん?」
こんな人たちだったっけ?学校ではもっと大人しかったのに。
何で学校やめてまでまたこんなことされないといけないんだろう……
気付くと人混みでわからない程度に車椅子を蹴られ、足を蹴られ、鞄をひったくられる。
「えー。これだけしかないの?」
「いいじゃん貰っておけば。それにさ、車椅子ってももう骨もくっついてて治ってるんだろ?いつまで乗ってんの?」
「やめて……返して!」
周りから見たら、同級生が遊んでいるようにしか見えないが、ズボンは泥だらけで食べ終わったゴミを投げられたので服も汚れている。このまま戻ったらまた……
「おい、聞いてんの?」
「え……?」
「だからさ、お前暇なんだろ?毎週月曜の夕方に学校横の公園に、俺達のお小遣いもってこいって言ってんの。お前の家でかいんだって?可哀想な俺たちに恵んでくれるよね?」
「出来ないよ。そんな事……」
「出来ないじゃなくて、『させてもらいます』の間違い。毎週三万ね?わかった?」
「い……やだ」
「なんか言ってるよこいつ」
周りを囲まれているので車椅子も動かし用がなく、どうしようと思っていると、「うわっ!」と聞こえたのでそちらを見る。
「那智さん……」
「前の学校の奴らか……こんなの居たか?」
「ダメだよ。那智さん殴ったらダメ」
「はぁ……お前はどれだけお人好しなんだ」
「な、なんだよお前!」
流石に黒いスーツにサングラス姿の那智は一般人には見えない。その横には着物姿の祖父。見た感じは普通の人には見えず、みんな驚いている。
「そうそう、うちら、ここ動いたら誰かに取られるしねー」
「俺たこ焼きな!」
「えー、私ジュース飲みたぁーい」
早くここから逃げないと。その思いでいっぱいだったが、「早乙女何か飲み物買ってきて」との言葉に、「嫌だ。そのたこ焼きもフランクフルトも君たちに買ってきたんじゃない。買い直して返して!」と大きな声で言えた。
「ビビって学校やめたくせに何言ってんの?」
「やだー。ちょっと面白いかも!」
「もうこいつニートだし?適当にやっちゃっていいんじゃん?」
こんな人たちだったっけ?学校ではもっと大人しかったのに。
何で学校やめてまでまたこんなことされないといけないんだろう……
気付くと人混みでわからない程度に車椅子を蹴られ、足を蹴られ、鞄をひったくられる。
「えー。これだけしかないの?」
「いいじゃん貰っておけば。それにさ、車椅子ってももう骨もくっついてて治ってるんだろ?いつまで乗ってんの?」
「やめて……返して!」
周りから見たら、同級生が遊んでいるようにしか見えないが、ズボンは泥だらけで食べ終わったゴミを投げられたので服も汚れている。このまま戻ったらまた……
「おい、聞いてんの?」
「え……?」
「だからさ、お前暇なんだろ?毎週月曜の夕方に学校横の公園に、俺達のお小遣いもってこいって言ってんの。お前の家でかいんだって?可哀想な俺たちに恵んでくれるよね?」
「出来ないよ。そんな事……」
「出来ないじゃなくて、『させてもらいます』の間違い。毎週三万ね?わかった?」
「い……やだ」
「なんか言ってるよこいつ」
周りを囲まれているので車椅子も動かし用がなく、どうしようと思っていると、「うわっ!」と聞こえたのでそちらを見る。
「那智さん……」
「前の学校の奴らか……こんなの居たか?」
「ダメだよ。那智さん殴ったらダメ」
「はぁ……お前はどれだけお人好しなんだ」
「な、なんだよお前!」
流石に黒いスーツにサングラス姿の那智は一般人には見えない。その横には着物姿の祖父。見た感じは普通の人には見えず、みんな驚いている。
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