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新たなる出会い
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起きて花に水やりをしてから、小狐にミルクをあげて食堂へと向かう。
「冬弥さん、みんなの帰省って聞いたの?」
「ボードに書いてくれてると思いますよ?」
「僕見てくる」
みんな、ギリギリまでいるらしく、12月28日~1月4日と書いてある。
「一週間か……」
「雪翔、その間みんなで出かけましょうか」
「お爺ちゃんの所?」
「いえ、温泉ですよ」
「どうしたの急に……」
「前から考えてたんです。31日の夜中から元旦は流石に社に行かないといけないので、その前の28日に行って、30日に帰ってくるのはどうです?」
「でも……僕、いい。行かない……栞さんと行ってきてよ。あの小狐気になるし」
それだけ言って手伝いに入ってご飯を食べてから、すぐに家に戻る。
「ふきゅー!ふきゅーっ」
「お腹すいたのかな?でも飲ませすぎてもいけないし、獣医さんのところにも連れていけないし」
そっと撫でてあげると前足で手を掴んできたので抱き上げる。
「お前寂しいの?膝の上に乗る?」
そう言って膝の上に置いて体を撫でてあげるとまた眠ってしまったので、そっと箱に戻してから森に出かけいつものように気を練る。
一通り済んで、また今日来れたら来るねと話しかけて戻り、身支度をしてから病院に向かう。
最近は立って歩く練習をしているが、両側の棒を持って歩くだけなのに、うまく足が前に出せず、前になかなか進まない。
「寒くなってきたから、関節はお風呂とかでマッサージしてね、それとこれで今年最後だけど、なるべく足を動かすようにね」
「はい」
汗を拭いて着替え終わると、隆弘からラインが来ており、病院前の喫茶店で待ってると書いてあったので向かう。
「みんな集まってどうしたの?」
「ほら、下宿では話しにくいだろ?いちいちライン送るのもどうかと思ってさ」
「俺のバイト先の居酒屋なんだけど、クリスマスキャンセル出たんだよ。そこでさ、予約時間も長かったから、25日にバイト先にみんなで来るってことにして、結婚祝いしないか?」
「それしか俺も思いつかなかったよ」と海都が項垂れる。
「プレゼントは一人三千円でどうだ?」
「いいけど、あの二人が喜びそうなものって僕知らないよ?」
「硝子で出来た結婚祝いのプレートって言うのかな?それが丁度その値段なんだ」と隆弘がカタログを見せてくれる。
全体に薔薇などの花が彫られており、真ん中に名前を書く欄があって、シンプルなのにとても綺麗だった。
「冬弥さん、みんなの帰省って聞いたの?」
「ボードに書いてくれてると思いますよ?」
「僕見てくる」
みんな、ギリギリまでいるらしく、12月28日~1月4日と書いてある。
「一週間か……」
「雪翔、その間みんなで出かけましょうか」
「お爺ちゃんの所?」
「いえ、温泉ですよ」
「どうしたの急に……」
「前から考えてたんです。31日の夜中から元旦は流石に社に行かないといけないので、その前の28日に行って、30日に帰ってくるのはどうです?」
「でも……僕、いい。行かない……栞さんと行ってきてよ。あの小狐気になるし」
それだけ言って手伝いに入ってご飯を食べてから、すぐに家に戻る。
「ふきゅー!ふきゅーっ」
「お腹すいたのかな?でも飲ませすぎてもいけないし、獣医さんのところにも連れていけないし」
そっと撫でてあげると前足で手を掴んできたので抱き上げる。
「お前寂しいの?膝の上に乗る?」
そう言って膝の上に置いて体を撫でてあげるとまた眠ってしまったので、そっと箱に戻してから森に出かけいつものように気を練る。
一通り済んで、また今日来れたら来るねと話しかけて戻り、身支度をしてから病院に向かう。
最近は立って歩く練習をしているが、両側の棒を持って歩くだけなのに、うまく足が前に出せず、前になかなか進まない。
「寒くなってきたから、関節はお風呂とかでマッサージしてね、それとこれで今年最後だけど、なるべく足を動かすようにね」
「はい」
汗を拭いて着替え終わると、隆弘からラインが来ており、病院前の喫茶店で待ってると書いてあったので向かう。
「みんな集まってどうしたの?」
「ほら、下宿では話しにくいだろ?いちいちライン送るのもどうかと思ってさ」
「俺のバイト先の居酒屋なんだけど、クリスマスキャンセル出たんだよ。そこでさ、予約時間も長かったから、25日にバイト先にみんなで来るってことにして、結婚祝いしないか?」
「それしか俺も思いつかなかったよ」と海都が項垂れる。
「プレゼントは一人三千円でどうだ?」
「いいけど、あの二人が喜びそうなものって僕知らないよ?」
「硝子で出来た結婚祝いのプレートって言うのかな?それが丁度その値段なんだ」と隆弘がカタログを見せてくれる。
全体に薔薇などの花が彫られており、真ん中に名前を書く欄があって、シンプルなのにとても綺麗だった。
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